元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています

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2026年07月15日

スープはクリーミーでまろやかなド乳化豚骨ですが、鶏や魚介の主張もあり、臭みなどの類はほぼありません。
濃厚ながら油分は多くもなく比較的あっさりしており、ドロっとした粘度の中に煮干のザラつきも残り、
ポタ感のあるテクスチャーからはゼラチン質の他にデンプン由来のトロみが強く感じられ、スープを最後まで熱々の状態にキープします。
 
またカエシが別パックになっているので、好みに合わせて塩加減を調節する事が可能です。
全部入れても濃過ぎる程にはならないと思いますが、塩分が気になる方や薄味が好みの方は少しずつ足して味を調整すると良いでしょう。
 
麺は角刃平打中太麺。一目で分かる通り家系を意識したと思われる形状で、麺の短さと逆切り的な麺肌のザラつきやモチプリの食感もまさしく家系麺そのものといった感じ。
質感的に三河屋製麺のようなイメージですが、いずれにせよ普通の切刃では難しいと思います。
 
付属トッピングはチャーシュー2種で、しっとりもっちり柔らかい豚肩ロースのレアチャーシューと厚みのある豚バラ煮が1枚ずつ。
レアチャは湯煎厳禁、解凍は必ずぬるま湯か流水で。バラは湯煎でも大丈夫ですが、こちらも流水解凍し熱々スープの中で脂身を溶かすようにしたほうが、湯煎よりも肉汁を逃さず味が一体化した状態で仕上げる事が出来ます。
 
その他に鳴門巻きと魚粉が付いてきますが、魚粉は濃厚な豚骨と鶏の風味を阻害してしまうので、魚粉に特に拘りがなければ入れなくても問題ありません。入れるにしてもお好みで量を調節したほうがよいです。
逆に魚粉大好きな方は問答無用で全ブッパしましょう。
 
豚骨といっても九州の豚骨や家系のスープとは別物で、敢えて例えるなら豚鶏のドロドロとした構成からもムテ系と天一を足して割ったようなイメージでした。
 
そしてとにかく家系スタイルの麺が良かったです。
このタイプのスープとの組み合わせは珍しそうに見えて、実は案外試されがちというか公式通りだったりするのですが、
こちらは麺自体が美味しいので、麺がスープに負けないどころか逆に活かしているくらいの力を感じました。
 
本品は宅麺CK製ですが、数々の名店のレシピで培われた知識と技術とノウハウの蓄積があったからこそ完成出来た一杯なのだと思います。
特に豚骨ベースの濃厚動物魚介というジャンルは幅広い層に好まれる上、家系麺との組み合わせという掛け算的要素もあるので、企画抜きにしても普通に売れると思います。
 
企画商品という事で、参考になるのかどうかという意味で正直全く期待していなかったのですが、忖度抜きで完成度高かったです笑

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