元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2023年06月19日

スープは豚骨感が中庸な反面塩分濃度は2.8%と濃めですが、醤油のキレよりも純粋な塩味の強さを感じます。
油も多めで鶏油以外にラードの割合も多く、微乳化ながら食べてゆく内に
麺のデンプン質が乳化剤の役割を果たし、徐々にとろみを帯びてきます。
麺も家系麺の短尺平打中太とは異なるスクエア型の自家製角刃縮れ中尺太麺で、カタメにもヤワメにも適しています。
付属トッピングは大判板海苔3枚、ほうれん草、肩ロースチャーシュー1枚。
家系ラーメンを模倣した亜流系のお店で、
自家製麺を使っている点、麺とスープのタイプ、油の素材、チャーシューの味など、
海苔とほうれん草以外は本来の家系ラーメンと異なるオリジナル要素の強い豚骨醤油ラーメンという風体ですが、
家系の味に拘りがなければこれはこれとしてライス片手に楽しめると思います。
ただスープを飲むのが好きな方にはちょっと量が少なく感じるかもしれません。

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