元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています

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2026年09月02日

店主はなんつッ亭出身という事で、スープは丁寧にアクを取りつつゲンコツを長時間炊き続けたクリーミーな濃厚ド豚骨。
豚骨の風味はありますが臭みは抑えられており、乳化した多めのラードと塩分濃度約2.6%の高い塩味による、力強くコッテリまろやかな旨味凝縮スープとなっています。
 
湯煎直後は油分が分離しているため、充分にシェイクして再乳化させてから丼に注ぎましょう。
ここでしっかりと乳化させる事で濃厚ながらクドさのない、さらりとした口当たりのミルキーな味に仕上がります。
 
付属の黒マー油はビターで香ばしい焦がしニンニクオイルで、大昔のなんつッ亭の記憶と比べて苦味が多少抑えられた印象ですが、
濃厚な豚骨スープに低温のラードでじっくり焦がしたニンニクのインパクトある香りとほろ苦さとコク深さがガツンと強いパンチを与えてくれます。
この黒マー油こそがぶたまるきの味を決定付けるコアの部分といっても過言ではありません。
 
麺は自家製の角刃中細ストレート。
なんつッ亭の旧製麺機で製麺し、なんつッ亭と同じ太さの麺線に切り出されており、食感もしなやかでパツンと歯切れ良く、束になって濃厚豚骨をごっそり持ち上げてきます。
博多や長浜の極細麺とは構造が違うのでバリカタなどの硬め茹では合わず、強いコシを生むためにも最低2リットル以上の熱湯で指定時間を守りしっかりと茹でましょう。
 
付属トッピングはチャーシュー2枚で、バラの厚スライスと肩ロースの薄スライスが1枚ずつ。
どちらも脂身が柔らかくジューシーで穏やかな味付けとなっており、熱湯湯煎すると脂身が溶けたり肉汁が抜けて硬くなるので、出来れば冷水かぬるま湯での解凍が望ましいです。
 
また茹でモヤシはなんつッ亭同様に必須のトッピングです。
モヤシの瑞々しさとシャキシャキとした食感が濃厚豚骨スープと黒マー油に驚くほどマッチしますので、モヤシと青ネギだけは忘れずに必ず用意しておきましょう。
 
店主出自のなんつッ亭は現在は経営が変わり宅麺でも販売されていますが、昔の実店舗に足繁く通われていたという元常連の方、
若しくは宅麺のなんつッ亭を何度も何度もリピートしているというヘビーなリピーターであれば、本品となんつッ亭の味の違いも分かってくると思います。
 
ざっくりと言えば本品は何十年か昔のなんつッ亭のワイルドさを残したパンチの強い味、現在のなんつッ亭はマイルドに食べやすくした上品な味、という表現になると思いますが、
熊本ラーメンがお好きだという方はどちらもお口に合うと思いますので、両品を同時に食べ比べてみるのも楽しいと思います。

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