2026年03月10日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています
2026年03月10日
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スープは荘グループ系の富士丸インスパな微乳化タイプに味噌ダレを溶いた濃厚な豚味噌味。
合わせ味噌のコクとグルの旨味、そして塩分濃度は約3.1%と海水に近い超ショッパーで塩味もキレッキレですが、
画像5枚目の通りスープの半分近くが液状油となっており、湯煎直後は分離した状態になるので、スープ開封前にしっかりと振って乳化を促しておきましょう。
麺も富士丸インスパらしいギザギザの深掘り状で、オーションを使ったワシゴワの低加水角刃平打極太捻れ麺。
食べ進むにつれデンプンの作用でスープの乳化が進み、キレのある味わいから角のないまろやかな味わいへと次第に変化してゆくので、麺とスープはよく混ぜながら頂くのがおすすめです。
なお茹で湯の量が少なかったり湯温が低いと鹸水がしっかり抜けずに臭みが残ってしまいますが、基本通りに茹で湯を3リットル以上用意し、冷凍麺を入れた直後も最大火力で素早く再沸騰させ、
再沸騰後も吹きこぼれないよう火力をやや落としつつ中〜強火でグラグラと茹で続ける事で、鹸水の臭みを残さず上手に茹でる事が出来ます。
茹で湯の量が少なく火力も弱かったりすると再沸騰までに時間がかかる上、対流も起こらず、
茹で湯に溶け出す打ち粉や鹸水の濃度も高くなり、味も臭いも濁ってしまう為、雪平のような小さい手鍋で茹でるのは避けたほうがよいです。
付属トッピングは別パックの背脂2種とInスープのブタが1枚。
ブタは分厚い大判のウデ肉で赤身オンリーのパサギュチ豚でしたが、
同じウデ肉でも部位や仕込みによって肉質が異なるので、脂身の多いホロ豚に当たる人もいると思います。
背脂は富士丸インスパ系お馴染みのブタカスアブラで、1つはオーソドックスな醤油アブラ、もう1つは辛味噌を用いた辛口のミソアブラ(肉味噌)となっています。
このミソアブラをヤサイにかけた辛ミソアブラサラダが抜群の美味しさなので、モヤシやキャベツは必須で用意したほうがよいです。
本品を買ってこれを味わわないのは勿体ないですし、この超高塩分と大量の油ではヤサイ無しだと味覚的にもキツいと思います。
ただ溶いた生卵に麺をディップするすき焼き風や、溶き卵にミソアブラを混ぜて麺とブタを絡めるつけ麺スタイルにしても美味しいので、
自分の好みに合った食べ方を色々試してみるのも面白いと思います。
またニンニクのほか生姜もよく合います。唐辛子との相性も抜群なので、辛いもの好きな方は一味唐辛子をガンガンに振って頂きましょう。
味的にはガッツリ系の味噌味としてはオーソドックスなタイプですが、富士丸インスパ感は損ねておらず、
更にスープの乳化とミソアブラという2つ魔法で味が変化するという、楽しいトリックが仕掛けられた味噌ラーメンとなっています。