元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2024年01月04日

スープは山水地鶏も使った佐野実さん&嶋崎さんリスペクトの淡麗清湯。
スープは鶏水ですが、カエシには原材料表示にある様々な食材を使った複雑なトリックが施されており、
丸鶏のどっしりとした深みと醤油のコクと厚み、キリッとした塩味の後から甘味と旨味が押し寄せてきます。
鶏油は多めですが、雑味のないクリアな風味で、塩分濃度約2.3%のスープのエッジに円みを与えてくれます。
 
麺はややワイド型の中加水角刃中細ストレート。
春よ恋メインの国産ブレンド粉による豊かな甘味、滑らかな麺肌、
ふんわりもっちりとした食感がスープと完璧に調和しています。
 
付属トッピングは炭火で香ばしく低温ローストされたモモ肉とムネ肉の鶏レアチャーシューが1 枚ずつ。
鶏団子はInスープで、しっかりとした下味ともっちりとした弾力に、
生姜の風味、ヤゲン軟骨のこりこりとした食感がアクセントとなっています。
 
ラヲタの間ではもはや説明不要の有名店ですが、鶏水系という事で、
味の系統は69やトイボ、宅麺商品では飯田やLabQあたりと似ていますが、
味の構成やスープと麺の組み合わせには鶏喰にしかないオリジナリティが詰まっています。

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