元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2023年03月20日

スープは鶏のクセや繊細な匂いまでも全て凝縮した極濃鶏白湯。
ゼラチン質によるまったりとした口当たりで、まろやかながら塩味酸味もキリッと通っており、幾通りもの様々な旨味が飽和状態となっています。
鶏油はトリュフオイルがほんのり香る上質なコク深さで、ラーメンとしての形を崩す事なく鶏の風味と調和しています。

麺はもちもちなめらかな角刃中細ストレート。春よ恋の特長が詰まった、甘みのある超絶品。個人的にはこの麺のクオリティに一番驚きました。

全体的には、とみ田らしいけどとみ田らしくもなく、蔦っぽいけど蔦っぽくもない、味の多様性を持った逸品だと思います。

黒王と天草大王は私も好んでよく使っていますが、各々の特長である風味、甘味、旨味の深さがとても解りやすく抽出されています。

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