2026年08月04日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています
2026年08月04日
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店主は2000年代初期のラーメン業界を牽引した超名店、九段斑鳩の出身という事で、青葉インスパイアの流れを汲む無化調Wスープが特徴として表れていますが、
麺武者の豚骨魚介醤油ラーメンには動物と魚介のバランス型である影武者らーめん、節を強調したガツンらーめん、また私が行った時はあっさり煮干というのもあり、その中でも本品は節強調型のガツンらーめんというメニューになります。
商品名の通り濃厚節系白湯スープですが、適度なザラ感はあるもののドロついてはおらず、見た目よりサラリとしており、
たっぷりの鶏油と油膜が張るほどのコラーゲンにより、スープ温度が最後まで熱々に保たれています。
旨味は無化調でまろやかながら塩分濃度は約2.2%と高めで醤油もしっかり効いており、塩分も糖分も強く、
魚介が突出してガツンとパワフルに効いているというよりも、節の濃度、オイリーな油分、パンチの強い塩味と甘味がそれぞれバランス良くガツンと効いているという形です。
麺は自家製の多加水平打太縮れ麺。
手揉みによる力強いうねりがあり、瑞々しいツルピロの麺肌と口当たり、モチプリの強いコシ、香ばしい小麦の風味とナチュラルな甘味が噛むほどに味わえます。
硬め茹では麺のα化が進まず強いコシとツルツルの舌触りを生み出せなくなるので、指定の茹で時間を守り、たっぷりの熱湯でしっかりと茹でましょう。
付属トッピングはInスープで、ミディアム食感の極太メンマが4本と、しっとり柔らかい豚肩ロース厚スライスチャーシューが1枚で、どちらも程良い味付け。
熱を通し過ぎるとどちらも品質・食感共に劣化するので、湯煎のかけ過ぎには注意です。
麺武者は宅麺で初めて頂き、その際はラーメンもつけ麺も普通の無化調濃厚トンギョという印象しか無かったのですが、
その後東北研修の際に実店舗で実物を頂いたところ、宅麺の冷凍仕様との風味のギャップに驚き、そこで冷凍の影響を受けやすいタイプという事に気付きました。
実物はナチュラルかつ複雑で濃厚な旨味に加え魚介の風味がフレッシュで雑味もない、斑鳩のベーシックな面影を感じるしっかりとした青葉インスパイアの無化調Wスープで、
このガツンらーめんに関しても実店舗のほうが本当の意味でガツンと来る、魚介の新鮮かつ荒っぽいワイルドな風味が活きていましたが、
冷凍だと比較的ソフトで優しい味わいの程良いガツン度に落ち着いており、実店舗を知る方だと多少の違和感を覚えるかもしれません。
ただあまりガツン過ぎるのは苦手かもという方には、マイルドで食べやすい変化が逆にメリットとしてポジティブに作用していると思います。