2026年09月09日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています
2026年09月09日
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タレはすっきりしたキレとコク深いあまうまの醤油ダレで、かめ囲らしいイリコの風味、玉葱とニンニクの香ばしい風味、上品かつ濃密な鶏油の風味、この3つの風味がバランス良くしっかりと主張しています。
あっさりさっぱりし過ぎず、重さやクドさもなく、またタレ自体の美味しさだけではなく、麺の甘味や食感を最大限に活かす調味料としての役割もしっかりと果たしています。
麺は手打ち、手切り、手揉みの自家製で、中力粉を中心に薄力粉もブレンドした超多加水超極太熟成縮れ麺。
讃岐うどん店で教わったというグラマラスな麺は、まさに讃岐うどんを彷彿とさせる瑞々しくツルッツルの滑らかな舌触りと、
肉々しい厚みにピロピロとした官能的な口当たり、そして中華麺とうどんの長所を両取りした様なふんわりモッチリしたコシの強さが特徴的。
噛むほどに舌へ広がる小麦の甘味と噛む場所による食感の変化も最後まで飽きさせない魅力の一つとなっています。
付属トッピングはチャーシューとメンマの2種で、チャーシューは低温調理のしっとり豚肩ロースとモモのレアチャーシュースライスが1枚ずつ。
メンマは昆布の淡い旨味が詰まったジューシーな座布団メンマが1枚で、手間を惜しまず数日間かけて仕込まれた、麺に勝るとも劣らぬ情熱と拘りの一品。
冷凍の影響による実店舗との食感と味の違いは否めませんが、こちらも高い人気を誇るかめ囲の目玉トッピングとなっています。
なお作り方のポイントとして、まずは麺とタレのみを入念に混ぜ合わせ、タレが完全に乳化してからトッピングを乗せるようにすると、味にムラがなく上手に作れます。
麺の所々が白く色ムラがあるのは混ぜ不足のサインなので、麺の色が茶色く均一になるまで充分に混ぜるようにしましょう。
かめ囲は麺が主役としての存在感を放っていますが、トッピングも決して脇役に収まらないハイクオリティで、全体的に非常にレベルが高く、各々が個性的な一杯となっています。
麺量も二郎インスパイア並みのボリュームで、食べ応えも充分。必須トッピングの卵黄はコクが増し、ネギとフライドオニオンは食感と香ばしさがアクセントになるので、忘れず事前に用意しておきましょう。
なおこの麺は季節と時間帯により約55%前後で調節している桁外れの超多加水麺な為、少しでも常温に放置するとあっという間に結露が発生し品質が劇的に劣化するので、冷凍庫から取り出したら間髪入れずに熱湯に投入して下さい。
茹で湯は3リットル以上沸かし、麺投入後も蓋はせず火力も落とさず素早く再沸騰させ、最初は箸で解さず、4分くらいはそのまま放置です。
麺入れ後にすかさず箸を入れても麺は解れず、逆に麺が短く切れてしまったり、麺肌を傷付けてグズグズに溶けてしまう上、箸の温度が再沸騰の妨げにもなるので、
最初は吹きこぼれないよう見守るだけにし、約4分ほど経ったところで初めて箸を入れ、決してかき混ぜたりはせず、
麺と麺の間にそっと突き入れて優しくゆっくり広げるようにすると、麺が切れたり麺肌がドロドロに崩れる事もなく綺麗に解せます。
解れた後も麺には触れず、対流で自由に泳がせるようにし、硬め茹ではせず指定時間を目安にしっかりと茹でて下さい。
多加水麺は指定時間を多少オーバーしても全く問題ありませんが、逆に短いとα化が進まずコシが生まれないので注意です。
実店舗では注文後に麺棒で圧延し、茹でる直前に麺切カッターを使い手動で麺線に裁断するという打ち立て・切り立ての純手打ち麺が使われているので、
どうしても冷凍の影響による品質の差が生まれてしまうのは致し方ありませんが、茹で湯の量、温度、解し方、茹で時間をきっちり行うだけで、家庭でも実店舗の味に近づける事は充分可能です。