元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2022年06月09日

つけ汁は動物系の力強さと醤油のキレと煮干がしっかり効いています。以前は地元にあったお店ですが、秋葉原に移転してからも更に進化を続けていますね。
麺は全粒粉入りの多加水角刃中太ストレート。麺肌は滑らかで、しなやか且つコシの強い逸品。
昆布水はトロトロに糸引くタイプで、ほんのり鰹と塩味も加えられています。水出しで仕込んでいるので加熱は厳禁です、必ず冷蔵解凍か流水解凍で。
まずはつけ汁につけずに昆布水に絡めた麺だけで。小麦の香ばしさと甘味、もちもち滑らかな食感を存分に味わってから、熱々のつけ汁に潜らせて風味と食感の変化を楽しみます。
そして食べ進むうちに麺に絡んだ昆布水がつけ汁に溶け出し、旨味が増してゆくと共に醤油の角がおちてまろやかな味に。終盤は実店舗と同じ様にスダチを絞って爽やかに味変。最後は残ったつけ汁に昆布水でスープ割。
トッピングはコリコリの細切りメンマと、旨味の凝縮した豚バラチャーシューの薄スライスが3枚。
名店ほん田の貫禄の一杯です。

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