CGのグルメノート ・未回答/未回答
2025年10月19日
2
深みある出汁の旨みと高い位置でぶつかり合う生姜の香り、弾力、コシともに最高峰の中太麺、唯一無二のジューシーにして肉肉しさ抜群のチャーシュー。究極の醤油ラーメンここにあり
価格
1,400
円
(税込1,512円)
一口スープをすすれば、ズッシリとした深み溢れる豚、鶏の動物系の出汁が口の中に広がり、思わず声をあげてしまいそうになるほどの旨みが体全体を包み込む。そこに合わせるは、シャープなキレと甘みを纏った醤油ダレ。更に、上質な生姜の香りがファーストコンタクトから、最後まで続く。醤油ラーメンに生姜を加えたというよりも、スープの旨みと渾然一体となって生姜の風味が、ラーメン全体を覆い尽くす、そんな味わいだ。あらゆる言葉を並べても、語り尽くせぬほどに奥深く、滋味深い、食べ終わりに得られる幸福感は他に類を見ないほどにハイレベルだ。
中細麺にして、しっかりとした弾力と噛み応えを持ち合わせるオランダ軒の麺は、旨みにまみれたスープをしっかりとすくいあげ、絡みも抜群だ。名店のラーメンは、スープ、麺、具材がそれぞれ独立した味わいではなく、全てが一つになり相乗効果で旨みを昇華する。スープ、麺のみならず、メンマ、チャーシューともに全てが最高峰、そして全てが合わさって最強の逸品がここにある!
週末、平日問わず、朝から最高の一杯を求め、店頭に行列を作る規格外の人気店。店頭に置かれた記帳代に、名前を書き込んでから、一杯にありつけるのは夕方ということもザラ。究極の一杯に魅せられたファンたちは、オランダ軒へ入店することを、「入国」と呼ぶ。まさに、異国の地へ足を踏み入れたような、信じられないほどに幸福をもたらす一杯を求め、今日も入国を求め店頭に列を成す。
|
|
店舗名 | オランダ軒 |
---|---|
住所 |
〒
339-0005
埼玉県さいたま市岩槻区東岩槻6丁目1−4 102 |
電話番号 | |
営業時間 | [月~水・金・土]
|
定休日 | 木曜日・他不定休あり |
山本 靖 店主
好きなラーメン屋
受賞歴
麺、スープ、具材(チャーシュー)
☆長ねぎ(刻み)/◎海苔/◎味付き玉子/◎ほうれん草(茹で)
☆お店と同じ味を楽しむ具材 ◎お好み ◯味変総重量560g(麺140g)
麺(小麦(国産)、塩/かんすい、プロピレングリコール、酒精、くちなし色素)、スープ(豚骨(国産)、鶏ガラ、醤油、塩、昆布、生姜、にんにく、玉ねぎ/化学調味料)、具材(チャーシュー(豚肉(国産)、醤油))
(一部に小麦・豚肉・鶏肉・大豆・卵を含む)
熱量149kcal
タンパク質5.1g、脂質7.2g、炭水化物15.9g、食塩相当量1.41g
(サンプル品分析による測定値)
原材料表記枠内に記載(商品発送日より40日間)
要冷凍 -15℃以下
◆開封後はお早めにお召し上がりください。
◆賞味期限内にお召し上がりください。
◆湯煎時や麺茹での際は火傷には十分ご注意ください。
◆電子レンジや直接火にかけての解凍は絶対行わないでください。
CGのグルメノート ・未回答/未回答
2025年10月19日
2
しなる ・30代/男性
2025年10月09日
生姜が香る、けど主張しすぎない絶妙なバランスでスープを飲む手が止まらない。
しかし個人的に一番刺さったのは麺。これが最高にうまい。
チャーシューも2枚入ってて両方ともちゃんとうまい。非の打ちどころがないとはまさにこのこと。
トッピングのおすすめにほうれん草があったけどこれは追加して本当によかった。家系以外でまさかこんなにほうれん草がベストマッチするとは思わなんだ。
0
RAMEN60 ・60代以上/男性
2024年09月28日
油の浮いた漆黒のスープは、塩分強めながら醤油のコクと生姜の風味が相まって円やかな味となっています。中細麺はモチモチでスープに良く絡み喉越し抜群です。2枚のチャーシューは柔らかく丁度良い味付けです。おすすめトッピングの刻み長ねぎ加えて美味しくいただきました。茹でほうれん草も良く合うと思います。
0
東岩槻の住宅街にひっそりと佇む「オランダ軒」。
初めて訪れたときの衝撃はいまでも忘れられない。丼の前に立った瞬間に感じたのは、生姜の香りがふわりと立ち上がるあの独特の湯気。そしてレンゲを口に運ぶと、まるで醤油と出汁の旨みが波のように広がってくる。しょっぱさではなく、包み込むような丸みのある味。食べ進めるほどに身体の芯が温まり、スープの一滴まで飲み干したくなるほどの完成度。「ここが日本一の醤油ラーメンだ」——そう感じた瞬間だった。
それからというもの、東岩槻という決して便利とは言えない場所にもかかわらず、どうしても足が向いてしまう。電車を乗り継ぎ、店に着くとすでに長い行列。平日でも一時間は待つのが当たり前だ。それでも、店の前に立っただけで生姜醤油の香りがかすかに風に乗って届き、その瞬間に「今日も食べられるんだ」と思うと自然と気持ちが高まる。二度訪れたが、どちらも満席。丼を前にしたときのあの高揚感、レンゲを入れた瞬間に広がる香り、全てが記憶に刻まれている。
そして今回、あの味を自宅で再現できる「宅麺」で注文してみた。正直なところ、最初は半信半疑だった。あの店の熱気、湯気、音、そして空気の密度までは再現できないだろうと思っていた。しかしいざ届いて、湯煎を終えてスープを丼に注いだ瞬間、その考えは一瞬で変わった。立ち上がる香りがまさにオランダ軒のそれ。生姜の清涼感がふわっと広がり、醤油の甘みがすぐに追いかけてくる。香りだけで、もう満足してしまいそうになる。
実際に口に運んでみると、スープのキレはやや穏やかになっているものの、味の方向性は完全にあのまま。生姜の辛みが穏やかになった分、醤油のコクがより際立ち、家庭で食べるにはむしろちょうど良いバランスになっている。出汁の厚みと醤油の甘みが共存し、体にすっと馴染むようなやさしさがある。それでいて、きちんと芯が通っている。スープをひと口、またひと口と重ねるたびに、記憶の中の東岩槻が蘇る。
麺は中太ストレート。つるっとした喉ごしとしっかりした弾力があり、スープとの相性が抜群だ。口に含んだ瞬間に小麦の香りが広がり、飲み込むたびにスープの旨みを引き連れていく。レンゲでスープをすくっては麺をすすり、そしてまたスープを飲む——その繰り返しのリズムが心地よい。
チャーシューも見事だった。冷凍とは思えない柔らかさで、脂の部分はとろりと溶け、赤身はしっかりとした旨味を残す。スープに沈めて少し温めると、さらに風味が増して、口の中でとろけるよう。お店で食べた時とほとんど変わらない完成度に驚かされる。
この一杯を家で食べながら、ふと笑ってしまった。
「なんでこんなに遠くの店の味を、家で再現できるんだろう」と。立地が微妙でなかなか行けないけれど、こうして家で食べられるなら、それだけで幸せだ。生姜の香りが部屋に満ち、食べ終わる頃には体も心もぽかぽかになる。食後の余韻も変わらない。まるで現地で食べたかのような満足感に包まれる。
何よりこのラーメンには、「特別な派手さ」はないのに、心に残る深さがある。キレでも、濃厚さでもなく、“調和”で勝負している。それができる店は本当に少ない。結局のところ、また食べたくなるのはこういう一杯なんだと思う。
オランダ軒は、やはり自分の中で日本一の醤油ラーメンだ。店で食べても、宅麺で食べても、その本質は変わらない。いつかまた現地で、あの生姜の香りに包まれながら、静かにレンゲをすくう日を楽しみにしている。