元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢ですが、現在はシンプルな中華そばに好みが落ち着いています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2020年11月14日

こちらの牛肉麺は蘭州の牛肉拉面と異なり、重慶の牛肉面と台湾の紅燒牛肉麵をミックスしたようなやや独自色のあるものですが、ヒルズの飄香で頂いたものと違い、通販用に食材のグレードを替えてるいるようで、実店舗よりも安く、家庭用・庶民的にアレンジされています。
スープは鶏ガラベースの清淡に海椒、郫県豆板醤、赤花椒などによる麻辣味、また香菜、八角、丁香、肉桂などのスパイスを効かせた刺激的なもので、別袋の香味辣油を入れると更に強い辛味が加わります。
麺はコシの強いストレート中細麺で、中華で好まれる白麺ではなく、日式のラーメンタイプが使われています。
具材には軟らかく煮込まれた牛バラ肉が6ヶと、小さく刻まれたしめじや筍などがそこそこ。麺も少なく肉以外はボリューム感に欠けますが、具をご飯に乗せると牛腩飯としても楽しめます。
実店舗よりもリーズナブルに味わえる準高級中華といった感じで、中国や台湾では安い大衆食である牛肉麺も、この使用食材とこの価格で、冷凍通販として考えるのであれば、良いサービスかなと思います。

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