元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2020年09月12日

煮干の出汁に濃口醤油のカエシと豚背脂の甘みが交わった独特の風味が特長の燕三条系ですが、こちらのつけ汁はつけ麺様に煮干をマイルドに効かせ、酸味と甘味と柚子皮をほんのり加えて油分のクドさを抑えてあります。
麺は自家製の角刃緩縮れ中太麺で、プリムチの食感。
Inスープのトッピングは薄長コリコリメンマと噛み応えのあるゴロゴロバラチャーシューと大きめの刻み玉葱。
濃い目の塩味は背脂の甘味で和らげてありますが、水分の多い野菜などを加えると出汁まで薄まり味がぼけてしまうので、自分で具材を追加するとしたら茹で卵か海苔か長葱玉葱程度にしておいたほうがいいですね。
燕三条系のエッセンスは残しつつも麺もスープもアレンジが施されたクリエイティブなつけ麺ですが、背脂がないと成立しない味なので、燕三条系が好きな方は追い背脂をすると更に好みに近付くと思います。

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