元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2020年02月08日

こちらの担々麺にはタレに甜醤油、紅油は一滴香、唐辛子は朝天椒、酸味には芽菜と、日本では一般的ではない食材が数多く使われており、オーソドックスな四川風担々麺をイメージしていると繊細な味付けと鮮烈な香りに違和感を覚えると思います。
味は甜面醤と紹興酒で炒められた合挽肉の炸醤がコクと旨味を、朝天椒や花椒、陽春砂、八角、肉桂など複数のスパイスが刺激と清涼感を与えています。
ただ内容的には素椒面や宜賓燃面などの要素も組み合わせたようなアレンジ性があり、成都の正宗担担麺というよりは四川で人気の麺料理のMIXといった感じがします。
また油ギトギトという声もありましたが、油量は一般的な汁なしと同程度で、後味はむしろスッキリとしていました。
値段は赤坂・六本木の準高級店でも麺類の単品価格1,300円超えは普通ですので、この内容であればサービス料が含まれない事を加味しても妥当な価格のようにも感じますが、量を重視する方にはCPが悪く感じられると思います。

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