2026年10月06日
0
40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です
・プラチナ会員ですが抽選販売はクジ運悪く大抵先着販売で買っています
・店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者として、プロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は基本的に全部5にしています
2026年10月06日
0
まず本品は冷製メニューなので、スープとタレは前日からの冷蔵解凍が推奨されています。間違って湯煎してしまうと品質が大きく変わってしまうので要注意です。
スープは滑らかな冷製のコーンポタージュがベースで、とうもろこしの優しい甘味に加え、味噌󠄀、チーズ、リキュールが分かりやすく香る、独特の風味を持った味わいとなっています。
これらが甘味旨味酸味だけではない濃厚なコクと深みも与えており、もったりしつつも爽やかで、すっきりあっさりさっぱりとした後味に繋がっています。
麺はややウェーブの入った角刃平打中太麺。
瑞々しくピロピロとした口当たりとプリモチのソフトな弾力がスープの柔らかい甘味とマッチし、スープのとろみが平打麺によく絡んで持ち上げてきます。
茹でた後に冷水で締める為、硬茹ではせず、指定時間を守ってしっかりと茹で、しっかりと水切りしましょう。
また本品は香味油入りの醤油ダレが別パックとなっており、まずタレと麺を絡めてからスープを注ぐという工程になっています。
タレはシンプルな醤油返しで、油はネギ、ニンニク、生姜が芳ばしく香る香味油となっているので、
まずはタレのみを混ぜ合わせた油そばの状態でキレとコクのある味わいを何口か堪能し、次にスープを絡めて啜るようにすると、
今度はキリっとした油そばとまろやかなとうもろこしスープが互いに味の調和をもたらすようになり、1杯で2通りの味を楽しむ事が出来ます。
とにかくタレの汁気がなくなり完全に乳化するまで充分に混ぜ合わせる事が最も重要です。
全体的に白っぽかったり色ムラがあったり丼底にタレが残っていたりシャバついているのは混ぜ不足の状態で、
一目で分かる美味しく仕上がっていないサインなので、麺が均等に色付くまで入念に混ぜましょう。
付属トッピングは豚肩ロースのローストチャーシューが1枚。
しっとり柔らかな食感と素材を活かすプレーンな味付けで、甘味のあるとうもろこしスープにチャーシューの塩味のエッジがアクセントを与えています。
こちらも湯煎は厳禁、流水解凍及びスープと一緒に前日からの冷蔵解凍が推奨されています。
ちなみにスープが余りお腹も余裕があるという方は、ライスであれば冷や飯を入れてお好みで黒胡椒や粉チーズを散らして冷やしコーンリゾットにしたり、
麺であればカッペリーニやフェデリーニなどの細いロングパスタを茹でて冷水で締めて替え玉にしたり、
米も麺も面倒な方はパンに付けて頂くようにすると、スープを余らせる事なく、かつ油汚れも減って洗い物もラクになります。
なお本品は冷製メニューですが、人間の味覚は冷たいほど塩味を感じやすく、温かいほど甘味を感じやすい構造になっているので、スープの温度次第で味の受け取り方も人によって異なってきます。
冷製スープはキンキンに冷たいのが好きという方は、冷蔵庫から取り出してすぐ注ぐようにすると良いですが、
塩味と甘味をバランス良く味わいたい方は、スープを冷蔵庫から出して15分ほど常温に置いておくと丁度良い塩梅に仕上がります。
約3Lの水を張った麺茹で用の鍋に点火するのと同時くらいに冷蔵庫から常温に出しておけば、
沸騰、麺茹で、冷水締め、タレ和えの工程で大体15分くらい経過するので、タイミング的には丁度良いと思います。
冷やしとうもろこしは近年トレンド化した夏の風物詩として都内を中心にブームを巻き起こしており、
今や物珍しさも無く冷やし中華的な夏の新定番メニューとして多くのお店で提供されていますが、味自体には定義がなくお店ごとの表現方法があるので、
冷やしとうもろこしを初めて食べるという方は、本品はあくまで「八咫烏式の冷凍通販仕様の味」として覚えておき、
機会があれば色々なお店に赴いてその店その店の味を味わってみると、八咫烏の独創性と楽しさもより感じられるようになると思います。