元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2022年10月17日

店主は武蔵家出身ですが、日吉の新中野系なので、吉祥寺武蔵家とは別の系統です。
という訳でスープは新中野系らしく継ぎ足し継ぎ足しで仕込まれたドロドロ濃厚タイプとなっていますが、
鶏ガラも大量に使われており、鶏特有のドロ感と骨粉のザラ感も出ています。
鶏油は程良く醤油感は抑え目で、塩分は丁度良いですが、家系基準では薄めの部類です。
麺は三河屋製のワイド型角刃中太ストレート。
お店では普通でも少々硬めで出されますが、酒井や大橋の家系麺のようにやや軟めのほうが持ち味を引き出せるタイプと違い、
こちらの麺は硬めのほうが味の吸い上げと歯切れの良さが活きます。メンカタ好きな方は迷わずカタメで。
付属トッピングはしっとりジューシーな肩ロースの薄スライスレアチャーシューが1枚と、大判板海苔がたっぷり8枚。
新中野系のアレンジ型ですが、かといって壱系や亜流系などのCPSとは全く異なる、
スープ、麺、チャーシューと全てにおいて独自色を感じられる一杯です。

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