元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2021年11月21日

スープは鶏ガラを下支えとした煮干中心の背脂醤油清湯。煮干は深みがあれどニボニボしておらず上品で、醤油もキリッとはしていますが背脂の円みもあり比較的マイルド。そこに多めの黒胡椒がアクセントとして効いています。
麺はもちもちとした多加水寄りの角刃中太ストレート。説明書きには中細ストレートとありますが、それは塩ラーメンのほうじゃないかな?
チャーシューは豚バラの縦スライスが2枚で、しっとり軟らかく煮られた厚切りの息吹風。実店舗は肩ロースのレアチャなので、冷凍用にアレンジしたようですね。ボリュームも申し分なく、個人的には断然アリです。
別梱のスパイスは一般的な唐辛子よりも刺激が鋭く、辛いのが好きな方にはいいと思いますが、元の風味が結構崩れるので少量使いながら様子を見たほうがいいかも。
きんせ○グループの流れを汲むお店ですが、本品の味自体は燕三条系インスパイアで、燕三条系に独自のアレンジが加えられた、ハイレベルでテクニカルな一品となっています。

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