元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。菜箸で何度も触れるのは麺に傷が付きデンプンが出て逆効果なので、コツとしては思い切って麺を取り出し、水分をキッチンペーパーで吸わせてレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2021年02月23日

スープは豚星よりもやや乳化の進んだ微乳化タイプ。豚オンリーで骨粉も沈んでいますが、豚骨臭は大分抑えられており、甘味旨味は豚星以上富士丸未満くらいの中間レベル。多摩系の流れを汲む醤油のベタ感やコクも味わえますが、スープ量もスモジ並に少なく、小さめの丼だと麺の半分近くはスープに浸りません。
麺はストレート気味の平打太麺でオーション使用ですが、J系で一般的な低加水と違い、多加水寄りの中加水なので、ツルツルポクポクとした特徴的な食感となっています。茹で時間は指定通りの9~11分ボイルでデロ気味のヤワ麺にしたほうが再現度が高く、また麺本来の美味しさも引き出せますが、それでも麺はカタメしか勝たんという方は5分も茹でれば内部までα化するのでゴワ麺に仕上げられます。
付属トッピングは厚切りムチフワのバラロールとウデが1つずつで、味も食感もなかなかの神っぷり。
黒アブラが付いていない分、実店舗の再現性には今一歩及ばずですが、全般的にはやはり完成度が高いですね。これも間違いなく人気が出るでしょう。

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