2026年09月02日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています
2026年09月02日
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スープは動物ベースのクリアな醤油清湯で、焔らしくスープ量たっぶりです。
コク深く香り高い良質の鶏油と、丁寧にアク取りされた肉の旨味凝縮スープで、塩分濃度は約2.5%と高く、とら系とは異なる非とら系らしい醤油返しがビシッと決まったキレのあるオイリーな味わい。
カエシと鶏油は別パックになっていますが、作り方に手順がありますので、リーフレットに記載されている作り方をよく読んでおきましょう。
麺は手打ち・手切りの自家製中太麺。ピロピロと縮れた平打麺で、ザラつきのある麺肌とボソ感のあるグチモチのコシに火風鼎の遺伝子が感じられます。
打ち粉がしっかりと振られているので、茹で湯は必ず3リットル以上用意しましょう。湯量が少ないと水が濁り、麺にぬめりが出る上に吹きこぼれやすくなります。
茹でる際は麺になるべく触れず、吹きぼれないよう火力を調節して指定時間通り茹でる事が重要です。
麺にちょっかいを出すと麺が切れたり麺肌が傷付いたり、火力が弱いと麺のコシに影響が出てしまいます。
付属トッピングは吊るし焼きのスモーキーなモモチャーシュー3枚とワンタン3個。焔のラーメンはワンタンも麺に並ぶ主役級の存在として大きな人気を博しています。
そのワンタンは実店舗で頂いた皮の薄いツルツル滑らかなタイプと異なり、厚めでモチモチながらザラつきやボソつきもある粗い食感と舌触り。豚肉餡もプリプリと弾力があり、生姜がフワッと香ります。
皮は水分を多く含ませたほうが舌触りも食感も格段に良くなりますので、指定時間を目一杯使ってしっかりと茹でましょう。
ただ皮の割れや折れ曲がりも所々にあり、パック方法に関しては冷凍通販という事をもう少し考慮して頂けるとよかったかもしれません。
焔は火風鼎と同じく、白河ラーメンの元祖であるとら食堂の系譜に属さない、所謂「非とら系」と呼ばれる独自の白河ラーメンで、麺もスープもとら系の白河ラーメンとは異なる個性を持っています。
とら系はとら食堂、餐、非とら系は火風鼎も宅麺ラインナップに名を連ねており、また焔も火風鼎とはカエシの構成が異なるので、白河ラーメンが気に入った方は各々の違いを食べ比べてみるのもよいと思います。
なおリーフレットに作り方が詳細に記載されていますが、実はこの工程は他の淡麗系商品でも本来はこうするべき、という淡麗系冷凍ラーメンにおける教科書通りの再現調理法だったりします。
例えば何故本品のスープは事前解凍し、沸騰した3 リットルの熱湯に火を止めてから沈めて5分だけ温めるかというと、
仕込みでは8〜90℃台、店によってはコンマ単位で温度管理しつつ、沸かさない温度帯で濁らないようじっくり丁寧に炊かれているため、
湯煎でその温度を上回ってしまうとデリケートなスープの品質が変化し、風味も口当たりも本来の姿では無くなり、醤油返しと鶏油の乗り方も温度によって全く変わってしまうからです。
なので実店舗のスープとなるべく近い温度にするために、事前解凍と予熱湯煎という時間をかけた方法が勧められているという訳です。
スープが凍ったままだと熱湯に触れるパック外部とスープ内部の温度差による品質の変化が生じる上にスムーズな温度上昇が起こしづらく、
湯量が3リットルより少ないと保温性が悪く、また火を点けたままだとスープ温が上がり過ぎてしまうため、このような細かい工程が記されています。
またスープ、カエシ、油がそれぞれ分けられているのも、予め全てを合わせて冷凍するのと、調理段階で全てを合わせるのでは、
味や風味に差が生まれるため、実店舗で作る工程になるべく寄せて再現度を高めるように全てを分けてパックされています。
実店舗と何か味が違うなという商品があった場合、それは単に冷凍の影響ばかりではなく、このような細かい部分も理由として含まれていたりもします。
ただ一般ユーザーさんにはちょっと面倒に感じるかもしれませんので、とにかくスープの湯煎のかけ過ぎと麺の茹で湯の量、この2点だけは最低限注意しておくとよいと思います。