元料理人で現コンサルなラヲタ
40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。
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スープは濁りのないアッサリとした非乳化豚骨醤油がベースで、そこに大量の液状背脂と固形背脂と辣油がコッテリと浮かべられています。
塩分濃度は約2.5%と高い上、糖分と旨調も多く、油分も液状油だけで約120cc近くあるので、ガラ濃度の割にインパクトは強烈です。
麺はスクエア型の角刃太縮れタイプ。
噛み応え満点の太さとブリブリモチモチな弾力で、アブラギッシュなスープに負けておらず、そのアブラ達をごっそりと持ち上げてきます。
付属トッピングはInスープで、豚挽肉とざく切り玉葱がたっぷりと沈んでいますが、この玉葱の甘味と食感が非常に良い仕事をしています。
花椒は市販の小袋が2p付いてきますが、香りも痺れも弱く、また辣油の辛味も控え目なので、強い刺激を求める方は花椒も唐辛子も追加分を用意しておいたほうがよいです。
また説明書きにもある通り、ごっつの亀戸式タンタンメンはモヤシとニラを入れることで初めて完成するので、茹でモヤシと刻み生ニラは必ず乗せましょう。
特に挽肉と玉葱はモヤシとニラの為にあるような具材で、塩味も油も醤油や味噌同様にモヤシ有りきの前提で多くされているので、
この2つを追加しないと塩辛さと油っぽさばかりが突出した、バランスの悪い未完成品となってしまいます。
亀戸式タンタンメンには厳格な定義といったものはなく、お店によって独自のスタイルで提供されているそうですが、どのお店でも刻んだ生ニラはマストでトッピングされているようです。
ごっつの亀戸タンタンはごっつらしくショッパーで超オイリーですが、食べている内に麺の小麦と挽肉と野菜と油分が溶け合い、味わいが次第にまろやかになっていくのも特徴的です。
ただニラは画像ほど乗せなくても大丈夫なので、自分好みの量だけ刻んでトッピングしましょう。(多く乗せりゃいいってものでもないです。クサいので)