元料理人で現コンサルなラヲタ ・40代/男性
2026年03月24日
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昆布水をまとった麺を名古屋コーチンの旨味が凝縮した醤油つけ汁で味わう。派手さを削ぎ落とし素材の格と余韻で勝負する"麺屋鈴春"渾身の一杯。
価格
1,500
円
(税込1,620円)
つけ汁の主役は、名古屋コーチンの力強くも上品な旨味。雑味を一切感じさせない澄んだコクに、醤油のキレが静かに重なり、口の中でゆっくりと広がっていく。派手な甘さや過剰な油はなく、主張するのは“素材の旨さ”。昆布水をまとった麺をくぐらせた瞬間、鶏の旨味・醤油の輪郭・昆布の余韻が一体となり、気づけば箸が止まらなくなる。牡蠣塩同様、チャーシューは豚肉と鶏肉の2種類。丁寧に低温調理がされており、しっとりと上品に仕上がっている。
美味しすぎて「つけ汁につける前に麺だけで食べすぎてしまった。」という声をよく聞く麺屋鈴春の麺は、心の味製麺製で、一般的な昆布水つけ麺に比べるとかなり太めのストレート麺。ムチムチ高弾力でコシがあり、小麦をしっかりと感じる事ができる。つけ汁につける前には、昆布水に浸かった麺をまずはそのまま。その後は、藻塩やレモン、あおさなど様々な食べ方を楽しんでいただきたい。もちろんつけ汁との相性も非常に良く、太麺がキレのあるスープをしっかりと受け止め、スープの旨味を最大限に感じることができる。
独自のアプローチでつけ麺業界に新たな風を吹き込み、常に進化を続ける麺屋鈴春。つけ麺の他にもラーメンやまぜそばなどもあり、何度お店に足を運んでも飽きない。特につけ麺のスープは、店舗では塩・醤油を選んだ後にあさり油など、それぞれ3〜5種類の香味油を選ぶ事ができるというバリエーションの豊かさ。何度足を運んでも新しい発見がある、そんな麺屋鈴春からは今後も目が離せない。限定でブタジマくん(二郎インスパイア)の営業も行っており、こちらにも大注目。
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| 店舗名 | 麺屋鈴春 |
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| 住所 |
〒
113-0033
東京都文京区本郷2-26-1 福重ビル1F |
| 電話番号 | 03-6801-5233 |
| 営業時間 | 月・火・水 11時〜15時 18時〜20時
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| 定休日 | 日曜日 |
鈴木 勝明
好きなラーメン屋
受賞歴
【お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー】
第15回 新人大賞
麺、スープ、昆布水、チャーシュー
☆白髪ネギ/☆メンマ/○味玉/○おろしニンニク
☆お店と同じ味を楽しむ具材 ◎お好み ◯味変620g(麺量200g)
麺(小麦粉(国内製造)、卵/かんすい)、スープ(鶏ガラ、丸鶏、昆布、イワシ煮干し、かつおぶし、鶏油、鶏肉、食塩、醤油、水飴/調味料(アミノ酸等))、昆布水(昆布、食塩)、豚チャーシュー(豚肉、醤油、砂糖、食塩)、鶏チャーシュー(鶏肉、食塩、ホワイトペッパー)、(一部に小麦・卵・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
熱量142kcal
タンパク質5.9g、脂質3.7g、炭水化物21.2g、食塩相当量1.3g
(サンプル品分析による測定値)
原材料表記枠内に記載(商品発送日より40日間)
要冷凍 -18℃以下
※本品は「えび」を含む製品と同一製造施設で製造しています
◆開封後はお早めにお召し上がりください
◆賞味期限内にお召し上がりください。
◆湯煎時や麺茹での際は火傷には十分ご注意下さい。
◆電子レンジや直接火にかけての解凍は絶対行わないで下さい。
スープは名古屋コーチンの丸鶏や奥久慈軍鶏のガラなどを使った鶏ベースで、鶏中心の構成からは店主出自の一燈らしさも垣間見えますが、
一燈のつけ麺ような濃厚なタイプとはまた違い、すっきりとしたクリアな淡麗系となっています。
塩分濃度は約3.0%と塩スープよりも高く醤油のキレがありますが、昆布水を纏った麺と絡める事で塩味のカドが取れ、塩味旨味酸味が絶妙に調和した味わいとなります。
また実店舗では数種類の香味油を選べますが、本品の香味油には「コーチン油」という名古屋コーチンの鶏油が使われており、
丸鶏のブ厚い旨味とコーチン油の濃厚なコクと香りが神奈川淡麗系を思わせるような独特の風味を醸し出しています。
麺はとみ田でお馴染み心の味食品のワイド型多加水角刃太麺。
私も牡蠣塩の方で「心の味製麺」と誤記していますが、正しくは「心の味食品」製ですね。(心の味製麺はとみ田プロデュースのつけ麺屋の店名です)
カットは短めで麺肌もつるりと啜りやすく、密度の高い噛み応えの強さが楽しめます。
ただ形状に関しては、本来は真っ直ぐな麺線のストレートタイプなのですが、冷凍生麺特有の曲がり癖が付いてしまっており、一部ウェーブが掛かっています。
昆布水はフコイダンによるとろみが少なくあっさりとした旨味の日高昆布から引かれており、
塩分濃度は約1.8%と一般的なラーメン並の塩味が施されているため、スープに付けずとも昆布水に浸した状態で普通に美味しく頂けます。
また味変にはレモンや酢橘などの柑橘類も良く合いますが、藻塩とわさびを麺に直接付けると、麺の甘みがより一層引き立つのでお勧めです。
なお残った昆布水はスープ割にも使えますが、スープも昆布水も味が濃いので、割ったところで塩味は大幅には薄まりません。
ただ麺量は200g程度なので、もっと食べられる方は麺を半玉ほど用意しておいて、スープで割った後にレンチンした熱々スープに入れれば、ミニ淡麗醤油ラーメンとして二杯目に突入出来ます。
付属トッピングは鶏むねと豚ロースの柔らかいレアチャーシュースライスが1枚ずつ。豚は肩ロース肉ではなくロース肉です。
瑞々しく仕上げられた低温調理なので湯煎は厳禁。流水やぬるま湯など、豚脂の融点を超えないように30℃以下の温度で緩やかに解凍しましょう。
麺に関しては、やはり冷凍による折れ癖が実店舗と異なる味と食感の差を生み出してしまっている印象を拭いきれないのですが、
それ以外にも加水率による冷解凍時の膨張や収縮といったグルテンの変性、切刃番手、長さ、形状など諸々の要素も含めて、この麺自体が冷凍の影響を受けやすいタイプなのかもしれません。
実際、包装に関しては以前と違って特に問題も無く、麺が重ならないよう揃えて綺麗に畳んで束ねるなどの配慮が感じられましたし、生麺を冷凍するという上で、これ以上は致し方ないのかなぁと思います。
麺はそれだけデリケートな生き物という事です。
ただ麺と昆布水は冷水でしっかりと冷やし、スープは熱々に仕上げる事で、食材の持つポテンシャルは最大限に発揮出来ます。
そうする事により麺と昆布水だけでも瑞々しい味と強い弾力が味わえるようになり、
またスープにくぐらせる事でスープの熱で麺がモッチリとしたコシに変化し、醤油と鶏油と昆布水による旨味の爆発が口の中で起こります。
そして今度は麺に藻塩や山葵などの調味料を付けて食べる、のローテーションをランダムに繰り返す事で、何通りもの味の変化を一杯の中で幾度も愉しむ事が出来るようになります。
ただその食べ方をするにはやはり麺200gじゃ足りないですかね笑
この量だと、ただでさえスルスルと入ってしまうつけ麺という事もあり、下手したら昆布水だけで食べ終わってしまいそうなので、
実店舗同様に200円upの300gバージョンを出しても、沢山食べたい方達には喜ばれるんじゃないかなと思います。