元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2023年07月24日

スープは苦味エグみが全くない訳ではありませんが、伊吹の中華ソバ・煮干ソバを基準に考えるとほぼ皆無なレベルで、
背黒の風味はしっかりあるものの節の香りも効いており、香味油と共に旨味の後押しとなっています。

麺は三河屋製麺のコリパツ低加水中細ストレート。

安価で提供出来るように付属トッピングは付きませんが、せっかくなので1杯はかけスタイルで、
もう1杯は伊吹のトッピングと同じ構成で頂いてみました。
淡麗かけソバとは趣向が異なるので、こちらには各自でトッピングを用意する楽しみもあります。

伊吹実店舗とはガラっと変わった味になっており、冷凍との相性も考慮した上で
濃厚な煮干スープをリーズナブルに、それでいて煮干の特長を最大限引き出すような試みがなされています。
伊吹のスープとはまず合わないブラックペッパーもこちらにはバチっと合うのが面白いですね。

実店舗に通っているヘヴィなニボラーでも、宅麺の超ライトな伊吹しか食べた事のない初心者さんでも、
煮干自体にやや抵抗感のある方でも楽しめるような一杯になっているのではと思います。

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