元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2023年07月03日

スープは白口煮干の上品な苦味と旨味が効いたコク深い淡麗清湯で、そこにたっぷりの豚背脂が浮かびます。
こってりながらクドさはなく、苦味はあれどエグみはなく、後味はスッキリ。背脂の甘味と煮干の苦味のバランスの良さが光っています。
また塩分濃度も1.6%と概ね平均的なので、抵抗なくグイグイ飲めます。
麺はシルキーでしなやかな自家製ストレート細麺。
加水率は若干低めながらコシもありコリコリと歯切れも良く、
スープの塩味と苦味が麺の甘味をより引き立てる、抜群の相性を見せています。
付属トッピングは大判レアチャーシュー1枚と鰹風味の甘口メンマ。
全体的には程よい醤油感とパンチもあり、背脂煮干の中ではまとまりの良さという点でも非常に優れた一杯だと思います。

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