「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全500件のレビュー中 51-75件目


2023年09月04日

タレはちばからの乳化スープをベースに魚介と醤油返しを強めに加えたチョイ辛の甘旨味で、
塩分濃度は約2.2%と二郎系まぜそばの類では平均レベルです。
また油そば(醤油)は汁なしタイプですが、こちらはアブラトッピングがある分、
汁なしと油そばの中間的なイメージとなっています。
なお魚粉はタレに予め加えられているので量の調節が利かず、
ちばから麺のツルツルとした舌触りにザラつきが多少加わります。

ブタはInスープの材木カットが数本、アブラは中トロの背脂が極大のサイコロカットとなっており、
肉カスもカスというより普通に肉塊が鎮座しています(豚アップ画像の箸で摘んでいるのが肉カスです)。

味的にはちばから感にとみ田感や富士丸感も加わったようなイメージですが、その分初心者向けの食べやすさがあり、
またボリュームも半端ないので、2人でシェアして2人分のランチにするとコスパも高くなると思います。

5

2023年08月14日

スープはふんだんに使われた唐辛子粉のザラつきがある、ドロッとした北極スタイル。
辛味は最初の一口目は案外イケるかな?位の感じですが、食べ進む程に激しさが増してゆくもので、
個人的ダメージでいうと現在の宅麺商品内では最凶クラスかと思います。
ただ塩分濃度は1.7%と味噌ラーメンでは平均的なので、
辛いからといって炒めモヤシを大量に乗せると出汁まで薄まってしまう為、量は自分の味覚に合わせて調節すると良いです。

麺は三河屋製麺の角刃平打太麺。ややワイド型の歯切れ良いツルポク食感で、
スープとの絡みも良く、辛味も情け容赦なく口内へと運んできます。

付属トッピングは箸で切れるくらい軟らかなフワトロ豚バラブロックチャーシューの厚スライスが1枚。
Inスープなのでチャーシューまで激辛になっており、舌の休まる隙を与えてくれません。

ベースのスープ自体が店主出身の井の庄の製法に近いので、タイプ的には北極よりも辛辛魚っぽさを感じますが、
勿論辛辛魚のような魚介感はなく、味はしっかりと花道庵のあまうま濃厚味噌となっています。

ただし辛さは北極に迫る悶絶級で、自分は舌の保護の為に途中でストップしておきましたが、
辛味耐性がバグっているウチの激辛担当社員はピリ辛程度っスねと余裕で完食していました。
全然普通と言う言葉を信じて気を抜いていましたが、辛い物好きの言う普通やピリ辛はアテになりません(涙)

11

2023年08月14日

つけ汁は非乳化の醤油ベースで、塩分濃度3.4〜3.6%という、海水と同じ塩辛さの爆ショッパー。
キリッとシャープな醤油感と酸味、たっぷりのラー油と唐辛子&黒胡椒の辛味、
そこにプルプル背脂の甘味も加わったジャンクでアグレッシブな味わいになっているので、
ヤサイトッピングは最低限用意したほうがよいと思います。
またつけ汁の量もかなり多く、一般的なラーメンスープの平均量より多いくらいかもしれませんので、
つけ汁用の器は小丼ではなく、普通のラーメン丼を用意したほうがよいと思います。
ちなみに画像は麺が入っていない状態のラーメン丼です。つけ汁とモヤシ200gだけでこのなみなみとした量になります。

麺はモチポク食感の平打強縮れ太麺で、塩味辛味ともしっかり絡みます。
豚星の麺はしっかり茹でたほうが再現度が高く、
過度の硬めはオーション使用&加水率の関係上、カタメを通り越してボソつくのであまり合いません。

ブタは1センチ強のバラロールが2枚で、食感はフワトロの仕上がり。
ただInスープの影響か、味付けもいつもより濃いぃものとなっていました。

イメージとしては辛麺の辛味を抑え塩味を爆上げして酸味を追加しました的な感じですが、
それだけでは収まらないようなバイオレンス的要素も詰まっており、
二郎系や家系の塩辛さが気になるような初心者さんは気をつけたほうがよいと思います。

5

2023年08月14日

スープは醤油感よりも化調の旨味が強く、塩分濃度も約3.0〜3.2%と海水並で、
そこに液状背油と背脂粒がたっぷりと浮かんだ、ごっつらしい超オイリーで超ショッパーな味わいとなっています。

麺はややワイド型の立体的な角刃極太麺。
加水率はやや低めながらツルモチの食感で、緩々と捻れている事で背脂ともしっかり絡むようになっています。
硬めに茹でるとスープを吸って麺も塩辛くなるので、茹で加減は塩味の好みも考えて調節するとよいと思います。

付属トッピングはタン下ブロックが3〜4個とメンマ数本。
本品のウリであるタン下という部位は適度な脂肪の付いた繊維質ですが、
しっかりと煮込まれており、ホロホロ崩れる軟らか食感に仕上がっています。
味付けは甘めで豚タン特有の風味もありますが、酒呑み的には晩酌のアテとしても重宝する一品です。

味的には二郎系ではなく、ごっつのチャッチャ系ラーメンをガッツリ系のフォルムに仕立てたイメージですね。
茹で前の麺量はガッツリ系と考えると数字上は少なめですが、吸水率が高いので、茹で後はしっかりとしたボリュームになります。

またスープの塩分的に、モヤシはヤケ気味にたっぷり乗せても充分受け止めてくれると思います。
脂と塩まみれの極太ラーメンをジャンクにガッツリとキメたい方は、
ヤサイタワーのニンチョモトッピングで暑い夏を乗り切りましょう。

8

2023年08月07日

皿ひろしは人生餃子@名古屋の皿台湾リスペクトですが、
そこにすず鬼の個性も加わったパンチの強いスタミナ麺料理となっています。

タレは濃い口の醤油ベースで、ニンニクと唐辛子の効いた付属の辛口挽き肉と自前のもやし&ニラを炒めて調理します。
タレはかなり塩辛いので、もやし1袋(200g)は最低限用意したほうがよいと思います。

麺はストレート中麺で、加水率やや低めのコリコリとした食感。
こちらを少々硬めに茹であげ、タレで炒めた具材とブリッブリの味付背脂、ニンニクや生姜などお好きな薬味を豪快にトッピングして頂きます。
麺は約210gと結構な大盛りながら、具材はその上をゆく超ボリュームで、良い意味でバランスがバグってます(笑)

なので麺が終わっても具材とタレがたっぷり残りますが、
お腹に余裕のある方はそこに追いライスや替え玉投入などの二次利用も楽しめます。
自分は具材とタレ少々を使って炒飯にしてみました。
塩胡椒などの味付け不要で本格的な炒飯が簡単に作れるので、結構お勧めです。

後日にはタレの量と塩分を踏まえ、もやしを400gに倍増し、ニンニク、ニンニクの芽、
ニンニクの蕾、生唐辛子なども加えて炒め、超スタミナバージョンに。
塩味的にはこの量の野菜を使う位で程よい塩梅になったので、
家族3〜4人でシェアするにも丁度良いボリュームになると思います。

10

2023年08月07日

タレは白胡麻の風味に豆板醤やオイスターソースの効いた、深みのある甘旨タイプ。

麻辣油はカシアとスターアニスがリッチに香り、花椒は痺れの強い赤と上品な香りの青がバランス良く配合されています。

付属トッピングは芝麻醤のコクを感じる粗挽きの炸醤と胡麻、ナッツ。

麺はプリモチ食感の角刃中太タイプで、タレや具材としっかり混ぜて食すも良し、
あまり混ぜずに麺、タレ、麻辣油のコントラストを楽しむも良し、食べ方は各々お好みのお作法で良いと思います。

舌を刺激する鋭い辛味、花椒の鮮烈な痺れ、胡麻の香ばしい風味、スパイスのオリエンタルな香り、
そしてたっぷりと乗せられた炸醤からは四川カラーの中に日本人好みのテイストが幾つも垣間見え、
カラシビ好きの琴線に触れる味わいとなっています。

自分は香菜をたっぷり乗せた担々麺が好きなので、
そこに朝天干辣椒と紀奥山椒油と漢源花椒粉も加えたビリッビリのストロングスタイルにアレンジしました。

6

2023年07月31日

スープは醤油のキリリとした非乳化で、液状油も少なく酸味も効いており、
ラーメンよりもあっさりスッキリとしたタイプ。ニンニクはもとより生姜との相性も抜群です。

麺はオーションを使った平打で厚太のヤンチャな暴れん坊。
昆布水はしっかりと下味があるので、麺に絡めてそのままでも充分美味しく頂けますが、
スープに浸すとキリッとしたスープに濃い旨味が加わり、まろやかな味わいに変化します。

付属トッピングのブタはInスープで、1.5センチ厚のフワトロバラロールが2枚。
塩昆布と白胡麻は昆布水に加えられています。

旨味成分を抽出した昆布水は無化調スープに合わせるとその効果を存分に発揮しますが、
旨味を大量の化調でブーストする二郎系スープだと旨味が飽和状態になるため昆布水の必要性をさほど感じないのですが、
こちらは昆布水にも化調と塩昆布を加え味を整えてあるので麺だけでもスルスルとイケてしまう点と、
つけ汁の味も昆布水に合わせたチューニングにしているという点で、
二郎系の中でも昆布水とよく合う一品に仕上がっていると思います。

昆布の食物繊維が麺をコーティングする事で、伸びやすい低加水麺も伸びにくくなるというのも利点の1つですね。

7

2023年07月24日

スープは背脂煮干の中でも比較的ややオイリーながら、
キレ、旨味、甘味のバランスが良く、煮干のエグみもないので後味はスッキリ。
塩分濃度は2.1%なのでスープ単体だと高めですが、背脂、麺、玉葱、甘味との全体的な調和で考えられており、
この塩分だからこそ口内でビシッとハマるバランス感となっています。

麺は平打の縮れ太麺。スープをしっかりと持ち上げる絶妙な太さと縮れ加減で、相性は抜群。
コシも強く、どこか沖縄そばをイメージするようなツルツルの舌触りとモチモチの弾力も楽しめます。

付属トッピングはバラ海苔、豚の旨味が濃い大判肩ローススライスが1枚、
柔らかくもシャキシャキとした絶妙な食感に甘味酸味の均整が取れた中太メンマが2本。

実店舗は未訪ですが、他の味も色々頂いてみたいので、機会を作って伺いたいなと思います。

5

2023年07月24日

スープは苦味エグみが全くない訳ではありませんが、伊吹の中華ソバ・煮干ソバを基準に考えるとほぼ皆無なレベルで、
背黒の風味はしっかりあるものの節の香りも効いており、香味油と共に旨味の後押しとなっています。

麺は三河屋製麺のコリパツ低加水中細ストレート。

安価で提供出来るように付属トッピングは付きませんが、せっかくなので1杯はかけスタイルで、
もう1杯は伊吹のトッピングと同じ構成で頂いてみました。
淡麗かけソバとは趣向が異なるので、こちらには各自でトッピングを用意する楽しみもあります。

伊吹実店舗とはガラっと変わった味になっており、冷凍との相性も考慮した上で
濃厚な煮干スープをリーズナブルに、それでいて煮干の特長を最大限引き出すような試みがなされています。
伊吹のスープとはまず合わないブラックペッパーもこちらにはバチっと合うのが面白いですね。

実店舗に通っているヘヴィなニボラーでも、宅麺の超ライトな伊吹しか食べた事のない初心者さんでも、
煮干自体にやや抵抗感のある方でも楽しめるような一杯になっているのではと思います。

7

2023年07月03日

スープは白口煮干の上品な苦味と旨味が効いたコク深い淡麗清湯で、そこにたっぷりの豚背脂が浮かびます。
こってりながらクドさはなく、苦味はあれどエグみはなく、後味はスッキリ。背脂の甘味と煮干の苦味のバランスの良さが光っています。
また塩分濃度も1.6%と概ね平均的なので、抵抗なくグイグイ飲めます。
麺はシルキーでしなやかな自家製ストレート細麺。
加水率は若干低めながらコシもありコリコリと歯切れも良く、
スープの塩味と苦味が麺の甘味をより引き立てる、抜群の相性を見せています。
付属トッピングは大判レアチャーシュー1枚と鰹風味の甘口メンマ。
全体的には程よい醤油感とパンチもあり、背脂煮干の中ではまとまりの良さという点でも非常に優れた一杯だと思います。

7

2023年06月19日

スープは微乳化タイプの豚骨醤油で、甘味のバランスも良い典型的なインスパテイスト。
塩分濃度は3.2%と海水に近い超ショッパーで、ヤサイをトッピングして薄める前提の塩辛さとなっています。
麺はオーションベースのスクエア型角刃乱捻れ太麺。
加水率34%という標準的な中加水麺で、ツルゴワワシモチの幅広い食感が楽しめます。
このタイプの麺はスープを弾く事が儘ありますが、こちらは程よく吸い上げてくれるので、一体感がしっかりと感じられます。
付属トッピングはブロック状の味付背脂と、ブタはInスープで、約3センチ幅の極厚バラロールが1つ。
味付けは淡めなので、塩辛いスープの箸休めになります。
麺は直系とも他の二郎系とも別タイプながらスープとの組み合わせが秀逸で、非常にまとまった個性的なインスパイアだと思います。
麺量はG系(ガッツリ系)だと少なめの部類で、メタボ組には物足りないかもしれませんが、
少なめコールの方や女子的には丁度よいボリュームかなという印象です。

4

2023年06月19日

スープは豚骨感が中庸な反面塩分濃度は2.8%と濃めですが、醤油のキレよりも純粋な塩味の強さを感じます。
油も多めで鶏油以外にラードの割合も多く、微乳化ながら食べてゆく内に
麺のデンプン質が乳化剤の役割を果たし、徐々にとろみを帯びてきます。
麺も家系麺の短尺平打中太とは異なるスクエア型の自家製角刃縮れ中尺太麺で、カタメにもヤワメにも適しています。
付属トッピングは大判板海苔3枚、ほうれん草、肩ロースチャーシュー1枚。
家系ラーメンを模倣した亜流系のお店で、
自家製麺を使っている点、麺とスープのタイプ、油の素材、チャーシューの味など、
海苔とほうれん草以外は本来の家系ラーメンと異なるオリジナル要素の強い豚骨醤油ラーメンという風体ですが、
家系の味に拘りがなければこれはこれとしてライス片手に楽しめると思います。
ただスープを飲むのが好きな方にはちょっと量が少なく感じるかもしれません。

4

2023年06月19日

スープは白濁色でクリーミーながらクッキリとしたクリアな牡蠣テイスト。
塩分濃度は1.9%とやや高めで、スープ自体の脂分はほぼありませんが、
牡蠣を細かくアッシェしたアヒージョが交わる事で油分に加えコクと旨味が更にブーストされます。
またアヒージョは高温で湯煎すると風味も食感も損なわれますので、あまり熱し過ぎないよう注意です。
解凍後、60℃程度のお湯で2〜3分温めるくらいが理想的です。
麺は出自のSoupmenと同じ梅ヶ枝製麺所の低加水ストレート細麺。
ザクパツの食感がアクセントとなり、牡蠣の風味とも良くマッチしています。
付属トッピングはモチモチで食べ応えのある大判の肩ロースチャーシューが1枚。
低温調理なので、こちらも高温湯煎せず、流水及び体温程度のぬるま湯解凍が望ましいです。
牡蠣は鮮度良く臭みのない調理が施されており、
ゲランド塩とバゲットを用意すれば純粋にアヒージョとしても楽しめます。

6

2023年06月19日

スープは無鉄砲系の豚ガラと脂とゼラチン質の溶け出したベトベトもったりなドロドロ豚骨。
ただベースは無鉄砲よりも無心寄りで、塩分濃度も無鉄砲よりやや高めです。
麺は麺屋棣鄂の角刃中細縮れ麺。
パツンと歯切れが良く、スープにガッチリと絡んで持ち上げてきます。
付属トッピングはメンマとバラロールチャーシュースライス4枚で、各々しっかりとした味付け。
無鉄砲や無心同様、ごま、にんにく醤油、紅生姜、辛子高菜などで味変を楽しみましょう。

3

2023年06月19日

鍋でスープをしっかりと焼いた味噌の香ばしさと濃厚な旨味、
そしてコクの深さから純すみ系の特長を存分に感じられます。
またラードが蓋となった熱々のスープはニンニクと生姜と塩味のパンチが強く、
すみれの個性を更に際立てたようなビターでキレのある味わい。
塩度は2.2%と、ライスの用意を前提とした濃度にされています。
麺はこちらも純すみ系でお馴染みのプリモチ多加水角刃中太縮れ熟成玉子麺。
20年前のすみれオマージュという事で、今の西山の33丸ではなく森住の麺が使われています。
トッピングはInスープで、柔らかい厚切り肩ロースチャーシュー、コマ肉、メンマ、もやし、玉葱など。
地元のお店なので何度か伺っていますが、店内の注意書きに
「普段の味噌ラーメンに比べて濃い、しょっぱい、油が多い」とある通り、
純すみ系を知らない方の中にはその味に驚かれる方もいるそうですが、
純すみ系の味をご存知であれば特に違和感ないと思います。

8

2023年06月19日

スープは鶏ベースのまろやかな醤油清湯で、後味に鴨の風味がフワッと抜けてゆきます。
麺は中力粉中心の超多加水超極太熟成手打ち手揉み縮れ麺。
讃岐うどん店で教わったという麺は、まさに讃岐うどんを彷彿とさせる
瑞々しくツルッツルの滑らかな舌触りと、モッチモチの強いコシが特徴的。
付属トッピングは昆布の淡い旨味が詰まった座布団メンマ2枚、
吊るし焼きバラチャーシュースライスと低温調理のしっとり肩ローススライスが計4枚。
一応麺が主役ではありますが、スープもトッピングも決して脇役に収まらないクオリティで、
全体的に非常にレベルが高く、各々が個性的な一杯となっています。

1

2023年06月19日

スープは新得地鶏ベースで、香り高い鶏油に加え、細かい豚背脂粒もほんのり浮かべてあり、あらゆる素材の旨味が幾つも重ねられています。
醤油も風味が良く、淡麗でいながらもどっしりとした厚みがあります。
ちなみに背脂には希少な十勝ロイヤルマンガリッツァを使用しているそうです。
麺は平打中太ストレート。噛むほどに口内に広がる風味と甘味、
滑らかな麺肌にしなやかなコシとプリップリの弾力性。
それでいてスープと麺がお互いを引き立て合う抜群のコンビネーションをみせています。
付属トッピングはメンマとレアチャーシュー2種。モモのほうはオールウェイズ製かな?
バラロールは脂身がかなりジューシーで、赤身部分からは噛むと濃厚な旨味が溢れ出てきます。
いずれも熱湯湯煎厳禁です、必ずぬるま湯か流水での解凍を。
個人的には今回のイベントで1番刺さった一杯で、両店の豊富な引き出しを掛け合わせたような、掛け値なしの極上コラボ品でした。

2

2023年06月19日

スープは現在の本店のしょうゆらぁ麺に似た淡色ですが、塩分は若干控え目。
醤油のエッジも優しく、鶏中心ながら濃厚なコハク酸の旨味も凝縮されていて、
非常に複雑な構成でいつつも絶妙なまとまりをみせています。
全粒粉入りの麺は抜群の風味と甘みが詰まっており、食感は滑らかで、
シルキーな舌触りともっちりとした弾力が備わっています。
本店ともまた違うタイプですが、この麺相当ヤバいですね。
付属トッピングは低温調理のローススライスと、甘い脂がジューシーに溢れ出るバラロールが1枚ずつに、食感の異なる2本のメンマ。
どれも熱湯湯煎厳禁です、必ずぬるま湯か流水での解凍を。
味自体は今の本店の醤油らぁめんよりもカエシがまろやかに感じられ、個人的にはこちらのほうが好みでした。
そして何と言っても麺が超極上の逸品です。決して硬めにせず、時間通りにしっかりと茹でましょう。

2

2023年06月19日

つけ汁は魚粉に頼らず節の風味をグッと押し出した濃厚豚骨魚介。
麺は濃厚な甘みと強いコシとモチモチの弾力を持ち合わせた角刃極太ストレート。
最初にスダチと塩で頂くと、より麺の甘みが引き立って感じられます。
付属トッピングはしっとり柔らかい低温調理の内モモチャーシュー1枚、
香ばしく吊るし焼きされた肩ロースチャーシュー1枚、やや甘めで節の香る座布団メンマが2枚。
全体的に若干冷凍の影響を感じましたが、本店の雰囲気は感じられると思います。

2

2023年06月19日

タレは豚骨の香りが立ち昇る富士丸の濃厚スープとカエシをベースとした汁なしスタイル。
そこに富士丸の麺を合わせ、ブタ、ブタカスアブラ、揚げエシャロット、魚粉を自由にトッピングします。
極悪汁はTOKYO-Xを使ったとみ田本店製純豚骨スープの塩分濃度2.5%超バージョンというショッパー仕様で、
麺に直接かけたり混ぜたりつけ麺のようにしたりと使い方は色々。
オイリーでやや大味な油そばにキリッと鋭いアクセントを与えてくれる、新感覚の味変アイテムとなっています。
極悪という名の通り、健康診断の前に食べたら絶対ダメな商品というのが一口で分かります(笑)が、
それでもまだ攻めるのであれば、マヨネーズをかけたり、
ライスを用意してブタカスアブラ丼を作ったりすると更なる背徳感を味わえます。
ただ本品のブタカスアブラにはほぐし豚が入っておらず、普通の味付アブラとなっていました。

6

2023年05月28日

スープはキレと熟成感のある赤色中辛味噌、いわゆる北海道味噌が味のベースを担っており、トッピングの麻婆春雨はニンニクと辛味が効いています。
夢の大地ブランドの四元豚を使った豚挽肉はグレインフェッド特有の甘味があり、春雨もプリプリとした弾力が心地良く、一品料理としても成立する本格仕様です。
麺は緩く捻じれた札幌スタイルの多加水角刃中太麺。
ゆめちからの特徴であるモチモチとしたコシのあるツルシコ食感で、伸びにくく、噛み応えの強さは森住にも似ています。
付属のニンニク味噌はニンニク自体の辛味と香りが良く、スープをよりコク深い味わいに変化させます。
ライスとの相性も抜群ですが、塩分濃度は2.5%以上と二郎系に近い濃さなので、気になる方はご注意を。

2

2023年05月14日

数年前に池袋店で頂いて以来でした。
話題になりつつある頃の秦野で頂いた時の一杯のような暴れっぷりは無く、綺麗にまとまった味となりましたが、
非常に安定感のある洗練されたラーメンになったと思います。
経営が代わった今後のなんつッ亭にも注目しています。

1

2023年05月11日

スープは動物系の乳化スープと煮干を合わせたセメントタイプのニボニボ。
モミジのトロみと背黒の苦味と濃口醤油によるパンチの効いた味わいで、
スープは粘度がある分塩味もガツンと感じられますが、塩分濃度自体は約1.0%と意外と低めです。
ただ実店舗はかなり塩辛かった印象なので、宅麺用に食べやすく調整してあるのかもしれません。

麺はボキパツの低加水中細ストレート。
このタイプのスープには麺は硬め茹でが好相性とされています。

付属トッピングは低温調理の肩ローススライスチャーシューが1枚。
やや厚めのしっかりとした弾力で、スープの風味を崩さないナチュラルな味付けとなっています。

4

2023年04月17日

スープは微乳化で液状背脂が浮かんでいますが、実店舗で頂いた時はもう少し乳化が進んでいました。
旨じょっぱくてコクも深く、無料トッピングの大粒味付アブラと、燻香が個性的な味付うずら1個もスープにInされています。
麺は低加水緩縮れ平打太麺。二郎系では平均的な太さですが、厚みもあり、開店当初よりも強さが増しています。
量も350gと宅麺のラーメンでもトップクラスのボリューム。
平たくパックされており、茹でる際に解れやすいよう配慮がなされています。
ブタは1センチ厚のバラロールが2つで、こちらもスープに予め入れられています。
店主は直系出身ですが、味は出自の桜台とは違い、インスパ系らしい独自色のあるものとなっています。

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