元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2023年08月14日

スープは醤油感よりも化調の旨味が強く、塩分濃度も約3.0〜3.2%と海水並で、
そこに液状背油と背脂粒がたっぷりと浮かんだ、ごっつらしい超オイリーで超ショッパーな味わいとなっています。

麺はややワイド型の立体的な角刃極太麺。
加水率はやや低めながらツルモチの食感で、緩々と捻れている事で背脂ともしっかり絡むようになっています。
硬めに茹でるとスープを吸って麺も塩辛くなるので、茹で加減は塩味の好みも考えて調節するとよいと思います。

付属トッピングはタン下ブロックが3〜4個とメンマ数本。
本品のウリであるタン下という部位は適度な脂肪の付いた繊維質ですが、
しっかりと煮込まれており、ホロホロ崩れる軟らか食感に仕上がっています。
味付けは甘めで豚タン特有の風味もありますが、酒呑み的には晩酌のアテとしても重宝する一品です。

味的には二郎系ではなく、ごっつのチャッチャ系ラーメンをガッツリ系のフォルムに仕立てたイメージですね。
茹で前の麺量はガッツリ系と考えると数字上は少なめですが、吸水率が高いので、茹で後はしっかりとしたボリュームになります。

またスープの塩分的に、モヤシはヤケ気味にたっぷり乗せても充分受け止めてくれると思います。
脂と塩まみれの極太ラーメンをジャンクにガッツリとキメたい方は、
ヤサイタワーのニンチョモトッピングで暑い夏を乗り切りましょう。

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