元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

  • レビュー数 500
  • 役に立った数 190

2024年03月21日

本商品は鍋専用スープという事で麺は付いていませんが、
スープ量はラーメンよりも約1.7倍ほど多く、逆に液体油は少なめになっています。
分量的には2〜4人用くらいですね。
 
塩分濃度はラーメンが約2.2%に対し鍋用は約2.0%、Brix値は約12.7%と、
データ上からも分かる通り鍋用はラーメンよりも塩味も甘味も控え目で、まろやかな作りになっています。
ラーメンスープは麺を食べさせる為に醤油のキレを出してありますが、鍋スープは野菜に合うように醤油のエッジを円くした印象です。
また旨味成分のグルタミン酸が多いので、鍋の具材となる肉類やキノコ類と合わせると、旨味が更に倍増するといった仕掛けが施されています。
 
付属のブタカスアブラは鍋に入れるもよし、別皿にして具をくぐらせるもよし、
〆にトッピングするもよし、食べ方はお好みで。
ただ普通の鍋スープと違い只でさえ液状油が多く、そこにカスアブラまで加えると完全に脂質の摂り過ぎとなるので、そのあたりは自己管理で。
若い子は普通に食べていましたが、私は途中から胃にズシっときました(汗)
 
あと作り方としては、チラシの調理例はモツ鍋と寄せ鍋になっていますが、
今回は富士丸らしくすき焼き風に溶き卵に付ける事を前提に、
モヤシ、キャベツ、ニンニク、茹で卵などを盛り付けて、富士丸風ニンニク豚すき鍋の形でも用意してみました。
 
とにかくモヤシがメチャクチャ合います。水餃子や餅も相性抜群です。あと茹で卵は鍋に入れておくだけで勝手に味玉になります。
トマトやキムチ、カレー粉などのアレンジ系とも違和感なくハマると思いますので、
お好きな具材をお好きなように入れて自由に楽しむとよいでしょう。
 
〆は別売りの富士丸麺で。もちろんウドンや雑炊もアリです。

6