自分を変えたくて
ー本日はよろしくお願いいたします!毛利さんはラーメン業界に入られる際の特徴的な経歴が知られていると思いますが、改めてお伺いしてもよろしいでしょうか?
高校卒業後の進路について、自分を変えたくていろいろな道を模索していました。その最中に、近所のラーメン屋さんが辞めてしまうって話を聞いたんです。そこでお母さんが私の大学進学のために貯めていた資金を使ってラーメン屋さんを買い取って、お母さんと一緒にスタートしたっていうところがきっかけですね。
ーそうだったんですね!ラーメン屋さんには元々興味があったのでしょうか?
ラーメン屋さんを目指していたとかではないですが、もともと料理を作ったりすることが好きだったということと、ひいおじいちゃんの代から家族で中華の料理屋さんをやっていたこともあって、とにかく料理がずっとそばにあったんです。
進路選択のときに「かっこよくならないと」って強く思っていたこともあって、お母さんから「一緒にラーメン屋さんをやらない?」って提案を受けたときには自然となろうと思えましたね。
ーやはり、自分を変えたいという思いが強かったのでしょうか?
そうですね。だから店長を任されたときにも責任感を持ってお店に関わることができましたね。
ーそのような経緯があったのですね!とてもかっこいいです!こだわって作る
ーラーメン店での修行がない中で自家製麺を始めるのは大変なイメージがあるのですが、やはり苦労されたのでしょうか?
元々麺作りは好きで、商売関係なく作っていました。
美味しい麺を作りたいっていうところから始まって、それでできたもちもちの太麺をいかにわかりやすく食べてもらうかっていうことを考えて、それなら汁なしがいいっていう感じになりましたね。
あとは辛いのが好きだったので、汁なし担々麺をメニューの一番上に置いた感じですね。
ーそのような経緯で汁なし担々麺が完成したんですね!
今も常に7種類くらいメニューを出しています。汁なしだけにしとけって感じなんですけど、どうしても作りたくなっちゃって(笑)。
やっぱ美味しいものに出会ったら共有してもらって、「美味しい!」って感じてもらいたくて。だからスタッフの皆さんに協力してもらって頑張ってます。
ー毛利さんのお客様に対する思いが伝わってきます!!18歳、女性店長として
ーラーメン業界にはまだまだ女性店主は少ないと思いますが、やはりお店を運営される中で苦労されたことはたくさんあったのでしょうか?
この業界に女性が少ないこととかは全く気にせずに始めたんですけど、少ない理由になり得そうな部分は後から実感していきましたね。
ーどのような点で苦労なさったのでしょうか?
まずは力が必要な仕事がたくさんあるところですね。
あとは、同業の方々も男性ばかりなので、雰囲気が違うというか。仲良くなりたいんだけどどのように接したらいいかわからない、みたいなこととかが私の中では結構大変でしたね。
ー世代も性別も違えば、そういった難しさはありますよね。特に、同世代の方とは全く違うキャリアを歩まれてきたと思いますが、周囲と比較して悩まれたこととかもあったのでしょうか?
あまり悩むタイプではないんですけど、周りの友人はみんな大学に通ってて遊んだりもしてて、一方で私は修行経験もないので手探りの日々で。一緒に遊びたいけどそれができなくて、食べにきてくれたときにやっと会話できるみたいな感じでした。
ー18歳のときにそれはなかなか大変だったと思います...。
そうですね。悩んじゃいなかったけど、結構大変だったと思います。その分業務が終わった後にダッシュで遊びにいくとかっていうので賄っていましたね(笑)。チャンスは突然に
ー開業以降、お客さんは常にたくさんいらっしゃってたのでしょうか?
最初はお客さんが来ないこととかもあったんですけど、3ヶ月目くらいのときにラーメン評論家の方が食べにきていただいたみたいで、その方の書いた記事が一気にぱっと広がって、それをつけ麺博の方が見つけてくださったんです。
それでつけ麺博に出店することができて、そこに来てたテレビに紹介してもらうことができたりして、そこから一気に知ってもらうことができた感じですね。
ーすごいですね!それもほうきぼしさんの実力あってこそだと思います!ところで、評論家の方が書かれた記事は読まれたりしたのでしょうか?
そのときは私SNS系が全然わからなくて(笑)。あとは当時すごい忙しかったので、ちゃんと調べる暇もなくて。なので、それっぽいのは見かけたんですけど、真実には辿り着いていないです(笑)。
ーそうなんですね(笑)。では、今でもあまりレビューなどはお読みになられないんでしょうか?
そうですね。見るときもありますけど、あまりみないようにしてますね。というか、忙しくて調べる余裕がないことの方が多いです(笑)。家族のように
ーお店を運営している中で大切にしていることはありますか?
私がほうきぼしでできる役目は、「美味しい」とかっていうプラスな気持ちになってもらうっていうことだと思うので、それをあらゆる人になってもらえるように心がけていますね。
ーそのような思いもあってメニューもたくさん出されていたりするんでしょうか?
そうですね。あの常連さんが食べたいだろうから置いておこうとか、そういうことはたくさんあります。
お店の中にいらっしゃる方には全員家族みたいな気持ちになっちゃいますね。そういう気持ちは結構大事かなって思っているので、大切にしていますね。
今回のインタビューでは、毛利店長の生き方からほうきぼしでのお客様に対する想いを存分にお伺いすることができました!読者の皆様もほうきぼしの一杯を味わい、ぜひポジティブな気持ちをシェアしてみてください!
・プロフィール毛利 友紀乃 店長
高校卒業後ご家族と『自家製麺 ほうきぼし』を開店し、「美人すぎるラーメン店主」として話題を集める。汁なし担々麺をはじめとした豊富なメニューを提供しており、誰でも気軽に楽しめるお店づくりを行なっている。
・店舗情報
自家製麺 ほうきぼし
【住所】〒115-0044 東京都北区赤羽南1-3-2 真木ビル1F
【営業時間】11:00~15:00/18:00~22:00(L.O.21:30)[日・祝] 11:00~15:00
【公式X】https://x.com/HoukiboshiComet
【公式Instagram】https://www.instagram.com/ramenhoukiboshi/
・自家製麺 ほうきぼし 汁なし担々麺は宅麺.comで
>>商品ページはこちら
店主インタビュー
女性店長ならではの視点で創るラーメン店『自家製麺 ほうきぼし』
高校卒業後、ご家族と一緒に『自家製麺 ほうきぼし』をオープンされた毛利友紀乃さん。どんな方でも食べやすい自家製麺の担々麺を提供するほうきぼしの名を広めた毛利氏は、若い女性ならではのご苦労があったそうです。今回のインタビューではそんな毛利友紀乃店長に、ほうきぼし開店までの道のりや運営で大切にしていることをお伺いしました!
2025年09月11日 更新
