元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています

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2026年06月24日

本品は鍋で温めるだけのワンパン調理で、ズボラな方は鍋のまま直で行くと思いますので、敢えて丼に盛り付けず鍋の状態で画像に残してみました。
 
麺、スープ、具材の全てはプラ容器に入っており、こちらをプラ容器から全て取り出し、スープ面を下にして鍋に移し、調理を行います。
直径は14cmなので、内径15cm以上の小鍋やミルクポットでスッポリ収まります。画像は普段ソースや少量の出汁の仕込みに使っている内径16cm満水容量1.1Lの小さい雪平鍋です。
 
①まずスープ面を下にして鍋に移します(最重要!)。麺を下にするとトッピングと麺が焼けて失敗します。
②弱火で30秒加熱します。すると冷凍スープがすぐに液状化しますが、この時点で完全に液状化させる必要はありません。
③鍋を傾けて液体が見えたら火力を中〜強火に変え、そこから更に4分加熱します。麺は最初から解れているので放置で問題ありません。これだけで出来上がりです。
 
味に関しては、旨味より塩辛さが勝っており、通常品のようなクリーミーさはなくサラサラとしています。
平打太麺は加熱済のためフワモチの食感でコシはありません。
トッピングの肩ロースチャーシューはゴワつきがやや気になりましたが、ネギは少量なりに入っているだけ見栄えが良いです。
 
また最後の4分過熱で多少煮詰まるので、ベースの塩分濃度はあと0.3%ほど落としてもよい気がします。
今回は加熱時間と成分値を計測しつつ強めの中火で加熱してみましたが、それでも結構高い塩分濃度が測定されたので、
もし内径の大きい鍋で強火加熱した場合、沸騰までが早く蒸発量も多くなる為、その分塩分が濃縮して更に塩辛くなると思います。
鬼ラーメンよりもこちらのほうが液状化の速度が早いので、その分の微調整は特に必要に感じます。
 
麺は175gなので、茹で前の状態で大体約120gくらいです。スープも約180ccくらいで、容量400mlのマグカップでも収まってしまう量なので、ボリューム的には少食の方、おやつ、夜食、酒の〆、食卓のプラス一品などに向いています。
 
率直な感想としては、コンビニ商品のレンジ調理冷凍ラーメンとの差別化、及びガス・IH調理のメリットは殆ど感じられませんでした。
ただコンビニ向け食品製造工場の委託商品なので当然といえば当然で、ターゲットもマニア層ではないと思うので、味の本格性を求めるよりワンパン調理の手軽さと利便性を評価するブランディング商品なのだと思います。
宅麺はお店そのままの味というのがコンセプトとして挙げられていますが、このらくうまっ宅麺シリーズに関しては、味については店レベルのクオリティは期待しないほうが良いかもしれません。
 
ちなみに鬼滅のイラストカードが1枚封入されています。

8

2026年06月24日

本品は鍋で温めるだけのワンパン調理で、ズボラな方は鍋のまま直で行くと思いますので、敢えて丼に盛り付けず鍋の状態で画像に残してみました。
 
麺、スープ、具材の全てはプラ容器に入っており、こちらをプラ容器から全て取り出し、スープ面を下にして鍋に移し、調理を行います。
直径は14cmなので、内径15cm以上の小鍋やミルクポットでスッポリ収まります。画像は普段ソースや少量の出汁の仕込みに使っている内径16cm満水容量1.1Lの小さい雪平鍋です。
 
①まずスープ面を下にして鍋に移します(最重要!)。麺を下にするとトッピングと麺が焼けて失敗します。
②弱火で30秒加熱します。すると冷凍スープがすぐに液状化しますが、この時点で完全に液状化させる必要はありません。
③鍋を傾けて液体が見えたら火力を中〜強火に変え、そこから更に4分加熱します。麺は最初から解れているので放置で問題ありません。これだけで出来上がりです。
 
味に関しては、辛味噌スープはしっかり辛く、旨味より塩辛さが勝っており、通常品のようなドロつきはなくサラサラとしています。
太縮れ麺は加熱済のためフワモチの食感でコシはありません。
トッピングの豚バラチャーシューは適度に軟らかく、モヤシとネギは少量なりにボリューム感を与えています。
 
また最後の4分過熱で多少煮詰まるので、ベースの塩分濃度はあと0.2〜3%ほど落としてもよい気がします。
今回は加熱時間と成分値を計測しつつ強めの中火で加熱してみましたが、それでも結構高い塩分濃度が測定されたので、
もし内径18〜20cm位の一般サイズの鍋で強火加熱した場合、沸騰までが早く蒸発量も多くなる為、その分塩分が濃縮して更に塩辛くなると思います。
 
麺は175gなので、茹で前の状態で約120gくらいです。スープも約180ccくらいで、容量400mlのマグカップでも収まってしまう量なので、ボリューム的には少食の方、おやつ、夜食、酒の〆、食卓のプラス一品などに向いています。
 
率直な感想としては、コンビニ商品のレンジ調理冷凍ラーメンとの差別化、及びガス・IH調理のメリットは殆ど感じられませんでした。
ただコンビニ向け食品製造工場の委託商品なので当然といえば当然で、ターゲットもマニア層ではないと思うので、味の本格性を求めるよりワンパン調理の手軽さと利便性を評価するブランディング商品なのだと思います。
宅麺はお店そのままの味というのがコンセプトとして挙げられていますが、このらくうまっ宅麺シリーズに関しては、味については店レベルのクオリティは期待しないほうが良いかもしれません。
 
ちなみに鬼滅のイラストカードが1枚封入されています。

7

2026年06月24日

タレは鶏と昆布をベースとしたクリアで優しいあっさり淡麗醤油味。
画像3枚目の通り香味油が半分近くを占めておりオイリーですが、重さはなく味わいはまろやか。
塩分濃度は約2.1%と若干高く、また人間の味覚は水温が低い方が塩味を強く感じるようになっていますが、
たっぷり入った香味油で醤油のキレやカドはコーティングされており、どちらかというと旨味と甘味のほうが成分バランスは高め。
 
香味油はポルチーニが強めに香り、最初はポルチーニで嗅覚が満たされますが、後味として昆布と鶏の余韻が舌に残ります。
また柑橘を絞るとあまうまな味わいにキリっと一本筋が通った爽やかな味わいに変化し、更にスッキリさっぱりと頂く事が出来ます。
 
麺は三河屋製麺の多加水角刃細ストレート。カットは長く、しなやかでツルリとした滑らかさとコシの強いコリパツ食感。
小麦の甘味もしっかりと感じられ、タレとの絡みと一体感も抜きん出ています。
 
なお麺が終わってもタレは結構残るので、もう少し麺が食べたいという方は冷製替え玉として素麺や冷麦を1束分ほど用意しておくと良いです。
中華麺は市販品だとかんすいや酒精などの臭いが強いので、素麺のほうがタレの風味を濁す事なくナチュラルにマッチすると思います。
 
付属トッピングは豚ロースチャーシュースライスが1枚。スモーキーな吊るし焼きで、素材の良さが活きたやや甘めの味付け。
湯煎はせずに冷蔵か流水での解凍が望ましいです。
 
 
なおタレは前日からの冷蔵解凍が推奨されています。
流水解凍も可ですが、香味油には鶏油も使われているので、あまり冷やし過ぎると油分が固まります。
 
麺も3リットル以上の熱湯を用意しないと再沸騰に時間が掛かり、1〜1:30の短時間では麺が完全に解れない可能性がある為、
心配な方はタレと一緒に冷蔵庫で前日解凍を行うとよいです。ただ冷凍生麺の冷蔵解凍は本来はお勧め出来ません。
また解れないからといって箸で頻繁に弄ると麺が傷付き味も食感も大きく劣化するので絶対にやめましょう。
 
<上手な作り方のポイント>
①タレは前日晩に冷蔵庫へ移して解凍を行う
②麺も確実に解したい場合はタレと一緒に冷蔵庫へ移して解凍を行う。常温解凍だけは絶対NG
③丼も冷蔵庫で冷やしておく
④麺は氷水でしっかり締める
⑤麺の水切りは十分に行う。水切りが不十分だと味がぼやけてしまうので要注意。ザルでバシャバシャと何度も振るより麺を手で掴んで軽くぎゅっと絞る方法が一番良く切れる
 
とにかく麺と丼をしっかり冷やす事、タレは冷やし過ぎない事、麺の水切りをしっかり行う事の3点が非常に重要です。最後は麺とタレをよく和えて冷たい内に頂きましょう。

5

2026年06月24日

以前販売されていた高野の背脂ニンニク醤油蕎麦は二郎系とは別タイプで、ニンニクが香る鶏ベースに細かい豚背脂を浮かべた淡麗醤油スープでしたが、
本品は豚の旨味を軸に組み立てられ、背脂もブリッブリの大粒となり、ニンニクも更にパワフルに効かされています。
 
二郎のようなジャンクな雑味はないものの、ニンニクのパンチと上品なグルタミン酸の旨味と力強いイノシン酸の旨味があり、
塩分濃度約2.5%、Brix値約12.5%という高い数値が示す通り、塩味も甘味も十分に強く、醤油のキレとコクも感じられる、非乳化タイプのあまうまなG系(ガッツリ系)となっています。
 
麺は三河屋製麺の力強くうねった角刃平打極太麺。
ブラン(ふすま・小麦の外皮)を多く含んだ強力粉が使われており、二郎感のあるオーションのような風味と歯応えが感じられます。
二郎インスパ系に多い低加水タイプの麺とは違うので、早茹ではせず指定時間を守ってしっかりと茹でましょう。
しっかり茹でる事でデンプンが正常にα化し、ボキボキとした硬さとムチモチとした強いコシのある伸びにくい麺に仕上がります。
 
付属トッピングのブタはInスープで、ホロトロに軟らかいバラロールの厚スライスが1枚。
濃い目の味付けで、ヤサイが美味しくたっぷりと頂けます。
 
高野らしい洗練された上品さも垣間見えますが、かと言ってペラさは無く、繊細ながら厚みと深み、
そしてガツンとしたインパクトも伝わる、G系らしさを充分に感じられるラーメンとなっています。
 
高野の2号店、KITCHEN TAKANOでは豚太郎というG系も提供しているので、高野の実店舗で食べ慣れている方は高野の作るG系はこうなるというイメージが湧いていると思いますが、
本品は豚太郎よりもややクリアで、豚背脂も味付黒アブラではなく普通の白アブラとなっており、より食べやすいアレンジが施されているように感じます。
 
必須トッピングのヤサイとニンニクを基本通り乗せれば食べ応えも充分。麺も抜群に美味しく、流石の三河屋製麺といったところですね。

5

2026年06月24日

スープは鶏豚牛の動物系と乾物の魚介系をブレンドした青葉スタイルのWスープ。
モミジや牛テールなどのコラーゲンによるまったりとした口当たりで、油分は少なくあっさりとした中濃タイプ。
塩分濃度は約2.3%と塩味が強く甘味は抑え目で、風味としては節と煮干が先に立ち、牛は隠し味的に後味としてほんのり香る、複合的な旨味構造のスープとなっています。
 
麺は自家製で、緩い縮れのある角刃太麺。店主はイタリアン出身という事で、小麦粉にはタピオカ粉、またパスタに使用されるデュラム・セモリナ粉も配合しているのが特徴的で、
タピオカ粉による瑞々しい保水性とモチモチの弾力、セモリナ粉のしっかりとしたグルテン形成による強いコシが生み出されており、
中華麺と生パスタを合わせたような独特の食感となっています。
 
付属トッピングはInスープのチャーシューとメンマ、別パックの柚子皮と魚粉の4種。
チャーシューは豚肩ローススライスで、厚みのあるムチムチの弾力としっかりとした味付け。
メンマはクセがなく硬すぎず柔らか過ぎずの適度な食感。
刻み柚子はスープをすっきりさっぱり爽やかに味変してくれますが、魚粉は風味が魚粉に支配されバランスが崩れてしまうので、使うかどうかはお好みで。
 
スープ濃度、柚子、動物魚介の構成からも分かる通り、味としては青葉に似たタイプの中華そばです。
毎日でも食べられそうな優しい味わいで、スープ量も少な目なので、完飲派の方は丼を空にしてしまうかもですが、塩分はしっかり高いので注意です。

4

2026年05月26日

スープは動物魚介をベースとし、そこに白味噌主体のブレンドで熟成感のある味噌ダレを溶いた、コク深く優しい甘みの中濃味噌味となっています。
特に節と胡麻がしっかりと主張しており、すりごまや挽肉による粒々とした舌触りで、節、煮干、胡麻、にんにく、生姜の入り混じった独特の風味が感じられます。
 
店主は二代目つじ田ご出身との事で、こちらも味噌の章チックな味をイメージしていましたが、味噌の章のような濃厚な動物魚介とは一味違い、ラードの厚みもなく味噌の章よりも比較的あっさり。
ただ味噌の章と同様に札幌味噌を根底に独自のアレンジが施された形で、煮干と青海苔の組み合わせからも分かる通り、山形赤湯ラーメンの要素も取り入れられています。
 
麺は多加水の角刃中細〜中太ストレート。一目で三河屋製麺と分かるビジュアルをしています笑
縮れこそないものの、ツルリとした麺肌にプリムチの強いコシと黄色掛かった色合いは、札幌や山形の麺にも似たようなイメージです。
 
付属トッピングはしっとりジューシーな豚ロースチャーシュースライスが1枚と、程良い酸味と発酵臭が効いた不揃いな太さのコリコリメンマ。
チャーシューは熱湯湯煎すると肉汁と脂が抜けてゴワゴワに硬くなるので、解凍は流水で行い、スープの熱で脂身を溶かすようにすると、チャーシューの潤いを保ちつつ旨味を一滴も余す事なくスープに移せます。
 
なおお勧めトッピングのモヤシに関しては、実店舗未訪の為に実物の味や実店舗の正しい仕上げ方を知っているメンバーがおらず、
味噌の章や純すみ系のように炒め煮するべきか迷いましたが、とりあえず初回はスープで煮ずに炒めたものを乗せるだけにしてみました。
 
味的にはそれでも充分に美味しく、スープの塩分濃度も約2.2%と純すみ系ほどの濃さもないので、逆に煮ると味が若干薄まるかもしれません。
ただし茹でるよりも焼き目がつくまで強火でしっかり香ばしく炒めたほうが風味良く仕上がります。
茹でたモヤシの場合はひと掴み程度の量なら問題ありませんが、それ以上の量だとスープがやや水っぽくなるので注意です。
 
またお勧めにもある通り山椒も味変に最適です。辛いのがお好きな方は、一味、七味、胡椒、豆板醤、コチュジャンなどの調味料を使うのも良いですね。
画像は付属の青海苔から赤湯ラーメンをイメージして、龍上海タイプの辛味噌(仙台味噌+おろしニンニク+粉唐辛子+粉パプリカ+塩+砂糖+化調+胡麻油+ラード)も乗せてみました。
 
より美味しく作りたい方はスープを湯煎後に小鍋へ移し、沸騰直前まで再加熱すると良いです。スープの乳化が促されて濃厚かつまろやかに整い、スープの粘度と油分で最後まで熱々の状態をキープ出来ます。
 
基本的には当然味噌ラーメンなのですが、一般的な味噌ラーメンに比べて風味にやや特徴があり、
ザラっとした舌触りや魚介と胡麻の風味などは赤湯ラーメンに通じるものがある為、その点は好みがあると思います。
宅麺ラインナップ内ではふくろう本店が赤湯ラーメンを提供しているので、食べた事のある方はあのようなベクトルの味をイメージすると良いと思います。

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