元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2022年09月05日

つけ汁は確かに大勝軒寄りですが、旧東池袋よりも豚出汁の厚みがあり、飯野さん時代の滝野川のほうがイメージ近い気がしましたが、甘辛酸のバランスはバッチリ。この甘さと酸っぱさが大勝軒のもりそばの味です。ただ自分はお店では甘味酸味抜きで注文していました笑
麺は洗った後の香りはまんま旧東池袋でした。茹で時間は指定の8分半〜9分で、旧東池袋ならではの、懐かしのモチフワ麺になります。
量が多いから消化に良いよう軟らかくしているという山岸さんの理念があり、しっかり茹でる事で胃もたれせず、300gもの量もスルスルと入ります。若い頃は500g超のもりチャー中盛をペロリと平らげていました笑
付属トッピングは平太の軟らかメンマと繊維質でギシギシのモモチャーシュー2枚。味、食感ともになかなかの再現度ですが、Inスープなのでチャーシューが歪んでしまっており、これは大勝軒じゃないなと思ってしまいました。具材は別パックが望ましいですね。
つけ汁に関しては、山岸さんの味を再現したというよりは、山岸さんの味をイメージした心の味のスープ、という印象でした。ただ麺に関してはかなり忠実に出来ていると思います。懐かしい記憶が蘇りました、富田さんありがとう。
いまや移転前の旧東池袋の味をご存知の地方の方も殆どいないと思いますし、好みもあると思いますが、美味しさはいつの時代でも不変だと信じています。

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