店主インタビュー

【殿堂入り】『風雲児』三宅店主「第10回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」SPインタビュー


「第10回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」を境に、過去3度以上大賞を獲得した商品は、その栄誉を称え「殿堂入り」とさせて頂く運びとなりました。10年以上前の『宅麺.com』創業当初からご出店頂き、衰え知らずの人気を誇る新宿の名店『風雲児』の「つけ麺」もそのひとつ。今回はそんな『風雲児』の三宅重行店主に、ご多忙の合間を縫ってお時間を頂き、スペシャルインタビューを実施しました!

2021年04月02日 更新
【殿堂入り】『風雲児』三宅店主「第10回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」SPインタビュー - サムネイル
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風雲児


店主プロフィール


三宅 重行 店主

愛媛県生まれ。スカウトによる芸能界での仕事に始まり、結婚式場の司会業やイタリアンレストランのスーパーバイザーおよび、ホテル支配人や企業の取締役など多様な職種を経験。
ある時から、かつての同僚とラーメンを食べ歩くようになり、その奥深さに強い興味を抱く。次第にラーメンを作りたいと思うようになり、2007年に独立し「株式会社Dream Gate」を設立、自身のラーメン店『風雲児』を新宿にオープンする。
現在も厨房に立ち続ける傍ら、地元・愛媛県新居浜市のふるさと観光大使を務めるなど、その活躍は多岐にわたる。




店舗情報



〈住所〉
〒151-0053
東京都渋谷区代々木2-14-3 北斗第一ビル 1F

〈営業時間〉
11:00~15:00/17:00~21:00
日曜・祝日定休
※スープ売り切れ次第終了

〈公式HP〉
http://www.fu-unji.com

〈公式Twitter〉
https://twitter.com/fu_unji




ー『宅麺.com』としては、およそ6年ぶりにインタビューさせて頂きます。本日はよろしくお願い致します。

※過去のインタビューは “こちら” から!
よろしくお願いします。


ーまずは「お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」殿堂入りに対するご感想があればお聞かせください。


光栄なことですね。ありがとうございます。宅麺さんには創業当初から出店しているので、これからもお付き合いできればと思います。



ー過去の「お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」受賞歴を調べて驚いたのですが、第1回(2011)から第10回(2021)の全てにおいて賞を獲得しているのは、ただ1店舗『風雲児』だけでした。


そうですか、まあ古参ですからね。うちはとにかく創業当初からのコンセプトを守るということを徹底してきましたから、それを長年に渡ってお客様に評価してもらえていることは非常に嬉しいです。


ー「コンセプトを守る」とは具体的にどういうことでしょうか?


『風雲児』が『風雲児』である理由を守るとも言えます。私はこの店を始めるにあたって、とにかく多くの人に愛される味を作ろうと思ったんです。いわゆる「万人受け」する味ですよね。その味をずっと守り続けています。


ー「万人受け」を避ける店主さんの方が多いイメージがありますが。


確かにそういう人もいますけど、私はラーメンがあまり好きじゃない人や、普段ラーメンを食べない人にもこれなら美味しいねと喜んでもらえるものを作りたかったんです。

だからうちは、創業当初からずっと魚介の風味を加えた濃厚鶏白湯一本で勝負しています。


ーなぜ濃厚鶏白湯を選ばれたのでしょうか?


動物系の食材の中でも鶏は比較的、万人に受け入れられやすいと思ったからです。それに当時はサラサラの鶏白湯を出す店はあっても、濃厚鶏白湯を出す店が他に一切なくて、ジャンル自体が確立していなかったんです。


ー先駆け的存在だったんですね。新宿にお店を出されたのは何か理由があるのでしょうか?


それは特にないですね。店の前の人通りは今よりもっと少なかったですし、周りにも何もない。物件も半地下のような感じで決して好物件じゃないですから。はっきり言って三等地ですよ笑。


ーではなぜそのような場所にお店を…?


とにかく、良い物件が回ってこないんですよ。前職で会社役員をやっていた時は、探さずとも不動産屋から優良物件を勧められました。でも独立すると何の後ろ盾もなくなるので、途端にいい話も入ってこなくなって。

でも、こんな場所でも風雲児が人気になるにつれて、周りにもどんどん飲食店や人が集まるようになって賑やかになりました。不動産屋もびっくりしてましたよ笑。


ーまさに“風雲児バブル”ですね。
ーそれでは続いて『宅麺.com』との出会いや始めるきっかけについて教えてください。


今でこそ宅麺さんのようなサービスが乱立していますけど、10年以上前にもいくつか類似のサービスがあったんですよね。風雲児は当時からそういったところで冷凍ラーメンを販売していました。


ー徐々に冷凍ラーメンも認知されてきたように感じますが、当時は全くメジャーではなかったですよね。


そうですね。ただ、店舗の売り上げは席数×営業時間でほとんど決まるのに対して、ネットはいくらでも限界がないですよね。当時からそこにとてつもない可能性を感じていたので、宅麺さんから話があったときもすんなり出店を決めました。


ー『宅麺.com』を利用してよかったと思うことがあれば教えて頂けますか?


どんな人にも風雲児の味を楽しんで頂けるようになったことじゃないですかね。例えば、子供ができて店舗に行きづらくなった常連のOLさんとか、気にはなるけど行列に並ぶほどラーメン好きじゃない方とか。

周りを気にせず、好きな時に好きな場所でお店の味を楽しめるという特徴と、風雲児の味を万人に届けたいという私の想いがすごくマッチしてますよね。


ーおっしゃる通りですね。より広く風雲児の味を届けるという意味で、何か他に取り組まれていることはありますか?


あくまで「味を届ける」ということに関してはこの店と宅麺さんでの通販だけですね。ただ、『風雲児』という名前を広く知ってもらうために、2016年からメーカーさんとコラボしてカップ麺や冷蔵ラーメンも開発しました。


ー意外にも最近なんですね。


もっと前からお話はあったんですが、ブランドの価値に影響が出ると思って全部お断りしていたんです。でも段々と考えが変わって、ラーメンに詳しくない方や地方の方にも『風雲児』を知ってもらうために始めました。


ー最初は避けておられたとのことですが、結果としてはいかがでしたか。


地方への知名度が一気に上がったのを感じました。やってよかったと思います。それに、私の出身地は愛媛県の新居浜市というところなんですが、「新居浜ふるさと観光大使」にも選んで頂きました。


ー観光大使にまで…!なろうと思ってなれるものではないですよね。


大変光栄ですね。店の壁をよく見てもらえばわかるんですが、四国3大祭りのひとつ「新居浜太鼓祭り」がデザインされているんです。そのくらい地元が大好きなので嬉しかったです。知名度アップの思わぬ恩恵を受けた形ですね。


ー知名度と言えば、実は世界でも風雲児は有名だとか…


ありがたいことに海外のグルメガイドやグルメサイトにも数多く掲載して頂いています。イタリア人のミシュランのスターシェフが、日本で行った旨い店としてテレビで紹介してくれたこともありました。

新宿という立地も相まって、平常時であればお客様の8割は外国人の方ですね。海外でのラーメンの盛り上がりはすごいですよ。


ー国内外問わず絶大な人気を誇る『風雲児』ですが、さらなる目標や目指すところがあれば教えてください。


今よりもっともっと世界中の方々に日本食としてのラーメン、つけ麺を知ってほしいと思います。その先で「風雲児のつけめんを食べるために日本に来た」というお客様が増えたら最高じゃないですかね。まだまだ盛り上がると思いますよ。


ー三宅店主、ありがとうございました!





お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー
【殿堂入り】
風雲児「つけめん


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