めがです
40代/男性
二郎に憧れてるけど遠方で行けないので宅麺で二郎系を中心に利用してます
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レビュー数 21
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役に立った数 9
40代/男性
二郎に憧れてるけど遠方で行けないので宅麺で二郎系を中心に利用してます
2025年06月09日
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2025年06月03日
一見シンプルなノスタルジー系醤油ラーメンに見えなくもないが、食べるとその複雑な旨さに唸らされる、完成度の高いラーメンです。
スープがとにかく芳醇な魚介の旨味を含んでおり、その上に醤油の塩味やコクがキリッと来て、スッキリしつつも複雑な印象を与える美味なもの。
どこか蕎麦つゆのような雰囲気もあり、紹介文の和の印象の部分なのかなと思います。
その上で、トッピングの焦がしネギが、甘味と香り、そして苦味によるパンチを生み出しており、重くないのに満足感を出してくれています。
麺もツルモチの味わい深い麺で、つるりとすすれつつも、香り高いスープをしっかり含み、満足感をさらに高めてくれます。
チャーシューは肉感しっかりでボリュームもありつつ、スープに動物性の旨みを溶け込ませてくれ、食べるタイミングに悩まされるニクいやつです。
ここに任意のトッピングで海苔と味玉をつければ、ライスにも対応できるパワフルさを発揮してくれ、頼もしい限りです。
食べ終わった後、ぬるくなったスープを飲むと、熱々の時に感じられなかった香りや旨みを拾うことができるので、個人的なおすすめの楽しみ方です。
こういうことができるのも宅麺の魅力の一つですね。
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2025年05月12日
富士丸の系譜と聞いて暴れん坊を想像していましたが、食べてみるとかなりバランスの考えられた優等生な雰囲気だったので、供給が安定すると、意外ともみじ屋や俺の生きる道のライバルになりうるかも、と思いました。
スープは非乳化で、油の甘みと醤油のコクがグッときつつも、しょっぱすぎない印象を受けるお味。
豚はプルプルのバラではなく、しっかり目の肩ロース系ですが、ポークステーキかというほどのサイズと厚みのわりに、噛めばほぐれるギュチすぎない豚で、こいつが全体の重みを軽減し、ボリュームありつつもスッキリした印象を与えてくれます。
アブラはしっかり味のついた豚カスアブラで、先述の豚の肉質のおかげか、全投入しても重くなりすぎず、ヤサイをモリモリ食べ進めさせてくれます。
麺は他の似たものより若干細めですが、しっかり縮れてワシワシ感もありつつ、むわっと小麦の香りもする啜りやすい麺で、比較的食べやすいです。
総合すると、ボリューム感やパンチはあるんだけど、豚や麺の工夫でバランスが取れており、宅麺非乳化系のスタンダードな選択肢になるポテンシャルがあると思いました。
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2025年03月08日
スープのパウチを開けた瞬間、むせかえるような牡蠣の香りが広がり、否が応でも期待が膨らみます。
トッピングは充実しており、非常に贅沢感があります。粒山椒の小袋がありますが、存在を忘れがちになるので、別皿に出しておくか、面倒なら最初からかけちゃってもいいと思います。チャーシューも薄切りなので、高い温度で湯煎しすぎると火が通り過ぎてしまうので注意したいところ。
麺は細いプリパツ麺で、旨みの強いスープをよく持ち上げてくれます。
牡蠣のアヒージョはスープにさらなる牡蠣感とボリューム感、そしてニンニクのパンチを加えてくれ、バラ海苔が上品にまとめてくれます。
他の貝出汁系ラーメンにくらべ、かなりパワフルで暴力的でさえありながら、滋味深い旨みがしっかりと底を支えている、非常に完成度の高い一杯です。
一点、アヒージョのニンニク感は思ったより強いらしく、完飲してしまうと次の日に響きますのでご注意を…
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2025年02月03日
しっかりとキレとコクのある醤油ダレに、じんわり爽やかな生姜が効いたおいしい生姜醤油のスープに、ホロホロの角煮っぽいチャーシューが入っており、パンチ、旨み、ボリューム感は十分。
そんな完璧に整えられた舞台に躍り出るのが、この特徴的な極太平打ち麺です。
ぱっと見、五本くらいしか入っていないこの麺に、まず調理前から度肝を抜かれますが、茹でてほぐれてくると、ふっくらと膨らみ、長さもそこそこあって、少ないとは感じません。麺あげの指定分数が近づくにつれ、ツヤツヤぷりぷりして、妖しげな魅力が増していきます。
そして茹で上がった純白の麺を、真っ黒なスープに投入すると、黒の中からチラチラと見える麺がだんだん茶色く染まり、食欲をそそります。
この麺の食感が、本当にえも言われぬというか、まずは幅広の極太なので、一口含んだだけで、口の中いっぱいに麺が張り付いてきます。それは表面とろっと滑らかで、噛むともっちり、ぷりっとして、他のラーメンでは絶対に味わえない、もはやエロさまで感じるような官能的な食感なのです。
もちろん、その食感の後に押し寄せる、強い生姜醤油をかき分けて主張する小麦の味わいも素晴らしく、店主のこだわりを十分に感じさせられるおいしさです。
宅麺で日陰のラーメンも食べましたが、日陰は優しくてふわふわなのに対し、こちらは力強く妖艶、どちらも劣らぬ魅力のある逸品でした。
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2025年01月15日
やはり極太の麺が特徴ではありますが、中心が生煮えっぽくなるボキボキ麺と違って、全体的に硬さが残る雰囲気で、噛むとバッツンとした、凄まじい歯切れと歯応えが楽しめます。
それでいて噛み締めるとしっかりと美味しく、気がつくと、あれだけあった大量の麺がお腹に収まっているという、不思議と軽快ささえ感じる麺でした。
スープは微乳化ですが、麺のインパクトのせいか、なぜかあっさり目に感じました。レンゲを用意して口内で調整しながら食べると、バランスよく味わいながら食べられると思います。一味の辛味を加えても、塩味を感じやすくなって、良い味変になると思います。
豚はロールではなくブロックでそのまま調理したタイプで、食感は残しつつもやわらかい、食べ応えのある美味しいものでした。
極太麺好きはもちろん、極太麺にチャレンジしたい人にもオススメだと思います。
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まず梱包から違います。
他の商品は、筒状パウチにインスープの豚、塊状にして冷凍された麺、という感じが主流だと思いますが、本商品は全ての具材が平べったい状態で冷凍されているため、湯煎した時に火の入りが早く、溶け残りなどが起こりにくいように工夫がされています。
麺も平べったく広げられており、指定時間の半分ぐらい茹でないとほぐれないとか、茹でムラが起こらないようになっています。
さらに豚も別パウチになっていて、過剰な味染みや煮崩れが起こらない徹底のしよう。
肝心の味に関しても、梱包のこだわりからも察せられる通り、高い完成度に驚きます。
豚は肉質しっかりなのに、しっとりとして味染みもよく、噛めばほぐれる上質なもの。分厚さも十分で、指定時間湯煎しても中心が少し冷たかったものの、半分に割ってスープにしばらく浸していれば問題ありませんでした。
スープは微乳化で、旨味も塩味もしっかり感じられてパンチもあり、好みの差はあれ、二郎系好きなら文句が出るようなものではありません。
特製脂だれは、ほぐし豚たっぷりの豚カスアブラで、チャーシュー1枚分は有ろうかというボリューム。かなりしっかり味がついており、全投入するとしょっぱくなりすぎる場合もあるため、別皿にして様子を見ながら入れるのがオススメです。
麺は平打ち太麺で、極太ワシワシという程ではありませんが、茹で時間に幅のない指定時間でしっかり調理すれば、ムッチリとしつつもスープとよく絡む食べ応えのある美味しい麺で、量も300gとボリューム感もバッチリ、全く隙の無い構成です。
全般を通して、絶対に満足させてやるという、店主の熱い気概をひしひしと感じられ、宅麺の二郎系という戦場で、完全に勝ちに来ているなということが伝わり、清々しい気持ちにすらなりました。
大変美味しかったです!