元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2020年09月08日

スープは豚骨と鶏ガラの動物系と白口煮干のふくよかな風味が活きた魚介系のWスープに醤油ベースのまろやかなカエシと大きな背脂粒の甘みが重なります。
背脂はチャッチャ系や燕三条系や二郎系のようにトロトロに煮崩したものと違い、形を崩さず大きめに挽かれてあり、ブリブリの食感を残してあるのが尾道系の特徴です。
麺は切刃22番手くらいの角刃平打中細麺で、尾道ラーメンでは細めの部類ですが、スープの吸い上げが良く、コリコリの歯応えからモチモチとした弾力へと食感の変化を楽しむ事が出来ます。低加水麺なので硬めに茹でるのがコツですね。調理時間は3分から3分半とありますが、1分半くらいが丁度良いです。
付属トッピングはコリコリの薄切りメンマと、弾力のあるクラシカルなモモスライスチャーシューが2枚で、1枚はバーナーで表面を香ばしく炙ってあります。
喰海は醤油も塩もやや薄口の清湯ですが、優しさを求めるなら醤油、パンチを求めるなら塩のほうが好みに合うかもしれません。

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