「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全721件のレビュー中 1-25件目


2026年09月02日

スープは動物ベースのクリアな醤油清湯で、焔らしくスープ量たっぶりです。
コク深く香り高い良質の鶏油と、丁寧にアク取りされた肉の旨味凝縮スープで、塩分濃度は約2.5%と高く、とら系とは異なる非とら系らしい醤油返しがビシッと決まったキレのあるオイリーな味わい。
カエシと鶏油は別パックになっていますが、作り方に手順がありますので、リーフレットに記載されている作り方をよく読んでおきましょう。
 
麺は手打ち・手切りの自家製中太麺。ピロピロと縮れた平打麺で、ザラつきのある麺肌とボソ感のあるグチモチのコシに火風鼎の遺伝子が感じられます。
打ち粉がしっかりと振られているので、茹で湯は必ず3リットル以上用意しましょう。湯量が少ないと水が濁り、麺にぬめりが出る上に吹きこぼれやすくなります。
茹でる際は麺になるべく触れず、吹きぼれないよう火力を調節して指定時間通り茹でる事が重要です。
麺にちょっかいを出すと麺が切れたり麺肌が傷付いたり、火力が弱いと麺のコシに影響が出てしまいます。
 
付属トッピングは吊るし焼きのスモーキーなモモチャーシュー3枚とワンタン3個。焔のラーメンはワンタンも麺に並ぶ主役級の存在として大きな人気を博しています。
 
そのワンタンは実店舗で頂いた皮の薄いツルツル滑らかなタイプと異なり、厚めでモチモチながらザラつきやボソつきもある粗い食感と舌触り。豚肉餡もプリプリと弾力があり、生姜がフワッと香ります。
皮は水分を多く含ませたほうが舌触りも食感も格段に良くなりますので、指定時間を目一杯使ってしっかりと茹でましょう。
ただ皮の割れや折れ曲がりも所々にあり、パック方法に関しては冷凍通販という事をもう少し考慮して頂けるとよかったかもしれません。
 
焔は火風鼎と同じく、白河ラーメンの元祖であるとら食堂の系譜に属さない、所謂「非とら系」と呼ばれる独自の白河ラーメンで、麺もスープもとら系の白河ラーメンとは異なる個性を持っています。
とら系はとら食堂、餐、非とら系は火風鼎も宅麺ラインナップに名を連ねており、また焔も火風鼎とはカエシの構成が異なるので、白河ラーメンが気に入った方は各々の違いを食べ比べてみるのもよいと思います。
 
 
なおリーフレットに作り方が詳細に記載されていますが、実はこの工程は他の淡麗系商品でも本来はこうするべき、という淡麗系冷凍ラーメンにおける教科書通りの再現調理法だったりします。
 
例えば何故本品のスープは事前解凍し、沸騰した3 リットルの熱湯に火を止めてから沈めて5分だけ温めるかというと、
仕込みでは8〜90℃台、店によってはコンマ単位で温度管理しつつ、沸かさない温度帯で濁らないようじっくり丁寧に炊かれているため、
湯煎でその温度を上回ってしまうとデリケートなスープの品質が変化し、風味も口当たりも本来の姿では無くなり、醤油返しと鶏油の乗り方も温度によって全く変わってしまうからです。
 
なので実店舗のスープとなるべく近い温度にするために、事前解凍と予熱湯煎という時間をかけた方法が勧められているという訳です。
スープが凍ったままだと熱湯に触れるパック外部とスープ内部の温度差による品質の変化が生じる上にスムーズな温度上昇が起こしづらく、
湯量が3リットルより少ないと保温性が悪く、また火を点けたままだとスープ温が上がり過ぎてしまうため、このような細かい工程が記されています。
 
またスープ、カエシ、油がそれぞれ分けられているのも、予め全てを合わせて冷凍するのと、調理段階で全てを合わせるのでは、
味や風味に差が生まれるため、実店舗で作る工程になるべく寄せて再現度を高めるように全てを分けてパックされています。
実店舗と何か味が違うなという商品があった場合、それは単に冷凍の影響ばかりではなく、このような細かい部分も理由として含まれていたりもします。
 
ただ一般ユーザーさんにはちょっと面倒に感じるかもしれませんので、とにかくスープの湯煎のかけ過ぎと麺の茹で湯の量、この2点だけは最低限注意しておくとよいと思います。

6

2026年09月02日

スープは鶏ベースの無化調淡麗醤油清湯。デリケートにじっくり煮出したクリアな透明感で、
佐野実さんがラーメン用の鶏として開発された山水地鶏などの複数の地鶏による、ふくよかで厚みのある丸鶏の旨味と濁りのない風味が詰まっています。
 
塩分濃度は約2.1%と神奈川淡麗系の中では平均的〜やや抑え目ですが、カエシからは生揚げ醤油の深いコク、カドのないまろやかな塩味、
穏やかな甘味などが伝わり、シャープ感のないすっきりとした程良いキレとフレッシュな香りが感じられます。
鶏油もコク、まろみ、香りともに素晴らしく、スープ全体を風味豊かな味わいにまとめ上げています。
 
麺は麺屋棣鄂の角刃細ストレート。切刃22番手の細麺で、はるゆたかの甘味、全粒粉の仄かに香ばしい風味、
シルキーでツルツル滑らかな麺肌、しなやかなアシ、プリっとした心地よいコシが特徴として表れています。
 
触れれば触れるだけ麺肌が傷付き味も食感も劣化するデリケートな麺なので、茹でている最中はなるべく菜箸で弄らず、たっぷりの熱湯で指定時間を守ってしっかりと茹でましょう。
指定時間より短く上げると風味もコシも生まれないため、硬め好きな方もグッと我慢して、時間をかけて育ててあげて下さい。
 
付属トッピングは低温調理の豚肩ロースレアチャーシュースライスと、程良い味付けでサクサクした食感の細切りメンマ。
チャーシューはしっとりジューシーで豚肉自体の味が濃く、脂身がスープに溶け出す事でスープに更なるコクを与えてくれます。
 
なおチャーシューは湯煎NGで流水かぬるま湯での解凍推奨となりますが、チャーシューもメンマもパックのまま常温に置いておくだけでもお湯を沸かしている間に解凍が終わります。
 
これぞ神奈川淡麗系といった繊細かつまとまりのよい逸品で、佐野JAPANの一員である麺や維新の遺伝子が色濃く感じられる一杯となっています。

8

2026年09月02日

店主はなんつッ亭出身という事で、スープは丁寧にアクを取りつつゲンコツを長時間炊き続けたクリーミーな濃厚ド豚骨。
豚骨の風味はありますが臭みは抑えられており、乳化した多めのラードと塩分濃度約2.6%の高い塩味による、力強くコッテリまろやかな旨味凝縮スープとなっています。
 
湯煎直後は油分が分離しているため、充分にシェイクして再乳化させてから丼に注ぎましょう。
ここでしっかりと乳化させる事で濃厚ながらクドさのない、さらりとした口当たりのミルキーな味に仕上がります。
 
付属の黒マー油はビターで香ばしい焦がしニンニクオイルで、大昔のなんつッ亭の記憶と比べて苦味が多少抑えられた印象ですが、
濃厚な豚骨スープに低温のラードでじっくり焦がしたニンニクのインパクトある香りとほろ苦さとコク深さがガツンと強いパンチを与えてくれます。
この黒マー油こそがぶたまるきの味を決定付けるコアの部分といっても過言ではありません。
 
麺は自家製の角刃中細ストレート。
なんつッ亭の旧製麺機で製麺し、なんつッ亭と同じ太さの麺線に切り出されており、食感もしなやかでパツンと歯切れ良く、束になって濃厚豚骨をごっそり持ち上げてきます。
博多や長浜の極細麺とは構造が違うのでバリカタなどの硬め茹では合わず、強いコシを生むためにも最低2リットル以上の熱湯で指定時間を守りしっかりと茹でましょう。
 
付属トッピングはチャーシュー2枚で、バラの厚スライスと肩ロースの薄スライスが1枚ずつ。
どちらも脂身が柔らかくジューシーで穏やかな味付けとなっており、熱湯湯煎すると脂身が溶けたり肉汁が抜けて硬くなるので、出来れば冷水かぬるま湯での解凍が望ましいです。
 
また茹でモヤシはなんつッ亭同様に必須のトッピングです。
モヤシの瑞々しさとシャキシャキとした食感が濃厚豚骨スープと黒マー油に驚くほどマッチしますので、モヤシと青ネギだけは忘れずに必ず用意しておきましょう。
 
店主出自のなんつッ亭は現在は経営が変わり宅麺でも販売されていますが、昔の実店舗に足繁く通われていたという元常連の方、
若しくは宅麺のなんつッ亭を何度も何度もリピートしているというヘビーなリピーターであれば、本品となんつッ亭の味の違いも分かってくると思います。
 
ざっくりと言えば本品は何十年か昔のなんつッ亭のワイルドさを残したパンチの強い味、現在のなんつッ亭はマイルドに食べやすくした上品な味、という表現になると思いますが、
熊本ラーメンがお好きだという方はどちらもお口に合うと思いますので、両品を同時に食べ比べてみるのも楽しいと思います。

7

2026年09月02日

スープは濃厚豚骨醤油。
店主は六角家系譜のつばさ家出身という事で家系ラーメンのテイストを感じますが、家系が豚ガラと鶏ガラで炊くのに対し、こちらは豚骨オンリーで炊かれています。
また店側も家系ラーメンを標榜していないため、厳密に言うと家系ラーメン寄りの豚骨醤油ラーメン、若しくは次世代型ネオ家系、という括りになります。
 
豚骨特有の風味と旨味が凝縮されていますが、六角家系譜特有の豚骨臭というものは抑えられており、
また塩分濃度は約2.9%と非常に高く、乳化豚骨と濃厚な鶏油に負けない塩味のインパクトがありますが、直系のような醤油のキレとは違い、ナチュラルなパンチの強さとして表れています。
 
麺は三河屋製麺のワイド型中太緩ウェーブ。
こちらも平打ではなく家系スタイルの逆切りで、切刃22番手くらいの家系麺の幅となっており、またカットも短いため、スープと合わせた全体の家系感が更に増しています。
 
付属トッピングは別パックで、チャーシューは六角家スタイルの煮豚ではなく直系スタイルの吊るし焼き豚モモスライスを使用。
スモーキーな香りとしっとりジューシーな味わいで、解凍は湯煎せずに必ず流水か冷蔵解凍で行いましょう。
 
ワンタンは2個付きで、皮は濃厚スープに合わせた厚みのあるプリモチの弾力性。餡はトロッと滑らかな舌触りで、生姜がフワッと香ります。
家系タイプのラーメンでワンタンがあるお店は全国的には珍しくもありませんが、宅麺商品では初かもしれません。
この他に大判板海苔3枚と鶏油が付いています。
 
家系ラーメンを名乗られてはいませんが、豚骨醤油、逆切り麺、鶏油、海苔、青菜といったフォーマットはほぼ家系で、味も家系のエッセンスを残した家系チックな豚骨醤油ラーメンとなっています。
 
味自体は鶏ガラが使われていないため一般的な家系ラーメンの味とは異なりますが、ライスとの相性はこちらも抜群。
塩分はかなり高いですが、スープ量は少な目なので、完飲派の健康管理には寄り添っていると思います笑

5

2026年09月02日

スープは中華そばスタイルの醤油清湯。
動物、節、煮干のバランス型で、魚介の風味、動物の旨味、醤油のコク、香味油の深みが各々を支え合っており、
ややオイリーながらすっきりあっさりとした非常に飲み口の良い味わいとなっています。
 
またリーフレットの作り方にある通り、カエシ、香味油、スープの順に丼に注ぐ事で、スープ全体にカエシと香味油が回り、均一感のあるムラのない味に作る事が出来ます。
順番一つ間違うと口当たりも風味も別物になってしまうので、作り方をよく読み、工程をしっかり守って正しい再現調理を行いましょう。
 
麺はスクエア型角刃中細緩縮れ麺。
ブリモチの弾力とスープを持ち上げる麺肌で、小麦の甘味とスープの旨味にしっかりとした一体感があります。
実店舗は自家製麺だったと思いますが、本品は麺屋棣鄂製の宅麺CKバージョンとなっているようです。
 
付属トッピングはラードベースの香味油、海苔5枚、厚切り豚バラスライス4枚、ジャキジャキ食感のメンマ。
味付けはチャーシューもメンマも実店舗より濃い目に感じました。
 
店主はネオノス系・ネオクラ系で有名な惠本将裕氏の傘下出身という事もあり、優しくてホッと落ち着く、昔ながらのエモい中華そばを感じさせる味わいとなっています。
ちなみにちゃんが付く店名でビジュアルも多少似ていますが、ちゃん系ラーメンではありません。

6

2026年09月02日

トプカのカレーメニューは印度カリーと欧風カリーの2本立てとなっていますが、本品は印度カリーのほうで、
日本のカレーのようなデンプンのトロみがないサラサラのスープ状となっており、玉葱の甘味に加え、日本人の口に合うように出汁の旨味も重ねられています。
 
スパイスはカルダモンとコリアンダーシードのフルーティな香りにシナモンとクローブも甘く香る奇を衒わない構成ですが、
何より唐辛子の効きが強く、キレのあるヒリヒリする辛さというか、切れ味鋭い刺すような痛みが容赦なく襲ってきます。
 
ライスはやや硬めに炊かれた日本米。
カレーがシャバシャバタイプのため、日本のカレーのような盛り付け方をするとライスがカレーに浸食されるので、
リーフレットのアドバイスにあるようにライス別盛りにするか、画像のように昭和レトロなアーモンド形に成形してからカレーを流し込むようにすると綺麗に盛り付けられます。 
 
ライス型が無い場合(持っている一般家庭も珍しいですが)は大きめのお茶碗に一度詰めてからひっくり返してドーム型に盛り付けるか、
スプーンの背で優しくペタペタと押さえて形を整えるようにすると上手に出来ます。
 
具材はカレーの中に玉葱、人参、ピーマン、揚げ茄子、じゃがいもがゴロゴロと入っており、別パックに角煮状の豚バラスパイス煮が3ヶ付いています。
じゃがいもは別パックと記載されていますがカレー内にあり、煮崩れしないギリギリの軟らかさで、口内に入れるとホロホロと崩れます。
このじゃがいもやトロトロの茄子、玉葱などの野菜類の甘さが辛味の逃げ場となっていて非常に重宝します。
 
なお作り方のポイントとして、カレーは加熱時間が長いと鮮烈なスパイスの香りが飛んでしまうため、指定時間以上の湯煎は避けましょう。
 
またライスはレンチンだと表面が乾燥してパサついたり、米がダマになったり、パック端に詰まった部分の米が硬くなったりしますが、
湯煎だと乾燥も固化も硬化も防ぎふっくらと仕上がるので、こちらもカレー同様にパックを切らずに湯煎で解凍する方法をお勧めします。
 
湯煎時間はカレーとほぼ変わりませんが、途中で押し潰さないようにそっと揉んでみて、冷凍の固さが無くパック内に水蒸気が付いていたら引き上げてOKです。
こちらも湯煎し過ぎると逆にベチャついてしまうので注意です。
 
トプカは母校が近かったので学生時代は幾度か食べに行っていましたが、昔はこんなに辛かったかな?という印象を受けました。
20歳前後の頃とは身体も違いますが、今回は限界の辛さだったので、辛いものが得意でない方は必ず牛乳やヨーグルトなどの乳製品も用意しておいたほうがよいと思います。

5

2026年08月26日

スープはキレ、コク、旨味、酸味を活かした鶏ベースの無化調淡麗醤油清湯。
塩分濃度は約4.0%と極めて高いものの、昆布水と交わってゆくと共に塩味の角が取れ、次第に円みを帯びてゆきます。
また付属の香味油はポルチーニオイルが使われており、別商品の冷やし和えそばと同様にポルチーニの風味と鶏油のコクがリッチなフレーバーを与えてくれます。
 
麺は角刃細ストレート。商品説明に自家製麺とありますが、三河屋製麺だと思います。
カットが非常に長く、しなやかな喉越しを楽しめるタイプで、スープの塩味との対比効果により小麦の甘みをよりしっかりと感じられます。
 
そして高野の代名詞とも言える昆布水、通称TAKANO WATERは節の風味も効いたクリアな味わいで、
塩分濃度は約2.1%とラーメンスープ並みに高く、第1のスープと呼ばれるように昆布水だけでも美味しく啜れますが、
まずは昆布水と麺のみで頂き、次にスープに麺を半分くらい浸して頂く事で昆布水の旨味とスープの旨味のコントラストを味わい、
それからスープにしっかり浸して頂き、更に柑橘果汁を麺に直接絞ると、1杯の中で何段階もの味の変化を楽しむ事が出来ます。
 
付属トッピングは茎と穂先の繋がった一本メンマと、低温調理鶏むね肉のしっとり柔らかなハーブチキン。鶏レアチャなので湯煎は厳禁、必ず流水解凍しましょう。
 
なおスープや昆布水を残すのが勿体ない、もっと麺が欲しいという方は素麺を用意しておくとよいです。
市販の中華生麺はかんすいと保存料の匂いが強いため、折角のTAKANO WATERと合わせてしまうのは勿体ないと思います。
 
また昆布水全般に言えますが、余計な水分や氷などが残っていると旨味も風味もトロみも薄まってしまうため、麺の水切りと氷の除去はしっかりと行って下さい。
濁すことなく万全の状態に仕上げ、飲む点滴とも表現される純粋なTAKANO WATERの味を楽しみましょう。

11

2026年08月26日

スープはとみ田本店仕様のドロドロ濃厚豚骨魚介。
麺も心の味食品のワイド型多加水角刃極太ストレート。
付属トッピングもとみ田の座布団メンマ、香ばしく吊るし焼きされたジューシーな肩ローススライスチャーシュー、低温調理の柔らかしっとりローススライスチャーシューの3種。
 
本品はそこに味変アイテムとしてすーさん特製の味付き背脂と辛肉味噌が付いている訳ですが、この2品が相当わんぱくで、
まず味付背脂はニンニクの青臭さがとにかくハンパなく、辛肉味噌も唐辛子とニンニクがしっかり効いている為、
味変する際は本スープの器とは別にサブの器を用意しておき、そちらにスープを少量移し、サブに背脂や肉味噌を加えて味変を試すようにすると良いです。
 
本スープへ直に加えてしまうと、とみ田の味がすーさんのニンニクで完全に蹂躙され元に戻せなくなるので、味変する際は用法・用量を守って慎重にお使いください。
 
まず辛肉味噌で味変すると、とみ田のスープが担々麺のような味へ見事に変化します。
味付背脂での味変はニンニクがガツンと強烈で、豚骨魚介の風味を圧倒的に支配します。
そしてその両者を合わせて加えると、塩味と油と辛味とニンニクによるパンチの強いインパクトのある超絶ジャンクな味に変貌を遂げます。
なおこの味変アイテムはスープへ加えずに麺を直接ディップして食べるという方法もお勧めです。
 
組み合わせとしては斬新というか通常ではやらないような面白味がありますが、シナジー効果と捉えるか反作用として捉えるかは好みによって人それぞれあると思います。
個人的には麺の小麦の甘味を引き立たせる部分はポジティブに捉えられましたが、とにかく味付背脂がクセ強というかオラオラ系というかヤンチャな味に作られてるので、ニンニク好きにもかかわらず思わずドン引きしました笑

16

2026年08月26日

鶏塩白湯スープ、低加水角刃中細ストレート麺、豚ロースレアチャーシュー、茎と穂先の繋がった一本メンマと、基本的な構成は別商品の鶏濃麺塩と同じですが、
本品のスープは海月のトロトロ滑らかな濃厚鶏白湯にアサリの風味と仄かな渋み、コハク酸の独特の旨味が層を成すように重ねられています。
 
イノシン酸とコハク酸の旨味は相乗効果を持たないため、それぞれの旨味がクッキリとしたコントラストを描いているのが特徴的で、
アサリの味もしっかり主張しており、クラムチャウダーにも似たコク深い味わいを作り上げています。
なお湯煎直後は油分が分離しているので、再乳化するまでしっかりシェイクしてから丼に注ぎましょう。
 
付属トッピングもチャーシュー、メンマ、鶏油、板海苔は鶏濃麺塩と同仕様ですが、本品にはそれらに加え粒アサリが付いてきます。
アサリは甘口の醤油煮になっており、青山椒で爽やかに風味付けされています。
山椒は初夏に収穫された未熟果の実山椒なので、アクと痺れが少なく、プチプチと柔らかく弾ける食感がアクセントになっており、
濃厚鶏白湯で満たされた口内をスッキリとした清涼感でリフレッシュしてくれます。
 
なおアサリは湯煎解凍すると身が硬くなるので、チャーシューと同じく流水での解凍が好ましいです。
解凍の際に煮汁が出てきますが、これもスープに入れてしまうと元の味が変わってしまうので、一緒にまとめて入れずにまずはアサリの剥き身だけ掬って乗せるようにしましょう。
残った煮汁は途中で加えると甘めの味変として活用出来ます。
 
ちなみに初回リリース時の鶏濃麺塩に比べ、鶏油については風味、濃度ともに良質でした。反面、レアチャはやや塩辛くなった印象です。
 
実店舗で限定販売された鶏あさり濃麺ですが、海月の宅麺CK製の再現度についてはもうほぼ完璧な域に達していると思います。
煮干濃麺はまだかなぁと思いつつ、次の海月の新商品にも期待しています笑

12

2026年08月26日

スープはゼラチン質豊かな動物ベースの滑らか濃厚白湯で、店舗公式サイトにも「味噌が主役ではない」と記載されており、出汁の風味を活かす調味料としての使い方をされています。
それは塩分濃度約2.0%、Brix値約14.7%という数値からも分かる通り、純すみ系等の味噌ラーメンよりも塩分は抑え目で、根菜による甘味が強く、旨味もガラ濃度も高い事が見て取れます。
花道庵系らしいコクまろの味噌スープですが、口当たりは更にソフトで、ど・みそ系や純すみ系のようなパンチのあるタイプと異なる、攻撃性のない穏やかな味わいとなっています。
 
麺はややワイド型の短尺角刃中太縮れ麺。札幌ラーメンの麺とは異なる口当たりとモッチリした弾力の卵麺で、
出自の花道庵と同じ三河屋製麺の麺が使われており、花道庵リピーターにはお馴染みの安定感だと思います。
 
付属トッピングは別パックの肉味噌と辣油、またInスープでしっとり柔らかい厚切りの肩ロースチャーシューが1枚と、少量の炒めもやしに豚挽肉も入っています。
 
肉味噌はあまうまのピリ辛で生姜の香りが良く、辣油はボチボチ辛い上に多少の痺れもあるので、辛口が苦手な方は味を見ながら入れる量を調節するか、全くダメな方は最初から入れない方が無難です。
ただ辛味耐性がバグっているウチのスタッフはピリ辛ほどにも感じなかったそうなので、激辛慣れした猛者の方だと逆に物足りないレベルかもしれません。
 
また必須トッピングのもやしは実店舗ではラードで香ばしく炒めて提供されている通り、
茹でたもやしだとスープが水っぽく薄まってしまうので、フライパンを使って強火でしっかり炒めてトッピングしましょう。
 
宅麺ラインナップにもある花田、ふっく、田坂屋も同じ花道庵出身の同門になりますが、それぞれ味の傾向こそ花道庵がベースとなっているものの、
出汁感、味噌感、油、麺のタイプと個々の部分においては全てのお店で独自の個性があるので、花道庵も含め各々の商品を食べ比べてみるのも面白いと思います。

11

2026年08月12日

タレは強い塩味と甘味、濃厚な旨味と醤油のコク、大量の液状油、揚げたニンニクとネギの香ばしい風味によるパンチの強いガッツリ系に似た味わい。
 
麺は平打太ストレート。2等粉のような灰分の高い小麦粉が使われているようで、ブラン(ふすま・外皮)の香ばしい風味とワイルドな食感、
ピロピロとした口当たり、タレの絡みやすいザラザラの麺肌など、インパクトの強いタレに負けないパワフルな麺となっています。
 
付属トッピングは味付背脂と豚バラチャーシューが1枚。箸で持ち上げるだけで切れてしまうくらいトロットロに軟らかく煮込まれた厚切りスライスで、タレと一緒にパックされているためかなりの濃口です。
 
まずは油分がトロトロに乳化するまで、タレと麺を100回以上はしっかりと混ぜましょう。混ぜ方が足りないと味にムラが生じ、まろやかに仕上がらず、塩味がシャープで口当たりの重い状態となってしまいます。
 
後の食べ方はキミシダイという訳てすが、そもそも油そばやまぜそばは自分好みに味変したりトッピングを加えたりして楽しむ自分次第のメニューなので、こちらも同じように好きな具と調味料を加えて好き勝手に食べれば良いと思います。
といってもベースのタレは塩分濃度が強烈に高い上、チャーシューも塩辛く、背脂粒も液状油も大量の為、追加トッピング無しの素の状態では舌が耐えられないと思いますので、
ジャンク舌でない普通の方はモヤシやキャベツなどの野菜だけは最低限トッピングする事をお勧めします。
 
またマヨネーズなど油分の強い調味料を加えると猛烈にオイリーになるので注意です。
 
私は必須トッピングのモヤシ、キャベツ、ニラの他、厨房内にあった仕込みから、九条ネギ、刻みニンニク、紅生姜、鶏皮揚げ、キクラゲ、オクラ、粉チーズ、糸唐辛子、メンマ、刻み海苔を味のバランス無視で乗せてみましたが、
ベースの味が濃厚なので、トッピングはあっさり淡白な食材を組み合わせたほうが相性良くまとまると思います。
 
また麺の残りが少なくなったところで、サンプル用に仕込んでいた試作の豚骨清湯に油麺のタレと油を加えたスープを作ってミニラーメンにしてみましたが、
タレの味が濃く麺も味を吸っているので、ラーメンにする場合は 
使うスープは薄口のあっさり味にすると良いと思います。
 
<参考>お勧めトッピング・調味料一覧
お酢、果汁、ポン酢、梅酢、ナンプラー、オイスターソース、マヨネーズ、バター、チーズ、オリーブオイル、葱油、胡麻油、ラー油、タバスコ、デスソース、豆板醤、コチュジャン、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、一味唐辛子、七味唐辛子、花椒、カレー粉、からし、粒マスタード、わさび、柚子胡椒、生卵、温泉卵、もやし、キャベツ、ニラ、刻みネギ、刻み玉葱、ニンニク、生姜、紅生姜、フライドオニオン、フライドガーリック、胡麻、海苔、鰹節、魚粉、海老、タクアン、キムチ、納豆、とろろ、ナルト、辛子高菜、明太子、ツナ、コーン、ベビースター、さきイカ、トマト、カイワレ、三つ葉、大葉、パクチー、バジル、オレガノ、ミョウガ、チャーシュー、メンマ、挽肉、豚しゃぶ、サラダチキン

13

2026年08月12日

うどんの特筆すべき点は麺肌のシルキーな滑らかさで、むっちりとした粘り気と適度なコシも食感として楽しめます。
ただ一度茹でた後に冷凍されている為、冷凍状態に難があり、実店舗のような強いコシとモチムチの瑞々しい弾力を求めるのはやや難しいかもしれません。
 
カレー出汁は和風出汁にカレーパウダーと小麦粉でトロみを付けたオーソドックスな定番のまろやか和風カレー味で、
スパイスの香りは弱いもののたまにヒットする赤唐辛子片の辛味もありつつ、トロトロに煮込まれた玉葱の甘みがカレーうどん然とした味わいを作り出しています。
具材も牛バラ肉と鶏モモ肉が使われており、小麦粉のデンプン質も合わせて見た目以上に食べ応えがあります。
 
付属トッピングは甘くて柔らかい薄切りの牛バラ煮がたっぷり。
カレーと一緒に食べる事で甘味がより際立って感じられ、混ぜ合わせるとカレー出汁に甘味とコクがグッと増します。
 
また締めにご飯を投入すると和風カレーライスとしても楽しめるので、半ライスやおにぎりも用意しておくとよいと思います。
 
 
<失敗しないうどんの茹で方>
本品のうどんは既に茹でられたものを急速冷凍・真空パックしてあり、真空圧でギュウギュウに詰まっている為、茹でたうどん同士のグルテンが結び付いて非常に解れにくくなっています。
 
茹で時間は3〜5分となっていますが、3〜4分で解しきるのは難しい状態で、無理に解そうとすると麺が短く切れたり麺肌が傷付いてボロボロになるので、茹で時間は5分を目安にするとよいと思います。
 
なお加熱処理後の冷凍麺は事前解凍してしまうと麺内部で凍っていた水分が全て溶け出し、水分バランスが崩れてコシの無い伸びた状態になってしまう為、
冷蔵、常温いかなる方法に限らず解凍は絶対NG、必ず冷凍状態のまま熱湯で茹でて下さい。レンジ加熱可能な市販品もありますが、本品は加工が異なるのでレンジ調理はやめましょう。
 
①まず熱湯は3L前後、最低でも2L以上は用意しましょう。湯量が少ないと再沸騰までに時間がかかり、湯温が低い状態だとただでさえ解れにくい麺が更に解れなくなってしまうので、茹で湯の量を多く用意する事も非常に重要なポイントです。
 
②熱湯に入れたら強火をキープし、吹きこぼれそうになったら火力をやや落とします。差し水は温度が一気に下がるので厳禁です。
 
③そして4分過ぎまでは麺に一切触れず完全放置、4分過ぎたあたりから菜箸で優しく解すようにすると、麺が傷付いたり短く切れたりせず上手に茹でられます。
途中で菜箸などで触れたり混ぜたりすると、お湯の内部が空気に触れる事や箸の温度などで湯温が下がり、かえって解れにくくなるという逆効果が生じるので、構いたい気持ちをグッと抑え、4分まではノータッチでじっと見守って下さい。
 
④茹で上がったら湯切りして丼に盛り付け、カレー出汁をかけ、肉とその為トッピングを自由に盛り付けて完成です。
 
5分茹ででも讃岐うどんの特徴であるモチモチとした弾力と粘り気のあるコシを生み出せますが、もしもっと強い歯応えが欲しい場合は、
茹で上げ後に氷水でキンキンに冷たく締めると、グルテンが引き締まり麺に噛み応えを生む事が出来ます。
 
その上で麺は熱いほうが良いという方は、冷たく締めた後に熱湯で今一度30秒程湯がくと、冷たい状態に比べ食感は失われますが、麺はホットな状態に仕上げる事が出来ます。

8

2026年08月04日

店主は2000年代初期のラーメン業界を牽引した超名店、九段斑鳩の出身という事で、青葉インスパイアの流れを汲む無化調Wスープが特徴として表れていますが、
麺武者の豚骨魚介醤油ラーメンには動物と魚介のバランス型である影武者らーめん、節を強調したガツンらーめん、また私が行った時はあっさり煮干というのもあり、その中でも本品は節強調型のガツンらーめんというメニューになります。
 
商品名の通り濃厚節系白湯スープですが、適度なザラ感はあるもののドロついてはおらず、見た目よりサラリとしており、
たっぷりの鶏油と油膜が張るほどのコラーゲンにより、スープ温度が最後まで熱々に保たれています。
 
旨味は無化調でまろやかながら塩分濃度は約2.2%と高めで醤油もしっかり効いており、塩分も糖分も強く、
魚介が突出してガツンとパワフルに効いているというよりも、節の濃度、オイリーな油分、パンチの強い塩味と甘味がそれぞれバランス良くガツンと効いているという形です。
 
麺は自家製の多加水平打太縮れ麺。
手揉みによる力強いうねりがあり、瑞々しいツルピロの麺肌と口当たり、モチプリの強いコシ、香ばしい小麦の風味とナチュラルな甘味が噛むほどに味わえます。
硬め茹では麺のα化が進まず強いコシとツルツルの舌触りを生み出せなくなるので、指定の茹で時間を守り、たっぷりの熱湯でしっかりと茹でましょう。
 
付属トッピングはInスープで、ミディアム食感の極太メンマが4本と、しっとり柔らかい豚肩ロース厚スライスチャーシューが1枚で、どちらも程良い味付け。
熱を通し過ぎるとどちらも品質・食感共に劣化するので、湯煎のかけ過ぎには注意です。
 
 
麺武者は宅麺で初めて頂き、その際はラーメンもつけ麺も普通の無化調濃厚トンギョという印象しか無かったのですが、
その後東北研修の際に実店舗で実物を頂いたところ、宅麺の冷凍仕様との風味のギャップに驚き、そこで冷凍の影響を受けやすいタイプという事に気付きました。
 
実物はナチュラルかつ複雑で濃厚な旨味に加え魚介の風味がフレッシュで雑味もない、斑鳩のベーシックな面影を感じるしっかりとした青葉インスパイアの無化調Wスープで、
このガツンらーめんに関しても実店舗のほうが本当の意味でガツンと来る、魚介の新鮮かつ荒っぽいワイルドな風味が活きていましたが、
冷凍だと比較的ソフトで優しい味わいの程良いガツン度に落ち着いており、実店舗を知る方だと多少の違和感を覚えるかもしれません。
 
ただあまりガツン過ぎるのは苦手かもという方には、マイルドで食べやすい変化が逆にメリットとしてポジティブに作用していると思います。

14

2026年07月28日

スープは豚骨と鰹節をベースとした沖縄そばの特徴的な構成。
沖縄そばにも豚が強いもの、鰹が強いもの、鶏や昆布も使われているもの、白濁したもの、澄んだもの、こってりしたもの、あっさりしたものなど様々なタイプがありますが、
こちらは豚、鰹、鶏、昆布など多くの食材を使った微乳化タイプで、豚脂とコラーゲンがたっぷり溶け出した濃厚でまろやかこってりな味わいとなっています。
 
塩分濃度は島ナンプラー無しの素の状態だと約1.3%と、チェーン店やインスタント麺なども含め総合的に見たラーメン全体の平均値より低い塩味となっていますが、
付属のランチャーム(魚型タレ瓶)に入っている島ナンプラーを全部入れると約1.6%と近年の専門店に比べてやや低いくらいの濃度に落ち着き、島ナンプラーのキリっとシャープな塩味と魚醤特有の風味も加わり、複雑かつスッキリ爽やかな味わいに変化します。
 
麺は平打太ストレート。きしめんほどの幅も薄さもなくフェットチーネほどの厚みもない独特の平打形状で、
卵白が練り込まれた麺特有のツルツルとした麺肌とプリッとした歯切れの良さが個性として表れています。
人によっては乾麺うどんを連想するかもしれませんが、当然製法も材料も違うので味自体は全くの別物です。
ちなみに沖縄そばは麺も地域によって違いがあり、平打ちタイプの麺は名護市など本島北部に多く、きしもと食堂や八重食堂あたりが老舗として有名です。
 
付属トッピングはソーキ(豚あばら肉)、ハラガー(三枚肉)、島ナンプラー、針生姜、島11味と盛り沢山。
ソーキは硬い肋骨付きの本ソーキではなくバラ軟骨の付いた軟骨ソーキ(パイカ)のほうで、軟骨をゼラチン化させたトロットロの食感でやや甘めの味付け。
三枚肉(豚バラ煮)は沖縄らしくちゃんと皮付きが使われており、泡盛と鰹の効いたラフテースタイル。
 
生11味はコチュジャンベースの調味料で、辛味、酸味、コク、柑橘のフレッシュでフルーティな香りをスープにプラスし、針生姜は甘酢漬けでスープにさっぱりとした清涼感を与えてくれます。
これらの調味料を全て加えると、塩分濃度が約1.7%と、塩味も甘味も概ね平均値くらいの丁度良い塩梅へ整うようになっているようです。
 
沖縄そばや沖縄料理、沖縄食材の有名どころを詰め込んだ感じのトロピカルな一杯で、実店舗未訪のため初めて頂きましたが、スープ、麺、具材と全てがしっかりと作り込まれているのがよく分かります。
 
ホリエモンプロデュースのお店という事で業界ではある程度話題にはなっていましたが、観光地的ラーメンというイメージも特になく、
肉のボリューム感や味変の楽しさも付加しつつ、沖縄そばに現代的なラーメンのトレンドを当てはめてアレンジしたような、バランスの良いラーメンになっていると思います。

14

2026年07月22日

スープは黒味の濃い牛ガラベースの醤油清湯で、牛脂と揚げネギの香ばしさが漂う香味油がキラキラと浮いています。
牛ゲンコツ特有のコクのある旨味、すっきりとした後味、牛脂の甘味と甘い香り、コラーゲンによるまろやかな口当たりが特徴的で、
鳥取の御当地ラーメンである鳥取牛骨ラーメンをアレンジした形のようですが、鳥取牛骨によくある独特のクセは感じず、牛の風味が穏やかで上品に香る、リッチな味わいのスープとなっています。
色味とブラックペッパーから富山ブラックの要素も感じますね。
 
塩分濃度は約1.9%と若干高めですが、塩味自体は程々で、たまり醤油もブレンドしたカエシと思われるコクを感じる、あまうまな優しいあっさりとした味わいです。
黒味が濃いスープは濃口醤油を大量に使っていて塩辛いのではと思う方もいると思いますが、大抵は濃口醤油より塩分濃度が低く甘味も強いたまり醤油や再仕込醤油による色味なので、
黒い=塩味が強いではなく、逆に黒い=コクと甘味旨味が強いと思っておくとよいです。
 
麺は低加水角刃細ストレート。
たけ田ブランドなので自家製麺ですかね?
しなやかなプリパツ食感で、絡みも良く、スープを吸い上げ次第に色が黒く変化してゆきます。
 
付属トッピングはチャーシューではなく、豚バラ肉のスライスにニンニクと生姜を効かせた甘辛の醤油煮となっています。
なおお勧めトッピングにある通り、ブラックペッパーはスープと豚肉を引き立てるアクセントとして非常に有用です。
ニンニクも合いますが、スープ本来の牛の香りを崩してしまうので、使うかどうかはお好みで。
あとは細ネギの他、刻み玉葱も良く合うと思います。
 
また旨辛パウダーは赤唐辛子をベースとした香り良いミックススパイスで、スープに溶かすと辛味だけではなく甘味旨味も加わる、その名の通りの旨辛調味料です。
辛さ耐性のある方は問題無いと思いますが、耐性のない方にはヒリつく辛さで、スープがドロっとした舌触りに変化します。
 
とにかく一口食べれば分かると思いますが、ライスがメチャクチャ合います。
残ったスープに投入すれば即席クッパとしても楽しめますし、生卵ディップのスキヤキ風も間違いありません。
 
実店舗未訪なので今回初めて頂きましたが、食欲を誘う牛の香りとあっさりながらコク深いあまうまの味わいで、ファーストタッチの瞬間に美味しいと確信しました笑
牛スープやコムタン、ユッケジャンなどがお好きな方はお気に召すと思います。

12

2026年07月22日

スープは黒味の濃い牛ガラベースの醤油清湯で、牛脂と揚げネギの香ばしさが漂う香味油がキラキラと浮いています。
牛ゲンコツ特有のコクのある旨味、すっきりとした後味、牛脂の甘味と甘い香り、コラーゲンによるまろやかな口当たりが特徴的で、
鳥取の御当地ラーメンである鳥取牛骨ラーメンをアレンジした形のようですが、鳥取牛骨によくある独特のクセは感じず、牛の風味が穏やかで上品に香る、リッチな味わいのスープとなっています。
色味とブラックペッパーから富山ブラックの要素も感じますね。
 
塩分濃度は約1.9%と若干高めですが、塩味自体は程々で、たまり醤油もブレンドしたカエシと思われるコクを感じる、あまうまな優しいあっさりとした味わいです。
黒味が濃いスープは濃口醤油を大量に使っていて塩辛いのではと思う方もいると思いますが、大抵は濃口醤油より塩分濃度が低く甘味も強いたまり醤油や再仕込醤油による色味なので、
黒い=塩味が強いではなく、逆に黒い=コクと甘味旨味が強いと思っておくとよいです。
 
麺は低加水角刃細ストレート。
たけ田ブランドなので自家製麺ですかね?
しなやかなプリパツ食感で、絡みも良く、スープを吸い上げ次第に色が黒く変化してゆきます。
 
付属トッピングはチャーシューではなく、豚バラ肉のスライスにニンニクと生姜を効かせた甘辛の醤油煮となっています。
なおお勧めトッピングにある通り、ブラックペッパーはスープと豚肉を引き立てるアクセントとして非常に有用です。
ニンニクも合いますが、スープ本来の牛の香りを崩してしまうので、使うかどうかはお好みで。
あとは細ネギの他、刻み玉葱も良く合うと思います。
 
とにかく一口食べれば分かると思いますが、ライスがメチャクチャ合います。
残ったスープに投入すれば即席クッパとしても楽しめますし、生卵ディップのスキヤキ風も間違いありません。
 
実店舗未訪なので今回初めて頂きましたが、食欲を誘う牛の香りとあっさりながらコク深いあまうまの味わいで、ファーストタッチの瞬間に美味しいと確信しました笑
牛スープやコムタンなどがお好きな方はお気に召すと思います。

13

2026年07月22日

スープは伊吹らしく煮干の苦味エグみも抽出したビターなニボニボですが、そこに豚の旨味とコラーゲンのまろみ、
ニンニクとブラックペッパーの程良い刺激が効かされており、塩分濃度も約2.6%とかなり高く、非常にパンチの強い味となっています。
 
スープに入っている豚挽肉は、ニンニク、高知県マルサ醤油の「濃口一番搾り」という旨味とコクの強い濃口醤油、同じくマルサ醤油の「茂平味噌(米みそ)」というまろやかな甘味の淡色味噌を使った肉味噌となっていますが、
湯煎する事により肉味噌の味と旨味がスープに回り、味噌の深みとニンニクの風味も加わったコクうまな完成形になるセルフクッキングの要素も含んだ仕掛けになっているようです。
と言っても味噌ラーメンになる訳ではなく、あくまでもベースは煮干が前面に出た濃厚なブタニボです。
 
麺は三河屋製麺の低加水角刃中細ストレート。
スープを最も持ち上げる形状の麺で、濃厚ブタニボスープにガッツリと絡み、ザクパツの歯切れの良さが食感にアクセントを与えています。
 
付属トッピングはInスープで、肉味噌の他に角煮状のごっついチャーシューが2個入っています。
チャーシューは脂身ねっとり赤身ブリブリの噛み応えあるタイプで、味付けも濃く、豚臭さも残っています。
 
具材は肉がたっぷりで、肉もスープも塩味が強いので、沢山食べられる方はライスもあると良いかもです。
またチラシには追トピなしでそのまま味わうのがお勧めとありますが、かなり塩辛いので刻み玉葱はお好みで入れても良いと思います。
 
伊吹実店舗に行かれている方ならお馴染みのビターな煮干感と塩辛さですが、宅麺商品のマイルド仕様な伊吹しか食された事のない方だと、本品はちょっとクセ強に感じるかもしれません。
煮干の苦味とエグみも旨味と捉えられる方や塩味の濃い味がお好きな方向けで、ハマる方は中毒的に引き込まれると思います。ただそのどちらも苦手という方は自己責任で。
逆にニボニボ慣れしたニボラーだと煮干感は寧ろ控え目な部類に感じるレベルだと思います。

16

2026年07月15日

スープはクリーミーでまろやかなド乳化豚骨ですが、鶏や魚介の主張もあり、臭みなどの類はほぼありません。
濃厚ながら油分は多くもなく比較的あっさりしており、ドロっとした粘度の中に煮干のザラつきも残り、
ポタ感のあるテクスチャーからはゼラチン質の他にデンプン由来のトロみが強く感じられ、スープを最後まで熱々の状態にキープします。
 
またカエシが別パックになっているので、好みに合わせて塩加減を調節する事が可能です。
全部入れても濃過ぎる程にはならないと思いますが、塩分が気になる方や薄味が好みの方は少しずつ足して味を調整すると良いでしょう。
 
麺は角刃平打中太麺。一目で分かる通り家系を意識したと思われる形状で、麺の短さと逆切り的な麺肌のザラつきやモチプリの食感もまさしく家系麺そのものといった感じ。
質感的に三河屋製麺のようなイメージですが、いずれにせよ普通の切刃では難しいと思います。
 
付属トッピングはチャーシュー2種で、しっとりもっちり柔らかい豚肩ロースのレアチャーシューと厚みのある豚バラ煮が1枚ずつ。
レアチャは湯煎厳禁、解凍は必ずぬるま湯か流水で。バラは湯煎でも大丈夫ですが、こちらも流水解凍し熱々スープの中で脂身を溶かすようにしたほうが、湯煎よりも肉汁を逃さず味が一体化した状態で仕上げる事が出来ます。
 
その他に鳴門巻きと魚粉が付いてきますが、魚粉は濃厚な豚骨と鶏の風味を阻害してしまうので、魚粉に特に拘りがなければ入れなくても問題ありません。入れるにしてもお好みで量を調節したほうがよいです。
逆に魚粉大好きな方は問答無用で全ブッパしましょう。
 
豚骨といっても九州の豚骨や家系のスープとは別物で、敢えて例えるなら豚鶏のドロドロとした構成からもムテ系と天一を足して割ったようなイメージでした。
 
そしてとにかく家系スタイルの麺が良かったです。
このタイプのスープとの組み合わせは珍しそうに見えて、実は案外試されがちというか公式通りだったりするのですが、
こちらは麺自体が美味しいので、麺がスープに負けないどころか逆に活かしているくらいの力を感じました。
 
本品は宅麺CK製ですが、数々の名店のレシピで培われた知識と技術とノウハウの蓄積があったからこそ完成出来た一杯なのだと思います。
特に豚骨ベースの濃厚動物魚介というジャンルは幅広い層に好まれる上、家系麺との組み合わせという掛け算的要素もあるので、企画抜きにしても普通に売れると思います。
 
企画商品という事で、参考になるのかどうかという意味で正直全く期待していなかったのですが、忖度抜きで完成度高かったです笑

21

2026年07月15日

スープは鶏と魚介のあっさり醤油清湯で、めっちゃアゴ出汁が効いています。
鶏油と甘めの醤油によるまろやか且つ攻撃性のない優しい味わいで、別パックの魚粉を加えると魚粉一辺倒の味に変化します。
魚粉はバランスブレイカーな調味料で出汁の風味を上書きしてしまうので、使う量はお好みで。
 
麺は角刃中細縮れ麺。昭和屋台風のノスタルジックな麺で、プリプリとしたコシもあり、このスープとマッチしています。
 
付属トッピングはシンプルな味付けの鶏チャーシュー2種で、しっとり柔らかいムネ肉のレアチャとブリブリ弾力の厚切りモモロールが1枚ずつ。
湯煎すると肉汁が抜けて硬くなるので、チラシに書かれている作り方通りぬるま湯か流水で解凍しましょう。
 
メンマはコリコリとした歯応えと程良い酸味。
その他に鳴門巻きと魚粉が付いてきます。
 
所謂昔ながらの中華そば的な醤油ラーメンなのですが、旨味の余韻がじんわり続く後引く味わいで、
酒田ラーメンや長崎ラーメンとも一味違うアゴの風味と旨味が印象に残る個性的な一面も持っています。
 
オーソドックスに見えて結構独創的な出汁の構成だったり、食後3時間以上経ってもまだ余韻が残るなど、何気に面白味の詰まったギミックが仕込まれています。
 
本品は宅麺CK製ですが、数々の名店のレシピで培われた知識と技術とノウハウの蓄積があったからこそ完成出来た一杯なのだと思います。
 
企画商品という事で、参考になるのかどうかという意味で正直全く期待していなかったのですが、忖度抜きで完成度高かったです笑

18

2026年07月08日

うどんは瑞々しい甘みとツルッツルの滑らかな喉越し、そしてプルプルモチモチとした官能的な弾力があり、手切りによる一本一本の太さの違いによる食感の変化も同時に楽しむ事が出来ます。
 
そこに甘口の出汁醤油とネギ油を和える事で、白口煮干の旨味と揚げ葱の香ばしさが加わり、柔らかい風味に包まれた現代的で個性的な讃岐うどんの味に仕上がります。
 
付属トッピングは塩麹で味付けされた鶏チャーシュー風の厚切り塩焼き鳥が3枚。ブリッブリの鶏モモ肉を炙って焼き目を付けた香ばしい味わいで、うどんの具としてもお酒のアテとしても重宝します。
 
ヨコクラうどんは幕末創業と伝えられている歴史ある讃岐うどん店として有名なので、様々なメディアで目や耳にした事のある方も多いのではと思います。 
ちなみに茹で時間が20分と長いので、頂く際は時間に余裕を持って臨みましょう。
 
 
<うどんを美味しく茹でるポイント>
うどんは茹で時間が長く、タップリの熱湯で蓋をせずに茹でる事が最重要なので、お湯は最低でも3Lは沸かしておきましょう。
湯量が少ないと茹で湯が蒸発して足りなくなり、またお湯がドロドロに濁りぬめりが強く出るため、作り方次第で同じうどんでも仕上がりの味に雲泥の差が出てしまいます。
 
宅麺で二郎系や大盛りつけ麺などを買っている方は普段から使われていると思いますが、カレーやパスタなど作る時に使うような、
一般宅にある家庭用の両手鍋なら3Lは余裕で入るので、100均の小さいアルミ鍋などは使わずに必ず3L以上の熱湯で茹でましょう。
 
なお差し水は湯温を急激に下げてしまうので絶対NGです。3Lあれば途中で足りなくなる心配はありませんが、どうしても足りなくなった場合は別鍋か電気ポットで沸かした熱湯を足すようにしましょう。
吹きこぼれそうになったらやや火力を下げ、水面の泡を取り除く事で、沸騰状態を保ちつつ吹きこぼれる心配もなく、うどんにしっかりとしたコシが生まれ、茹で上がりのぬめりも軽減されます。

18

2026年07月08日

うどんは一本一本が非常に長く、啜り心地の良いツヤとハリがあり、しっかりとしたコシの強さが噛むほどに感じられます。
県外の人が美味しい讃岐うどんに求める味と食感を余す事なく満たしてくれる理想的なタイプだと思います。
ちなみに茹で時間が17〜8分と長いので、頂く際は時間に余裕を持って臨みましょう。
 
つけだれは節と乾物の和出汁と甘口の出汁醤油に練りゴマを溶いた、甘辛酸の和風担々スープ。
豚挽肉も入っており、クリーミーながらあっさりとした辛味控え目のあまうまな味わいで、個人的には中華の担々麺というよりも和風胡麻ドレッシングのような味をイメージしました。
 
香川の讃岐うどん店も結構回っているもののこちらは初めて頂いたのですが、うどん自体が非常に美味しかったので、機会があったら実店舗にも伺おうと思います。次はざるかぶっかけで頂いてみたいですね。
 
 
<うどんを美味しく茹でるポイント>
うどんは茹で時間が長く、タップリの熱湯で蓋をせずに茹でる事が最重要なので、お湯は最低でも3Lは沸かしておきましょう。
湯量が少ないと茹で湯が蒸発して足りなくなり、またお湯がドロドロに濁りぬめりが強く出るため、作り方次第で同じうどんでも仕上がりの味に雲泥の差が出てしまいます。
 
宅麺で二郎系や大盛りつけ麺などを買っている方は普段から使われていると思いますが、カレーやパスタなど作る時に使うような、
一般宅にある家庭用の両手鍋なら3Lは余裕で入るので、100均の小さいアルミ鍋などは使わずに必ず3L以上の熱湯で茹でましょう。
 
なお差し水は湯温を急激に下げてしまうので絶対NGです。3Lあれば途中で足りなくなる心配はありませんが、どうしても足りなくなった場合は別鍋か電気ポットで沸かした熱湯を足すようにしましょう。
吹きこぼれそうになったらやや火力を下げ、水面の泡を取り除く事で、沸騰状態を保ちつつ吹きこぼれる心配もなく、うどんにしっかりとしたコシが生まれ、茹で上がりのぬめりも軽減されます。

16

2026年07月08日

うどんの特筆すべき点は麺肌のシルキーな滑らかさで、むっちりとした粘り気と適度なコシも食感として楽しめます。
ただ一度茹でた後に冷凍されている為、冷凍状態に難があり、実店舗のような強いコシとモチムチの瑞々しい弾力を求めるのはやや難しいかもしれません。
 
琥珀色に澄んだつゆは白口煮干(伊吹いりこ)をベースに、節、利尻昆布、冬菇などの乾物から引かれた香り高い和出汁で、
そこに濃口醤油をブレンドした熟成感のある甘口の醤油返しが合わせられています。
 
付属トッピングは甘くて柔らかい薄切りの牛バラ煮がたっぷり。
肉に限らず全体的に甘口ですが、そこに一味や七味、柑橘果汁を絞ると、牛肉の旨味と風味、食べ応えの中にスッキリとした清涼感が加わります。
 
なお本メニューの食べ方は、
①ひや(うどんもつゆも冷やす)
②あつ(うどんは冷やしてつゆは熱くする)
③あつあつ(うどんもつゆも熱くする)
の3通りがあり、どの食べ方にするかは完全にお好みですが、
人の味覚は温度帯で感じ方が大きく変わる為、ひやだとつゆの塩味を強く感じるようになり、あつだと出汁の香りが立ち甘味を強く感じるようになります。 
 
また旨味成分は体温に近い温度が一番感じやすく、うどんは冷やしつゆは熱くする事で食べ進む内に旨味を最も感じる温度帯になるので、
出汁の風味、塩味、甘味、旨味、うどんのコシの全てがベストの状態で味わえる「あつ」が、食べ方としては良いとこ取りの出来るスタイルになると思います。
スープは熱く麺は冷たいつけ麺の食べ方と同じ理論ですね。
 
ただうどんは先述の通り既に茹でられたものを急速冷凍して真空パックにしてあるのですが、真空圧をかけ過ぎてギュウギュウに詰まっている為、茹でたうどん同士のグルテンが結び付いて非常に解れにくくなっています。
茹で時間は3〜5分となっていますが、この短時間で解しきるのは難しく、また箸で無理に解そうとすると麺肌がボロボロに荒れ短く切れてしまい、かと言って長く茹でると軟らかくなり過ぎてしまう為、折角の美味しい綿谷の讃岐うどんが美味しい状態で調理し辛くなっています。
 
セルフのお店は基本的に茹で置きされているので、ピーク時間帯後の香川の讃岐うどん屋の味っぽくてある意味リアルなのですが、
本品に関しては私達が丸亀の綿谷実店舗で頂いたうどんとは別物のような状態だったので、ちょっと残念でした。
これなら茹で時間が長くかかっても茹で前の生麺をそのまま冷凍して頂いたほうが良かったかもしれません。
 
なお冷凍麺の正しい扱い方についてご存知ない方も結構いるかもしれませんが、茹でられた冷凍麺は、冷蔵、常温、レンジなどのあらゆる事前解凍は絶対にNGです。
天地がひっくり返っても解凍は行わず、必ず冷凍状態のまま熱湯に入れて下さい。
 
解凍してしまうと麺内部で凍っていた水分が全て溶け出し、水分バランスが崩れてコシの無い伸びた状態になってしまいます。
なので解凍してしまった時点で調理は大失敗、全てが台無しになると思って下さい。
 
そして茹でる熱湯も少なくとも2L以上はたっぷりと用意しましょう。
湯量が少ないと再沸騰までに時間がかかり、湯温が低い状態だとただでさえ解れにくい麺が更に解れなくなってしまうので、茹で湯の量を多く用意する事も非常に重要なポイントです。

20

2026年07月08日

スープは豚、鶏のガラと白口煮干を炊いた無化調塩清湯ですが、別パックのカエシと香味油がかなり凝った造りになっており、
純スープは塩分濃度約0.8%と煮干由来の仄かな塩味のみのあっさりとしたものですが、カエシと香味油を加えると塩分濃度は約1.9%とやや高めの塩味に落ち着き、
カエシ&香味油に凝縮されている乾物、ネギ、香味野菜、魚醤の香ばしくて複雑で深みのある風味、塩味、旨味、深いコク、どっしりとした厚みが加わり、
スープ表面に膜を張るほどのコラーゲンで口当たりもまろやかなスープとして完成します。
 
麺は自家製の超多加水極太平打麺。
手打ち、手切り、手揉みの不規則な縮れと捻れによる食感の変化、もち姫を配合した滑らかで粘り気のある超モッチモチで超フワッフワな弾力が普通のラーメンでは味わえない大きな魅力となっています。
 
付属トッピングはチャーシュー2枚とワンタンが3枚。
チャーシューは豚肩ロースと鶏むね肉で、素材を活かすシンプルな味付けと瑞々しいレアな食感が持ち味。
低温調理のため少しでも湯煎すると肉汁が逃げて硬くなってしまう為、流水解凍が望ましいです。
 
ワンタンは皮にももち姫が使われており、ツルッツルでトゥルントゥルンでムッチムチでソフトでシルキーで官能的な舌触り。
餡には生姜の効いたまったり滑らかな豚挽肉とブリッブリのバナメイエビが詰まっており、皮、海老、豚挽肉の食感のコントラストとスープとの一体感が非常に優れた逸品となっています。
 
以上からも分かる通り、こちらは宅麺でも販売されている日陰インスパイアのラーメンで、麺と未来を祖として博多うどんを参考に生み出されたヤワフワツルモチの独特な食感の麺が最大の特徴となっています。
ワンタンも麺に勝るとも劣らぬ滑らかな極上品で、全体的なボリューム感もあり、味、質、量ともに抜群の一杯になっていると思います。
 
宅麺ラインナップでは日陰、木陰、陰日向などが同系統なので、このあたりが好みならお勧めです。

17

2026年07月08日

スープは鶏と香味野菜をベースに赤味噌ダレを溶いた濃厚味噌。
塩分濃度は約2.1%と高く塩味にキレがありますが、甘味旨味も半歩下がった辺りで調和が取れており、
ピリっとした辛味とゴマの香ばしさに生姜とにんにくもほんのり香る、まろやかでコクのある味わいとなっています。
表面に浮かんだ鶏油の風味も良く、スープの温度を最後まで熱々に保ってくれる役割も果たしています。
 
麺は加水率高めのスクエア型角刃中太縮れ麺。
自家製麺との事ですが、手揉みによる不規則な縮れと春よ恋を感じるモッチモチの食感と甘味がスープと抜群にマッチしています。
しっかりとしたコシの強さですが、噛み応えのある硬さではなく、クッション性のあるふくよかな弾力が感じられるタイプです。
 
付属トッピングは別パックのチャーシューとメンマの2種。
メンマは太めのゴリシャキ食感でしっかりとした味付け。
チャーシューは薄切りと厚切りの豚バラスライスが1枚ずつで、噛み応えのあるムチムチ食感。
炭火で香ばしく炙られており、炭焼きのスモーキーな香りがスープに馴染んでゆくと共に、スープの風味も少しずつ変化するという凝った仕掛けが施されています。
 
なおトッピングを追加するならネギとほうれん草が好相性です。モヤシを乗せるなら茹でるより炒めたほうが水っぽく薄まらずに作れます。
あと刺激が欲しい方はニンニク、生姜、豆板醤、一味、七味、胡椒、花椒あたりを味変に。
 
スープも麺も札幌味噌とは別タイプで、所謂関東風的な、味噌ラーメンらしい味噌ラーメンといったイメージです。
実店舗未経験だったので初めて頂きましたが、麺の美味しさとスープとのバランス感に思わず顔が綻びました。個人的にも大好きですね、かなり素敵な造りの味噌ラーメンだと思います。
ちなみにSagamihara 欅といっても、現在宅麺で販売もされている札幌にとりのけやき(けやきすすきの本店)とは無関係のようです。

13

2026年07月01日

スープは数種類の地鶏と豚ゲンコツをじっくり炊いた、透明感のあるあっさり無化調醤油清湯。
ふくよかな旨味とコクに加え芳醇な鶏油が香り、塩分濃度は約2.6%と結構高めながら、醤油のキレ、動物の旨味、鶏油の厚みがバランス良く調和した、淡麗でクリアかつ深みのある味わいとなっています。
 
麺は毎朝手打ちされた自家製の多加水平打中太縮れ麺。
小麦のナチュラルな甘味と風味、手揉みの縮れによるツルピロの口当たり、多加水の瑞々しい麺肌による喉越しの良さ、
ふんわりもっちりとしたソフトな弾力と締まりのあるコシの強さを兼ね備えた食感は、とら系白河ラーメンの中でも最上クラスだと思います。
 
麺の解凍は説明書きにある通り、調理前日からの冷蔵解凍が推奨で、3L以上のたっぷりの熱湯を沸かし、茹でている間も麺には構わず、対流で自由に泳がせて下さい。
麺を解そうと箸で弄ったり混ぜたりすると、麺が短く切れたり、麺肌に傷が付いて味も食感も大きく劣化し、かつ伸びやすくもなるので、余計な世話は不要です。
 
付属トッピングは炭火で吊るし焼きした後に醤油で煮た赤縁チャーシューが4枚とボリューム満点。
豚バラロールの厚切りスライスと豚モモの薄スライスが各2枚ずつで、バラはフワトロに軟らかく、モモはしっとり歯応えがあり、どちらも炭火の香ばしさと醤油の味付けが絶妙な塩梅。
特にバラロールは多くの人に好まれるタイプだと思います。
 
なお湯煎するとバラは肉汁が逃げモモは硬くなるので、解凍は流水が望ましいです。水を張ったボウルにパックごと浸しておけば、スープを湯煎している間に解凍出来ます。
 
麺は手打ち、スープは無化調、チャーシューは吊るし焼きと、仕込みの全てにとら食堂の伝統的な製法を守りつつ、現代的なアプローチも随所に組み込まれた、極上のとら系白河ラーメンとなっています。
宅麺には同じ白河ラーメンでも非とら系の火風鼎も販売されているので、とら系と非とら系の違いを食べ比べてみるのも面白いと思います。

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