元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2022年03月01日

タレは豚骨がしっかりと香り、醤油のキレと背脂の甘味がバランス良く、キリッとまろやか。
麺はうねりの強い平打ちの縮れ極太麺。加水率低めなので、同店のラーメンの時は結構硬めに茹でていますが、今回はまぜそばなので長めの7分茹でにして、タレと良く混ぜて充分に乳化させ、いつもと違うムチポク食感を楽しみました。麺を硬めにするとタレの乳化が進まず麺とタレの絡みが弱くなるので、まぜそばの麺はやや軟めに茹でて良く混ぜるのが一般的な調理法です。
付属トッピングはベビースターと市販の鰹節ミニパックが1つ、ブタは二郎系基準でやや薄めのバラロールが1枚。温玉も加えちゃったのでヤサイのもやしは一袋だと多いかなと思いましたが、味は思ったほど薄まらず良い塩梅に馴染みました。化調の旨味もしっかり効いているので、今回は四川産の子弾頭という香りの良い唐辛子もガッツリ入れて、リッチな旨辛仕様に。
通常は製麺機で作られる二郎系の麺ですが、手綱では製麺機を使わず手打ちで作っているというのが味の違いにもよく表れています。そしてまぜそばだと他のインスパ系との違いがより一層分かりやすくなっており、本来色んなトッピングを自分勝手に加えてジャンクに楽しむはずのまぜそばなのに、今回はそのトッピング達が麺を味わう上で邪魔に感じてしまいました。次回はタレ以外は何も加えずに、麺だけをじっくり味わってみようと思います。

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