「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全607件のレビュー中 601-607件目


2025年05月21日

スープは鶏白湯醤油で、ゼラチン質によるまったりトロトロとした口当たりですが、通常版よりもガラ濃度はやや低く、軽く当たったような臭みも感じました。
カエシも通常版に比べて塩分濃度が約0.2%ほど高く、糖分濃度は約2.0%程度低くなっており、シャープな塩味とケミカルな旨味や甘味が後味として残ります。
通常版のまろやかでコク深い味わいとは違う、濃口醤油のキレのある中濃型で、油分も抑えられた分比較的あっさりとはしているので、その点食べやすく感じられる方もいると思います。
湯煎が終わったら封を開ける前によく振って、しっかり乳化させてから丼に注ぎましょう。このひと手間で味は大きく変わります。
 
麺は村上朝日ではなく菅野製麺所のスクエア型低加水角刃中細ストレート。
通常版と切刃番手は同じ位ですが、通常版よりも重量変化率が高く、茹で上げ後ではマイルド版のほうが若干太くなり、麺とスープを絡めた味わいも通常版とは多少異なってきます。
 
付属トッピングのチャーシューは低温調理のローススライスから煮豚のバラロールスライス2枚に変更。
ギッチリと強く均一に巻かれているため、ハムのような食感というか工場生産感がありますが、甘味の主張した味付けで脂身も多いので、スープに浸しておくと緩やかに味変の役割を果たします。
その他通常版にあったメンマ、海苔、鶏油は本品には付いてきません。
 
よりマイルドに食べやすく、というテーマのようですが、濃麺は濃いから濃い麺なのに、それをマイルドにしてしまったら、それはもう濃麺ではなくなるのでは・・・
今後のオリジナル商品には、どちらかというとマイルドやライトではなく、実店舗では実現出来ないような「マシマシバージョン」的な夢のあるものに期待したいところですが、
既に完成された一杯に手を加えてしまうよりも、塩や煮干濃麺など、未販売の実店舗メニューをリリース頂いたほうがニーズに応えられるんじゃないかなというのが個人的な感想です。
求められているのは実店舗そのままの味なので。
 
こちらは実店舗製でも宅麺CK製でもなく、麺は超一流ブランドの菅野製麺所、スープは日本ハム系食品メーカーなど、其々の具材が大手メーカーの製造委託となっており、美味しさの面では期待できます。
ただ、あくまで監修商品の冷凍通販という事になるので、宅麺コンセプトの「お店そのままの味」とは少しズレてしまっているような気もします。
 
私は店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者としてプロの作った作品に点数など付けられないという理由で、星は全部5にしていますが、この監修シリーズに関しては宅麺ラボへの評価としています。

16

2025年05月14日

スープは鶏ベースに牡蠣を乗せた塩清湯。牡蠣は通常品と変わらず濃厚に出ており、あっさりかつクリーミーな味わいですが、
塩分濃度は約1.7%、Brix値は約10.8%と、通常品に比べ塩味が弱く甘味が強い調味で、旨味もしっかりと添加されています。
牡蠣アヒージョに関しては通常品と違いニンニクが効いておらず、オイル量も大分カットされたため、アクセントとしては不足を感じます。
なおトッピングしても油分の浮力がないため、殆どが丼底に沈みます。
 
麺は菅野製麺所のスクエア型角刃中細ストレート。
むかんで使用している三河屋製麺の麺とはやはり趣が変わりますが、しなやかなプリコリ食感で、スープとの絡みも上々。
 
付属トッピングは低温調理の豚肩ロースレアチャーシュースライスだったものが煮豚の豚バラロールスライス2枚に変更。
バラ海苔もぶどう山椒も付かないので、むかんの味に出来る限り近付けたい方は事前にご用意を。
 
牡蠣の成分自体は通常品と変わらずしっかり出されているので、牡蠣を食べやすくライトにしたというよりも、牡蠣の味わいと風味はそのままで、
甘味旨味を強め、ニンニクと油分をカットしたアッサリ仕立て、といったほうが表現としては妥当かなと思います。
そもそも実店舗の牡蠣塩に雑味エグみは無いので、牡蠣についてはこれ以上抑えてしまったらむかんの味として成立しなくなる気がします。
 
こちらは実店舗製でも宅麺CK製でもなく、麺は超一流ブランドの菅野製麺所、スープは日本ハム系食品メーカーなど、其々の具材が大手メーカーの製造委託となっており、美味しさの面では期待できます。
ただ、あくまで監修商品の冷凍通販という事になるので、宅麺コンセプトの「お店そのままの味」とは少しズレてしまっているような気もします。
 
私は店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者としてプロの作った作品に点数を付けるのはおこがましいという理由で、星は全部5にしていますが、この監修シリーズに関しては宅麺のプロデュースに対して評価しています。

16

2025年05月14日

スープはガラ濃度も塩分濃度及びBrix値も通常品の伝説担々麺と大きな違いはなく、白練り胡麻を効かせたボテボテのクリーミーな濃厚ド乳化タイプに変わりはありませんが、
通常品よりも魚粉感が強く、鰹のテイストが前面に出ています。
 
麺は菅野製麺所のスクエア型角刃太ストレート。
通常品同様ラーメンの極太平打とは別のタイプとなっており、カットは短めで啜りやすく、麺肌の適度な凹凸とプリプリモチモチとした食感もスープとマッチしています。
 
付属トッピングの肉味噌はコク深く通常品よりもやや甘めで、筍のコリコリ食感とピリリとした辛味も良いアクセントとして機能しています。
 
ただホワイトソースもラー油もナッツの食感も構成から外され、味自体も大将の作った限定時代の伝説の担々麺とはほぼ別物となっており、
また一般的な日本式担々麺とも四川風とも違う味わいで、鶏白湯魚介と胡麻ラーメンとジャージャー麺と日本式担々麺を組み合わせたような面白い感覚のラーメンとなっています。
 
通常品よりも食べやすいかマイルドかは食べ手側の好みや受け取り方にもよると思いますが、個人的には大将の担々麺にしかなかった特長と個性が通常品以上に消されてしまったような印象を受けました。
 
ただ伝説の担々麺自体が初見の方や限定時代の味を求めていない方、ちばからタイプの濃厚乳化スープがお好きな方なら満足のゆく一杯になっていると思います。
自分好みのトッピングや調味料をアレコレ加えたり、〆のライス投入まで満遍なく楽しめます。
 
こちらは実店舗製でも宅麺CK製でもなく、麺は超一流ブランドの菅野製麺所、スープは日本ハム系食品メーカーなど、其々の具材が大手メーカーの製造委託となっており、美味しさの面では期待できます。
ただ、あくまで監修商品の冷凍通販という事になるので、宅麺コンセプトの「お店そのままの味」とは少しズレてしまっているような気もします。
 
私は店主へのリスペクトと、同じ飲食に携わる者としてプロの作った作品に点数を付けるのはおこがましいという理由で、星は全部5にしていますが、この監修シリーズに関しては宅麺のプロデュースに対して評価しています。

14

2019年08月08日

麺は四角い太麺。二郎系の中では比較的加水率が高めで、硬めに茹でるとボキボキの食感になるので、二郎っぽくしたいならある程度デロにしたほうがいいです。
スープは醤油のキリっとした非乳化タイプ。脂は細かく平均的な量なので、アブラベタベタが好きな若い人には物足りないかも。
豚はパサパサを通り越してスッカスカ。以前はもう少し厚みもあって味も抜けてなかったけど、今回は5枚という量が逆に辛かった。下ブレなら仕方ないけど、これがデフォになったなら次は無いかな⋯

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2019年04月02日

スープは非乳化で醤油ラーメンの体を成しているが、味の骨子となっているのはみりん風調味料と背脂のまろやかな甘味と生姜の香り。
麺は平打の低加水麺で伸びやすくポクポクとした食感だが、その分スープをよく吸うため、後半は甘味の染み込んだヤワ麺となりややクドくなる。
豚は5cm×10cm×1.5cmほどもあるステーキのようにデカい大判のウデ肉が1枚。味はよく染みているが、繊維を断つ切り方をしていないので、筋っぽく硬い。
全体的に食材の扱いにあまり慣れていない感じが伝わってきたが、味は甘口なので幅広い年齢層に好かれそうではある

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2019年11月02日

実店舗は1度だけ、白を頂いています。んでスープの出汁は白も黒も魚介オンリーで、支那そばややロックンビリーS1のようにたっぷりの鶏油で覆われています。丁寧に掃除された鰯煮干と本枯もデリケートに煮出されており、雑味がなくクリアな風味と醤油のコクだけが残ります。麺はしなやかで喉越しの良い全粒粉のストレート細麺、チャーシューは店舗だと低温調理のレアチャーで豚肩ロース2枚と鶏胸肉1枚ですが、宅麺だとしっかり火の入った皮付きの豚バラスライスが2枚。ただ1,180円もするので店舗同様に味玉・ワンタン入りの特撰(店舗価格1,050円)かと勝手に思い込んで注文したら、中身は通常メニュー(店舗価格800円)のほうでした。しかもチャーシューは調理法も食材も量も店舗と異なる冷凍パック仕様。これで店なら800円の品を宅麺だと400円近く高く取るのは人気店といえど少々殿様というか足元を見られている気がしますね。そんな味玉ワンタン無しの廉価チャーシュー&メンマ2本で特撰より高い1,180円+送料に見合う満足感が得られるかは個人の価値観次第ですが、遠くに引っ越したけど食べないと死んじゃう、ってならない限りはもう宅麺では買いません。

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2019年10月30日

まずスープの量が極めて少なく、油そば程度の量しかありません。これが正規の量なんですかね?封入ミスってる気がするんですが・・・。中身自体はいつものまろやか乳化豚骨スープ(タレ?)にモチモチとした幅広の平打麺。カレーはピリ辛で、ほぐし豚と大量の背脂粒も混入しておりスープに溶かすと脂まみれのコッテコテカレーになりますが、元のスープ量が極少なので全てを溶かすとボッテボテのセメント状になり、食べ終わる時にはスープはほぼ残りません。油そばと間違えられたのかな?カレー自体は日本でお馴染みのオーソドックスな味です。

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