2023年01月27日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています
2023年01月27日
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マフグの身はトラフグ以上の甘味がある事でも有名で、筋肉質のプリプリふんわりとした弾力も魅力の1つです。
噛めば噛むほど甘味と旨味が溢れ出るので、じっくり噛んで余す事なく味わいましょう。
またラーメン然とするように敢えて濁りを出したという軽い白濁色のスープは、出汁としては節や煮干のような分かりやすい磯の風味こそありませんが、
他の白身魚よりもイノシン酸とグルタミン酸の旨味成分が多く、ゼラチン質が溶け出したまろやかな口当たりも特徴的です。
ここに羅臼昆布も加えた上品で濃厚な旨味が味の中心を担っています。
麺はくろ㐂お馴染みの瑞々しいツルモチ手もみ中太麺。
啜りやすく噛みやすい最適な長さにカットされているので、こちらもしっかり噛んで麺自体の味を堪能します。
麺が終わったらご飯を少し加えて雑炊に。このスープを残してしまうのは勿体ないです。
フグ出汁のラーメンは今や珍しくもなく色々なお店で頂きましたが、
フグの種類や組み合わせ、炊き方、使うカエシなどで同じフグのスープでもガラっと味が変わってくるので、
機会があれば色々と食べ歩いてみるのも楽しいと思います。