元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2022年05月31日

スープは吉村家〜杉田家の系譜らしく塩味が強めで醤油ダレのガツンと効いた、濃い口のコッテリ豚骨鶏ガラ醤油。トロリとまろやかでコク深く、そして何よりも鶏油が味の決め手となっているド直球の家系です。
麺はワイド型の角刃緩ウェーブ中太麺。酒井ですがB麺よりもやや細めの杉印なので、若干ヤワメに茹でる事で麺自体の風味と喉越しとコシの強さが共存する独自の味わいを引き出せます。カタメだとただ硬いだけでグルテンの変性が不十分となり、コシの強さは生まれません。
付属トッピングは大判海苔5枚と大きくて厚みもある燻製ロースチャーシュー3枚。チャーシューはしっとりムチムチで旨味がギュッと詰まった香ばしい逸品。実店舗だと通常は海苔3枚チャーシュー1枚なので、これは宅麺仕様の大サーピスですね。ほうれん草は付きませんが、そのくらいは自分で用意しましょう(笑)
宅麺や冷凍通販の家系は殆どが亜流の家系風インスパイアですが、こちらこそがモノホンの家系ラーメンです。本家直系を実店舗で食べた事のない方は正真正銘の家系の味を初めて体験出来ると思います。

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