2026年10月21日
2
全731件のレビュー中 1-25件目
2026年10月21日
2
2026年10月13日
スープはややドロっとした豚辛味噌味。パックにも味噌チゲと記載されている通り、すず鬼というよりも要するに韓国風チゲスープです。
濃厚ながら後味はあっさりしており、塩味は程よく、コチュジャン特有の風味とピリリとした辛味があり、
甘味旨味酸味もコチュジャンに合わせてバランス良く整えられています。ニンニクもしっかりと効いていますね。
麺は三河屋製麺のスクエア型角刃中太縮れ麺。
密度の詰まった屈強なタイプで、短い茹で時間だとゴワボキの噛み応えある食感に、長めに茹でるとモチムチとしたコシと弾力が生まれます。
麺量も210gと大盛りのボリュームで、食べ応えも充分です。
付属トッピングは厚めにスライスされた豚バラロールチャーシューが1枚。淡い味付けなので、スープに浸して脂身を溶かし味を絡めるようにいただくと良いです。
本品は宅麺が企画・立案し、すず鬼が味のアドバイスを行い、食品加工業者が開発・製造を行ったOEM製品で、
以前販売されていた鬼滅の刃コラボラーメンと同じ内容ですが、ラーメンのみなので鬼滅グッズは付きません。
味もすず鬼店主のすーさんが監修したというだけで、スタ満のようなラーメンとは全くの別物なので、味自体にすず鬼感はありませんが、
もしすず鬼感を出すのであれば、豚バラ肉と玉葱とニラの醤油炒め煮、豚背脂、ニンニク、ショウガあたりをタップリ乗せるなど、自分でそれなりにトッピングを工夫する必要があります。
ちなみにコラボ商品販売時は炒めたモヤシとニラを乗せるのが基本形と説明されていましたが(画像2枚目)、
今回はそれに加え、豆腐、納豆、キムチとなっているので、多分完成形はスープの味的にスンドゥブチゲをイメージしているのだと思います。
なので私達の場合は土鍋を使ってスープで豆腐を軽く煮込み、良く混ぜた粒納豆と、
すず鬼FC赤坂店(閉店)で提供されていたオリジナルトッピングのカワシ満太郎(もやしナムルとキムチと生卵)を分解してトッピングし、納豆キムチスンドゥブチゲスタイルにしてみました(画像1枚目)。
個人的には納豆よりも豚しゃぶやアサリなどのほうがスンドゥブ感が出て良いかなと思いましたが、いずれにせよ麺が終わった後のライス投入は〆として最高です。
なお具材は白菜、玉葱、しめじ、ネギ、チーズ、餅など、味噌チゲに合うものなら何でもイケると思います。
野菜をたっぷり入れて、スタミナ満点ソバならぬ栄養満点ソバに作り上げてみるのも良さそうですね。
8
2026年10月13日
スープはまろやかに乳化したミルキーな豚骨白湯をベースに、キラ油(と呼ばれる凪の豚煮干油)風の香味油を浮かべた、マイルドなコクうま味。
久留米や博多の豚骨とは別タイプの、関東を中心に食べやすくマイルドにアレンジされていった万人向けタイプの白豚骨で、
臭みのないクリーミーでややざらつきも残したテクスチャーにほんのり穏やかな煮干の風味を重ねた味わいは、豚王とすごい煮干ラーメン両方の凪的要素を感じられます。
その中でも特に二枚貝のコハク酸独特の旨味が強く効いているのが特徴的で、豚、煮干、貝の三本柱で成り立っている多層的な味の構成に、
凪の単純レプリカだけでは終わらせない本品ならではの限定感やオリジナリティを感じます。
スープは開封前によく振って乳化を促してから丼に注ぎましょう。
麺は多加水角刃平打太縮れ麺。三河屋製麺製ですが、手揉み風の縮れ具合とツルリとした麺肌、そしてブリッブリでムッチムチのマッチョな弾力からは、
だるま製麺(凪の自社製麺所)の凪専用麺をトレースしたような凪っぽさも感じられます。
このタイプはしっかり茹でる事で強いコシを引き出せますが、指定時間内であれば失敗はないので、好みの硬さに調整すればよいと思います。
付属トッピングは一般人気の高い豚バラロールチャーシューが2枚。厚めの1枚に見えますが、薄めのスライスが2枚重ねて冷凍されているので、型崩れしないよう慎重に2枚に剥がして盛り付けましょう。
熱湯湯煎すると軟らかくなりすぎてボロボロと崩れやすくなるため、湯煎よりも流水解凍したほうが型崩れを確実に防げます。
尚お勧めトッピングのフライドオニオンはスープにコクと香ばしさをブーストし、赤紫蘇漬けも爽やかな風味が煮干豚骨とマッチします。
赤紫蘇はゆかりのソフトふりかけでも代用出来ます。紅生姜も原材料的に良く合いますし、大葉の千切りを代わりに乗せるのも良いですね。
本品は宅麺が企画・立案し、凪が味のアドバイスを行い、食品加工業者が開発・製造を行ったOEM製品で、
以前販売されていた鬼滅の刃コラボラーメンと同じ内容ですが、ラーメンのみなので鬼滅グッズは付きません。
スープに関しては凪とBUTAOのミクスチャー的要素にプラスアルファを施した独自色を入れつつ、凪カラーを感じさせながらも豚骨と煮干が苦手な方でも食べやすいように設計された一杯になっていると思います。
5
2026年10月06日
まず本品は冷製メニューなので、スープとタレは前日からの冷蔵解凍が推奨されています。間違って湯煎してしまうと品質が大きく変わってしまうので要注意です。
スープは滑らかな冷製のコーンポタージュがベースで、とうもろこしの優しい甘味に加え、味噌󠄀、チーズ、リキュールが分かりやすく香る、独特の風味を持った味わいとなっています。
これらが甘味旨味酸味だけではない濃厚なコクと深みも与えており、もったりしつつも爽やかで、すっきりあっさりさっぱりとした後味に繋がっています。
麺はややウェーブの入った角刃平打中太麺。
瑞々しくピロピロとした口当たりとプリモチのソフトな弾力がスープの柔らかい甘味とマッチし、スープのとろみが平打麺によく絡んで持ち上げてきます。
茹でた後に冷水で締める為、硬茹ではせず、指定時間を守ってしっかりと茹で、しっかりと水切りしましょう。
また本品は香味油入りの醤油ダレが別パックとなっており、まずタレと麺を絡めてからスープを注ぐという工程になっています。
タレはシンプルな醤油返しで、油はネギ、ニンニク、生姜が芳ばしく香る香味油となっているので、
まずはタレのみを混ぜ合わせた油そばの状態でキレとコクのある味わいを何口か堪能し、次にスープを絡めて啜るようにすると、
今度はキリっとした油そばとまろやかなとうもろこしスープが互いに味の調和をもたらすようになり、1杯で2通りの味を楽しむ事が出来ます。
とにかくタレの汁気がなくなり完全に乳化するまで充分に混ぜ合わせる事が最も重要です。
全体的に白っぽかったり色ムラがあったり丼底にタレが残っていたりシャバついているのは混ぜ不足の状態で、
一目で分かる美味しく仕上がっていないサインなので、麺が均等に色付くまで入念に混ぜましょう。
付属トッピングは豚肩ロースのローストチャーシューが1枚。
しっとり柔らかな食感と素材を活かすプレーンな味付けで、甘味のあるとうもろこしスープにチャーシューの塩味のエッジがアクセントを与えています。
こちらも湯煎は厳禁、流水解凍及びスープと一緒に前日からの冷蔵解凍が推奨されています。
ちなみにスープが余りお腹も余裕があるという方は、ライスであれば冷や飯を入れてお好みで黒胡椒や粉チーズを散らして冷やしコーンリゾットにしたり、
麺であればカッペリーニやフェデリーニなどの細いロングパスタを茹でて冷水で締めて替え玉にしたり、
米も麺も面倒な方はパンに付けて頂くようにすると、スープを余らせる事なく、かつ油汚れも減って洗い物もラクになります。
なお本品は冷製メニューですが、人間の味覚は冷たいほど塩味を感じやすく、温かいほど甘味を感じやすい構造になっているので、スープの温度次第で味の受け取り方も人によって異なってきます。
冷製スープはキンキンに冷たいのが好きという方は、冷蔵庫から取り出してすぐ注ぐようにすると良いですが、
塩味と甘味をバランス良く味わいたい方は、スープを冷蔵庫から出して15分ほど常温に置いておくと丁度良い塩梅に仕上がります。
約3Lの水を張った麺茹で用の鍋に点火するのと同時くらいに冷蔵庫から常温に出しておけば、
沸騰、麺茹で、冷水締め、タレ和えの工程で大体15分くらい経過するので、タイミング的には丁度良いと思います。
冷やしとうもろこしは近年トレンド化した夏の風物詩として都内を中心にブームを巻き起こしており、
今や物珍しさも無く冷やし中華的な夏の新定番メニューとして多くのお店で提供されていますが、味自体には定義がなくお店ごとの表現方法があるので、
冷やしとうもろこしを初めて食べるという方は、本品はあくまで「八咫烏式の冷凍通販仕様の味」として覚えておき、
機会があれば色々なお店に赴いてその店その店の味を味わってみると、八咫烏の独創性と楽しさもより感じられるようになると思います。
8
2026年09月29日
店主は守谷二郎(現・柏店)出身という事で、スープは旧モリジを彷彿とさせるビシッと醤油の効いた、キリっとキレのある旨じょっばい非乳化スープとなっています。
二郎直系の系譜らしく豚肉の旨味がしっかり抽出されており、塩分濃度は約3.3%と海水レベルの高さながら、
甘味に加えグルの旨味も強く効かせている為、塩味の突出はなく、全ての味が濃いという意味で二郎特有のバランス感が保たれています。
なお液状油も画像5枚目通りの適量(二郎基準)なので、富士丸系のような大量のアブラが苦手な方でも安心して頂けると思います。
麺は見た目平打ちの縦厚逆切り緩ウェーブで、太さは二郎直系の平均的サイズ。
説明文にワシワシ麺と書かれていますが、実店舗はその真逆で、こちらもモリジ譲りの柔らかいデロデロ麺で提供されています。
茹で時間は6〜8分となっており、6分でも軟らかめに上がりますが、8分しっかり茹でると実店舗と同じヤワフワプリピログニュモチのソフトなデロ麺を再現出来ます。
一方で硬い麺が好きだという方は、茹で時間3〜4分で上げると二郎インスパ系や富士丸系のようなワシゴワ麺に、5分前後で適度な硬さを残した食感に仕上がります。
いずれにせよ茹で湯は3リットル以上沸かす事が重要で、麺の冷蔵解凍も品質劣化を招くため絶対NG、必ず冷凍の状態から茹でて下さい。
付属トッピングはInスープの大判厚切りブタが2枚で、しっかりとした味染みとボリューム感。
豚肉の部位は腕が使われていますが、ウデ肉は場所により味も食感も脂の付き具合も違い、各々の商品で入っているポーションもその時その時で変わってくる為、
他者はこう言っていたけど自分はこうだったという感想が生まれるのは一般的な二郎あるあるです。
またブレというのも存在するので、二郎系のブタは肉ガチャというか福袋みたいなノリで楽しむのが正解です。
ちなみに今回の商品には脂身が軟らかくホロホロに崩れる上腕部と、繊維質の硬いパサついた肩芯という、肉質の異なる別々の部位が1つずつ入っていました。
自分は肉の旨味が抜けた塩辛い端豚が好みではなく、肉の旨味が逃げておらず味染みも程良い中央部が好きなので、個人的には大当たりです笑
なお背脂はほぐし豚入りの味付黒アブラとなっています。
富士丸系のブタカスアブラとも似ていますが、こちらの黒アブラは醤油味が濃く、崩れブタもたっぷり。
つけ麺のように別皿に取って麺をディップする食べ方もありますが、やはりヤサイにかけて頂くアブラサラダとの相性が最高に抜群です。
また二九六のスープは他の二郎系同様ヤサイトッピング前提の塩辛さに設定されており、素の状態だと猛烈にしょっぱい為、
上記のアブラサラダを楽しむという面も含め、ヤサイだけは最低限用意したほうが良いです。
ちなみに実店舗のヤサイはうっすら味の付いたクタヤサイとなっているため、再現性を高めるのであれば、
もやし1袋(200g)につき水1Lを沸騰させ、そこにコンソメキューブ1個(顆粒5g)を溶かし、もやしと適量のキャベツを投入、
軽くかき混ぜ蓋をして、再沸騰したら火を止め10分ほど置いておくと、実店舗の味に似たような薄味付クタヤサイに仕上がります。
コンソメが無い場合は鶏がらスープの素や中華だしの素で代用出来ます。いずれもない場合は塩を使って下さい。
ちなみに調味料のほかスープの液状油を大さじ一杯ほど加えて茹でると、富士丸風の味付クタヤサイを作れます。
二九六は新発売というか以前も宅麺で販売されており、店舗再移転のタイミングで嬉しい再販となったようですね。
醤油キレキレの非乳化豚肉スープ&飲めるようなデロ麺の組み合わせという、三田、柏、千住、川崎、西台あたりの直系に通っているジロリアンが特に好むタイプで、
二郎インスパイアというよりも旧モリジの面影がそのまま残っているので、まずは麺を柔らかめに茹で、ヤサイもクタ煮にして、亜流のインスパ系とは違う二郎直系の流れを汲む本物の味を自宅でも再現したいところです。
13
2026年09月09日
スープは大量の豚腕肉の旨味が凝縮した二郎直系スタイルの豚醤油。
画像通りの非〜微乳化タイプで、表層部には大量の液状油と固形背脂が浮いているため、麺の上部から食べていると味が薄く感じるかもしれませんが、
塩分濃度は約3.6%と海水よりも高い超ショッパーで、スープの底からよく混ぜながら頂くとしっかりとした塩味を感じられるようになります。
また混ぜている内に麺のデンプン質により乳化が進み、塩味のシャープなキレが取れてまろやかな味わいに変化します。
麺は自家製でややウェーブ掛かったワイド型太ストレート。
逆切りのザラザラとした麺肌がスープによく絡み、オーションの風味とゴワボキの強い噛み応えが強いパンチとインパクトを生んでいます。
太さ的には店主出自の目黒二郎と同じくらいの平均的な太さですが、昨今の二郎インスパイア系の麺は超幅広化したものが多いので、それらを比較対象にしてしまうとやや細めに感じるかもしれません。
またスープは若干少なめですが、それ以上に麺が多過ぎるので、麺がスープに沈みきらずに水面から盛り上がったフォルムになります。
宅麺丼などの小さい丼だと盛るのも食べるのも難しくなるので、なるべく大きめの丼を用意しておくとよいです。
付属トッピングはInスープでウデ肉のブタが2枚。小ぶりなので麺に比べ肉のボリューム感に欠けますが、ホロホロと柔らかく、味付けに関してもヤサイと相性抜群です。
また辛いものがお好きな方は生唐辛子が良く合います。私は中津川の農家さんから頂いた伝統野菜のあじめこしょうを合わせてみました。
ポン酢は夏場と冬場で仕込みが変えられており、本品は柑橘果汁のフルーティな甘酸っぱさが特徴の夏仕様となっています。
スープに直接入れてもよいですが、スープに加えてしまうと味が元に戻せなくなるので注意です。
別の方法として、別皿に取って生卵も落としたポン玉にして麺を付ける食べ方もあり、
この方法だとスープ本体の味を変える事なく、酸味もまろやかになり、さっぱり爽やかに頂く事が出来るので、個人的にはお勧めです。
またつけ麺にする場合は、スープにポン酢を好みの量だけ加える事で、酸味と甘味によるすっきりとしたつけスープが出来上がります。
のスた(元:凛@大井町)は東京のラヲタなら誰でも知っているレベルの超有名店で、太麺ポン酢も昔からの人気メニューとなっています。
個人的には細麺塩が好きなので、そちらのリリースにも淡い期待を寄せています笑
なお麺量は350gの表記ですが、実際は450g前後と3人分くらいあり、中華麺は茹でると約1.6〜8倍に増える計算になるので、熱湯は必ず大きい鍋で3〜4リットルほど用意しておきましょう。
これより湯量が少ないと再沸騰までに2分近くかかり、α化が進まず、対流が起こらないため茹でムラが生じ、
更に菜箸で混ぜてしまうと麺が傷付き歩留まりも悪く、また茹で湯も濁るため麺表面に粘りが出る上、かんすいの臭みも残ってしまいます。
ちなみに麺を茹でる際に使用する鍋は、カレー作りに使うような一般家庭にある両手鍋であれば4リットルくらい入るので、そちらを使うとよいです。
小さい手鍋だと茹でている内に麺が膨張しキツキツになって麺肌がドロドロに溶け、味も見た目も実物と全く別物の酷い仕上がりになるので絶対にやめましょう。
<残ったスープの活用法>
①ガッツリ系豚丼
1. 残ったスープの粗熱を取ってから一旦冷蔵庫で冷やします
2. 2〜30分ほどで脂分が表面に白く固まるので、脂だけを取り除き、下のスープを手鍋に移します
3. そこに一口大の豚こま肉100g、くし切りした玉葱30gを加えて煮立たせ肉に火を通します
4. 丼にご飯をよそい、煮込んだ肉と玉葱を乗せればG系豚丼の出来上がりです。生卵、紅生姜、七味唐辛子などはお好みで
5. なお煮込んだ後に溶き卵を加えて固めると他人丼になります
②ポークビンダルー風スープカレー
1. 丼のまま残ったスープにカレー粉(固形ルウではないパウダー状のもの)大さじ2杯を加えて溶かします
2. 豚こま肉や玉葱スライスなど好みの具材を加え、ラップして500Wで2分加熱します
3. 肉に火が通っているのを確認し、ライスを投入すれば、酸味の効いたポークビンダルー風スープカレーの完成です。鰹節と長葱を加えウドンを入れると和風カレー南蛮になります
なお箸を付けたスープは傷むのが早く、冷蔵保存すると翌日には味も臭いも落ち、食中毒のリスクも出てくる為、
出来れば当日中に消費し、難しい場合は惜しみつつ廃棄する事を強くお勧めします。
23
2026年09月09日
スープは大粒の豚背脂がたっぷり浮いた微乳化タイプで、画像5枚目の通り液状油が約半分を占めていますが、実店舗で頂いた時はもう少し乳化が進んでいました。
シェイクが足りないと非乳化のように感じてしまうので、しっかり振って再乳化を促してから開封しましょう。
コラーゲンも溶け出した濃厚な豚出汁は旨じょっぱくてコク深さもあり、つけ麺仕様にチューニングされた甘味と酸味の配合も非常にバランス良く、
甘味酸味が立っているというより寧ろ塩味旨味を引き立てるようなサポート役として機能しています。
なおブラックペッパーと七味のピリっとした辛みもあり、七味の陳皮がフルーティな爽やかさを演出しています。
ちなみにスープはラーメン並みの量なので、ヤサイもトッピングする事を念頭に置いた上で、親子丼や牛丼に使うようなサイズの丼を用意しておいたほうが無難です。
麺はオーションを使用した自家製緩縮れ平打太麺。
二郎インスパ系では平均的な太さながら、二郎直系のようなモチムチのソフトな弾力で、麺量も350gと一般的なラーメンの2杯分以上はあるため、2人でシェアしても丁度良いくらいのボリュームです。
なお一般的なつけ麺のように普通に麺を浸すだけだと表層部の油しか拾わず薄味に感じる場合もありますが、実際は海水並みの超高塩分濃度なので、
豪快にドブ付けして底の方からブタやヤサイと一緒に引き上げるような食べ方をするとよいです。
あと麺の洗い方は冷水の中で泳がすようにするだけで中華生麺のぬめりは充分に取れます。
素麺や蕎麦の乾麺のようにこすり合わせて洗ってしまうと麺表面が溶けて更にぬめりが出る上、
角が削れて丸っぽくなってしまうので、生の中華麺に関しては優しくソフトに扱ってあげて下さい。
付属トッピングはInスープで、HEROのシンボルとも言えるうずら味玉が1ヶと、ぶつ切りにされた大粒のゴロゴロブタがゴロゴロと。
ブタはバラ肉ですが、ロールチャーシューや角煮などに使われる三枚肉のほうではなく、こちらは肩バラという部位で、ホロホロに解れる肉々しい食感と濃厚な旨味が特長となっています。
生姜の効いた二郎桜台のつけ麺とは一味違ったオリジナル要素のあるつけ汁で、とにかくオイリーなので、ヤサイとニンニクはガッツリ用意しておきましょう。
大量の液状油が苦手だという方は適度に掬い取るのも良いですが、取り過ぎてしまうと強烈な塩味がダイレクトに襲ってくるようになるので注意です。
なお麺は塊状に冷凍されているためやや解れ辛くなっていますが、無理に解そうとして茹で直後から箸でつついたりすると麺が傷ついて短く切れたりするので、
もし固まっているなと感じたら、茹で始めから最初の5分くらいは完全放置し、5分を過ぎたあたりから軽く解すようにすると、品質を落とさず茹でムラもなく上手に仕上がります。
また解れにくいからといって冷凍生麺を冷蔵解凍するのは、料理の基礎知識として太麺細麺に限らず基本的に絶対NGです。
麺のタイプの違いもありますが、解凍すると鮮度も風味も落ち、水分が飛んで乾燥し、含水率の変化が加水率にも影響を及ぼす上、結露の発生及び再吸収によって食感もガタ落ちします。
結果として実店舗の麺と違う劣化した状態になってしまいますので、素人判断はせず、チラシの作り方に従って、必ず茹でる直前まで冷凍庫で保管し、取り出したら間髪入れずそのまま熱湯に入れて下さい。
二郎系のような極太麺でも、茹で湯の量(3〜4L)、火力(蓋をせず強火で沸騰状態キープ)、茹で時間(リーフレット記載)をちゃんと守っていれば、冷凍状態で芯が残る事はありません。
芯が残るのは冷凍が原因ではなく、鍋の小ささと茹で湯の量の少なさと火力の弱さが主な原因です。逆に解凍してしまうと茹で時間も狂ってくるので要注意です。
但し店主からの冷蔵解凍の指定がある場合は必ず作り方に従って解凍しましょう。
また家系麺に関しても麺同士の付着が強く、通常の茹で方でも解れない事が多いため、念のため冷蔵解凍後に麺を解してから茹でる方法も推奨されています。
17
2026年09月09日
タレはコク深い醤油ベースで、濃度の高いどっしりパワフルな豚肉の旨味と風味を感じますが、獣臭はなく、塩味も化調も結構な濃口。
深い甘味旨味に加えニンニクも利いており、味が濃い分油の重さを感じにくくなっていますが、
実際は液状ラードが半分近くを占めており(画像5枚目)、醤油ダレとあわせて汁気の多い超オイリーなサラサラタイプとなっています。
麺は縮れとうねりの強い平打の太麺で、ツルピロの滑らかな麺肌とモッチリとした弾力。浅草開化楼だったと思いますが、数年前の麺よりもソフトな感じですね。
何にせよタレが多いのでしっかりと湯切りし、タレがトロトロに乳化するまで頑張って入念に混ぜましょう。
タレを乳化させる事でシャバシャバとした水っぽさが無くなり、タレと麺がしっかりと絡み、シャープなキレが取れてまろやかな味わいに仕上がります。
なおヤサイなどのトッピングを乗せてから混ぜると、浸透圧でヤサイが脱水して水っぽくなり味も薄まってしまうので、
まずは麺とタレだけをしっかり混ぜ合わせ、混ぜ終えた後にトッピングを乗せるようにすると、味にムラが出来ず、水っぽくもならず、更に混ぜやすいというメリットにも繋がります。
丼を傾けてみて、タレがサラサラとしていたり、麺の所々が白く色ムラがあったら混ぜ不足のサインです。
タレが乳化してトロみがつき、麺の色ムラが無くなるまでしっかり混ぜる事が美味しく仕上げる重要なポイントです。
付属トッピングのブタはゲンコツ状のウデ肉塊がゴロッと1個。
とろみのある甘辛タレがかけられており、しっとりホロホロの軟らかさですが、味付はかなりの濃口。
全体的には二郎インスパイアのガッツリ系まぜそばとなっているので、お好きなトッピングや調味料で味変してお好きなように頂けばよいと思いますが、
一応必須トッピングはG系の標準搭載であるヤサイ、ニンニクとなっています。
画像1枚目は茹でモヤシ、キャベツ、刻みニンニク、フライドオニオンという初期装備ですが、
画像2枚目は実店舗のジャンクまぜそばというメニュー構成で、ヤサイは乗らず、卵黄、チーズ、紅生姜、ガリマヨをトッピングし、上から粗めに砕いたフライドガーリックをぶっかけてあります。
とにかくタレの味が濃く、麺とタレだけでは耐え難い塩辛さのため、普通の方にはヤサイを乗せる事をお勧めします。
ジャンクまぜそばのほうはその名の通りかなりジャンクで、塩味もパンチも更に凄い事になるため、塩辛いのが大好きなジャンク舌の方にお勧めです。
ちなみにガリマヨは自宅で簡単に作れます。下記ガリマヨを世に広めた千里眼さんがXで公開していた簡易レシピです。
・マヨネーズ30グラム
・おろしニンニク5グラム
・醤油5cc
をよく混ぜたら出来上がり!
12
2026年09月09日
タレはすっきりしたキレとコク深いあまうまの醤油ダレで、かめ囲らしいイリコの風味、玉葱とニンニクの香ばしい風味、上品かつ濃密な鶏油の風味、この3つの風味がバランス良くしっかりと主張しています。
あっさりさっぱりし過ぎず、重さやクドさもなく、またタレ自体の美味しさだけではなく、麺の甘味や食感を最大限に活かす調味料としての役割もしっかりと果たしています。
麺は手打ち、手切り、手揉みの自家製で、中力粉を中心に薄力粉もブレンドした超多加水超極太熟成縮れ麺。
讃岐うどん店で教わったというグラマラスな麺は、まさに讃岐うどんを彷彿とさせる瑞々しくツルッツルの滑らかな舌触りと、
肉々しい厚みにピロピロとした官能的な口当たり、そして中華麺とうどんの長所を両取りした様なふんわりモッチリしたコシの強さが特徴的。
噛むほどに舌へ広がる小麦の甘味と噛む場所による食感の変化も最後まで飽きさせない魅力の一つとなっています。
付属トッピングはチャーシューとメンマの2種で、チャーシューは低温調理のしっとり豚肩ロースとモモのレアチャーシュースライスが1枚ずつ。
メンマは昆布の淡い旨味が詰まったジューシーな座布団メンマが1枚で、手間を惜しまず数日間かけて仕込まれた、麺に勝るとも劣らぬ情熱と拘りの一品。
冷凍の影響による実店舗との食感と味の違いは否めませんが、こちらも高い人気を誇るかめ囲の目玉トッピングとなっています。
なお作り方のポイントとして、まずは麺とタレのみを入念に混ぜ合わせ、タレが完全に乳化してからトッピングを乗せるようにすると、味にムラがなく上手に作れます。
麺の所々が白く色ムラがあるのは混ぜ不足のサインなので、麺の色が茶色く均一になるまで充分に混ぜるようにしましょう。
かめ囲は麺が主役としての存在感を放っていますが、トッピングも決して脇役に収まらないハイクオリティで、全体的に非常にレベルが高く、各々が個性的な一杯となっています。
麺量も二郎インスパイア並みのボリュームで、食べ応えも充分。必須トッピングの卵黄はコクが増し、ネギとフライドオニオンは食感と香ばしさがアクセントになるので、忘れず事前に用意しておきましょう。
なおこの麺は季節と時間帯により約55%前後で調節している桁外れの超多加水麺な為、少しでも常温に放置するとあっという間に結露が発生し品質が劇的に劣化するので、冷凍庫から取り出したら間髪入れずに熱湯に投入して下さい。
茹で湯は3リットル以上沸かし、麺投入後も蓋はせず火力も落とさず素早く再沸騰させ、最初は箸で解さず、4分くらいはそのまま放置です。
麺入れ後にすかさず箸を入れても麺は解れず、逆に麺が短く切れてしまったり、麺肌を傷付けてグズグズに溶けてしまう上、箸の温度が再沸騰の妨げにもなるので、
最初は吹きこぼれないよう見守るだけにし、約4分ほど経ったところで初めて箸を入れ、決してかき混ぜたりはせず、
麺と麺の間にそっと突き入れて優しくゆっくり広げるようにすると、麺が切れたり麺肌がドロドロに崩れる事もなく綺麗に解せます。
解れた後も麺には触れず、対流で自由に泳がせるようにし、硬め茹ではせず指定時間を目安にしっかりと茹でて下さい。
多加水麺は指定時間を多少オーバーしても全く問題ありませんが、逆に短いとα化が進まずコシが生まれないので注意です。
実店舗では注文後に麺棒で圧延し、茹でる直前に麺切カッターを使い手動で麺線に裁断するという打ち立て・切り立ての純手打ち麺が使われているので、
どうしても冷凍の影響による品質の差が生まれてしまうのは致し方ありませんが、茹で湯の量、温度、解し方、茹で時間をきっちり行うだけで、家庭でも実店舗の味に近づける事は充分可能です。
13
2026年09月09日
スープは動物ベースの濃厚白湯。
花道庵系らしいコクまろの味噌スープですが、他の花道庵系と違いラードではなく豚背脂が使われているのが特徴です。
豚挽肉の粒々感とニンニクの効いたベジポタ感のあるトロザラのテクスチャーで、塩分濃度は約2.4%と高く、あまうまな味わいの中にもキリっとした塩味の筋が一本通っています。
麺は加水率高めのスクエア型角刃太縮れ麺。以前のだるま製麺から三河屋製麺に変わっていたんですね。
カットはやや短く、モチムチの強いコシと硬めの歯応えで、噛めば噛むほど小麦の甘味とスープの塩味旨味が口内で融和します。
付属トッピングはInスープの豚肩ロースチャーシュースライスが1枚。
優しい味付と程良い弾力ですが、Inスープのため湯煎による肉質の縮みと歪みが見られます。
出来ればチャーシューはスープと別パックにして頂きたかったですね、実店舗で頂いたチャーシューはしっとりジューシーだっただけにちょっと残念でした。
また必須トッピングのモヤシは必ず炒めましょう。香ばしく炒める事でスープの美味しさが格段にレベルアップします。
茹でモヤシだと味噌󠄀スープが水っぽく薄まってしまうので、手間でも必ず炒めたほうがよいです。
花道庵系(花道庵、花田、ふっく、幸生、田坂屋)は宅麺ラインナップに充実しているので、花道庵がお好きな方はフルコンプ目指してみるのもよさそうですね。
それだけの価値がある美味しい味噌ラーメンだと思いますし、花道庵系といっても各々の店でそれぞれ違った個性があるので、味噌ラーメンに対する理解もより深まってゆくと思います。
7
2026年09月02日
スープは動物ベースのクリアな醤油清湯で、焔らしくスープ量たっぶりです。
コク深く香り高い良質の鶏油と、丁寧にアク取りされた肉の旨味凝縮スープで、塩分濃度は約2.5%と高く、とら系とは異なる非とら系らしい醤油返しがビシッと決まったキレのあるオイリーな味わい。
カエシと鶏油は別パックになっていますが、作り方に手順がありますので、リーフレットに記載されている作り方をよく読んでおきましょう。
麺は手打ち・手切りの自家製中太麺。ピロピロと縮れた平打麺で、ザラつきのある麺肌とボソ感のあるグチモチのコシに火風鼎の遺伝子が感じられます。
打ち粉がしっかりと振られているので、茹で湯は必ず3リットル以上用意しましょう。湯量が少ないと水が濁り、麺にぬめりが出る上に吹きこぼれやすくなります。
茹でる際は麺になるべく触れず、吹きぼれないよう火力を調節して指定時間通り茹でる事が重要です。
麺にちょっかいを出すと麺が切れたり麺肌が傷付いたり、火力が弱いと麺のコシに影響が出てしまいます。
付属トッピングは吊るし焼きのスモーキーなモモチャーシュー3枚とワンタン3個。焔のラーメンはワンタンも麺に並ぶ主役級の存在として大きな人気を博しています。
そのワンタンは実店舗で頂いた皮の薄いツルツル滑らかなタイプと異なり、厚めでモチモチながらザラつきやボソつきもある粗い食感と舌触り。豚肉餡もプリプリと弾力があり、生姜がフワッと香ります。
皮は水分を多く含ませたほうが舌触りも食感も格段に良くなりますので、指定時間を目一杯使ってしっかりと茹でましょう。
ただ皮の割れや折れ曲がりも所々にあり、パック方法に関しては冷凍通販という事をもう少し考慮して頂けるとよかったかもしれません。
焔は火風鼎と同じく、白河ラーメンの元祖であるとら食堂の系譜に属さない、所謂「非とら系」と呼ばれる独自の白河ラーメンで、麺もスープもとら系の白河ラーメンとは異なる個性を持っています。
とら系はとら食堂、餐、非とら系は火風鼎も宅麺ラインナップに名を連ねており、また焔も火風鼎とはカエシの構成が異なるので、白河ラーメンが気に入った方は各々の違いを食べ比べてみるのもよいと思います。
なおリーフレットに作り方が詳細に記載されていますが、実はこの工程は他の淡麗系商品でも本来はこうするべき、という淡麗系冷凍ラーメンにおける教科書通りの再現調理法だったりします。
例えば何故本品のスープは事前解凍し、沸騰した3 リットルの熱湯に火を止めてから沈めて5分だけ温めるかというと、
仕込みでは8〜90℃台、店によってはコンマ単位で温度管理しつつ、沸かさない温度帯で濁らないようじっくり丁寧に炊かれているため、
湯煎でその温度を上回ってしまうとデリケートなスープの品質が変化し、風味も口当たりも本来の姿では無くなり、醤油返しと鶏油の乗り方も温度によって全く変わってしまうからです。
なので実店舗のスープとなるべく近い温度にするために、事前解凍と予熱湯煎という時間をかけた方法が勧められているという訳です。
スープが凍ったままだと熱湯に触れるパック外部とスープ内部の温度差による品質の変化が生じる上にスムーズな温度上昇が起こしづらく、
湯量が3リットルより少ないと保温性が悪く、また火を点けたままだとスープ温が上がり過ぎてしまうため、このような細かい工程が記されています。
またスープ、カエシ、油がそれぞれ分けられているのも、予め全てを合わせて冷凍するのと、調理段階で全てを合わせるのでは、
味や風味に差が生まれるため、実店舗で作る工程になるべく寄せて再現度を高めるように全てを分けてパックされています。
実店舗と何か味が違うなという商品があった場合、それは単に冷凍の影響ばかりではなく、このような細かい部分も理由として含まれていたりもします。
ただ一般ユーザーさんにはちょっと面倒に感じるかもしれませんので、とにかくスープの湯煎のかけ過ぎと麺の茹で湯の量、この2点だけは最低限注意しておくとよいと思います。
14
2026年09月02日
スープは鶏ベースの無化調淡麗醤油清湯。デリケートにじっくり煮出したクリアな透明感で、
佐野実さんがラーメン用の鶏として開発された山水地鶏などの複数の地鶏による、ふくよかで厚みのある丸鶏の旨味と濁りのない風味が詰まっています。
塩分濃度は約2.1%と神奈川淡麗系の中では平均的〜やや抑え目ですが、カエシからは生揚げ醤油の深いコク、カドのないまろやかな塩味、
穏やかな甘味などが伝わり、シャープ感のないすっきりとした程良いキレとフレッシュな香りが感じられます。
鶏油もコク、まろみ、香りともに素晴らしく、スープ全体を風味豊かな味わいにまとめ上げています。
麺は麺屋棣鄂の角刃細ストレート。切刃22番手の細麺で、はるゆたかの甘味、全粒粉の仄かに香ばしい風味、
シルキーでツルツル滑らかな麺肌、しなやかなアシ、プリっとした心地よいコシが特徴として表れています。
触れれば触れるだけ麺肌が傷付き味も食感も劣化するデリケートな麺なので、茹でている最中はなるべく菜箸で弄らず、たっぷりの熱湯で指定時間を守ってしっかりと茹でましょう。
指定時間より短く上げると風味もコシも生まれないため、硬め好きな方もグッと我慢して、時間をかけて育ててあげて下さい。
付属トッピングは低温調理の豚肩ロースレアチャーシュースライスと、程良い味付けでサクサクした食感の細切りメンマ。
チャーシューはしっとりジューシーで豚肉自体の味が濃く、脂身がスープに溶け出す事でスープに更なるコクを与えてくれます。
なおチャーシューは湯煎NGで流水かぬるま湯での解凍推奨となりますが、チャーシューもメンマもパックのまま常温に置いておくだけでもお湯を沸かしている間に解凍が終わります。
これぞ神奈川淡麗系といった繊細かつまとまりのよい逸品で、佐野JAPANの一員である麺や維新の遺伝子が色濃く感じられる一杯となっています。
18
2026年09月02日
店主はなんつッ亭出身という事で、スープは丁寧にアクを取りつつゲンコツを長時間炊き続けたクリーミーな濃厚ド豚骨。
豚骨の風味はありますが臭みは抑えられており、乳化した多めのラードと塩分濃度約2.6%の高い塩味による、力強くコッテリまろやかな旨味凝縮スープとなっています。
湯煎直後は油分が分離しているため、充分にシェイクして再乳化させてから丼に注ぎましょう。
ここでしっかりと乳化させる事で濃厚ながらクドさのない、さらりとした口当たりのミルキーな味に仕上がります。
付属の黒マー油はビターで香ばしい焦がしニンニクオイルで、大昔のなんつッ亭の記憶と比べて苦味が多少抑えられた印象ですが、
濃厚な豚骨スープに低温のラードでじっくり焦がしたニンニクのインパクトある香りとほろ苦さとコク深さがガツンと強いパンチを与えてくれます。
この黒マー油こそがぶたまるきの味を決定付けるコアの部分といっても過言ではありません。
麺は自家製の角刃中細ストレート。
なんつッ亭の旧製麺機で製麺し、なんつッ亭と同じ太さの麺線に切り出されており、食感もしなやかでパツンと歯切れ良く、束になって濃厚豚骨をごっそり持ち上げてきます。
博多や長浜の極細麺とは構造が違うのでバリカタなどの硬め茹では合わず、強いコシを生むためにも最低2リットル以上の熱湯で指定時間を守りしっかりと茹でましょう。
付属トッピングはチャーシュー2枚で、バラの厚スライスと肩ロースの薄スライスが1枚ずつ。
どちらも脂身が柔らかくジューシーで穏やかな味付けとなっており、熱湯湯煎すると脂身が溶けたり肉汁が抜けて硬くなるので、出来れば冷水かぬるま湯での解凍が望ましいです。
また茹でモヤシはなんつッ亭同様に必須のトッピングです。
モヤシの瑞々しさとシャキシャキとした食感が濃厚豚骨スープと黒マー油に驚くほどマッチしますので、モヤシと青ネギだけは忘れずに必ず用意しておきましょう。
店主出自のなんつッ亭は現在は経営が変わり宅麺でも販売されていますが、昔の実店舗に足繁く通われていたという元常連の方、
若しくは宅麺のなんつッ亭を何度も何度もリピートしているというヘビーなリピーターであれば、本品となんつッ亭の味の違いも分かってくると思います。
ざっくりと言えば本品は何十年か昔のなんつッ亭のワイルドさを残したパンチの強い味、現在のなんつッ亭はマイルドに食べやすくした上品な味、という表現になると思いますが、
熊本ラーメンがお好きだという方はどちらもお口に合うと思いますので、両品を同時に食べ比べてみるのも楽しいと思います。
14
2026年09月02日
スープは濃厚豚骨醤油。
店主は六角家系譜のつばさ家出身という事で家系ラーメンのテイストを感じますが、家系が豚ガラと鶏ガラで炊くのに対し、こちらは豚骨オンリーで炊かれています。
また店側も家系ラーメンを標榜していないため、厳密に言うと家系ラーメン寄りの豚骨醤油ラーメン、若しくは次世代型ネオ家系、という括りになります。
豚骨特有の風味と旨味が凝縮されていますが、六角家系譜特有の豚骨臭というものは抑えられており、
また塩分濃度は約2.9%と非常に高く、乳化豚骨と濃厚な鶏油に負けない塩味のインパクトがありますが、直系のような醤油のキレとは違い、ナチュラルなパンチの強さとして表れています。
麺は三河屋製麺のワイド型中太緩ウェーブ。
こちらも平打ではなく家系スタイルの逆切りで、切刃22番手くらいの家系麺の幅となっており、またカットも短いため、スープと合わせた全体の家系感が更に増しています。
付属トッピングは別パックで、チャーシューは六角家スタイルの煮豚ではなく直系スタイルの吊るし焼き豚モモスライスを使用。
スモーキーな香りとしっとりジューシーな味わいで、解凍は湯煎せずに必ず流水か冷蔵解凍で行いましょう。
ワンタンは2個付きで、皮は濃厚スープに合わせた厚みのあるプリモチの弾力性。餡はトロッと滑らかな舌触りで、生姜がフワッと香ります。
家系タイプのラーメンでワンタンがあるお店は全国的には珍しくもありませんが、宅麺商品では初かもしれません。
この他に大判板海苔3枚と鶏油が付いています。
家系ラーメンを名乗られてはいませんが、豚骨醤油、逆切り麺、鶏油、海苔、青菜といったフォーマットはほぼ家系で、味も家系のエッセンスを残した家系チックな豚骨醤油ラーメンとなっています。
味自体は鶏ガラが使われていないため一般的な家系ラーメンの味とは異なりますが、ライスとの相性はこちらも抜群。
塩分はかなり高いですが、スープ量は少な目なので、完飲派の健康管理には寄り添っていると思います笑
16
2026年09月02日
スープは中華そばスタイルの醤油清湯。
動物、節、煮干のバランス型で、魚介の風味、動物の旨味、醤油のコク、香味油の深みが各々を支え合っており、
ややオイリーながらすっきりあっさりとした非常に飲み口の良い味わいとなっています。
またリーフレットの作り方にある通り、カエシ、香味油、スープの順に丼に注ぐ事で、スープ全体にカエシと香味油が回り、均一感のあるムラのない味に作る事が出来ます。
順番一つ間違うと口当たりも風味も別物になってしまうので、作り方をよく読み、工程をしっかり守って正しい再現調理を行いましょう。
麺はスクエア型角刃中細緩縮れ麺。
ブリモチの弾力とスープを持ち上げる麺肌で、小麦の甘味とスープの旨味にしっかりとした一体感があります。
実店舗は自家製麺だったと思いますが、本品は麺屋棣鄂製の宅麺CKバージョンとなっているようです。
付属トッピングはラードベースの香味油、海苔5枚、厚切り豚バラスライス4枚、ジャキジャキ食感のメンマ。
味付けはチャーシューもメンマも実店舗より濃い目に感じました。
店主はネオノス系・ネオクラ系で有名な惠本将裕氏の傘下出身という事もあり、優しくてホッと落ち着く、昔ながらのエモい中華そばを感じさせる味わいとなっています。
ちなみにちゃんが付く店名でビジュアルも多少似ていますが、ちゃん系ラーメンではありません。
14
2026年09月02日
トプカのカレーメニューは印度カリーと欧風カリーの2本立てとなっていますが、本品は印度カリーのほうで、
日本のカレーのようなデンプンのトロみがないサラサラのスープ状となっており、玉葱の甘味に加え、日本人の口に合うように出汁の旨味も重ねられています。
スパイスはカルダモンとコリアンダーシードのフルーティな香りにシナモンとクローブも甘く香る奇を衒わない構成ですが、
何より唐辛子の効きが強く、キレのあるヒリヒリする辛さというか、切れ味鋭い刺すような痛みが容赦なく襲ってきます。
ライスはやや硬めに炊かれた日本米。
カレーがシャバシャバタイプのため、日本のカレーのような盛り付け方をするとライスがカレーに浸食されるので、
リーフレットのアドバイスにあるようにライス別盛りにするか、画像のように昭和レトロなアーモンド形に成形してからカレーを流し込むようにすると綺麗に盛り付けられます。
ライス型が無い場合(持っている一般家庭も珍しいですが)は大きめのお茶碗に一度詰めてからひっくり返してドーム型に盛り付けるか、
スプーンの背で優しくペタペタと押さえて形を整えるようにすると上手に出来ます。
具材はカレーの中に玉葱、人参、ピーマン、揚げ茄子、じゃがいもがゴロゴロと入っており、別パックに角煮状の豚バラスパイス煮が3ヶ付いています。
じゃがいもは別パックと記載されていますがカレー内にあり、煮崩れしないギリギリの軟らかさで、口内に入れるとホロホロと崩れます。
このじゃがいもやトロトロの茄子、玉葱などの野菜類の甘さが辛味の逃げ場となっていて非常に重宝します。
なお作り方のポイントとして、カレーは加熱時間が長いと鮮烈なスパイスの香りが飛んでしまうため、指定時間以上の湯煎は避けましょう。
またライスはレンチンだと表面が乾燥してパサついたり、米がダマになったり、パック端に詰まった部分の米が硬くなったりしますが、
湯煎だと乾燥も固化も硬化も防ぎふっくらと仕上がるので、こちらもカレー同様にパックを切らずに湯煎で解凍する方法をお勧めします。
湯煎時間はカレーとほぼ変わりませんが、途中で押し潰さないようにそっと揉んでみて、冷凍の固さが無くパック内に水蒸気が付いていたら引き上げてOKです。
こちらも湯煎し過ぎると逆にベチャついてしまうので注意です。
トプカは母校が近かったので学生時代は幾度か食べに行っていましたが、昔はこんなに辛かったかな?という印象を受けました。
20歳前後の頃とは身体も違いますが、今回は限界の辛さだったので、辛いものが得意でない方は必ず牛乳やヨーグルトなどの乳製品も用意しておいたほうがよいと思います。
10
2026年08月26日
スープはキレ、コク、旨味、酸味を活かした鶏ベースの無化調淡麗醤油清湯。
塩分濃度は約4.0%と極めて高いものの、昆布水と交わってゆくと共に塩味の角が取れ、次第に円みを帯びてゆきます。
また付属の香味油はポルチーニオイルが使われており、別商品の冷やし和えそばと同様にポルチーニの風味と鶏油のコクがリッチなフレーバーを与えてくれます。
麺は角刃細ストレート。商品説明に自家製麺とありますが、三河屋製麺だと思います。
カットが非常に長く、しなやかな喉越しを楽しめるタイプで、スープの塩味との対比効果により小麦の甘みをよりしっかりと感じられます。
そして高野の代名詞とも言える昆布水、通称TAKANO WATERは節の風味も効いたクリアな味わいで、
塩分濃度は約2.1%とラーメンスープ並みに高く、第1のスープと呼ばれるように昆布水だけでも美味しく啜れますが、
まずは昆布水と麺のみで頂き、次にスープに麺を半分くらい浸して頂く事で昆布水の旨味とスープの旨味のコントラストを味わい、
それからスープにしっかり浸して頂き、更に柑橘果汁を麺に直接絞ると、1杯の中で何段階もの味の変化を楽しむ事が出来ます。
付属トッピングは茎と穂先の繋がった一本メンマと、低温調理鶏むね肉のしっとり柔らかなハーブチキン。鶏レアチャなので湯煎は厳禁、必ず流水解凍しましょう。
なおスープや昆布水を残すのが勿体ない、もっと麺が欲しいという方は素麺を用意しておくとよいです。
市販の中華生麺はかんすいと保存料の匂いが強いため、折角のTAKANO WATERと合わせてしまうのは勿体ないと思います。
また昆布水全般に言えますが、余計な水分や氷などが残っていると旨味も風味もトロみも薄まってしまうため、麺の水切りと氷の除去はしっかりと行って下さい。
濁すことなく万全の状態に仕上げ、飲む点滴とも表現される純粋なTAKANO WATERの味を楽しみましょう。
18
2026年08月26日
スープはとみ田本店仕様のドロドロ濃厚豚骨魚介。
麺も心の味食品のワイド型多加水角刃極太ストレート。
付属トッピングもとみ田の座布団メンマ、香ばしく吊るし焼きされたジューシーな肩ローススライスチャーシュー、低温調理の柔らかしっとりローススライスチャーシューの3種。
本品はそこに味変アイテムとしてすーさん特製の味付き背脂と辛肉味噌が付いている訳ですが、この2品が相当わんぱくで、
まず味付背脂はニンニクの青臭さがとにかくハンパなく、辛肉味噌も唐辛子とニンニクがしっかり効いている為、
味変する際は本スープの器とは別にサブの器を用意しておき、そちらにスープを少量移し、サブに背脂や肉味噌を加えて味変を試すようにすると良いです。
本スープへ直に加えてしまうと、とみ田の味がすーさんのニンニクで完全に蹂躙され元に戻せなくなるので、味変する際は用法・用量を守って慎重にお使いください。
まず辛肉味噌で味変すると、とみ田のスープが担々麺のような味へ見事に変化します。
味付背脂での味変はニンニクがガツンと強烈で、豚骨魚介の風味を圧倒的に支配します。
そしてその両者を合わせて加えると、塩味と油と辛味とニンニクによるパンチの強いインパクトのある超絶ジャンクな味に変貌を遂げます。
なおこの味変アイテムはスープへ加えずに麺を直接ディップして食べるという方法もお勧めです。
組み合わせとしては斬新というか通常ではやらないような面白味がありますが、シナジー効果と捉えるか反作用として捉えるかは好みによって人それぞれあると思います。
個人的には麺の小麦の甘味を引き立たせる部分はポジティブに捉えられましたが、とにかく味付背脂がクセ強というかオラオラ系というかヤンチャな味に作られてるので、ニンニク好きにもかかわらず思わずドン引きしました笑
20
2026年08月26日
鶏塩白湯スープ、低加水角刃中細ストレート麺、豚ロースレアチャーシュー、茎と穂先の繋がった一本メンマと、基本的な構成は別商品の鶏濃麺塩と同じですが、
本品のスープは海月のトロトロ滑らかな濃厚鶏白湯にアサリの風味と仄かな渋み、コハク酸の独特の旨味が層を成すように重ねられています。
イノシン酸とコハク酸の旨味は相乗効果を持たないため、それぞれの旨味がクッキリとしたコントラストを描いているのが特徴的で、
アサリの味もしっかり主張しており、クラムチャウダーにも似たコク深い味わいを作り上げています。
なお湯煎直後は油分が分離しているので、再乳化するまでしっかりシェイクしてから丼に注ぎましょう。
付属トッピングもチャーシュー、メンマ、鶏油、板海苔は鶏濃麺塩と同仕様ですが、本品にはそれらに加え粒アサリが付いてきます。
アサリは甘口の醤油煮になっており、青山椒で爽やかに風味付けされています。
山椒は初夏に収穫された未熟果の実山椒なので、アクと痺れが少なく、プチプチと柔らかく弾ける食感がアクセントになっており、
濃厚鶏白湯で満たされた口内をスッキリとした清涼感でリフレッシュしてくれます。
なおアサリは湯煎解凍すると身が硬くなるので、チャーシューと同じく流水での解凍が好ましいです。
解凍の際に煮汁が出てきますが、これもスープに入れてしまうと元の味が変わってしまうので、一緒にまとめて入れずにまずはアサリの剥き身だけ掬って乗せるようにしましょう。
残った煮汁は途中で加えると甘めの味変として活用出来ます。
ちなみに初回リリース時の鶏濃麺塩に比べ、鶏油については風味、濃度ともに良質でした。反面、レアチャはやや塩辛くなった印象です。
実店舗で限定販売された鶏あさり濃麺ですが、海月の宅麺CK製の再現度についてはもうほぼ完璧な域に達していると思います。
煮干濃麺はまだかなぁと思いつつ、次の海月の新商品にも期待しています笑
16
2026年08月26日
スープはゼラチン質豊かな動物ベースの滑らか濃厚白湯で、店舗公式サイトにも「味噌が主役ではない」と記載されており、出汁の風味を活かす調味料としての使い方をされています。
それは塩分濃度約2.0%、Brix値約14.7%という数値からも分かる通り、純すみ系等の味噌ラーメンよりも塩分は抑え目で、根菜による甘味が強く、旨味もガラ濃度も高い事が見て取れます。
花道庵系らしいコクまろの味噌スープですが、口当たりは更にソフトで、ど・みそ系や純すみ系のようなパンチのあるタイプと異なる、攻撃性のない穏やかな味わいとなっています。
麺はややワイド型の短尺角刃中太縮れ麺。札幌ラーメンの麺とは異なる口当たりとモッチリした弾力の卵麺で、
出自の花道庵と同じ三河屋製麺の麺が使われており、花道庵リピーターにはお馴染みの安定感だと思います。
付属トッピングは別パックの肉味噌と辣油、またInスープでしっとり柔らかい厚切りの肩ロースチャーシューが1枚と、少量の炒めもやしに豚挽肉も入っています。
肉味噌はあまうまのピリ辛で生姜の香りが良く、辣油はボチボチ辛い上に多少の痺れもあるので、辛口が苦手な方は味を見ながら入れる量を調節するか、全くダメな方は最初から入れない方が無難です。
ただ辛味耐性がバグっているウチのスタッフはピリ辛ほどにも感じなかったそうなので、激辛慣れした猛者の方だと逆に物足りないレベルかもしれません。
また必須トッピングのもやしは実店舗ではラードで香ばしく炒めて提供されている通り、
茹でたもやしだとスープが水っぽく薄まってしまうので、フライパンを使って強火でしっかり炒めてトッピングしましょう。
宅麺ラインナップにもある花田、ふっく、田坂屋も同じ花道庵出身の同門になりますが、それぞれ味の傾向こそ花道庵がベースとなっているものの、
出汁感、味噌感、油、麺のタイプと個々の部分においては全てのお店で独自の個性があるので、花道庵も含め各々の商品を食べ比べてみるのも面白いと思います。
14
2026年08月12日
タレは強い塩味と甘味、濃厚な旨味と醤油のコク、大量の液状油、揚げたニンニクとネギの香ばしい風味によるパンチの強いガッツリ系に似た味わい。
麺は平打太ストレート。2等粉のような灰分の高い小麦粉が使われているようで、ブラン(ふすま・外皮)の香ばしい風味とワイルドな食感、
ピロピロとした口当たり、タレの絡みやすいザラザラの麺肌など、インパクトの強いタレに負けないパワフルな麺となっています。
付属トッピングは味付背脂と豚バラチャーシューが1枚。箸で持ち上げるだけで切れてしまうくらいトロットロに軟らかく煮込まれた厚切りスライスで、タレと一緒にパックされているためかなりの濃口です。
まずは油分がトロトロに乳化するまで、タレと麺を100回以上はしっかりと混ぜましょう。混ぜ方が足りないと味にムラが生じ、まろやかに仕上がらず、塩味がシャープで口当たりの重い状態となってしまいます。
後の食べ方はキミシダイという訳てすが、そもそも油そばやまぜそばは自分好みに味変したりトッピングを加えたりして楽しむ自分次第のメニューなので、こちらも同じように好きな具と調味料を加えて好き勝手に食べれば良いと思います。
といってもベースのタレは塩分濃度が強烈に高い上、チャーシューも塩辛く、背脂粒も液状油も大量の為、追加トッピング無しの素の状態では舌が耐えられないと思いますので、
ジャンク舌でない普通の方はモヤシやキャベツなどの野菜だけは最低限トッピングする事をお勧めします。
またマヨネーズなど油分の強い調味料を加えると猛烈にオイリーになるので注意です。
私は必須トッピングのモヤシ、キャベツ、ニラの他、厨房内にあった仕込みから、九条ネギ、刻みニンニク、紅生姜、鶏皮揚げ、キクラゲ、オクラ、粉チーズ、糸唐辛子、メンマ、刻み海苔を味のバランス無視で乗せてみましたが、
ベースの味が濃厚なので、トッピングはあっさり淡白な食材を組み合わせたほうが相性良くまとまると思います。
また麺の残りが少なくなったところで、サンプル用に仕込んでいた試作の豚骨清湯に油麺のタレと油を加えたスープを作ってミニラーメンにしてみましたが、
タレの味が濃く麺も味を吸っているので、ラーメンにする場合は
使うスープは薄口のあっさり味にすると良いと思います。
<参考>お勧めトッピング・調味料一覧
お酢、果汁、ポン酢、梅酢、ナンプラー、オイスターソース、マヨネーズ、バター、チーズ、オリーブオイル、葱油、胡麻油、ラー油、タバスコ、デスソース、豆板醤、コチュジャン、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、一味唐辛子、七味唐辛子、花椒、カレー粉、からし、粒マスタード、わさび、柚子胡椒、生卵、温泉卵、もやし、キャベツ、ニラ、刻みネギ、刻み玉葱、ニンニク、生姜、紅生姜、フライドオニオン、フライドガーリック、胡麻、海苔、鰹節、魚粉、海老、タクアン、キムチ、納豆、とろろ、ナルト、辛子高菜、明太子、ツナ、コーン、ベビースター、さきイカ、トマト、カイワレ、三つ葉、大葉、パクチー、バジル、オレガノ、ミョウガ、チャーシュー、メンマ、挽肉、豚しゃぶ、サラダチキン
13
2026年08月12日
うどんの特筆すべき点は麺肌のシルキーな滑らかさで、むっちりとした粘り気と適度なコシも食感として楽しめます。
ただ一度茹でた後に冷凍されている為、冷凍状態に難があり、実店舗のような強いコシとモチムチの瑞々しい弾力を求めるのはやや難しいかもしれません。
カレー出汁は和風出汁にカレーパウダーと小麦粉でトロみを付けたオーソドックスな定番のまろやか和風カレー味で、
スパイスの香りは弱いもののたまにヒットする赤唐辛子片の辛味もありつつ、トロトロに煮込まれた玉葱の甘みがカレーうどん然とした味わいを作り出しています。
具材も牛バラ肉と鶏モモ肉が使われており、小麦粉のデンプン質も合わせて見た目以上に食べ応えがあります。
付属トッピングは甘くて柔らかい薄切りの牛バラ煮がたっぷり。
カレーと一緒に食べる事で甘味がより際立って感じられ、混ぜ合わせるとカレー出汁に甘味とコクがグッと増します。
また締めにご飯を投入すると和風カレーライスとしても楽しめるので、半ライスやおにぎりも用意しておくとよいと思います。
<失敗しないうどんの茹で方>
本品のうどんは既に茹でられたものを急速冷凍・真空パックしてあり、真空圧でギュウギュウに詰まっている為、茹でたうどん同士のグルテンが結び付いて非常に解れにくくなっています。
茹で時間は3〜5分となっていますが、3〜4分で解しきるのは難しい状態で、無理に解そうとすると麺が短く切れたり麺肌が傷付いてボロボロになるので、茹で時間は5分を目安にするとよいと思います。
なお加熱処理後の冷凍麺は事前解凍してしまうと麺内部で凍っていた水分が全て溶け出し、水分バランスが崩れてコシの無い伸びた状態になってしまう為、
冷蔵、常温いかなる方法に限らず解凍は絶対NG、必ず冷凍状態のまま熱湯で茹でて下さい。レンジ加熱可能な市販品もありますが、本品は加工が異なるのでレンジ調理はやめましょう。
①まず熱湯は3L前後、最低でも2L以上は用意しましょう。湯量が少ないと再沸騰までに時間がかかり、湯温が低い状態だとただでさえ解れにくい麺が更に解れなくなってしまうので、茹で湯の量を多く用意する事も非常に重要なポイントです。
②熱湯に入れたら強火をキープし、吹きこぼれそうになったら火力をやや落とします。差し水は温度が一気に下がるので厳禁です。
③そして4分過ぎまでは麺に一切触れず完全放置、4分過ぎたあたりから菜箸で優しく解すようにすると、麺が傷付いたり短く切れたりせず上手に茹でられます。
途中で菜箸などで触れたり混ぜたりすると、お湯の内部が空気に触れる事や箸の温度などで湯温が下がり、かえって解れにくくなるという逆効果が生じるので、構いたい気持ちをグッと抑え、4分まではノータッチでじっと見守って下さい。
④茹で上がったら湯切りして丼に盛り付け、カレー出汁をかけ、肉とその為トッピングを自由に盛り付けて完成です。
5分茹ででも讃岐うどんの特徴であるモチモチとした弾力と粘り気のあるコシを生み出せますが、もしもっと強い歯応えが欲しい場合は、
茹で上げ後に氷水でキンキンに冷たく締めると、グルテンが引き締まり麺に噛み応えを生む事が出来ます。
その上で麺は熱いほうが良いという方は、冷たく締めた後に熱湯で今一度30秒程湯がくと、冷たい状態に比べ食感は失われますが、麺はホットな状態に仕上げる事が出来ます。
9
2026年08月04日
店主は2000年代初期のラーメン業界を牽引した超名店、九段斑鳩の出身という事で、青葉インスパイアの流れを汲む無化調Wスープが特徴として表れていますが、
麺武者の豚骨魚介醤油ラーメンには動物と魚介のバランス型である影武者らーめん、節を強調したガツンらーめん、また私が行った時はあっさり煮干というのもあり、その中でも本品は節強調型のガツンらーめんというメニューになります。
商品名の通り濃厚節系白湯スープですが、適度なザラ感はあるもののドロついてはおらず、見た目よりサラリとしており、
たっぷりの鶏油と油膜が張るほどのコラーゲンにより、スープ温度が最後まで熱々に保たれています。
旨味は無化調でまろやかながら塩分濃度は約2.2%と高めで醤油もしっかり効いており、塩分も糖分も強く、
魚介が突出してガツンとパワフルに効いているというよりも、節の濃度、オイリーな油分、パンチの強い塩味と甘味がそれぞれバランス良くガツンと効いているという形です。
麺は自家製の多加水平打太縮れ麺。
手揉みによる力強いうねりがあり、瑞々しいツルピロの麺肌と口当たり、モチプリの強いコシ、香ばしい小麦の風味とナチュラルな甘味が噛むほどに味わえます。
硬め茹では麺のα化が進まず強いコシとツルツルの舌触りを生み出せなくなるので、指定の茹で時間を守り、たっぷりの熱湯でしっかりと茹でましょう。
付属トッピングはInスープで、ミディアム食感の極太メンマが4本と、しっとり柔らかい豚肩ロース厚スライスチャーシューが1枚で、どちらも程良い味付け。
熱を通し過ぎるとどちらも品質・食感共に劣化するので、湯煎のかけ過ぎには注意です。
麺武者は宅麺で初めて頂き、その際はラーメンもつけ麺も普通の無化調濃厚トンギョという印象しか無かったのですが、
その後東北研修の際に実店舗で実物を頂いたところ、宅麺の冷凍仕様との風味のギャップに驚き、そこで冷凍の影響を受けやすいタイプという事に気付きました。
実物はナチュラルかつ複雑で濃厚な旨味に加え魚介の風味がフレッシュで雑味もない、斑鳩のベーシックな面影を感じるしっかりとした青葉インスパイアの無化調Wスープで、
このガツンらーめんに関しても実店舗のほうが本当の意味でガツンと来る、魚介の新鮮かつ荒っぽいワイルドな風味が活きていましたが、
冷凍だと比較的ソフトで優しい味わいの程良いガツン度に落ち着いており、実店舗を知る方だと多少の違和感を覚えるかもしれません。
ただあまりガツン過ぎるのは苦手かもという方には、マイルドで食べやすい変化が逆にメリットとしてポジティブに作用していると思います。
14
2026年07月28日
スープは豚骨と鰹節をベースとした沖縄そばの特徴的な構成。
沖縄そばにも豚が強いもの、鰹が強いもの、鶏や昆布も使われているもの、白濁したもの、澄んだもの、こってりしたもの、あっさりしたものなど様々なタイプがありますが、
こちらは豚、鰹、鶏、昆布など多くの食材を使った微乳化タイプで、豚脂とコラーゲンがたっぷり溶け出した濃厚でまろやかこってりな味わいとなっています。
塩分濃度は島ナンプラー無しの素の状態だと約1.3%と、チェーン店やインスタント麺なども含め総合的に見たラーメン全体の平均値より低い塩味となっていますが、
付属のランチャーム(魚型タレ瓶)に入っている島ナンプラーを全部入れると約1.6%と近年の専門店に比べてやや低いくらいの濃度に落ち着き、島ナンプラーのキリっとシャープな塩味と魚醤特有の風味も加わり、複雑かつスッキリ爽やかな味わいに変化します。
麺は平打太ストレート。きしめんほどの幅も薄さもなくフェットチーネほどの厚みもない独特の平打形状で、
卵白が練り込まれた麺特有のツルツルとした麺肌とプリッとした歯切れの良さが個性として表れています。
人によっては乾麺うどんを連想するかもしれませんが、当然製法も材料も違うので味自体は全くの別物です。
ちなみに沖縄そばは麺も地域によって違いがあり、平打ちタイプの麺は名護市など本島北部に多く、きしもと食堂や八重食堂あたりが老舗として有名です。
付属トッピングはソーキ(豚あばら肉)、ハラガー(三枚肉)、島ナンプラー、針生姜、島11味と盛り沢山。
ソーキは硬い肋骨付きの本ソーキではなくバラ軟骨の付いた軟骨ソーキ(パイカ)のほうで、軟骨をゼラチン化させたトロットロの食感でやや甘めの味付け。
三枚肉(豚バラ煮)は沖縄らしくちゃんと皮付きが使われており、泡盛と鰹の効いたラフテースタイル。
生11味はコチュジャンベースの調味料で、辛味、酸味、コク、柑橘のフレッシュでフルーティな香りをスープにプラスし、針生姜は甘酢漬けでスープにさっぱりとした清涼感を与えてくれます。
これらの調味料を全て加えると、塩分濃度が約1.7%と、塩味も甘味も概ね平均値くらいの丁度良い塩梅へ整うようになっているようです。
沖縄そばや沖縄料理、沖縄食材の有名どころを詰め込んだ感じのトロピカルな一杯で、実店舗未訪のため初めて頂きましたが、スープ、麺、具材と全てがしっかりと作り込まれているのがよく分かります。
ホリエモンプロデュースのお店という事で業界ではある程度話題にはなっていましたが、観光地的ラーメンというイメージも特になく、
肉のボリューム感や味変の楽しさも付加しつつ、沖縄そばに現代的なラーメンのトレンドを当てはめてアレンジしたような、バランスの良いラーメンになっていると思います。
16
2026年07月22日
スープは黒味の濃い牛ガラベースの醤油清湯で、牛脂と揚げネギの香ばしさが漂う香味油がキラキラと浮いています。
牛ゲンコツ特有のコクのある旨味、すっきりとした後味、牛脂の甘味と甘い香り、コラーゲンによるまろやかな口当たりが特徴的で、
鳥取の御当地ラーメンである鳥取牛骨ラーメンをアレンジした形のようですが、鳥取牛骨によくある独特のクセは感じず、牛の風味が穏やかで上品に香る、リッチな味わいのスープとなっています。
色味とブラックペッパーから富山ブラックの要素も感じますね。
塩分濃度は約1.9%と若干高めですが、塩味自体は程々で、たまり醤油もブレンドしたカエシと思われるコクを感じる、あまうまな優しいあっさりとした味わいです。
黒味が濃いスープは濃口醤油を大量に使っていて塩辛いのではと思う方もいると思いますが、大抵は濃口醤油より塩分濃度が低く甘味も強いたまり醤油や再仕込醤油による色味なので、
黒い=塩味が強いではなく、逆に黒い=コクと甘味旨味が強いと思っておくとよいです。
麺は低加水角刃細ストレート。
たけ田ブランドなので自家製麺ですかね?
しなやかなプリパツ食感で、絡みも良く、スープを吸い上げ次第に色が黒く変化してゆきます。
付属トッピングはチャーシューではなく、豚バラ肉のスライスにニンニクと生姜を効かせた甘辛の醤油煮となっています。
なおお勧めトッピングにある通り、ブラックペッパーはスープと豚肉を引き立てるアクセントとして非常に有用です。
ニンニクも合いますが、スープ本来の牛の香りを崩してしまうので、使うかどうかはお好みで。
あとは細ネギの他、刻み玉葱も良く合うと思います。
また旨辛パウダーは赤唐辛子をベースとした香り良いミックススパイスで、スープに溶かすと辛味だけではなく甘味旨味も加わる、その名の通りの旨辛調味料です。
辛さ耐性のある方は問題無いと思いますが、耐性のない方にはヒリつく辛さで、スープがドロっとした舌触りに変化します。
とにかく一口食べれば分かると思いますが、ライスがメチャクチャ合います。
残ったスープに投入すれば即席クッパとしても楽しめますし、生卵ディップのスキヤキ風も間違いありません。
実店舗未訪なので今回初めて頂きましたが、食欲を誘う牛の香りとあっさりながらコク深いあまうまの味わいで、ファーストタッチの瞬間に美味しいと確信しました笑
牛スープやコムタン、ユッケジャンなどがお好きな方はお気に召すと思います。
13
スープは動物系と煮干のWスープスタイル。豚鶏特有の臭みがないまったり濃厚な白湯タイプをベースに、背黒中心のビターな煮干出汁が風味良く重ねられています。
煮干の旨味はしっかりと抽出されており、苦味エグみも仄かに効いているもののニボニボとはしておらず、モミジのまろやかなコラーゲンと鶏油のコクに香味野菜の甘味も感じる深い味わいです。
塩分濃度は約2.1%と高めながら糖度計も高めの数値を示しており、塩味先行ではなく甘味旨味もやや強めに感じられます。
麺はややワイド型の多加水角刃太ストレート。タピオカ粉によるツルプリの舌触りともっちりとした弾力、
そして細かく挽かれたブラン(小麦外皮・ふすま)の芳醇な風味を併せ持った味わいが個性的な特徴として表れています。
付属トッピングはスープと別パックで、粗めに砕かれた香ばしい焙煎煮干粉、厚めにスライスされた豚バラロールチャーシュー1枚、程良いミディアム食感の極太材木メンマが2本。
チャーシューとメンマの味付けはどちらもやや甘口寄り。
煮干粉は煮干風味のブーストになりますが、小分けにされているので、好みの量を調節する事が可能です。
アニキ(表裏)は旨辛メニューのイメージが強く、煮干しは実店舗でも頂いた事がありませんでしたが、濃厚ながら重さのないあっさりとした口当たりからはアニキらしさがしっかりと感じられました。
煮干ラーメンとしては一見スタンダードっぽいものの、スープ全体の構造や独自色のある麺との香り豊かな組み合わせは案外個性的で、
アニキのリリース一発目を看板メニューの旨辛熟成味噌󠄀ではなく限定メニューの煮干をチョイスしてくるあたり、宅麺のマニアックな着眼点がそれとなく垣間見えます笑
とにかく刻み玉葱と海苔は相性抜群なので、お好きな方は忘れずに用意しておきましょう。