元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています

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2025年04月30日

店主は元蓮爾登戸店店主という事で、スープは登戸店のような液状油タップリの微乳化豚醤油がベースとなっており、そこにトムヤムペーストが加えられています。
元のスープがかなりの濃口な上、更にトムヤムペーストが上乗せされている為、塩分濃度は約3.0%と海水に近く、
糖分濃度は約29.1%とフルーツ缶のシロップ並で、ヤサイ無しで食べるには到底ムチャなレベルの塩味甘味となっています。
ただトムヤムペーストのキリッとした酸味、フルーティな香り、爽やかな辛味により、油分の重さは些か中和され、後味は比較的スッキリとしています。
 
麺も蓮爾ばりの超々極太麺。ケーブルのようにパンプアップされたゴツゴツのマッチョサイズで、指定時間通りに茹でても麺内部までα化せず、白く芯の残った蓮爾のようなボキボキ状態となりますが、
だからといって更に茹で続けると表面がデロデロに溶けてゆくので、茹で時間は10〜18分程度に留め、この麺は芯が残るものと思って楽しみましょう。
 
付属トッピングはホロトロに軟らかく煮込まれたブタブロックが2つ。
部位はウデバラミックスで、こちらも超濃口となっており、麺やスープに負けないインパクトを残しています。
ウデのほうはプルドポークのように崩れていましたが、その分余すことなく味が染み込んでおり、ヤサイをたっぷりと食べられます。
 
宅麺ラインナップの二郎インスパ系トムヤムアレンジは豚星からも販売されていますが、豚星とは醤油の使い方などにも違いがあり、各々で異なる個性を楽しめると思います。
次はゼンゼンのトムヤムにも期待してよいですかね?笑

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