「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全707件のレビュー中 1-25件目


2026年07月22日

スープは黒味の濃い牛ガラベースの醤油清湯で、牛脂と揚げネギの香ばしさが漂う香味油がキラキラと浮いています。
牛ゲンコツ特有のコクのある旨味、すっきりとした後味、牛脂の甘味と甘い香り、コラーゲンによるまろやかな口当たりが特徴的で、
鳥取の御当地ラーメンである鳥取牛骨ラーメンをアレンジした形のようですが、鳥取牛骨によくある独特のクセは感じず、牛の風味が穏やかで上品に香る、リッチな味わいのスープとなっています。
色味とブラックペッパーから富山ブラックの要素も感じますね。
 
塩分濃度は約1.9%と若干高めですが、塩味自体は程々で、たまり醤油もブレンドしたカエシと思われるコクを感じる、あまうまな優しいあっさりとした味わいです。
黒味が濃いスープは濃口醤油を大量に使っていて塩辛いのではと思う方もいると思いますが、大抵は濃口醤油より塩分濃度が低く甘味も強いたまり醤油や再仕込醤油による色味なので、
黒い=塩味が強いではなく、逆に黒い=コクと甘味旨味が強いと思っておくとよいです。
 
麺は低加水角刃細ストレート。
たけ田ブランドなので自家製麺ですかね?
しなやかなプリパツ食感で、絡みも良く、スープを吸い上げ次第に色が黒く変化してゆきます。
 
付属トッピングはチャーシューではなく、豚バラ肉のスライスにニンニクと生姜を効かせた甘辛の醤油煮となっています。
なおお勧めトッピングにある通り、ブラックペッパーはスープと豚肉を引き立てるアクセントとして非常に有用です。
ニンニクも合いますが、スープ本来の牛の香りを崩してしまうので、使うかどうかはお好みで。
あとは細ネギの他、刻み玉葱も良く合うと思います。
 
また旨辛パウダーは赤唐辛子をベースとした香り良いミックススパイスで、スープに溶かすと辛味だけではなく甘味旨味も加わる、その名の通りの旨辛調味料です。
辛さ耐性のある方は問題無いと思いますが、耐性のない方にはヒリつく辛さで、スープがドロっとした舌触りに変化します。
 
とにかく一口食べれば分かると思いますが、ライスがメチャクチャ合います。
残ったスープに投入すれば即席クッパとしても楽しめますし、生卵ディップのスキヤキ風も間違いありません。
 
実店舗未訪なので今回初めて頂きましたが、食欲を誘う牛の香りとあっさりながらコク深いあまうまの味わいで、ファーストタッチの瞬間に美味しいと確信しました笑
牛スープやコムタン、ユッケジャンなどがお好きな方はお気に召すと思います。

3

2026年07月22日

スープは黒味の濃い牛ガラベースの醤油清湯で、牛脂と揚げネギの香ばしさが漂う香味油がキラキラと浮いています。
牛ゲンコツ特有のコクのある旨味、すっきりとした後味、牛脂の甘味と甘い香り、コラーゲンによるまろやかな口当たりが特徴的で、
鳥取の御当地ラーメンである鳥取牛骨ラーメンをアレンジした形のようですが、鳥取牛骨によくある独特のクセは感じず、牛の風味が穏やかで上品に香る、リッチな味わいのスープとなっています。
色味とブラックペッパーから富山ブラックの要素も感じますね。
 
塩分濃度は約1.9%と若干高めですが、塩味自体は程々で、たまり醤油もブレンドしたカエシと思われるコクを感じる、あまうまな優しいあっさりとした味わいです。
黒味が濃いスープは濃口醤油を大量に使っていて塩辛いのではと思う方もいると思いますが、大抵は濃口醤油より塩分濃度が低く甘味も強いたまり醤油や再仕込醤油による色味なので、
黒い=塩味が強いではなく、逆に黒い=コクと甘味旨味が強いと思っておくとよいです。
 
麺は低加水角刃細ストレート。
たけ田ブランドなので自家製麺ですかね?
しなやかなプリパツ食感で、絡みも良く、スープを吸い上げ次第に色が黒く変化してゆきます。
 
付属トッピングはチャーシューではなく、豚バラ肉のスライスにニンニクと生姜を効かせた甘辛の醤油煮となっています。
なおお勧めトッピングにある通り、ブラックペッパーはスープと豚肉を引き立てるアクセントとして非常に有用です。
ニンニクも合いますが、スープ本来の牛の香りを崩してしまうので、使うかどうかはお好みで。
あとは細ネギの他、刻み玉葱も良く合うと思います。
 
とにかく一口食べれば分かると思いますが、ライスがメチャクチャ合います。
残ったスープに投入すれば即席クッパとしても楽しめますし、生卵ディップのスキヤキ風も間違いありません。
 
実店舗未訪なので今回初めて頂きましたが、食欲を誘う牛の香りとあっさりながらコク深いあまうまの味わいで、ファーストタッチの瞬間に美味しいと確信しました笑
牛スープやコムタンなどがお好きな方はお気に召すと思います。

4

2026年07月22日

スープは伊吹らしく煮干の苦味エグみも抽出したビターなニボニボですが、そこに豚の旨味とコラーゲンのまろみ、
ニンニクとブラックペッパーの程良い刺激が効かされており、塩分濃度も約2.6%とかなり高く、非常にパンチの強い味となっています。
 
スープに入っている豚挽肉は、ニンニク、高知県マルサ醤油の「濃口一番搾り」という旨味とコクの強い濃口醤油、同じくマルサ醤油の「茂平味噌(米みそ)」というまろやかな甘味の淡色味噌を使った肉味噌となっていますが、
湯煎する事により肉味噌の味と旨味がスープに回り、味噌の深みとニンニクの風味も加わったコクうまな完成形になるセルフクッキングの要素も含んだ仕掛けになっているようです。
と言っても味噌ラーメンになる訳ではなく、あくまでもベースは煮干が前面に出た濃厚なブタニボです。
 
麺は三河屋製麺の低加水角刃中細ストレート。
スープを最も持ち上げる形状の麺で、濃厚ブタニボスープにガッツリと絡み、ザクパツの歯切れの良さが食感にアクセントを与えています。
 
付属トッピングはInスープで、肉味噌の他に角煮状のごっついチャーシューが2個入っています。
チャーシューは脂身ねっとり赤身ブリブリの噛み応えあるタイプで、味付けも濃く、豚臭さも残っています。
 
具材は肉がたっぷりで、肉もスープも塩味が強いので、沢山食べられる方はライスもあると良いかもです。
またチラシには追トピなしでそのまま味わうのがお勧めとありますが、かなり塩辛いので刻み玉葱はお好みで入れても良いと思います。
 
伊吹実店舗に行かれている方ならお馴染みのビターな煮干感と塩辛さですが、宅麺商品のマイルド仕様な伊吹しか食された事のない方だと、本品はちょっとクセ強に感じるかもしれません。
煮干の苦味とエグみも旨味と捉えられる方や塩味の濃い味がお好きな方向けで、ハマる方は中毒的に引き込まれると思います。ただそのどちらも苦手という方は自己責任で。
逆にニボニボ慣れしたニボラーだと煮干感は寧ろ控え目な部類に感じるレベルだと思います。

7

2026年07月15日

スープはクリーミーでまろやかなド乳化豚骨ですが、鶏や魚介の主張もあり、臭みなどの類はほぼありません。
濃厚ながら油分は多くもなく比較的あっさりしており、ドロっとした粘度の中に煮干のザラつきも残り、
ポタ感のあるテクスチャーからはゼラチン質の他にデンプン由来のトロみが強く感じられ、スープを最後まで熱々の状態にキープします。
 
またカエシが別パックになっているので、好みに合わせて塩加減を調節する事が可能です。
全部入れても濃過ぎる程にはならないと思いますが、塩分が気になる方や薄味が好みの方は少しずつ足して味を調整すると良いでしょう。
 
麺は角刃平打中太麺。一目で分かる通り家系を意識したと思われる形状で、麺の短さと逆切り的な麺肌のザラつきやモチプリの食感もまさしく家系麺そのものといった感じ。
質感的に三河屋製麺のようなイメージですが、いずれにせよ普通の切刃では難しいと思います。
 
付属トッピングはチャーシュー2種で、しっとりもっちり柔らかい豚肩ロースのレアチャーシューと厚みのある豚バラ煮が1枚ずつ。
レアチャは湯煎厳禁、解凍は必ずぬるま湯か流水で。バラは湯煎でも大丈夫ですが、こちらも流水解凍し熱々スープの中で脂身を溶かすようにしたほうが、湯煎よりも肉汁を逃さず味が一体化した状態で仕上げる事が出来ます。
 
その他に鳴門巻きと魚粉が付いてきますが、魚粉は濃厚な豚骨と鶏の風味を阻害してしまうので、魚粉に特に拘りがなければ入れなくても問題ありません。入れるにしてもお好みで量を調節したほうがよいです。
逆に魚粉大好きな方は問答無用で全ブッパしましょう。
 
豚骨といっても九州の豚骨や家系のスープとは別物で、敢えて例えるなら豚鶏のドロドロとした構成からもムテ系と天一を足して割ったようなイメージでした。
 
そしてとにかく家系スタイルの麺が良かったです。
このタイプのスープとの組み合わせは珍しそうに見えて、実は案外試されがちというか公式通りだったりするのですが、
こちらは麺自体が美味しいので、麺がスープに負けないどころか逆に活かしているくらいの力を感じました。
 
本品は宅麺CK製ですが、数々の名店のレシピで培われた知識と技術とノウハウの蓄積があったからこそ完成出来た一杯なのだと思います。
特に豚骨ベースの濃厚動物魚介というジャンルは幅広い層に好まれる上、家系麺との組み合わせという掛け算的要素もあるので、企画抜きにしても普通に売れると思います。
 
企画商品という事で、参考になるのかどうかという意味で正直全く期待していなかったのですが、忖度抜きで完成度高かったです笑

11

2026年07月15日

スープは鶏と魚介のあっさり醤油清湯で、めっちゃアゴ出汁が効いています。
鶏油と甘めの醤油によるまろやか且つ攻撃性のない優しい味わいで、別パックの魚粉を加えると魚粉一辺倒の味に変化します。
魚粉はバランスブレイカーな調味料で出汁の風味を上書きしてしまうので、使う量はお好みで。
 
麺は角刃中細縮れ麺。昭和屋台風のノスタルジックな麺で、プリプリとしたコシもあり、このスープとマッチしています。
 
付属トッピングはシンプルな味付けの鶏チャーシュー2種で、しっとり柔らかいムネ肉のレアチャとブリブリ弾力の厚切りモモロールが1枚ずつ。
湯煎すると肉汁が抜けて硬くなるので、チラシに書かれている作り方通りぬるま湯か流水で解凍しましょう。
 
メンマはコリコリとした歯応えと程良い酸味。
その他に鳴門巻きと魚粉が付いてきます。
 
所謂昔ながらの中華そば的な醤油ラーメンなのですが、旨味の余韻がじんわり続く後引く味わいで、
酒田ラーメンや長崎ラーメンとも一味違うアゴの風味と旨味が印象に残る個性的な一面も持っています。
 
オーソドックスに見えて結構独創的な出汁の構成だったり、食後3時間以上経ってもまだ余韻が残るなど、何気に面白味の詰まったギミックが仕込まれています。
 
本品は宅麺CK製ですが、数々の名店のレシピで培われた知識と技術とノウハウの蓄積があったからこそ完成出来た一杯なのだと思います。
 
企画商品という事で、参考になるのかどうかという意味で正直全く期待していなかったのですが、忖度抜きで完成度高かったです笑

9

2026年07月08日

うどんは瑞々しい甘みとツルッツルの滑らかな喉越し、そしてプルプルモチモチとした官能的な弾力があり、手切りによる一本一本の太さの違いによる食感の変化も同時に楽しむ事が出来ます。
 
そこに甘口の出汁醤油とネギ油を和える事で、白口煮干の旨味と揚げ葱の香ばしさが加わり、柔らかい風味に包まれた現代的で個性的な讃岐うどんの味に仕上がります。
 
付属トッピングは塩麹で味付けされた鶏チャーシュー風の厚切り塩焼き鳥が3枚。ブリッブリの鶏モモ肉を炙って焼き目を付けた香ばしい味わいで、うどんの具としてもお酒のアテとしても重宝します。
 
ヨコクラうどんは幕末創業と伝えられている歴史ある讃岐うどん店として有名なので、様々なメディアで目や耳にした事のある方も多いのではと思います。 
ちなみに茹で時間が20分と長いので、頂く際は時間に余裕を持って臨みましょう。
 
 
<うどんを美味しく茹でるポイント>
うどんは茹で時間が長く、タップリの熱湯で蓋をせずに茹でる事が最重要なので、お湯は最低でも3Lは沸かしておきましょう。
湯量が少ないと茹で湯が蒸発して足りなくなり、またお湯がドロドロに濁りぬめりが強く出るため、作り方次第で同じうどんでも仕上がりの味に雲泥の差が出てしまいます。
 
宅麺で二郎系や大盛りつけ麺などを買っている方は普段から使われていると思いますが、カレーやパスタなど作る時に使うような、
一般宅にある家庭用の両手鍋なら3Lは余裕で入るので、100均の小さいアルミ鍋などは使わずに必ず3L以上の熱湯で茹でましょう。
 
なお差し水は湯温を急激に下げてしまうので絶対NGです。3Lあれば途中で足りなくなる心配はありませんが、どうしても足りなくなった場合は別鍋か電気ポットで沸かした熱湯を足すようにしましょう。
吹きこぼれそうになったらやや火力を下げ、水面の泡を取り除く事で、沸騰状態を保ちつつ吹きこぼれる心配もなく、うどんにしっかりとしたコシが生まれ、茹で上がりのぬめりも軽減されます。

8

2026年07月08日

うどんは一本一本が非常に長く、啜り心地の良いツヤとハリがあり、しっかりとしたコシの強さが噛むほどに感じられます。
県外の人が美味しい讃岐うどんに求める味と食感を余す事なく満たしてくれる理想的なタイプだと思います。
ちなみに茹で時間が17〜8分と長いので、頂く際は時間に余裕を持って臨みましょう。
 
つけだれは節と乾物の和出汁と甘口の出汁醤油に練りゴマを溶いた、甘辛酸の和風担々スープ。
豚挽肉も入っており、クリーミーながらあっさりとした辛味控え目のあまうまな味わいで、個人的には中華の担々麺というよりも和風胡麻ドレッシングのような味をイメージしました。
 
香川の讃岐うどん店も結構回っているもののこちらは初めて頂いたのですが、うどん自体が非常に美味しかったので、機会があったら実店舗にも伺おうと思います。次はざるかぶっかけで頂いてみたいですね。
 
 
<うどんを美味しく茹でるポイント>
うどんは茹で時間が長く、タップリの熱湯で蓋をせずに茹でる事が最重要なので、お湯は最低でも3Lは沸かしておきましょう。
湯量が少ないと茹で湯が蒸発して足りなくなり、またお湯がドロドロに濁りぬめりが強く出るため、作り方次第で同じうどんでも仕上がりの味に雲泥の差が出てしまいます。
 
宅麺で二郎系や大盛りつけ麺などを買っている方は普段から使われていると思いますが、カレーやパスタなど作る時に使うような、
一般宅にある家庭用の両手鍋なら3Lは余裕で入るので、100均の小さいアルミ鍋などは使わずに必ず3L以上の熱湯で茹でましょう。
 
なお差し水は湯温を急激に下げてしまうので絶対NGです。3Lあれば途中で足りなくなる心配はありませんが、どうしても足りなくなった場合は別鍋か電気ポットで沸かした熱湯を足すようにしましょう。
吹きこぼれそうになったらやや火力を下げ、水面の泡を取り除く事で、沸騰状態を保ちつつ吹きこぼれる心配もなく、うどんにしっかりとしたコシが生まれ、茹で上がりのぬめりも軽減されます。

6

2026年07月08日

うどんの特筆すべき点は麺肌のシルキーな滑らかさで、むっちりとした粘り気と適度なコシも食感として楽しめます。
ただ一度茹でた後に冷凍されている為、冷凍状態に難があり、実店舗のような強いコシとモチムチの瑞々しい弾力を求めるのはやや難しいかもしれません。
 
琥珀色に澄んだつゆは白口煮干(伊吹いりこ)をベースに、節、利尻昆布、冬菇などの乾物から引かれた香り高い和出汁で、
そこに濃口醤油をブレンドした熟成感のある甘口の醤油返しが合わせられています。
 
付属トッピングは甘くて柔らかい薄切りの牛バラ煮がたっぷり。
肉に限らず全体的に甘口ですが、そこに一味や七味、柑橘果汁を絞ると、牛肉の旨味と風味、食べ応えの中にスッキリとした清涼感が加わります。
 
なお本メニューの食べ方は、
①ひや(うどんもつゆも冷やす)
②あつ(うどんは冷やしてつゆは熱くする)
③あつあつ(うどんもつゆも熱くする)
の3通りがあり、どの食べ方にするかは完全にお好みですが、
人の味覚は温度帯で感じ方が大きく変わる為、ひやだとつゆの塩味を強く感じるようになり、あつだと出汁の香りが立ち甘味を強く感じるようになります。 
 
また旨味成分は体温に近い温度が一番感じやすく、うどんは冷やしつゆは熱くする事で食べ進む内に旨味を最も感じる温度帯になるので、
出汁の風味、塩味、甘味、旨味、うどんのコシの全てがベストの状態で味わえる「あつ」が、食べ方としては良いとこ取りの出来るスタイルになると思います。
スープは熱く麺は冷たいつけ麺の食べ方と同じ理論ですね。
 
ただうどんは先述の通り既に茹でられたものを急速冷凍して真空パックにしてあるのですが、真空圧をかけ過ぎてギュウギュウに詰まっている為、茹でたうどん同士のグルテンが結び付いて非常に解れにくくなっています。
茹で時間は3〜5分となっていますが、この短時間で解しきるのは難しく、また箸で無理に解そうとすると麺肌がボロボロに荒れ短く切れてしまい、かと言って長く茹でると軟らかくなり過ぎてしまう為、折角の美味しい綿谷の讃岐うどんが美味しい状態で調理し辛くなっています。
 
セルフのお店は基本的に茹で置きされているので、ピーク時間帯後の香川の讃岐うどん屋の味っぽくてある意味リアルなのですが、
本品に関しては私達が丸亀の綿谷実店舗で頂いたうどんとは別物のような状態だったので、ちょっと残念でした。
これなら茹で時間が長くかかっても茹で前の生麺をそのまま冷凍して頂いたほうが良かったかもしれません。
 
なお冷凍麺の正しい扱い方についてご存知ない方も結構いるかもしれませんが、茹でられた冷凍麺は、冷蔵、常温、レンジなどのあらゆる事前解凍は絶対にNGです。
天地がひっくり返っても解凍は行わず、必ず冷凍状態のまま熱湯に入れて下さい。
 
解凍してしまうと麺内部で凍っていた水分が全て溶け出し、水分バランスが崩れてコシの無い伸びた状態になってしまいます。
なので解凍してしまった時点で調理は大失敗、全てが台無しになると思って下さい。
 
そして茹でる熱湯も少なくとも2L以上はたっぷりと用意しましょう。
湯量が少ないと再沸騰までに時間がかかり、湯温が低い状態だとただでさえ解れにくい麺が更に解れなくなってしまうので、茹で湯の量を多く用意する事も非常に重要なポイントです。

13

2026年07月08日

スープは豚、鶏のガラと白口煮干を炊いた無化調塩清湯ですが、別パックのカエシと香味油がかなり凝った造りになっており、
純スープは塩分濃度約0.8%と煮干由来の仄かな塩味のみのあっさりとしたものですが、カエシと香味油を加えると塩分濃度は約1.9%とやや高めの塩味に落ち着き、
カエシ&香味油に凝縮されている乾物、ネギ、香味野菜、魚醤の香ばしくて複雑で深みのある風味、塩味、旨味、深いコク、どっしりとした厚みが加わり、
スープ表面に膜を張るほどのコラーゲンで口当たりもまろやかなスープとして完成します。
 
麺は自家製の超多加水極太平打麺。
手打ち、手切り、手揉みの不規則な縮れと捻れによる食感の変化、もち姫を配合した滑らかで粘り気のある超モッチモチで超フワッフワな弾力が普通のラーメンでは味わえない大きな魅力となっています。
 
付属トッピングはチャーシュー2枚とワンタンが3枚。
チャーシューは豚肩ロースと鶏むね肉で、素材を活かすシンプルな味付けと瑞々しいレアな食感が持ち味。
低温調理のため少しでも湯煎すると肉汁が逃げて硬くなってしまう為、流水解凍が望ましいです。
 
ワンタンは皮にももち姫が使われており、ツルッツルでトゥルントゥルンでムッチムチでソフトでシルキーで官能的な舌触り。
餡には生姜の効いたまったり滑らかな豚挽肉とブリッブリのバナメイエビが詰まっており、皮、海老、豚挽肉の食感のコントラストとスープとの一体感が非常に優れた逸品となっています。
 
以上からも分かる通り、こちらは宅麺でも販売されている日陰インスパイアのラーメンで、麺と未来を祖として博多うどんを参考に生み出されたヤワフワツルモチの独特な食感の麺が最大の特徴となっています。
ワンタンも麺に勝るとも劣らぬ滑らかな極上品で、全体的なボリューム感もあり、味、質、量ともに抜群の一杯になっていると思います。
 
宅麺ラインナップでは日陰、木陰、陰日向などが同系統なので、このあたりが好みならお勧めです。

9

2026年07月08日

スープは鶏と香味野菜をベースに赤味噌ダレを溶いた濃厚味噌。
塩分濃度は約2.1%と高く塩味にキレがありますが、甘味旨味も半歩下がった辺りで調和が取れており、
ピリっとした辛味とゴマの香ばしさに生姜とにんにくもほんのり香る、まろやかでコクのある味わいとなっています。
表面に浮かんだ鶏油の風味も良く、スープの温度を最後まで熱々に保ってくれる役割も果たしています。
 
麺は加水率高めのスクエア型角刃中太縮れ麺。
自家製麺との事ですが、手揉みによる不規則な縮れと春よ恋を感じるモッチモチの食感と甘味がスープと抜群にマッチしています。
しっかりとしたコシの強さですが、噛み応えのある硬さではなく、クッション性のあるふくよかな弾力が感じられるタイプです。
 
付属トッピングは別パックのチャーシューとメンマの2種。
メンマは太めのゴリシャキ食感でしっかりとした味付け。
チャーシューは薄切りと厚切りの豚バラスライスが1枚ずつで、噛み応えのあるムチムチ食感。
炭火で香ばしく炙られており、炭焼きのスモーキーな香りがスープに馴染んでゆくと共に、スープの風味も少しずつ変化するという凝った仕掛けが施されています。
 
なおトッピングを追加するならネギとほうれん草が好相性です。モヤシを乗せるなら茹でるより炒めたほうが水っぽく薄まらずに作れます。
あと刺激が欲しい方はニンニク、生姜、豆板醤、一味、七味、胡椒、花椒あたりを味変に。
 
スープも麺も札幌味噌とは別タイプで、所謂関東風的な、味噌ラーメンらしい味噌ラーメンといったイメージです。
実店舗未経験だったので初めて頂きましたが、麺の美味しさとスープとのバランス感に思わず顔が綻びました。個人的にも大好きですね、かなり素敵な造りの味噌ラーメンだと思います。
ちなみにSagamihara 欅といっても、現在宅麺で販売もされている札幌にとりのけやき(けやきすすきの本店)とは無関係のようです。

8

2026年07月01日

スープは数種類の地鶏と豚ゲンコツをじっくり炊いた、透明感のあるあっさり無化調醤油清湯。
ふくよかな旨味とコクに加え芳醇な鶏油が香り、塩分濃度は約2.6%と結構高めながら、醤油のキレ、動物の旨味、鶏油の厚みがバランス良く調和した、淡麗でクリアかつ深みのある味わいとなっています。
 
麺は毎朝手打ちされた自家製の多加水平打中太縮れ麺。
小麦のナチュラルな甘味と風味、手揉みの縮れによるツルピロの口当たり、多加水の瑞々しい麺肌による喉越しの良さ、
ふんわりもっちりとしたソフトな弾力と締まりのあるコシの強さを兼ね備えた食感は、とら系白河ラーメンの中でも最上クラスだと思います。
 
麺の解凍は説明書きにある通り、調理前日からの冷蔵解凍が推奨で、3L以上のたっぷりの熱湯を沸かし、茹でている間も麺には構わず、対流で自由に泳がせて下さい。
麺を解そうと箸で弄ったり混ぜたりすると、麺が短く切れたり、麺肌に傷が付いて味も食感も大きく劣化し、かつ伸びやすくもなるので、余計な世話は不要です。
 
付属トッピングは炭火で吊るし焼きした後に醤油で煮た赤縁チャーシューが4枚とボリューム満点。
豚バラロールの厚切りスライスと豚モモの薄スライスが各2枚ずつで、バラはフワトロに軟らかく、モモはしっとり歯応えがあり、どちらも炭火の香ばしさと醤油の味付けが絶妙な塩梅。
特にバラロールは多くの人に好まれるタイプだと思います。
 
なお湯煎するとバラは肉汁が逃げモモは硬くなるので、解凍は流水が望ましいです。水を張ったボウルにパックごと浸しておけば、スープを湯煎している間に解凍出来ます。
 
麺は手打ち、スープは無化調、チャーシューは吊るし焼きと、仕込みの全てにとら食堂の伝統的な製法を守りつつ、現代的なアプローチも随所に組み込まれた、極上のとら系白河ラーメンとなっています。
宅麺には同じ白河ラーメンでも非とら系の火風鼎も販売されているので、とら系と非とら系の違いを食べ比べてみるのも面白いと思います。

14

2026年07月01日

スープは豚をベースとしたあっさり塩清湯。ゲンコツや豚肉のほか香味野菜の風味、とりわけ生姜を効かせているのが特徴的で、
出汁の生姜とは別に生姜オイルも浮かべられていますが、生姜は主張し過ぎず風味も刺激も穏やかです。
新潟のご当地ラーメンである長岡生姜醤油ラーメンの塩味アレンジで、塩分濃度は約2.0%とやや高めながら塩味にカドはなく、化調も多めで濃厚な旨味が強く感じられます。
 
麺は中加水角刃中細縮れ麺。醤油のストレート麺と違い縮れと曲がりがあり、粉の詰まったプリコリの強いコシと熟成感のあるしっかりとした食感。
茹で時間が短いと麺がα化せず生っぽさが残るので、たっぷりの熱湯で指定時間を守りしっかりと茹でましょう。
 
付属トッピングはスープと別パックでチャーシューとメンマの2種。
チャーシューは煮豚タイプのモモと肩ロースの薄スライスが1枚ずつ。オーソドックスな味付けでやや濃い口。
メンマは程良い発酵臭のミディアム食感で、こちらもやや濃い口。
 
スープはBrix値自体が意外と高く全体的に濃い目の味となっていますが、生姜と塩スープの相性は抜群で、スッキリさっぱりとした清涼感のある爽やかな一杯となっています。
塩味だと生姜の輪郭がより鮮明になりますが、パンチが強いタイプではないので、生姜好きな方は追い生姜もアリだと思います。

15

2026年06月24日

タレは鶏と昆布をベースとしたクリアで優しいあっさり淡麗醤油味。
画像3枚目の通り香味油が半分近くを占めておりオイリーですが、重さはなく味わいはまろやか。
塩分濃度は約2.1%と若干高く、また人間の味覚は水温が低い方が塩味を強く感じるようになっていますが、
たっぷり入った香味油で醤油のキレやカドはコーティングされており、どちらかというと旨味と甘味のほうが成分バランスは高め。
 
香味油はポルチーニが強めに香り、最初はポルチーニで嗅覚が満たされますが、後味として昆布と鶏の余韻が舌に残ります。
また柑橘を絞るとあまうまな味わいにキリっと一本筋が通った爽やかな味わいに変化し、更にスッキリさっぱりと頂く事が出来ます。
 
麺は三河屋製麺の多加水角刃細ストレート。カットは長く、しなやかでツルリとした滑らかさとコシの強いコリパツ食感。
小麦の甘味もしっかりと感じられ、タレとの絡みと一体感も抜きん出ています。
 
なお麺が終わってもタレは結構残るので、もう少し麺が食べたいという方は冷製替え玉として素麺や冷麦を1束分ほど用意しておくと良いです。
中華麺は市販品だとかんすいや酒精などの臭いが強いので、素麺のほうがタレの風味を濁す事なくナチュラルにマッチすると思います。
 
付属トッピングは豚ロースチャーシュースライスが1枚。スモーキーな吊るし焼きで、素材の良さが活きたやや甘めの味付け。
湯煎はせずに冷蔵か流水での解凍が望ましいです。
 
 
なおタレは前日からの冷蔵解凍が推奨されています。
流水解凍も可ですが、香味油には鶏油も使われているので、あまり冷やし過ぎると油分が固まります。
 
麺も3リットル以上の熱湯を用意しないと再沸騰に時間が掛かり、1〜1:30の短時間では麺が完全に解れない可能性がある為、
心配な方はタレと一緒に冷蔵庫で前日解凍を行うとよいです。ただ冷凍生麺の冷蔵解凍は本来はお勧め出来ません。
また解れないからといって箸で頻繁に弄ると麺が傷付き味も食感も大きく劣化するので絶対にやめましょう。
 
<上手な作り方のポイント>
①タレは前日晩に冷蔵庫へ移して解凍を行う
②麺も確実に解したい場合はタレと一緒に冷蔵庫へ移して解凍を行う。常温解凍だけは絶対NG
③丼も冷蔵庫で冷やしておく
④麺は氷水でしっかり締める
⑤麺の水切りは十分に行う。水切りが不十分だと味がぼやけてしまうので要注意。ザルでバシャバシャと何度も振るより麺を手で掴んで軽くぎゅっと絞る方法が一番良く切れる
 
とにかく麺と丼をしっかり冷やす事、タレは冷やし過ぎない事、麺の水切りをしっかり行う事の3点が非常に重要です。最後は麺とタレをよく和えて冷たい内に頂きましょう。

14

2026年06月24日

以前販売されていた高野の背脂ニンニク醤油蕎麦は二郎系とは別タイプで、ニンニクが香る鶏ベースに細かい豚背脂を浮かべた淡麗醤油スープでしたが、
本品は豚の旨味を軸に組み立てられ、背脂もブリッブリの大粒となり、ニンニクも更にパワフルに効かされています。
 
二郎のようなジャンクな雑味はないものの、ニンニクのパンチと上品なグルタミン酸の旨味と力強いイノシン酸の旨味があり、
塩分濃度約2.5%、Brix値約12.5%という高い数値が示す通り、塩味も甘味も十分に強く、醤油のキレとコクも感じられる、非乳化タイプのあまうまなG系(ガッツリ系)となっています。
 
麺は三河屋製麺の力強くうねった角刃平打極太麺。
ブラン(ふすま・小麦の外皮)を多く含んだ強力粉が使われており、二郎感のあるオーションのような風味と歯応えが感じられます。
二郎インスパ系に多い低加水タイプの麺とは違うので、早茹ではせず指定時間を守ってしっかりと茹でましょう。
しっかり茹でる事でデンプンが正常にα化し、ボキボキとした硬さとムチモチとした強いコシのある伸びにくい麺に仕上がります。
 
付属トッピングのブタはInスープで、ホロトロに軟らかいバラロールの厚スライスが1枚。
濃い目の味付けで、ヤサイが美味しくたっぷりと頂けます。
 
高野らしい洗練された上品さも垣間見えますが、かと言ってペラさは無く、繊細ながら厚みと深み、
そしてガツンとしたインパクトも伝わる、G系らしさを充分に感じられるラーメンとなっています。
 
高野の2号店、KITCHEN TAKANOでは豚太郎というG系も提供しているので、高野の実店舗で食べ慣れている方は高野の作るG系はこうなるというイメージが湧いていると思いますが、
本品は豚太郎よりもややクリアで、豚背脂も味付黒アブラではなく普通の白アブラとなっており、より食べやすいアレンジが施されているように感じます。
 
必須トッピングのヤサイとニンニクを基本通り乗せれば食べ応えも充分。麺も抜群に美味しく、流石の三河屋製麺といったところですね。

17

2026年06月24日

スープは鶏豚牛の動物系と乾物の魚介系をブレンドした青葉スタイルのWスープ。
モミジや牛テールなどのコラーゲンによるまったりとした口当たりで、油分は少なくあっさりとした中濃タイプ。
塩分濃度は約2.3%と塩味が強く甘味は抑え目で、風味としては節と煮干が先に立ち、牛は隠し味的に後味としてほんのり香る、複合的な旨味構造のスープとなっています。
 
麺は自家製で、緩い縮れのある角刃太麺。店主はイタリアン出身という事で、小麦粉にはタピオカ粉、またパスタに使用されるデュラム・セモリナ粉も配合しているのが特徴的で、
タピオカ粉による瑞々しい保水性とモチモチの弾力、セモリナ粉のしっかりとしたグルテン形成による強いコシが生み出されており、
中華麺と生パスタを合わせたような独特の食感となっています。
 
付属トッピングはInスープのチャーシューとメンマ、別パックの柚子皮と魚粉の4種。
チャーシューは豚肩ローススライスで、厚みのあるムチムチの弾力としっかりとした味付け。
メンマはクセがなく硬すぎず柔らか過ぎずの適度な食感。
刻み柚子はスープをすっきりさっぱり爽やかに味変してくれますが、魚粉は風味が魚粉に支配されバランスが崩れてしまうので、使うかどうかはお好みで。
 
スープ濃度、柚子、動物魚介の構成からも分かる通り、味としては青葉に似たタイプの中華そばです。
毎日でも食べられそうな優しい味わいで、スープ量も少な目なので、完飲派の方は丼を空にしてしまうかもですが、塩分はしっかり高いので注意です。

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2026年05月26日

スープは動物魚介をベースとし、そこに白味噌主体のブレンドで熟成感のある味噌ダレを溶いた、コク深く優しい甘みの中濃味噌味となっています。
特に節と胡麻がしっかりと主張しており、すりごまや挽肉による粒々とした舌触りで、節、煮干、胡麻、にんにく、生姜の入り混じった独特の風味が感じられます。
 
店主は二代目つじ田ご出身との事で、こちらも味噌の章チックな味をイメージしていましたが、味噌の章のような濃厚な動物魚介とは一味違い、ラードの厚みもなく味噌の章よりも比較的あっさり。
ただ味噌の章と同様に札幌味噌を根底に独自のアレンジが施された形で、煮干と青海苔の組み合わせからも分かる通り、山形赤湯ラーメンの要素も取り入れられています。
 
麺は多加水の角刃中細〜中太ストレート。一目で三河屋製麺と分かるビジュアルをしています笑
縮れこそないものの、ツルリとした麺肌にプリムチの強いコシと黄色掛かった色合いは、札幌や山形の麺にも似たようなイメージです。
 
付属トッピングはしっとりジューシーな豚ロースチャーシュースライスが1枚と、程良い酸味と発酵臭が効いた不揃いな太さのコリコリメンマ。
チャーシューは熱湯湯煎すると肉汁と脂が抜けてゴワゴワに硬くなるので、解凍は流水で行い、スープの熱で脂身を溶かすようにすると、チャーシューの潤いを保ちつつ旨味を一滴も余す事なくスープに移せます。
 
なおお勧めトッピングのモヤシに関しては、実店舗未訪の為に実物の味や実店舗の正しい仕上げ方を知っているメンバーがおらず、
味噌の章や純すみ系のように炒め煮するべきか迷いましたが、とりあえず初回はスープで煮ずに炒めたものを乗せるだけにしてみました。
 
味的にはそれでも充分に美味しく、スープの塩分濃度も約2.2%と純すみ系ほどの濃さもないので、逆に煮ると味が若干薄まるかもしれません。
ただし茹でるよりも焼き目がつくまで強火でしっかり香ばしく炒めたほうが風味良く仕上がります。
茹でたモヤシの場合はひと掴み程度の量なら問題ありませんが、それ以上の量だとスープがやや水っぽくなるので注意です。
 
またお勧めにもある通り山椒も味変に最適です。辛いのがお好きな方は、一味、七味、胡椒、豆板醤、コチュジャンなどの調味料を使うのも良いですね。
画像は付属の青海苔から赤湯ラーメンをイメージして、龍上海タイプの辛味噌(仙台味噌+おろしニンニク+粉唐辛子+粉パプリカ+塩+砂糖+化調+胡麻油+ラード)も乗せてみました。
 
より美味しく作りたい方はスープを湯煎後に小鍋へ移し、沸騰直前まで再加熱すると良いです。スープの乳化が促されて濃厚かつまろやかに整い、スープの粘度と油分で最後まで熱々の状態をキープ出来ます。
 
基本的には当然味噌ラーメンなのですが、一般的な味噌ラーメンに比べて風味にやや特徴があり、
ザラっとした舌触りや魚介と胡麻の風味などは赤湯ラーメンに通じるものがある為、その点は好みがあると思います。
宅麺ラインナップ内ではふくろう本店が赤湯ラーメンを提供しているので、食べた事のある方はあのようなベクトルの味をイメージすると良いと思います。

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2026年05月26日

スープは動物、煮干、節系などをじっくり炊き上げた豚骨魚介系。店主出自の二代目つじ田の流れを汲むような濃厚トンギョですが、
モミジや豚足によるコラーゲンが多く、ドロドロというよりもネットリモッタリとした口当たりが特徴的です。
動物や魚介の臭みもなく、弱めの酸味と醤油返しのコク、塩味、旨味、優しい甘味がグッと詰まったような濃い口で、濃厚ながら後味はスッキリさっぱりとしています。
 
麺は多加水のスクエア型角刃太ウェーブ。一目で三河屋製麺と分かるビジュアルをしています笑
滑らかな麺肌とコシの強いプリモチ食感からはつじ田っぽさも感じられますが、つじ田の艷やかなストレート麺と違いガッチリとしたウェーブ感で、啜り心地やスープとの組み合わせはつじ田とはまた別の味わい。
 
付属トッピングはInスープで不揃いな太さのコリコリメンマと豚バラチャーシュースライスが2枚。
チャーシューはムチムチのしっかりとした弾力で元々の味付けはやや甘めだと思いますが、濃厚なつけ汁に入れて冷凍しているため、チャーシューもメンマもスープの影響を受けているように感じます。
 
またつじ田系という事で、味変用につじ田と同様に酢橘と原了郭の黒七味も用意してみたところ、思った通り相性は抜群でした。
つじ田流の食べ方で柑橘果汁と黒七味を麺に直接かけるようにすると、スープ自体を濁す事なく、フルーティで爽やかな風味の変化を楽しむ事が出来ます。
酢橘はお住まいの地域にもよりますが、一般家庭で今の時期に用意するのは難しいかもしれないので、その場合は代わりにレモンやライムで代用するとよいです。
 
実店舗は未訪なので頂いたのは今回が初でしたが、店主が二代目つじ田ご出身という情報は人伝に聞いており、味もつじ田そのままをイメージしていたものの、
頂いてみたところつじ田よりも油分が少なく、またゼラチン質の粘度はやや高めで、比較的あっさりとした味わいに感じました。
 
現在の宅麺ラインナップでいうと、つじ田、とみ田、頑者、鶴嶺峰あたりの濃厚トンギョ系がお気に入りの方は好みに合致すると思います。
またトンギョつけ麺✕三河屋製麺の組み合わせでは、いし井、朧月、みのひ、井の庄などもヒットするので、これらのつけ麺がお好きな方にもお勧めです。

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2026年05月19日

鯛とアサリのWスープ、というのは同店商品の中華そばと共通していますが、
中華そばが真鯛のカシラとアラをオーブンで焼いて上澄みのみを使用した上品なあっさり非乳化一番搾りスープなのに対し、
こちらは鯛の骨までじっくり炊き上げた濃厚スープに豚背脂も浮かべて醤油カエシをキレキレにキメた、ガッツリ系のコッテリ微乳化フルボディスープとなっています。
 
塩分濃度も約3.3%と海水レベルに高く、甘味と旨味も塩味に合わせたバランスで整えられているため、味自体は数値通りの超ショッパー仕様ですが、
出汁と脂分も塩味に負けない濃度なので、味が塩味甘味に偏る事なく、コクと旨味の層にかなりの厚みと深みが感じられます。
 
魚介の風味はしっかり出ていますが臭みはなく、直感的に脳と舌が「美味しい」と判断してしまう中毒性のある味わいで、
背脂粒も上質なA脂が使用されており、トロトロに柔らかく甘味も抜群。背脂までそつなく美味しいという点も大きく評価されるべき部分だと思います。
 
 
麺は自家製のワイド型手揉み太縮れ麺。ゴツゴツとした太麺で、全粒粉を多めに配合したブラン(ふすま・小麦の外皮)の香りと強い噛み応えが特徴的。
食感的にボーメ度はやや低めに感じますがコシ自体は強く、モチプリの弾力で表面はツルツルと滑らか。
小麦粉の配合やかん水の量からも麺の香りを特に大事にしているのが伝わってきます。
 
濃口のスープにも負けないパワフルな麺で、スープの塩辛さとの対比効果により小麦の甘味と香りも麺を噛むほどに舌に広がり、スープの味と一体化します。
またガッツリ系という事で、硬い麺がお好きな方はやや短めに茹でて、ワシゴワのハードな食感に仕上げてみるのもお勧めです。
 
 
付属トッピングはInスープで豚バラチャーシューの厚スライスが1枚。
表面を香ばしく炙り煮込んでタレ漬けした焼煮豚タイプで、ホロホロに柔らかい食感ですが、塩辛いスープに沈められているため、味染みも結構濃い目。
ただ味がショッパーな分ヤサイも捗り、生卵にディップするスキヤキ風という食べ方とも抜群に相性が良かったりします。
またお勧め調味料のワサビはツンと鼻に抜ける刺激がスープを爽やか且つ軽やかに味変してくれます。
 
 
魚介スープなのでJ系(二郎インスパイア系)っぽさはないものの、フォーマット的にはしっかりG系(ガッツリ系)として構成されており、
追加トッピングを何も乗せない麺とスープだけの素の状態で食べてしまうと、ガッツリ感も二郎インスパ感もないただの塩辛い背脂魚介ラーメンにしかならないのですが、
ヤサイとニンニクを乗せてアブラやスープと合わせた途端、魚介なのに何故か不思議とG系の味として成立してしまうのが非常に面白いポイントです。
 
魚介出汁のG系はせたが屋の魚郎など全国的に見るとそこまで珍しくもありませんが、何よりもG系としての完成度自体が非常に高く、
現在の宅麺の二郎インスパ系というカテゴリー内では唯一無二といっても過言ではないような、非常に個性的で独創的でオリジナリティに溢れた秀逸な逸品だと思います。
 
とにかく実店舗のデフォルトトッピングであるモヤシとニンニクという必須要素を加えないとG系の味にはならないので、最低でも茹でモヤシだけは多少なりとも用意しておきましょう。
モヤシの上からスープと背脂をかければヤサイがアブラサラダとなり、美味しさが更に何段階もグレードアップします。
 
ちなみに乗せるヤサイの量はスープの味がかなり濃いので、モヤシは400g(2袋)以上たっぷり乗せても大丈夫です。
画像はモヤシ400g、ネギ約1/4本分程度を乗せた状態ですが、ウチの若いスタッフは残ったスープでモヤシを替え玉していました笑
 
もっと沢山食べたい方は600g以上乗せて山のようなマシマシ仕様にするのも良いと思います。
400g乗せて天地返しした後でもスープは完飲不能のショッパー状態だったので、常軌を逸するようなモヤシ量でもなければ味が薄まり過ぎる心配はないと思います。
ちなみに実店舗でヤサイマシマシにするとモヤシを画像の倍(約7〜800g)くらい乗せられます笑
 
 
コッテリなのにアッサリ、ギットリなのにスッキリ、濃厚なのに後味はサッパリとした間口の広い味わいで、麺量も200gとG系では比較的少な目なので、
二郎インスパ系やガッツリ系が苦手な方や普段あまり食べない方でも美味しく頂ける一杯になっているんじゃないかなと思います。
 
 
あとスープの塩辛さを利用してつけ麺スタイルで何食かに分けるというコスパの高い裏技もあります。
市販の中華麺を人数分用意しておき、金子の麺と市販の麺を別々に茹でて水で締め、スープを2〜3杯に分ければ、1食分の値段で2〜3食分のつけ麺が作れたりします。

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2026年05月07日

スープは六角家系譜のクラシック系オールドスタイルではありますが、クラシック系ならではの強い豚骨臭は比較的抑え目。
塩分濃度は約3.0%とかなり高く、2年前に実店舗で頂いた時に比べて塩味を強く感じましたが、旨味も強い為に調和は取れており、米との相性も抜群。
シャープ感のないまろやかな味わいからも、直系のようなキレのあるタイプや王道家系のようなパンチの強いタイプとも異なる、クラシック系らしいバランスの良さと食べやすさ重視のアレンジ力を感じます。 
 
コク深く豚の脂は多めながら後味はスッキリしており、ゲンコツをベースに芳醇でフレッシュな豚骨の風味が活きた、あっさり食べやすい味わいとなっています。
鶏油の風味と口当たりが軽やかなのも特徴的なので、この豚と鶏の脂を活かす為にも、チラシに記載されている作り方通り、湯煎後に小鍋へ移し、沸騰直前まで再加熱を行いましょう。
この工程をしっかり行わないと、本来の味とは違う塩味の立ったシャープなスープになってしまい、実店舗のラーメンと同じ様なバランス感とまろやかな味は再現し辛くなります。
 
麺は逆切りのワイド型角刃中太緩ウェーブ。直系店と同じ酒井製麺の杉印で、吸い上げが良く、ヤワメ茹でが活きるモチフワの食感。
長さは約14センチと一般的な中華麺の半分くらいの短さですが、スープを拾いすぎず啜りやすい、家系のコッテリスープに合わせたベストな寸法となっています。
 
付属トッピングはしっとり柔らかい豚モモチャーシュースライスが2枚。
直系の吊るし焼きタイプではなく六角家系の煮豚タイプで、以前実店舗で頂いた時は出自の金八家と同じバラ肉でしたが、現在はモモ肉が使われているようです。
あと大判板海苔も2枚付いてきますが、青菜とネギは付かないので、この2つは事前に用意しておきましょう。米行く人は海苔も追加ですね。
 
家系初心者でも入りやすいマイルドな家系ラーメンとして満足出来ると思いますが、豚骨の匂いが苦手な方は多少気になるかもしれません。
また実店舗の倍額という超強気な価格設定で、実店舗には味玉やご飯ものなどの美味しいサイドメニューもあるので、味が気に入った方&気になる方&行動範囲内の方は実店舗にも行かれてみる事をお勧めします。
 
 
※作り方のポイント【麺は前日からの冷蔵解凍がお勧め】
冷凍生麺の冷蔵解凍は結露や乾燥による品質劣化を招きやすいので本来はNGとされていますが、冷凍した酒井製麺の家系麺は麺同士がくっついている事が多いため、
解凍後に麺を解してから茹でたほうが、いくら茹でても麺が解れないという状態を未然に防ぐ事が出来ます。
 
解凍のタイミングは調理前日晩、若しくは当日朝に冷蔵庫へ移し、約8〜12時間程度かけてじっくり解凍が大体の目安です。常温解凍だけは絶対にやめて下さい。
解凍出来たら麺同士を優しく剥がすように解し、乾燥しないよう手早くばらけさせ、解したら放置せずすぐに茹でましょう。
茹でている間も強引に解そうとすると簡単に千切れてしまうので、優しく丁寧に扱うのがポイントです。茹で始めたらなるべく触れず、対流で自由に泳がせてあげて下さい。
触れれば触れるほど麺が傷付き、食感が悪化して伸びやすくもなるので、茹でながら箸でちょこまか弄るような行為だけは絶対にNGです。

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2026年05月07日

スープは昔ながらのあっさり醤油清湯で、牛ゲンコツの優しい甘みとゼラチン質によるコク、ふんわり立ちのぼる節の風味、乾物の穏やかな旨味、濃口醤油の深みが独特の味わいを作り上げています。
塩分濃度は約1.9%、Brix値は約4.9%と気持ち強めの塩味と甘味によるスッキリとした飲み口で、出汁には色々な食材が使われていますが、風味のベースは牛と鰹が担っています。
 
麺はスクエア型の角刃中細縮れ麺。多加水の細縮れという山形中華そばを象徴するタイプの麺で、その軽快な啜り心地、熟成感のある旨味、
プリモチのコシはあっさり味のスープと非常にマッチしており、ややざらつきのある麺肌もサラサラとした清湯にしっかり絡んで持ち上げてくれます。
 
付属トッピングはチャーシュー5枚とメンマの2種。
チャーシューには豚でも鶏でもなく牛モモ肉のスライスが使われいるのが大きな特徴で、醤油ダレが程よく染み込んでいますが、
厚みがありパサパサギシギシとした硬めの食感で、そこはかとないビーフジャーキー感をイメージする方もいるようです。
メンマは結構な甘口ですが、食感はゴリシャキの硬めなタイプなので、歯応えのあるメンマがお好きな方ならお気に召すと思います。
 
スープ濃度と油量はやや低めで、カエシも濃過ぎず薄過ぎずの程良い塩梅となっており、非常にあっさりとしたノスタルジックな味わいとなっています。
元々は蕎麦屋だったという事もあり、鰹節と昆布と乾物と醤油返しに蕎麦出汁の面影を残しつつ、牛骨を軸とした動物系を土台にする事で、蕎麦つゆとはひと味もふた味も違うラーメン然としたスープに仕立てられています。
 
トッピングもなかなかのボリューム感で、食べ応えも申し分なし。
海苔、ネギ、ホワイトペッパーとも好相性で、沢山食べたい方は残ったスープにライスを投入する雑炊スタイルもお勧めです。

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2026年04月28日

スープはやや濁りのある淡麗系動物魚介ですが、芯の部分は鶏のどっしりとしたコクと旨味で構成されており、魚介は風味よりも旨味の掛け算として組み立てられています。
鶏油は多めでオイリー感もあり、塩分濃度は約2.3%とつけ麺としてはやや薄味ですが、その反面素材自体の旨味をしっかりと感じられる味わいとなっています。
 
麺はワイド型の多加水角刃平打中太ストレート。
麺肌は瑞々しく滑らかでしなやかなノビがあり、ツルモチのコシと小麦の甘味を噛むほどに味わえます。
自家製麺のようですが、クオリティ高いですね。食感的に中力粉をブレンドしているのかな?
 
昆布水はがごめ昆布のトロトロとした強い粘りがあり、塩味の主張はありませんが独特の濃厚な風味が詰まっています。
麺に絡めてまずは藻塩のみで麺と昆布の旨味をダイレクトに味わい、次にスープに潜らせて頂くと、グルタミン酸とイノシン酸の掛け合わせによる旨味の爆発が分かりやすく感じられると思います。
量もたっぷりなので、食後はスープ割にも使えます。
 
付属トッピングは皮目を香ばしく焼かれたInスープの炙り鶏ももチャーシューが2枚と、別包の豚肩ロースレアチャーシュースライスが1枚。
豚レアチャは醤油味のナチュラルな味付けで深みがありますが、鶏ももは塩味の入りが強めに感じられます。
 
またお勧めトッピングの柚子皮が風味付けとして良い仕事をします。今の時期だと一般家庭で用意するのは難しいかもしれませんが、市販の柚子胡椒で代用するという手もあります。
なおネギを追加する場合は輪切りにすると多くのアリシンが発生しスープのデリケートな風味を消してしまうので、ネギの繊維を断ち切らないように白髪ネギにするとよいです。
 
淡麗ながら荒々しさや大胆な面もありつつ、塩味に頼らず素材の旨味で食べさせる繊細さもあり、鶏と昆布のフィジカルの強さにお店の個性と独自色が感じられました。
久々に実店舗未経験の宅麺商品を頂きましたが、これはレベル高いですね。未冷凍の実物も頂いてみたいので、次に山陰地方の店舗巡りへ行く際には実店舗にも伺ってみようと思います。

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2026年04月28日

スープは濃厚豚骨魚介。魚粉のザラつきと動物系のコラーゲンのトロみとややドロっとした粘度があり、
鯖節の荒々しいコクと旨味、鯖の香りを移した香味油の風味がガツンとパワフルに効いています。
 
甘旨辛酸のバランスも良く、鯖粉の沈む魚介感の中に動物系のコクもどっしりと鎮座し、
出汁は濃厚ながら油分は抑え目なので、胃にもたれる事なく後味は非常にあっさりとしています。
 
一昔前にマタオマ系(死語ですが)と揶揄されていたタイプに多少似つつもテイストは別物の、受け皿の広い味わいだと思います。
 
麺は三河屋製麺の多加水スクエア型角刃太緩ウェーブ。
やや短めのカットで立体的な太さと厚みがあり、ゴツゴツとした形状に反したツルプリの麺肌と卵麺特有の粘り気に歯切れの良さ、モッチモチの心地良いコシの強さが特徴的です。
小麦の瑞々しい甘味とスープの塩味がお互いを引き立て合う、つけ麺として非常に理想的な組み合わせに感じます。
 
付属トッピングはInスープで、シャキシャキメンマ3本と豚モモチャーシュースライスが1枚。
味の濃いつけ麺用のスープに具材が漬かった状態となり、強い塩味が染み込んでいる為、チャーシューもメンマも実店舗に比べてかなり濃い口になってしまっています。
宅麺全商品にいえますが、つけ麺だけはスープと具材を別々にパックして貰えるよう、宅麺側から販売店へ連携頂きたいところです。
 
オープン直後から何度となくお邪魔している地元のお店で、店主がべんてんリスペクトという事もあり、オープン当初はべんてんインスパイア的なイメージでしたが、
現在はどちらかというと随分昔のとみ田や井の庄あたりのこうじ系っぽさも感じるような味わいに軽くシフトしたような気もします。
 
個人的には25年くらい昔に足繁く通っていた麺高はし@赤羽のような鯖節のフレーバーも感じて懐かしささえ覚えますが、
みのひはラヲタ界隈でも厚く支持されている人気店で、濃厚トンギョ系がお好きならまず間違いないつけ麺だと思います。

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2026年04月21日

スープはトロトロの鶏塩白湯。モミジのゼラチン質によるまったり滑らかな口当たりから濃厚さを感じさせつつ、
濃口のカエシがピントを合わせる事でシャープなキレを生んでおり、味がぼやける事なく全体を引き締めています。
別パックの鶏油は正直風味に欠けていましたが、鶏油も鶏皮も市場で不足しているので、作る側としては難しい所だと思います。
 
麺はしなやなでコリコリの低加水角刃中細ストレート。
ザクパツとした歯切れの良さと小麦の香りがスープとマッチしていますが、実店舗は結構硬めなので、指定時間内で短めに茹でると再現度が増します。
 
付属トッピングは穂先と茎のつながったジャキジャキ食感の一本メンマ、しっとりソフトな豚ロースレアチャーシュースライス、大判板海苔、柚子皮ペーストの4品。
柚子皮も香りに欠けるものの、それでも濃厚な鶏スープがフルーティで軽い口当たりとなり、そこに刻み大葉を追加すると更に爽やかで重みのない味わいに表情を変えます。
 
宅麺CK製ですが、スープもレアチャも以前と比べて格段に良くなったと思います。
測定も物理評価もかなり精緻に行われているんじゃないですかね、この完成度なら実店舗の味を知っている客でも文句はないと思います。
 
ただ何年もしつこく書かせて頂いていますが、個人的には海月といえば煮干なので、もうそろそろ煮干濃麺の宅麺ver.リリースにも期待したいところです笑

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2026年04月15日

スープはまろやかに乳化したミルキーな豚骨白湯をベースに、キラ油(と呼ばれる凪の豚煮干油)風の香味油を浮かべた、マイルドなコクうま味。
パックのシールには鬼殺隊ラーメンスープと明記されています。
 
久留米や博多の豚骨とは別タイプの、関東を中心に食べやすくマイルドにアレンジされていった万人向けタイプの白豚骨で、
臭みのないクリーミーでややざらつきも残したテクスチャーにほんのり穏やかな煮干の風味を重ねた味わいは、豚王とすごい煮干ラーメン両方の凪的要素を感じられます。
 
その中でも特に二枚貝のコハク酸独特の旨味が強く効いているのが特徴的で、豚、煮干、貝の三本柱で成り立っている多層的な味の構成に、
凪の単純レプリカだけでは終わらせない本品ならではの限定感やオリジナリティを感じます。
スープは開封前によく振って乳化を促してから丼に注ぎましょう。
 
麺は三河屋製麺の多加水角刃平打太縮れ麺。いつもの菅野さんかと思いきや、麺袋ですぐに三河屋さんだと気付きました。
ただ手揉み風の縮れ具合とツルリとした麺肌、そしてブリッブリでムッチムチのマッチョな弾力からは、
だるま製麺(凪の自社製麺所)の凪専用麺をトレースしたような凪っぽさも感じられます。
このタイプはしっかり茹でる事で強いコシを引き出せますが、指定時間内であれば失敗はないので、好みの硬さに調整すればよいと思います。
 
付属トッピングは一般人気の高い豚バラロールチャーシューが2枚。その他にはコラボグッズのキャラクターカードも1枚付いてきます。
チャーシューは軟らかい極薄スライスが2枚重ねて冷凍されており、熱湯湯煎すると軟らかくなりすぎてボロボロと崩れやすくなるため、
湯煎よりも流水解凍したほうが失敗を確実に防げます。
 
尚お勧めトッピングのフライドオニオンはスープにコクと香ばしさをブーストし、赤紫蘇漬けも爽やかな風味が煮干豚骨とマッチします。
フライドオニオンも赤紫蘇も豚骨系や冷やし系を出すラーメン店ではちょくちょく見かけるトッピングですが、
一般家庭ではあまり常備されていないと思いますので、それだけにこの2つはデフォで付属すべきだったと思います。
 
特に赤紫蘇は梅干がない家庭だと春先ではほぼストックされていないと思いますが、ゆかりのソフトふりかけがあればそちらで代用出来ます。
紅生姜も原材料的に良く合いますし、大葉の千切りを代わりに乗せるのも良いですね。
これらは一年中どこにでも売っているので、今の時期に頑張って赤紫蘇を探すよりは遥かに用意しやすいと思います。
 
また包装プリント裏面には、茹で湯の量、茹で時間、麺の解し方など詳しい説明書きがあるので、しっかり読んでその通りに作れば美味しく作れると思います。
 
 
本品は宅麺が企画・立案し、凪が味のアドバイスを行い、食品加工業者が開発・製造を行ったOEM製品になるのですが、
宅麺製品の冷凍生麺は菅野製麺所や三河屋製麺という、数多くの有名店にも卸している日本最高クラスの超大手製麺所が毎回製造しており、
麺に限って言うとOEMの冷凍ラーメンとしては世界トップレベルのクオリティだと思います。
 
スープに関しても凪とBUTAOのミクスチャー的要素にプラスアルファを施した独自色を入れつつ、豚骨と煮干のクセを取り除き受け皿を広げた難しさのない味になっていますので、
普段ラーメンを食べない方でも豚骨や煮干が苦手な方でも食べやすく、IPコラボ商品としては狙い通りなのかなと思います。

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2026年04月15日

スープは動物系と煮干をベースとした醤油清湯。
鴨と貝を使っていた頃とは味わいが異なり、動物系のコクと厚みが増し、豚脂と鶏油が感じられる香味油により若干オイリーになりつつ、コラーゲンによるまったりとした口当たりも印象的になっています。
 
塩分濃度は約2.3%、Brix値は約9.5%と数字通り塩味も甘味も濃口で、極太麺との一体感を持たせつつ、
いりこの端正な風味、薄口醤油の上品な旨味とキレ、味醂の優しい甘味からは讃岐うどんのモチーフ的要素も感じられます。
 
麺は自家製で、中力粉を中心に薄力粉もブレンドした超多加水超極太熟成手打ち手揉み縮れ麺。
讃岐うどん店で教わったという麺は、まさに讃岐うどんを彷彿とさせる瑞々しくツルッツルの滑らかな舌触りと、
肉々しい厚みにピロピロとした官能的な口当たり、そして中華麺とうどんの長所を両取りした様なふんわりモッチリしたコシの強さが特徴的。
噛む場所による食感の変化も最後まで飽きさせない魅力の一つとなっています。
 
付属トッピングはチャーシューとメンマの2種で、チャーシューは軟らかく煮てカエシに漬けた豚バラロールスライスと低温調理のしっとり豚肩ロースレアスライスが1枚ずつ。
メンマは昆布の淡い旨味が詰まった座布団メンマが2枚で、手間を惜しまず数日間かけて仕込まれた、麺に勝るとも劣らぬ情熱と拘りの一品。
実店舗でも高い人気を誇る、かめ囲の目玉トッピングです。
 
かめ囲は麺が主役としての存在感を放っていますが、スープもトッピングも決して脇役に収まらないハイクオリティで、全体的に非常にレベルが高く、各々が個性的な一杯となっています。
 
 
なおこの麺は季節と時間帯により約55%前後で調節している桁外れの超多加水麺な為、少しでも常温に放置するとあっという間に結露が発生し品質が劇的に劣化するので、冷凍庫から取り出したら間髪入れずに熱湯に投入して下さい。
茹で湯は3リットル以上沸かし、麺投入後も火力は落とさず素早く再沸騰させ、最初は箸で解そうとせず、2分くらいはそのまま放置です。
 
麺入れ後にすかさず箸を入れても麺は解れず、逆に麺が短く切れてしまったり、麺肌を傷付けてグズグズに溶けてしまう上、箸の温度が再沸騰の妨げにもなるので、
最初は吹きこぼれないよう見守るだけにし、約2分ほど経ったところで初めて箸を入れ、決してかき混ぜたりはせず、
麺と麺の間にそっと突き入れて優しくゆっくり広げるようにすると、麺が切れたり麺肌がドロドロに崩れる事もなく綺麗に解せます。
 
解れた後も麺には触れず、対流で自由に泳がせるようにし、硬め茹ではせず指定時間を目安にしっかりと茹でて下さい。
多加水麺は指定時間を多少オーバーしても問題ありませんが、逆に短いとα化が進まずコシが生まれないので注意です。
 
実店舗では注文後に麺棒で圧延し、茹でる直前に麺切カッターを使い手動で麺線に裁断するという打ち立て・切り立ての純手打ち麺が使われているので、
どうしても冷凍の影響による実店舗との品質の違いが生まれてしまうのは致し方ありませんが、茹で湯の量、温度、解し方、茹で時間をきっちり行うだけで、家庭でも実店舗の味に近づける事は可能です。

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