2026年03月31日
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全678件のレビュー中 1-25件目
2026年03月31日
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2026年03月24日
スープは名古屋コーチンの丸鶏や奥久慈軍鶏のガラなどを使った鶏ベースで、鶏中心の構成からは店主出自の一燈らしさも垣間見えますが、
一燈のつけ麺ような濃厚なタイプとはまた違い、すっきりとしたクリアな淡麗系となっています。
塩分濃度は約3.0%と塩スープよりも高く醤油のキレがありますが、昆布水を纏った麺と絡める事で塩味のカドが取れ、塩味旨味酸味が絶妙に調和した味わいとなります。
また実店舗では数種類の香味油を選べますが、本品の香味油には「コーチン油」という名古屋コーチンの鶏油が使われており、
丸鶏のブ厚い旨味とコーチン油の濃厚なコクと香りが神奈川淡麗系を思わせるような独特の風味を醸し出しています。
麺はとみ田でお馴染み心の味食品のワイド型多加水角刃太麺。
私も牡蠣塩の方で「心の味製麺」と誤記していますが、正しくは「心の味食品」製ですね。(心の味製麺はとみ田プロデュースのつけ麺屋の店名です)
カットは短めで麺肌もつるりと啜りやすく、密度の高い噛み応えの強さが楽しめます。
ただ形状に関しては、本来は真っ直ぐな麺線のストレートタイプなのですが、冷凍生麺特有の曲がり癖が付いてしまっており、一部ウェーブが掛かっています。
昆布水はフコイダンによるとろみが少なくあっさりとした旨味の日高昆布から引かれており、
塩分濃度は約1.8%と一般的なラーメン並の塩味が施されているため、スープに付けずとも昆布水に浸した状態で普通に美味しく頂けます。
また味変にはレモンや酢橘などの柑橘類も良く合いますが、藻塩とわさびを麺に直接付けると、麺の甘みがより一層引き立つのでお勧めです。
なお残った昆布水はスープ割にも使えますが、スープも昆布水も味が濃いので、割ったところで塩味は大幅には薄まりません。
ただ麺量は200g程度なので、もっと食べられる方は麺を半玉ほど用意しておいて、スープで割った後にレンチンした熱々スープに入れれば、ミニ淡麗醤油ラーメンとして二杯目に突入出来ます。
付属トッピングは鶏むねと豚ロースの柔らかいレアチャーシュースライスが1枚ずつ。豚は肩ロース肉ではなくロース肉です。
瑞々しく仕上げられた低温調理なので湯煎は厳禁。流水やぬるま湯など、豚脂の融点を超えないように30℃以下の温度で緩やかに解凍しましょう。
麺に関しては、やはり冷凍による折れ癖が実店舗と異なる味と食感の差を生み出してしまっている印象を拭いきれないのですが、
それ以外にも加水率による冷解凍時の膨張や収縮といったグルテンの変性、切刃番手、長さ、形状など諸々の要素も含めて、この麺自体が冷凍の影響を受けやすいタイプなのかもしれません。
実際、包装に関しては以前と違って特に問題も無く、麺が重ならないよう揃えて綺麗に畳んで束ねるなどの配慮が感じられましたし、生麺を冷凍するという上で、これ以上は致し方ないのかなぁと思います。
麺はそれだけデリケートな生き物という事です。
ただ麺と昆布水は冷水でしっかりと冷やし、スープは熱々に仕上げる事で、食材の持つポテンシャルは最大限に発揮出来ます。
そうする事により麺と昆布水だけでも瑞々しい味と強い弾力が味わえるようになり、
またスープにくぐらせる事でスープの熱で麺がモッチリとしたコシに変化し、醤油と鶏油と昆布水による旨味の爆発が口の中で起こります。
そして今度は麺に藻塩や山葵などの調味料を付けて食べる、のローテーションをランダムに繰り返す事で、何通りもの味の変化を一杯の中で幾度も愉しむ事が出来るようになります。
ただその食べ方をするにはやはり麺200gじゃ足りないですかね笑
この量だと、ただでさえスルスルと入ってしまうつけ麺という事もあり、下手したら昆布水だけで食べ終わってしまいそうなので、
実店舗同様に200円upの300gバージョンを出しても、沢山食べたい方達には喜ばれるんじゃないかなと思います。
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2026年03月17日
タレはあまうまの醤油ベースで、鶏油の風味と魚介の香ばしさが相まった、重さのない淡麗なあっさりコクまろ味となっています。
中華そばと同様に背黒煮干の芳醇な香りが軸となっているのはこちらのお店の特色ですね。
麺はややワイド型の角刃太ストレート。実店舗のように手揉みされていないのは冷凍仕様なのかな?
また画像5枚目の通り1つの袋に2玉入れられていますが、玉同士が若干くっついているので、分ける際は麺が折れないよう注意です。
説明書きにある通り加水率30%弱位の低加水麺で、一般的な油そばとはタイプの異なる密度の高いワシゴワボキパツのヘヴィな食感が特徴的。
油そばは軟らかめに茹でるのが定石ですが、こちらは強い食感を活かすため、逆に敢えて硬めに茹でたほうが個性を発揮できます。
ただタレと麺を汁気が無くなるまで混ぜ合わせ、トロトロに乳化させる工程が重要なのは他の油そばと一緒です。
麺に色ムラがあったり、丼底に水分が残っているのは混ぜ不足のサインと思って下さい。
シンプルながら、混ぜれば混ぜるほどまろやかにコクが出て美味しくなる、それが油そばという料理です。
ちなみに付属トッピングは無いので、お好みの具材は各自で用意です。何も乗せないと流石にオイリーなので、ネギは最低限乗せたほうがよいです。
青ネギ、白ネギ、玉葱などは瑞々しさが加わるので、お好きな方は結構多めにガッツリ入れても美味しいと思います。
お酢やラー油といったスタンダードな味変調味料もお勧めです。タレに甘みがあるので、お酢の酸味や唐辛子の辛味は好相性です。
油そばは実店舗未食だったので今回初めて頂きましたが、この食べ方だと麺の味やポテンシャルをよりダイレクトに感じられて良いですね。
シンプルながらも個性と奥深さの詰まった、同店の中華そばやつけ麺にも負けない魅力のある逸品だと思います。
ちなみに2代目高橋商店はその麺の食感や煮干感など、宅麺ラインナップにもある仙台の渡辺に似ていると評される事もあるお店で、渡辺の麺がお好きな方なら、こちらもお気に召すのでは&逆も然りです。
なお麺の茹で方の注意点として、作り方には再沸騰後に4〜5分茹でるとありますが、再沸騰までの時間は湯量により大きく変わるので、1玉だけ茹でるにせよ最低3リットルは用意したほうがよいです。
3リットルもあれば約30秒程度で再沸騰しますが、雪平などの小さい手鍋で1リットル程度の少ない湯量だと、
冷凍麺を入れた時点で湯温が著しく下がり、再沸騰までに1分以上も掛かってしまいます。
その分α化の進まない低い湯温で長く茹でる事となり、対流も起こらず、味にも食感にも悪影響が出ます。
2玉調理する場合も2玉一緒に茹でず、1玉ずつ分けて茹でたほうがよいです。2玉同時だと更に急激な温度変化が起こり、再沸騰までになお一層の時間が掛かります。
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2026年03月10日
スープは荘グループ系の富士丸インスパな微乳化タイプに味噌ダレを溶いた濃厚な豚味噌味。
合わせ味噌のコクとグルの旨味、そして塩分濃度は約3.1%と海水に近い超ショッパーで塩味もキレッキレですが、
画像5枚目の通りスープの半分近くが液状油となっており、湯煎直後は分離した状態になるので、スープ開封前にしっかりと振って乳化を促しておきましょう。
麺も富士丸インスパらしいギザギザの深掘り状で、オーションを使ったワシゴワの低加水角刃平打極太捻れ麺。
食べ進むにつれデンプンの作用でスープの乳化が進み、キレのある味わいから角のないまろやかな味わいへと次第に変化してゆくので、麺とスープはよく混ぜながら頂くのがおすすめです。
なお茹で湯の量が少なかったり湯温が低いと鹸水がしっかり抜けずに臭みが残ってしまいますが、基本通りに茹で湯を3リットル以上用意し、冷凍麺を入れた直後も最大火力で素早く再沸騰させ、
再沸騰後も吹きこぼれないよう火力をやや落としつつ中〜強火でグラグラと茹で続ける事で、鹸水の臭みを残さず上手に茹でる事が出来ます。
茹で湯の量が少なく火力も弱かったりすると再沸騰までに時間がかかる上、対流も起こらず、
茹で湯に溶け出す打ち粉や鹸水の濃度も高くなり、味も臭いも濁ってしまう為、雪平のような小さい手鍋で茹でるのは避けたほうがよいです。
付属トッピングは別パックの背脂2種とInスープのブタが1枚。
ブタは分厚い大判のウデ肉で赤身オンリーのパサギュチ豚でしたが、
同じウデ肉でも部位や仕込みによって肉質が異なるので、脂身の多いホロ豚に当たる人もいると思います。
背脂は富士丸インスパ系お馴染みのブタカスアブラで、1つはオーソドックスな醤油アブラ、もう1つは辛味噌を用いた辛口のミソアブラ(肉味噌)となっています。
このミソアブラをヤサイにかけた辛ミソアブラサラダが抜群の美味しさなので、モヤシやキャベツは必須で用意したほうがよいです。
本品を買ってこれを味わわないのは勿体ないですし、この超高塩分と大量の油ではヤサイ無しだと味覚的にもキツいと思います。
ただ溶いた生卵に麺をディップするすき焼き風や、溶き卵にミソアブラを混ぜて麺とブタを絡めるつけ麺スタイルにしても美味しいので、
自分の好みに合った食べ方を色々試してみるのも面白いと思います。
またニンニクのほか生姜もよく合います。唐辛子との相性も抜群なので、辛いもの好きな方は一味唐辛子をガンガンに振って頂きましょう。
味的にはガッツリ系の味噌味としてはオーソドックスなタイプですが、富士丸インスパ感は損ねておらず、
更にスープの乳化とミソアブラという2つ魔法で味が変化するという、楽しいトリックが仕掛けられた味噌ラーメンとなっています。
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2026年02月24日
スープは豚をベースとしたあっさり醤油清湯。ゲンコツや豚肉のほか香味野菜の風味、とりわけ生姜を効かせているのが特徴的で、
出汁の生姜とは別に生姜オイルも浮かべられていますが、生姜は主張し過ぎず風味も刺激も穏やかです。
また塩分濃度も約1.8%と特段高くもなく、キレやパンチのあるタイプと違い、醤油のまろみ、豚の旨味、生姜の爽やかな香りがじんわりと伝わるような、エッジのないまろやかで滋味深い味わいとなっています。
なおカエシには青島食堂と同じようにチャーシューを炊いた濃口醤油を用いて豚肉の旨味を抽出しているようですが、
色が濃い目なので濃口醤油を煮詰めてメイラード反応を進行させているのか、若しくはたまり醤油を多少ブレンドしているのかも。
醤油の色の濃さは醤油に含まれるメラノイジンという褐色色素濃度の濃淡で左右され、塩分濃度が高いほどメイラード反応は抑えられるため、
濃色の醤油(濃口醤油・たまり醤油・再仕込醤油など)のほうが塩味は弱く、薄色の醤油(薄口醤油・白醤油など)のほうが塩味の強い醤油になります。
その為、色が濃いからといって醤油を沢山入れていたり塩辛かったりする訳では必ずしもありません。
見た目に反してしょっぱくないと思う人もいるかもですが、黒色の濃い醤油スープは逆に塩分濃度が低く、甘めでコク深かい味わいだったりします。
麺は自社製の中加水角刃中細ストレート。啜りやすい若干短めのカットに喉越し良いツルモチ食感で、
このタイプは長めに茹でると強いコシが生まれ、スープとの絡みも良く、小麦の甘味も充分に引き出せますが、
短めに茹でるとスープの生姜感と麺のサックリとした食感にコントラストが生まれ、メリハリのある味わいになります。
指定時間通り茹でると両者のバランスが取れるので、自分の好みに合わせて茹で時間を調節するとよいです。
付属トッピングは豚肩ロースチャーシューの薄スライスが2枚。青島食堂やオランダ軒のような柔らかさはなく、
Inスープのためスープを吸い込んでおり、普通に熱湯湯煎するとパサつきなど食感にも影響が出ると思います。
私は具材がInスープになっている商品の場合、具材に熱が入る前の段階で具材のみ取り出し、過熱や味移り、縮みや歪みなどの品質変化を極力防ぐようにしていますが、
一般ユーザーは流石にそこまでしないと思うので、二郎インスパ系などのブ厚い豚バラ肉以外のInスープトッピングに関しては、
スープには入れずに別パックにした上で解凍方法も分けたほうが、誰が調理してもお店の味を正しく再現出来る形で届けられるのにといつも思ってしまいます。
こちらは皆さんご存知「新潟5大ラーメン」の1つに数えられる「長岡生姜醤油ラーメン」スタイルの一杯ですね。
長岡生姜醤油ラーメンといえば青島食堂が元祖として有名で、宅麺内ではオランダ軒という超人気店もラインナップにありますが、
こちらは飲食事業を経営母体に持つ資本系のお店で、青島食堂インスパイアではあるものの、青島食堂とは生姜や豚肉の風味など随所で味わいの異なる、クセのないバランス型の長岡系になっていると思います。
また生姜がお好きな方は追い生姜をして楽しむのもアリです。生姜の効果で身体がポカポカ温まる、今の寒い時期にピッタリなラーメンになるんじゃないかなと思います。
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2026年02月03日
スープは白ワインの香るまろやかクリーミーな洋風の白湯タイプで、八咫烏然とした味わい。
麺は平打太縮れで、ツルピロの滑らかな舌触りにフワモチのソフトな食感。タリアテッレやフェットチーネといったパスタよりもヌイユに近いイメージです。
付属トッピングはジェノヴェーゼ風に味付けされたプリプリの牡蠣マリネが3粒。
マリネ液も一緒にパックされていますが、マリネ液は途中からスープに加える事で、バジルとオリーブオイルの香りが主張する味変となり、1杯で2通りの味を楽しめます。
ただジェノヴェーゼ風マリナードはチーズも加えた状態で冷凍してしまった為に、風味の綻びが顕著で、そもそも冷凍との相性がよろしくないタイプかもしれません。
おすすめトッピングは大葉、青ネギとなっていますが、バジルも含め香りの強い食材同士なので、
代わりにジェノヴェーゼや牡蠣と相性の良い玉葱とほうれん草と旬のリーキを牡蠣の下に敷き、刻んだバジルの葉を飾りました。
店主のワンポイントアドバイスに、情報に惑わされず自分の舌を信じて食べる事がお勧めとありますので、これ以上は余計な事を書かないでおきます笑
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2026年01月27日
カレーはサラサラのスープ状で、グリーンチリアチャール(青唐辛子のピクルス)によるキリっとした辛味とすっきりとした柔らかい酸味がアクセントとなっています。
酸味はツンとした強みはなくまろやかで、コラーゲンの溶け出した鶏の旨味と深いコク、玉葱の甘味やクミンの香りも土台にありますが、
何よりコリアンダーの鮮烈な香りがアチャールの酸味と相まって、味全体に爽やかな清涼感を与えています。
唐辛子の種もたっぷり浮いており、いかにも辛そうですが、見た目ほどの強烈な刺激はありません。
ただ辛いものが苦手な方は念のため注意したほうがよいかもです。
具材はホロリと煮込まれつつ肉汁も残した鶏の骨付き肉が2つ。
ぱっと見で手羽元にしては大きいなと思ったら、手羽元ではなくドラムスティック(骨付モモ肉)でした。
皮はトロプリに軟らかく、軟骨部分はコリコリとした歯応え。そのままかぶりつくか、ほぐしてスープと和えるかはお好みで。
ライスはやや硬めに炊かれたジャポニカ米のターメリックライスで、
こちらにもクミンシード(細長い粒々の種)が使われており、カレーと合わせる事でよりスパイス感が高まります。
量も250g強と大盛りのボリュームで、袋に切れ目を入れてレンチンでも解凍出来ますが、本商品に限らず平らにパックされた冷凍ライスはレンチンだと端部分が硬くなる可能性があるので、
ふんわり仕上げたい場合は袋に切れ目を入れずにそのまま湯煎がお勧めです。
湯煎が終わったらすぐに開封してお皿に盛り、間を置かずスプーンなどで全体を優しく解し、蒸気を逃がしてあげましょう。
こうする事で米同士の粘着を防ぎ、米が潰れたりベタついたりダマになったりせず、ふっくらボリューミーに仕上がります。
このひと手間がお米を美味しく解凍する最も重要なポイントです。
おすすめトッピングのパクチーは相性抜群なので、お好きな方は必須で用意しましょう。
私は今回アチャーリーという事で、岡山産のプサジュエラ、レモン、マスタードオイル、ブラウンマスタード、ターメリック、ヒングで漬けたグリーンチリアチャールも添え、更に酸味と辛味をブーストして愉しみました。
アチャーリー(アッチャーリー)はアチャールの仕込みに用いるスパイスや調味料、及びアチャール自体を使って調理する、ピクルスのような酸味と甘味が特徴の南アジア料理ですが、
こちらは日本人の好みに合うように鶏と脂の旨味を効かせ、スパイスとオイルもマイルドに抑え、サラサラのスープカレースタイルに仕立てた、お店オリジナルのアチャーリームルグとなっています。
複雑なスパイス感はなく、コリアンダーシード(パクチーの種)が爽やかに香っていますが、
コリアンダーリーフ(パクチーの葉)とは風味が異なるので、パクチーが苦手な方でも問題なく頂けると思います。
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2026年01月21日
スープは煮干ベースの淡麗醤油清湯。煮干のエグみはなく、背黒のパワフルな旨味と白口のあっさり上品な甘味、うるめのクセのないまろ味が一口目から味覚と嗅覚を支配してきます。
塩分濃度は約2.1%とやや高めで、麺入れ後はもう少し下がりますが、実店舗よりも些か力強さを感じる構成で、
食べ進む内に塩味がゆっくりと円みを帯び、まろやかな味わいへとシフトしてゆきます。
ちなみにメヂカ(メジカ)とはマルソウダ(宗田鰹の一種)の近畿・四国地方の呼称で、宗田節の原材料となっています。
麺はスクエア型の角刃細ストレート。
加水率は低めながら、煮干スープによく使われるザクパツ食感の麺とは一味違い、しなやかでハリのある麺肌とコリプリの強いコシにアシの長い伸縮性があり、
スープに合わせて加水率からボーメに至るまでかなり微細に調整されている事が持ち上げからも伝わってきます。
流石の菅野製麺所クオリティですね。
付属トッピングは板海苔とレアチャーシューが1枚ずつ。
レアチャは豚肩ロースのスライスで、モッチリとした弾力に、ブラックペッパーと生姜の効いた独特の風味が印象的です。
熱が通る前のフレッシュな状態で味わうもよし、スープに浸して脂身の旨味を溶かし出すもよし、食べ方はお好みで。
とにかく煮干好きなら外せない極上の逸品で、実店舗の釜玉も信じられない位の美味しさなので、
地方の方も東京に来る機会があれば一度は実店舗でプロが仕上げた本物の凄さを体感して欲しいと思います。
14
2026年01月21日
スープは一杯当たりに相当な煮干量を費やされているBrix値の高い高濃度のニボニボですが、ドロみやザラつきは無くサラリとした舌触りで、
塩分濃度は約1.9%と煮干のパンチに拍車をかける力強さがあり、鶏油のコクと背黒特有の濃厚な旨味に加え、ワタの苦味もマイルドに抽出されています。
宅麺で販売されている中濃レベルのニボニボが問題ない方ならツボだと思いますが、煮干が苦手な方だとそれなりのエグみや臭みを感じるかもしれません。
頭やワタを除去した吸い物とは違うので、当然ながら苦味やクセは多少なりとも成分として残っています。
麺はスクエア型の角刃細ストレート。
加水率は低めながら、煮干スープによく使われるザクパツ食感の麺とは一味違い、しなやかでハリのある麺肌とコリプリの強いコシにアシの長い伸縮性があり、
スープに合わせて加水率からボーメに至るまでかなり微細に調整されている事が持ち上げからも伝わってきます。
流石の菅野製麺所クオリティですね。
付属トッピングは板海苔とレアチャーシューが1枚ずつ。
レアチャは豚肩ロースのスライスで、モッチリとした弾力に、ブラックペッパーと生姜の効いた独特の風味が印象的です。
熱が通る前のフレッシュな状態で味わうもよし、スープに浸して脂身の旨味を溶かし出すもよし、食べ方はお好みで。
まさに煮干の旨味のみをギュッと凝縮したようなビターな味わいとなっており、煮干ジャンキーな方は煮干し醤油のほうと食べ比べてみるのも面白いと思います。
玉葱も合うので、お好きな方はトッピングするのも良いかもです。
12
2026年01月21日
スープは魚介ベースの淡麗塩清湯。
クリアに澄んだタイプではなくやや濁りがあり、あっさりながら出汁濃度の深みと鶏油のコクがどっしりと感じられます。
前面に出ているのは二枚貝、特にあさりの風味と旨味がしっかりと抽出されており、
煮干の主張は抑え目ながら白口の上品な甘味が伝わり、塩味にカドの無いまろやかな旨みスープとなっています。
塩分濃度は約1.8%で、醤油、黒炊き、貝塩の三品中では一番低めのようですが、
その分出汁の旨味がクッキリと押し寄せてくるように感じます。
麺はスクエア型の角刃細ストレート。
加水率は低めながら、煮干スープによく使われるザクパツ食感の麺とは一味違い、しなやかでハリのある麺肌とコリプリの強いコシにアシの長い伸縮性があり、
スープに合わせて加水率からボーメに至るまでかなり微細に調整されている事が持ち上げからも伝わってきます。
流石の菅野製麺所クオリティですね。
付属トッピングは板海苔とレアチャーシューが1枚ずつ。
レアチャは豚肩ロースのスライスで、モッチリとした弾力に、ブラックペッパーと生姜の効いた独特の風味が印象的です。
熱が通る前のフレッシュな状態で味わうもよし、スープに浸して脂身の旨味を溶かし出すもよし、食べ方はお好みで。
とにかく貝の風味と煮干のコク深さが半端ないですね。麺との相性も傑出しており、かなり緻密に構成されている事が容易に理解出来ると思います。
口の中で潮干狩りをしているような感覚というのは流石に言い過ぎかもしれませんが、まさに磯の香りに満ちた一杯です。
12
2026年01月21日
スープは動物中心の味噌味ですが、味からも分かる通りベースの出汁は出自の花道庵と比べて豚骨よりも鶏の割合が多く、コラーゲンによるトロっとした粘度のある乳化タイプ。
その乳化スープをラードで炒めたニンニク、生姜、玉葱、豚挽肉と合わせ、味噌と豆乳も加えてまとまり良く仕上げた、クリーミーでコク深いまろやかなあまうま味となっています。
味噌は信州白味噌と仙台赤味噌をブレンドした独自配合で、パワフルでいて優しく、濃厚なのにあっさり、こってりながらさっぱり、塩味も薄からず辛からず。
更にニンニクや生姜の香りと豚挽肉の旨味と玉葱の甘味も引き立たせるなど、全体的なバランス感覚が非常に優れています。
麺は花道庵と同じ三河屋製麺のスクエア型角刃中太ストレート。
花道庵より若干細く形状も異なる特注麺で、リボフラビンにより黄色掛かっていますが、
純すみ系の麺ともタイプが異なり、カットは中尺で、もちもちブリブリの強いコシがスープと抜群の相性を見せています。
付属トッピングのチャーシューはフワトロに軟らかく表面にこんがり焼き目を付けた香ばしい豚バラと、炭火でスモーキーに吊るし焼きしたムチムチ弾力の豚肩ロースが1枚ずつ。
蜂蜜の甘味が効いた蜜汁叉焼っぽい広東風のテイストで、どちらも分厚くスライスされており、抜群の食べ応え。
メンマは醤油の色味が濃く、まろやかな甘味酸味に滑らかな食感を楽しめます。
なおモヤシは必須のトッピングですが、二郎系のように茹でたものを乗せるのではなく、フライパンを使って強火で炒めましょう。
炒める事で香ばしく、食感もシャキシャキに仕上がり、お店の味により近付きます。
茹でたりレンチンしてしまうとモヤシの臭みや水分でスープの味がガクッと落ちるため、このスープに関してはモヤシは炒めないと美味しくならず、お店の味ともかけ離れてしまいます。
量は100g前後が適量という感じですが、実店舗では大盛りも可能なので、味の濃さを見てお好みの量を乗せればよいと思います。
全体的には冷凍の影響か実店舗に比べて多少の分離と風味の差異を感じましたが、それでもやはり抜群に美味しいですね。
花道庵とはちょっと毛色の違う味わいですが、花道庵ファンも初見の方もきっとお気に召すのではないかなと思います。
あとお腹に余裕があればライスも用意しておくとよいです。
スープと良く合う上に、チャーシューは米が進む逸品で、大きめに切ってライスに盛って温玉乗っけてネギと白胡麻散らしてチャーシュー丼なんかにすると頬っぺたが落ちます。
14
2026年01月14日
スープは鯖節と煮干がメインの淡麗塩清湯。カエシから香味油まで一貫したアニマルオフの無化調で、乾物の香ばしさが鼻に抜けるあっさりまろやかな優しい和の味となっています。
スープ(出汁)とタレは別パックで、タレパックには香味油と塩返しが混ぜ入れられており、
スープ自体の塩分濃度は約0.9%と乾物由来の塩味が軽く効いている程度ですが、タレを加えると約1.6%になります。
現代のラーメンは昔に比べて塩分の平均値が高い傾向にあり、特に無化調だと味覚に訴えやすいように塩分濃度もBrix値もやや高めになりがちですが、
この約1.6%の塩分濃度は昨今では比較的に低めの部類で、塩分を抑えつつ魚介の旨味と風味を活かす事により、
薄口に感じさせず、節の甘味も引き立たせ、かつ麺とも一体感を持たせるという絶妙な塩梅になっています。
無化調でこの塩分濃度でこの旨味の余韻はかなりシブいですね。
同業者が喜ぶタイプのカエシの技巧で、一緒に頂いていたチームメンバー達もおぉ〜っと声を上げていました。
これならあと0.1%くらい下げてもOKなのかな、とにかくシビれる美味しさです。
麺は自家製の角刃細ストレート。蛋白が少なめの強力粉のようで、コリっとした歯切れの良さを持ちつつモッチリ瑞々しい弾力としなやかなハリがあり、
細ストレートという形状もスープを持ち上げやすく、啜る度に嗅覚と味覚が魚介の風味で満たされます。
なお付属トッピングは付いておらず、素ラーメンの状態でダイレクトに味わって欲しいとの事ですが、
実店舗は素ラーメンではなくトッピング類も普通に乗せられるので、せめてレアチャ1枚か軟骨つくね1玉くらいは付けて欲しかったかも。
せっかくスープに合う美味しいトッピング類があるので、それらが1つも無いのはちょっと寂しい気がしました。
塩そばまえだに感銘を受けたという通り、魚介オンリーの無化調塩スープという構成はまえだと同様ですが、
出汁の重ね方やカエシは当然別物なので、まえだとはまた違った独自色のある個性的な一杯になっています。
なおスープとタレはあまり高温にすると風味を損ねてしまうので、湯煎のかけ過ぎには注意しましょう。
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2026年01月14日
スープは魚介オンリーでアニマルオフの淡麗系無化調醤油清湯。
クリアな透明感と節や煮干の上品な芳ばしさにセロリの清涼感など芳醇な香りが特徴的で、
表面には風味豊かな鶏油とまったりとした甘味ある豚背脂が適度に浮いていますが、オイリー感はなくあっさりとしています。
白醤油ベースのカエシはすっきりとしつつもキレやカドのないまろやかな甘味と旨味があり、塩分濃度は約2.2%と高めながらも、
旨味、甘味、酸味、油分も含め全てがバランス良く組み立てられており、深いコクと厚みも感じられます。
麺は自家製の中加水ワイド型角刃細ストレート。
麺肌は滑らかシルキーでしなやかな張りと伸びがあり、麺自体の旨味やスープの持ち上げも申し分なく、
時間経過とともにスープを吸い上げ、味わいがより深く、ふんわりもっちり優しい弾力へと変化してゆきます。
付属トッピングのメンマは風味が素晴らしく、甘味酸味のバランスも絶妙。食感も万人受けのコリコリ歯応えのあるものとは違い、熟成感のある風味、舌触りもしっかりと楽しめるミディアム食感な仕上がり。
チャーシューは吊るし焼きされた霜降りの内もも焼豚スライスとやや厚めのバラ煮豚スライスが1枚ずつ。
醤油麹の奥行きある甘みとスモーキーな香りが楽しめる逸品で、赤身はきめ細かいしっとりとした柔らかさに、
脂身は甘く口内でトロリと溶け、熟成された濃厚な旨味が存分に詰まっています。
解凍は流水、ぬるま湯、冷蔵が望ましく、熱湯湯煎すると肉汁が抜けて失敗するので注意です。
所謂「神奈川淡麗系」と呼ばれるジャンルで、店主は麺や食堂、麺や維新といった神奈川淡麗系の名店出身という事もあり、ネオクラ系とはタイプの違う淡麗系ならではのクリアな味わいが特長です。
寒川移転後はまだ伺えていませんが、近い内に実店舗でもアップデートされた実物を頂いてみたいと思います。
11
2026年01月14日
スープは濃厚豚骨魚介。魚粉のザラつきと動物系のコラーゲンのトロみとややドロっとした粘度があり、
鯖節の荒々しいコクと旨味、鯖の香りを移した香味油の風味がガツンとパワフルに効いています。
塩分濃度は約2.1%、Brix値は約23.5%と数字通りのあまうま濃厚トンギョスープで、
一昔前にマタオマ系(死語ですが)と揶揄されていたタイプに多少似つつもテイストは別物の、受け皿の広い味わいだと思います。
麺は三河屋製麺の多加水スクエア型角刃太緩ウェーブ。
これを中太と言うには流石に太過ぎるかな、製麺業界的は太麺に分類される切刃15番手以下くらいの立体的な太さと厚みがあり、
ゴツゴツとした形状に反したツルプリの麺肌と卵麺特有の粘り気に歯切れの良さ、モッチモチの心地良いコシの強さが特徴的です。
濃厚なスープを持ち上げ過ぎないよう相性を考えた上で、スープを拾いにくい緩ウェーブの太麺を選んでいると思いますが、
パンチを楽しみたいという方は丼底からよく混ぜて、麺とスープをしっかり絡ませつつ頂くとよいです。
付属トッピングはInスープで、味濃い目のシャキシャキメンマと、厚めにスライスされたムチムチの豚肩ロースチャーシューが1枚。
チャーシューは燻製で、スープの邪魔をしない程度の香ばしい燻香が楽しめます。
オープン直後から何度となくお邪魔している地元のお店で、店主がべんてんリスペクトという事もあり、オープン当初はべんてんインスパイア的なイメージでしたが、
現在はどちらかというと随分昔のとみ田や井の庄あたりのこうじ系っぽさも感じるような味わいに軽くシフトしたような気もします。
個人的には25年くらい昔に足繁く通っていた麺高はし@赤羽のような鯖節のフレーバーも感じて懐かしささえ覚えますが、
みのひはラヲタ界隈でも厚く支持されている人気店で、濃厚トンギョ系がお好きならまず間違いない一杯だと思います。
16
2026年01月14日
スープは煮干と鰹をベースとした魚介メインの無化調淡麗醤油清湯。
本枯節の上品でクリアな風味と煮干のビターな香ばしさがバランス良くまとまっていますが、香りに重みはなくフワっと抜けていくような感覚で、やや多めに浮かべられた鶏油の風味と旨味が全体にまろみと厚みを与えています。
反面、塩分濃度は約2.4%と家系並みに高く、Brix値も高めで、味付けは結構な濃い口。
麺ありきの役割というイメージで、スープ単体で飲み進むにはちょっと喉が渇くかな、と個人的には感じました。
麺は自家製のスクエア型角刃中細ストレート。
加水率が低くコリパツの食感で、茹で時間が短いとα化が不十分となり、長いとスープの吸い上げが弱まり一体感が薄まるという、やや扱いの難しいタイプです。
茹で始めてからもお湯の温度が下がり過ぎないよう大量の熱湯を使い、指定時間を守ってスピーディに茹でましょう。
付属トッピングはInスープで豚バラスライスのチャーシューが2枚。
箸でホロホロと崩れるような軟らかい薄スライスですが、Inスープのため魚介の味まで染み込んでしまい、本来の味を再現出来ずな点が少々残念でした。
とにかく素材の良さが光る、滋味深く香り高い逸品ですが、スープの温度と麺の茹で方でガラッと変わるデリケートな面もあるので、調理は手際良く丁寧に行いましょう。
15
2026年01月07日
スープは大量の煮干、及び鶏ベースの動物系を炊いた醤油仕立て。
麺の強さに対して塩味はやや薄めですが、醤油感を抑える事で出汁の風味をより際立たせており、
伊藤に似た煮干感がありつつもニボニボとはしておらず、仄かなトロみと鶏油のコクに動物系のどっしりとした旨味もあり、麺に負けない力強さが感じられます。
ただ薄味と言っても塩分濃度自体は約1.8%としっかり高いので、ジャンク舌の方は醤油をドバドバ足したりしないよう注意です。
なおスープ量は麺量と比較してやや少なく、麺が浮島のように水面からモッコリと顔を出したようなフォルムとなりますが、
このあたりも伊藤同様に麺とスープ両者のバランスが計算された配分になっているようです。
このラーメンは麺が主役で、スープは麺の味付け役なので、スープ量がたっぷり欲しい方もここでは我慢しましょう。
麺は自家製の角刃手揉み太麺。
渡辺といえばこの硬めのツルボキ麺が最大の特長で、時間経過と共に麺がスープを吸い上げ、より味わい深く、
かつ食感もワシゴワのソリッド感からブリッブリのコシの強い弾力へと変化してゆくので、天地返しを繰り返しながら食べ進むようにすると麺全体が偏る事なくスープに馴染んでゆきます。
硬いといっても二郎系や蓮爾系の麺とは別タイプですが、もっとカタメでもよいというワイルドな方は2分位の短めに茹でて超カタ仕様を味わってみるのもよいかもしれません。
ヤワメ茹では実店舗でも対応してくれていましたが、この麺は硬いからこそ持ち味を発揮出来ると個人的には思っています。
なお茹で湯は3リットルほどたっぷり用意する事が最重要です。
麺量が2人分以上もある超ボリュームの為、小さい手鍋で2リットル以下の熱湯だといくら事前に沸騰させていても冷凍麺を入れた途端に温度が急激に下がり、
デンプンのα化が進まず、本来の味とは程遠い状態になってしまいます。
付属トッピングはチャーシューと穂先メンマの2種。
チャーシューは豚バラ肉の厚スライスで、トロフワに軟らかく、素材を活かした淡めの味付け。
穂先メンマは長太のシャキシャキ食感でほんのり甘め。麻竹の発酵臭が良いですね。
系統的には山形のケンチャンラーメンに近いものを感じますが、ケンチャンよりも煮干が立っており、麺もハードです。
それでも数年前に実店舗で頂いた時に比べ麺は多少スリムになった感じで、煮干も産地を変えているようで、全体的に食べやすくなったイメージがありましたが、
渡辺の麺から伝わる比類なきパワフルなインパクトは今も変わらず存分に味わえると思います。
とにかく麺が超大量で、噛む顎にも負荷が掛かるので、大食いでない方なら2人でシェアすれば丁度良いくらいの満腹感が得られると思います。
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2026年01月07日
スープは真鯛のカシラとアラをオーブンで焼いてじっくりと炊き上げた鯛出汁とアサリ出汁のWスープ。
琥珀色に澄んだ清湯で、真鯛の芳醇でリッチな甘味と香ばしい風味、そしてアサリの旨味が味に奥行きとコントラストを生み出しています。
スープ自体はあっさりながらも塩分濃度は約2.1%とやや強めで、鯛自体の脂とラードによるこってり感も演出しており、
濃い口の潮汁のような上品な和の味にラーメンとしての要素もしっかりと加えられています。
また以前はアサリではなくホンビノスを使っており、ホンビノスの頃の濃厚なコハク酸の旨味に比べると現在はややキメ細かい味わいとなりましたが、
その分真鯛の風味と旨味がクッキリかつ繊細に感じられるようになった印象です。
麺は自家製のワイド型手揉み太縮れ麺。
切刃番手の一般基準だと極太に分類される噛み応えのある太麺で、全粒粉を多めに配合したブランの香りが特徴的。
食感的にボーメ度はやや低めに感じますがコシ自体は強く、モチプリの弾力で表面はツルツルと滑らか。
小麦粉の配合やかん水の量からも麺の香りを特に大事にしているのが伝わってきます。
付属トッピングはInスープで、コリコリの細切りメンマとアサリの剥き身、チャーシューの3種。
チャーシューは豚バラの厚スライスで、味付けはシンプルな醤油味。ふっくらトロトロに軟らかく煮込まれ、表面は香ばしく炙られています。
ただInスープのため、チャーシューとメンマの香りが魚介の風味にやや回ってしまったのが若干気になりました。
初見の方は全く問題ないと思いますが、普段から中華そばを食べ慣れている金子の常連さんだと僅かな違和感を覚えるかもしれません。
金子は山形市でも屈指の名店ですが、実店舗ではガッツリ系のラーメンも人気なので、そちらのリリースにも期待したいところですね。
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2026年01月07日
スープはゲンコツ、背ガラ、頭骨を長時間炊いたまろやかな豚骨ベースですが、臭みやドロ感はなく、鶏のコラーゲンも溶け出した、まろやかでコク深い風味と口当たり。
カエシには甘口の濃口醤油が使われているようですが、様々な食材から旨味と甘味が抽出されており、
そこに玉ねぎ脂と焦がしニンニクの香ばしいアクセントも加わって、無化調ながらパンチ不足に陥いる事なく、ややオイリーでパワフル且つ優しい味わいにまとめ上げられています。
麺は中加水角刃中細ストレート。しなやかでプリモチの食感ですが、何より小麦の甘味と風味が素晴らしいですね。
博多長浜の低加水極細麺とはタイプ的に別物なので、下手に硬めにせず、2リットル以上の熱湯で指定時間通りしっかりと茹でましょう。
茹で湯の量が少なかったり茹で時間が短いと麺のα化が不十分となり食感がボソつく上、
モチモチとしたコシの強さも喉越しの良さも小麦の甘味も生まれず、スープとの絡みも悪くなります。
付属トッピングはInスープのチャーシューとキクラゲの2種。
チャーシューは脂身までプルトロに軟らかく煮込まれた豚バラ肉の厚スライス2枚で、味付けも肉質も抜群。
キクラゲは胡麻油で甘辛に炒められています。
鹿児島ラーメンは同じ九州でも長浜や久留米や熊本のラーメンと違って、「昔ながらの鹿児島ラーメン」というものが何種類かあるのが逆に特徴だったりします。
ただ本品を幾つかある伝統的なスタイルに個人的なイメージで当てはめてみると、
のり一のようなすっきり塩清湯系とも、さだのようなあっさり鶏白湯系とも異なり、
強いて言うなら小金太、柿の木、ふくまん、ざぼん、我流風あたりの、一般的に鹿児島ラーメンとして広くイメージされているさっぱり豚骨系のスープを、
もったりこってり濃厚に仕立てて、軸は残しつつもインパクトは強く、それでいて垢抜けさせたようなイメージでした。
金斗雲が進化形鹿児島ラーメンと銘打っているのに対し、こちらはブラッシュアップされた鹿児島ラーメンといった感じですかね。
野菜の水分と臭みにも負けないパンチがあるので、相性抜群の青ネギと茹でモヤシだけは忘れずに用意しておきましょう。
鹿児島ラーメンを完成させる上で野菜のトッピングは必要不可欠な要素となっており、特にもやしは二郎系のように若干ヘヴィな油分をリセットする役割も果たしてくれます。
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2025年12月17日
タレはコク深い醤油ベースで、豚バラ肉の濃度の高いどっしりパワフルな風味と旨味を感じますが、獣臭はなく、塩味も化調も結構な濃口。
また液状の豚背脂もたっぷりで、醤油ダレとあわせて汁気の多いタイプとなっています。
麺はややうねった平打の太麺で、ツルピロの滑らかな麺肌とモッチリとした弾力。浅草開化楼だったと思いますが、数年前の麺よりもソフトな感じですね。
何にせよタレが多いのでしっかりと湯切りし、タレがトロトロに乳化するまで頑張って入念に混ぜましょう。
タレを乳化させる事でシャバシャバとした水っぽさが無くなり、シャープなキレが取れてまろやかな味わいとなります。
付属トッピングは魚粉のみなので、その他のトッピングは乗せたいものを事前に用意しておきましょう。
商品内のチラシに手書きの付箋で「全卵入れて下さい」と貼られている通り、生卵はマストです。
全卵を混ぜ合わせる事で醤油のキリっとした角がコーティングされ、マイルドな口当たりに仕上がります。
なおトッピングを乗せるのは麺とタレを混ぜ合わせた後です。
麺とタレを混ぜ合わせる前にトッピングを乗せて一緒に混ぜてしまうと、トッピングもタレを吸収し、混ぜにくく、ムラのある水っぽい味になってしまうので注意しましょう。
また麺量が多いので、丼は大きめのサイズを用意しておいたほうが作りやすいです。
私は全卵、白髪ネギ、刻みニンニク、魚粉、海苔の必須5品の他に、桜海老、フライドガーリック、とろろ昆布、
フライドエシャロット、博多万能ネギ、チャーシュー、紅生姜、豚背脂、金胡麻をトッピングしてみましたが、
タレが豚出汁なので、魚介類よりも肉類や野菜類のほうが豚の風味を壊さずに仕上げられると思います。
また麺が終わったら追い飯で2度楽しむのも混ぜそばの醍醐味です。付属トッピングが魚粉のみとコスパ的にはやや物足りなさも感じますが、
麺量は300gと2人分もあるので、追い飯まで含めて2人でシェアすると、ボリューム的にもコスパ的にも丁度良くなると思います。
商品名は卵かけ麺ですが、麺を冷水で締めるタイガー系のTKMとは別タイプで、また油そばとも違い、フォーマット的には二郎インスパ系混ぜそばに近いイメージですね。
塩分濃度はかなり高いので、卵がお好きな方は温泉卵を追加したり、生卵ダブルで行くのもアリです。
17
2025年12月10日
スープは豚肩ガラの柔らかい旨味とコラーゲンのとろみ、鶏ガラの風味と厚みが共存するまろやかな口当たりの豚骨醤油となっています。
塩分濃度は約2.5%と濃め寄りですが、カエシからは尖ったシャープさの無いクラシック系のようなすっきり穏やかなキレもあり、
武蔵家ほどのドロ感や雑味はないものの、熟成感のある旨味と豚骨臭は充分で、親鶏100%の香り高い黄金鶏油もスープに深いコクと旨味を与えています。
なお鶏油はやや多めなので、開封前に軽く振って鶏油をスープに行き渡らせてから丼に注ぎましょう。
麺は酒井製麺の逆切り中太家系麺ですが、以前使っていたB麺ではなく杉印になっていて、麺を確認した瞬間ハートを鷲掴みされました。
吉村家直系店などのごく一部にしか卸されない杉印は酒井の標準タイプよりも更に短く、
ふんわりプリモチとした個性的なコシがあり、カタメよりも普通かヤワメに茹でる事でポテンシャルを最大限に発揮します。
付属トッピングのチャーシューは直系タイプの吊るし焼きではなく、六角家系譜の豚モモ煮豚スライスが1枚。
ややギシった食感ですが、25年くらい昔の出店直後の中板橋武蔵家に似た感じで、個人的にはノスタルジックな満足感に浸れます。
解凍は湯煎だと繊維質が縮まり硬くなるので、出来れば流水が好ましいです。
ちなみにほうれん草や小松菜などの青菜は付かないので、必要な方は各自用意です。
あとライスもガッツリ用意しておきましょう。嬉しい事にスープ量タップリで、海苔も5枚も付けてくれています。
裏武蔵家はオープン時に頂いて以来ですが、その際に頂いた裏むさや定番ラーメンから感じたパンチの強さは影を潜め、
今回頂いたものは以前に比べるとマイルドな構成で、全体的なバランスが整えられており、
直系っぽさもありつつ、カエシやガラなど細かい部分で自由度が感じられる、日々進化している武蔵家系というイメージでした。
現在宅麺で販売されている野良裏家は裏武蔵家の2号店ですが、野良裏家は裏武蔵家とはまた違った個性が発揮されているので、食べ比べてみるのも面白いと思います。
なお説明書きにもある通り、麺は前日晩からの冷蔵解凍をお勧めします。
冷凍生麺の冷蔵解凍は結露や乾燥による品質劣化を招きやすいので本来はNGですが、
酒井製麺の家系麺は冷凍だと麺同士がくっついている事が多いため、茹でる前に解しておけば茹でミスを確実に防げます。
解凍出来たら麺同士を優しく剥がすように解し、乾燥しないよう手早くばらけさせ、解したら放置せずすぐに茹でましょう。
茹で始めたらなるべく触れず、対流で自由に泳がせてあげて下さい。茹でながら箸で解そうとすると、麺肌が傷付き、千切れたり、食感が悪化したり、伸びやすくもなるので絶対にやめましょう。
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2025年12月02日
カシミールカレーはデリーのカレーメニューで最も辛く、辛味をストレートに感じられるようトロみをなくし、シャバシャバのスープ状にしているのが特徴です。
辛さの他にも、ブイヨンの深いコクと旨味、フルーティな甘味と酸味、クミン、カルダモン、コリアンダー、クローブ、シナモン、アドワラッスンなどのスパイスによる爽やかな香り、
チリの鋭くキレのある刺すような刺激など、多数の構成要素による緻密な計算によって味が作りあげられています。
また艷やかで黒みを帯びた色合いをしていますが、こちらは金沢カレーと同じようにカラメルと玉葱などで色味が付けられています。
ライスは辛口のカレーと相性の良い甘味の強いジャポニカ米を使用し、シャバシャバのカレーに合わせてやや硬めに炊かれています。
画像5枚目のような耐熱容器に入っているので、そのままレンチン解凍でOKです。
具材はホロホロと崩れるくらいに軟らかく煮込まれたゼラチン質の牛ほほ肉が大きなぶつ切りで4〜5個ほど別パックに入っています。
ただ銀座店で以前頂いた牛ほほ肉の味と違い、肉質と冷凍の関係かやや臭みが感じられた為、
気になる方は適度な大きさに解して、カレーをしっかり染み込ませてから頂くとよいです。
なお宅麺では牛バラ肉バージョンも販売されているので、そちらと食べ比べてみるのも面白いと思います。
またカレーに加える際、パック内に油分が溜まっているので、封を開けて直接流し込まずに、油が入らないよう具材だけ移すようにしましょう。残った油はラーメンの香味油や炒め物などに再利用出来ます。
その他マサラもたっぷり付いてくるので、よりスパイシーにキメたい方はお好きな量をお好みで。
シナモンが鮮烈に香るフレイバー重視のマイルドなマサラなので、これ以上辛くなる心配はありません。
デリーは全国的に有名な老舗ブランドで、暖簾分けされたお店やレトルト販売もあり、カシミールカレーも何らかの形で食べられた方も多くいると思いますが、初見の方はシャバシャバのスープ状と強い辛さにちょっとした驚きがあるかもです。
私は今回ラッシーを添えて万全の態勢で臨みましたが、実店舗のようにふかしたジャガイモをカレーに加えると、美味しい上に舌の逃げ場も出来るので、辛さ対策にもお勧めです。
9
2025年11月25日
タレはナンプラーによる魚醤特有のキレとコク、小海老を揚げて香りを移したエビ油の香ばしい風味で構成されています。
麺は混ぜやすくやや短めにカットされた多加水角刃太縮れ手揉み麺。
熟成感のある甘味とブリッブリの弾力が魅力的で、まずは麺とタレだけでしっかりと入念に混ぜ、次に海老油を加えて混ぜるようにすると、
味にムラが生まれず、塩味の角が取れ、麺の甘味も溶け出したまろやかな味わいに仕上がります。
本品は油そばという名の通りエビ油が軸となっていますので、まずはエビ油がトロトロに乳化し、汁気が無くなるまで入念に混ぜましょう。
そこにスイートチリを味変に加えると、塩味と甘味と柔らかな辛味がバランス良く調和し、一気にベトナムチックなテイストに変化します。
付属トッピングの拍子木切りチャーシューは醤油感のあるやわらか煮豚タイプと、香ばしく焼いたスモーキーな焼豚タイプの2種類が別々にパックされています。
メンマはやや濃口で、コリコリとした硬さと豚挽肉の弾力が食感にアクセントを与えています。
ここにレモンやライムなどの柑橘果汁とニョクマムを少々垂らし、レタス、パクチー、赤ワケギ若しくは赤玉葱などの生野菜をトッピングすると、よりアジアンな味わいに仕上がります。
私はモイオットチャンというベトナムのチリソースを足してアレンジしてみましたが、辛い物がお好きならタバスコ(ハラペーニョソース)を少々垂らすのも合うと思います。
あとは大葉、パプリカ、キュウリ、カイワレなどを加えても美味しいので、冷蔵庫に余っている食材があれば色々トッピングしてみるのも良いかもですね。
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2025年11月25日
タレはやや甘口の砂糖醤油と、小海老を揚げて香りを移したエビ油の香ばしい風味で構成されています。
麺は混ぜやすくやや短めにカットされた多加水角刃太縮れ手揉み麺。
熟成感のある甘味とブリッブリの弾力が魅力的で、まずは麺とタレだけでしっかりと入念に混ぜ、次に海老油を加えて混ぜるようにすると、
味にムラが生まれず、砂糖醤油がマイルドになり、麺の甘味も溶け出したまろやかな味わいに仕上がります。
本品は油そばという名の通りエビ油が軸となっていますので、まずはエビ油がトロトロに乳化し、汁気が無くなるまで入念に混ぜましょう。
付属トッピングは拍子木切りチャーシューとメンマと刻み海苔が個別になっており、
チャーシューは醤油感のあるやわらか煮豚タイプと、香ばしく焼いたスモーキーな焼豚タイプの2種類が別々にパックされています。
メンマはやや濃口で、コリコリとした硬さと豚挽肉の弾力が食感にアクセントを与えています。
またネギ、青菜、ナルト以外に大葉や鰹節などを加えても美味しいので、冷蔵庫に余っている食材があれば色々トッピングしてみるのも良いかもですね。
15
2025年11月25日
スープはグリーンカレーと言ってもバイマックルーやガランガルなどのハーブが香り立ち、バイホーラパーやプリッキーヌの鮮やかな緑色が映える一般的なゲーンキョウワーンとは別物で、
土台となるハーブ以外にもスパイス類がしっかりと効かされている、八咫烏的解釈のグリーンカレー、というようなイメージ。
マイルドでクリーミーではありますが、ココナッツミルクの植物性脂肪だけではなく動物性脂肪によるミルキー感もあり、
香ばしさ、仄かな渋味、チリの穏やかな辛味などに独特のオリジナリティを感じます。
ナンプラーの主張とプリックの強い辛味がないので、タイのグリーンカレーをイメージしているとやや刺激が足りないかもしれませんが、
甘味の強さに関してはタイのグリーンカレーさながらで、バンコクの屋台にはもっと甘い店も多くある事を考えると、
本品は辛味の弱さに照準を合わせて、砂糖の量もこれでもやや控え目に調節しているんじゃないかなと思います。
麺は多加水の角刃平打ストレート。タイ料理の中華麺(バミー)や米麺(クイティオ)ではなく、日本のラーメン・つけ麺仕様の中華麺が使われています。
瑞々しい潤いがあり、噛めば噛むほどにスープと融和する小麦の甘味、しなやかでムチムチとしたコシの強さが素晴らしく、
淡麗系のスープとも組み合わされるタイプですが、グリーンカレースタイルとも非常に良くマッチしています。
付属トッピングはInスープで、皮までトロっと軟らかい皮付き鶏モモ肉のぶつ切り鶏チャーシューが2個。
1つは塊のままかぶり付き、もう1つは細かく解して麺とスープに絡めて頂くと、鶏チャーの味を余すこと無く活かす事が出来ます。
個人的にはグリーンカレーのアレンジ感よりも、麺の美味しさのほうに関心が向きました。
なお一般的なグリーンカレーペーストの強い辛味は無いので、辛い物があまり得意ではないという方にもお勧め出来ます。
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2025年11月18日
スープは荘グループ系の富士丸インスパイアですが、コンディションはほぼ非乳化状で、塩分濃度は約4.4%という海水をも遥かに凌ぐ超絶高塩分なのですが、
スープのほぼ半量が液体油で占められているため、この強烈な高塩分さえも味覚に感じにくいというトラップになっています。
味が薄いと感じたら、それは油ばかり口にしている状態なので、麺を入れる前にも後にもスープを丼の底からしっかりと混ぜてから頂いたほうがよいです。
麺は加水率低めのワイド型角刃太ウェーブ。
俺道は久々に頂きましたが、カットが深掘りの逆切りになっており、熟成度含め以前に比べて一昔前の富士丸麺にグッと近付いたイメージ。
付属トッピングはブタ1枚と味付背脂が3種。
ブタは約1cm厚の大判ウデ肉で、噛み応えのあるしっかりとした食感に、二郎インスパの中では比較的やや薄めの味付け。
味付背脂は醤油味、トマト味、カレー味の3タイプ。ブタカスも微量ながら其々に含まれています。
使い方は色々で、ヤサイにかけたり、つけ麺風に別皿にするなど、食べ方はお好みで。
醤油アブラは通常の味付カスアブラで、ブタも一緒に入れられており、スープとは別にパックされています。
トマトアブラは醤油味にトマコンとトマトピュレを加え、トマトの風味と甘味、旨味、仄かな酸味を効かせてあり、3種の中で1番さっぱりとしています。
カレーアブラは醤油味に一般的なカレーパウダーを混ぜた感じの、ごく普通のカレー風味でした。
液体油に固形脂を上乗せしたアブラまみれになるトッピングで、味云々というよりも、とにかくひたすら大量の油と塩分を口にし続ける荒業になると思います。
俺道実店舗製のため、容赦や手加減といった概念が良くも悪くもブっ飛んでいますね笑
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スープは東京軍鶏のガラ特有の野性味とどっしりとした土台に二枚貝の風味とコハク酸の旨味を乗せた無化調淡麗清湯。
カエシからは濃口醤油のキレとたまり醤油のコクが感じられ、塩分濃度約2.9%のキリっとした塩味ながら、昆布水と交わる事で次第に丸みを帯びたまろやかな味にシフトしてゆきます。
オープン当初よりも圧力を下げたのか以前お店で頂いた時に比べて二枚貝の仄かな渋味は抑えられており、とりわけ蜆が優しくマイルドに出ているのが印象的でした。
なお甘味酸味の主張はないので、甘酸っぱいタイプが苦手な方でも安心して頂けると思います。
麺は自家製のワイド型角刃平打中細ストレート。
カットが長く啜り甲斐のあるタイプで、中加水ならではの瑞々しい麺肌とプリパツの弾けるような弾力を併せ持っており、
小麦の甘味と密度のあるシコシコとしたコシの強さを噛むほどに堪能出来ます。
実店舗経験のある方は冷凍の影響による食感の違和感を覚えるかもしれませんが、初見の方なら全く問題ありません。
昆布水は乾物系の旨味と、がごめ昆布の強いトロみに淡く乗せられたドライトマトの香りと柔らかい甘味が特徴的。
まず昆布水に絡めた麺を藻塩だけで頂くと、トマトの風味と甘さが引き立つ独特の味わいが楽しめます。
次に柑橘を絞ると、そこにフレッシュな甘酸っぱさが加わり、フルーティで爽やかな新しい味わいが口内に広がります。
とにかく藻塩がメチャクチャ合いますので、これだけは必須で用意しておく事を強くお勧めします。
宅麺でも昆布水の商品は増えており、何よりつけ麺自体に藻塩はマッチしますので、まだストックしていない宅麺ユーザーさんはこれを機に買っておいて損はないと思います。
動物系のつけ麺には岩塩、魚介系・昆布水のつけ麺には海塩(藻塩や天日塩など)の方が好相性なので、味によって使い分けるとより美味しく頂けるようになります。
付属トッピングは厚切りの吊るし焼きチャーシューが2枚。部位は豚肩ロースで、味付け自体はやや甘め。
炭火のスモーキーな燻香を纏っており、赤身はムチムチとした弾力、脂身はプリプリとした甘みが詰まっています。
なお湯煎すると肉汁を逃がしてしまうので、解凍は流水で行い、食べる前にスープに浸してスープの熱で温度を上げるようにすると、
食材本来の品質を保ちつつ、肉汁も逃さずスープに旨味を加え、かつ柔らかジューシーに仕上げる事が出来ます。
また昆布水の塩分濃度は約0.5%と乾物由来の微少な塩分しかないので、麺が終わった後はスープ割としても使えます。
スープに加える事でグルタミン酸とイノシン酸の旨味の爆発が起こり、相乗効果の生まれないコハク酸の旨味も個性を残し、まろやかで風味の立った味わいを楽しむ事が出来ます。
レンチンで適温に温め、ゆっくりと飲んで食後の胃を落ち着かせ、ホッと一息つきましょう。
貝とトマトという、ボンゴレ・ロッソにも通ずるような伊の要素を、昆布水という和の要素に組み込んだ味の構成がとにかく秀逸で、
麺と昆布水と藻塩だけでも完結してしまうような、昆布水つけ麺というジャンルの中でも非常に個性的でハイクオリティな逸品だと思います。