元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢ですが、現在はシンプルな中華そばに好みが落ち着いています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2022年09月25日

スープは無化調の優しい鶏清湯ベースですが、旨味の軸は力強くどっしりしています。香ばしい胡麻感もありますが粘度はなくサラリとしており、また八角、桂皮、花椒などの香辛料の香り、及び塩味と辛味のキレも効果的で、やや四川寄りながら鶏の味もしっかりと活かされています。
麺は自家製の低加水角刃細ストレートで、食べ進む内にコリパツの歯切れからモッチリとした弾力に食感が変化し、炸醤ともしっかり絡んで拾い上げてきます。
炸醤はInスープなので下味が分かりづらく、出来れば別パックにして欲しかったですが、量は少な目に見えつつ実際は結構なボリュームで、最後のライス投入では底の方からこれでもかと大小の挽肉が姿を現してきます。
付属トッピングのカシューナッツはコリコリ食感とナチュラルな甘味がアクセント。
四川式よりも麻辣味は抑えめですが、その分丸鶏の力強いスープが活きており、トータルバランスは緻密で非常に優れています。向日葵の担々麺は限定メニューだったので初めて頂きましたが、煮干そばにも劣らぬセンスの高さに驚きました。

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