元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています

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2026年09月29日

店主は守谷二郎(現・柏店)出身という事で、スープは旧モリジを彷彿とさせるビシッと醤油の効いた、キリっとキレのある旨じょっばい非乳化スープとなっています。
 
二郎直系の系譜らしく豚肉の旨味がしっかり抽出されており、塩分濃度は約3.3%と海水レベルの高さながら、
甘味に加えグルの旨味も強く効かせている為、塩味の突出はなく、全ての味が濃いという意味で二郎特有のバランス感が保たれています。
 
なお液状油も画像5枚目通りの適量(二郎基準)なので、富士丸系のような大量のアブラが苦手な方でも安心して頂けると思います。
 
 
麺は見た目平打ちの縦厚逆切り緩ウェーブで、太さは二郎直系の平均的サイズ。
説明文にワシワシ麺と書かれていますが、実店舗はその真逆で、こちらもモリジ譲りの柔らかいデロデロ麺で提供されています。
 
茹で時間は6〜8分となっており、6分でも軟らかめに上がりますが、8分しっかり茹でると実店舗と同じヤワフワプリピログニュモチのソフトなデロ麺を再現出来ます。
一方で硬い麺が好きだという方は、茹で時間3〜4分で上げると二郎インスパ系や富士丸系のようなワシゴワ麺に、5分前後で適度な硬さを残した食感に仕上がります。
いずれにせよ茹で湯は3リットル以上沸かす事が重要で、麺の冷蔵解凍も品質劣化を招くため絶対NG、必ず冷凍の状態から茹でて下さい。
 
 
付属トッピングはInスープの大判厚切りブタが2枚で、しっかりとした味染みとボリューム感。
豚肉の部位は腕が使われていますが、ウデ肉は場所により味も食感も脂の付き具合も違い、各々の商品で入っているポーションもその時その時で変わってくる為、
他者はこう言っていたけど自分はこうだったという感想が生まれるのは一般的な二郎あるあるです。
またブレというのも存在するので、二郎系のブタは肉ガチャというか福袋みたいなノリで楽しむのが正解です。
 
ちなみに今回の商品には脂身が軟らかくホロホロに崩れる上腕部と、繊維質の硬いパサついた肩芯という、肉質の異なる別々の部位が1つずつ入っていました。
自分は肉の旨味が抜けた塩辛い端豚が好みではなく、肉の旨味が逃げておらず味染みも程良い中央部が好きなので、個人的には大当たりです笑
 
 
なお背脂はほぐし豚入りの味付黒アブラとなっています。
富士丸系のブタカスアブラとも似ていますが、こちらの黒アブラは醤油味が濃く、崩れブタもたっぷり。
つけ麺のように別皿に取って麺をディップする食べ方もありますが、やはりヤサイにかけて頂くアブラサラダとの相性が最高に抜群です。
 
 
また二九六のスープは他の二郎系同様ヤサイトッピング前提の塩辛さに設定されており、素の状態だと猛烈にしょっぱい為、
上記のアブラサラダを楽しむという面も含め、ヤサイだけは最低限用意したほうが良いです。
 
ちなみに実店舗のヤサイはうっすら味の付いたクタヤサイとなっているため、再現性を高めるのであれば、
もやし1袋(200g)につき水1Lを沸騰させ、そこにコンソメキューブ1個(顆粒5g)を溶かし、もやしと適量のキャベツを投入、
軽くかき混ぜ蓋をして、再沸騰したら火を止め10分ほど置いておくと、実店舗の味に似たような薄味付クタヤサイに仕上がります。
 
コンソメが無い場合は鶏がらスープの素や中華だしの素で代用出来ます。いずれもない場合は塩を使って下さい。
ちなみに調味料のほかスープの液状油を大さじ一杯ほど加えて茹でると、富士丸風の味付クタヤサイを作れます。
 
 
二九六は新発売というか以前も宅麺で販売されており、店舗再移転のタイミングで嬉しい再販となったようですね。
醤油キレキレの非乳化豚肉スープ&飲めるようなデロ麺の組み合わせという、三田、柏、千住、川崎、西台あたりの直系に通っているジロリアンが特に好むタイプで、
二郎インスパイアというよりも旧モリジの面影がそのまま残っているので、まずは麺を柔らかめに茹で、ヤサイもクタ煮にして、亜流のインスパ系とは違う二郎直系の流れを汲む本物の味を自宅でも再現したいところです。

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