元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2023年07月31日

スープは醤油のキリリとした非乳化で、液状油も少なく酸味も効いており、
ラーメンよりもあっさりスッキリとしたタイプ。ニンニクはもとより生姜との相性も抜群です。

麺はオーションを使った平打で厚太のヤンチャな暴れん坊。
昆布水はしっかりと下味があるので、麺に絡めてそのままでも充分美味しく頂けますが、
スープに浸すとキリッとしたスープに濃い旨味が加わり、まろやかな味わいに変化します。

付属トッピングのブタはInスープで、1.5センチ厚のフワトロバラロールが2枚。
塩昆布と白胡麻は昆布水に加えられています。

旨味成分を抽出した昆布水は無化調スープに合わせるとその効果を存分に発揮しますが、
旨味を大量の化調でブーストする二郎系スープだと旨味が飽和状態になるため昆布水の必要性をさほど感じないのですが、
こちらは昆布水にも化調と塩昆布を加え味を整えてあるので麺だけでもスルスルとイケてしまう点と、
つけ汁の味も昆布水に合わせたチューニングにしているという点で、
二郎系の中でも昆布水とよく合う一品に仕上がっていると思います。

昆布の食物繊維が麺をコーティングする事で、伸びやすい低加水麺も伸びにくくなるというのも利点の1つですね。

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