「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全607件のレビュー中 576-600件目


2019年07月20日

スープは骨粉のざらつきも残る超濃厚純正豚骨。
久留米の大砲ラーメンに似ていますが、臭みはあるものの極力抑えられており、ラードも使われていないようでクドさもさほど感じませんでした。
付属のトッピングは厚めで軟らかいチャーシューが1枚とキクラゲ、紅生姜、辛子高菜。
替え玉付きですが、スープのカエシが2玉目だと薄くなるので、紅生姜と辛子高菜は苦手じゃなければ替え玉と一緒に使うとよいです。

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2019年07月08日

トッピングはトロトロに軟らかく煮られた角材メンマと角切バラチャーシュー。
つけ汁はドロドロ豚骨魚介に甘味酸味を足した六厘舎タイプ。
実店舗だと辛さは「控えめ」「普通」「激辛」の3レベルから選べるけど、宅麺のものは別パックの特製ラー油と辛魚粉を全部入れた状態で「普通」レベル。
麺は四角い中太ストレートでお店の並盛より少なめの量ですが、お店で頂く時はいつも無料の中盛と太麺変更でお願いしているので、このあたりが反映されたバージョンも出してくれると地方の方には喜ばれるんじゃないかなと思いました。

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2019年07月08日

ザックリとした平打中細麺と六厘舎に似た濃厚豚骨魚介スープ。
そこに別パックの特製ラー油と辛魚粉を加えれば辛辛魚らーめん、何も加えなければ中華そばと2種類の味を楽しめるようになっています。
トッピングの大判バラチャーシューと角材メンマも店舗と同じもので、どちらも元々歯応えのないトロトロタイプです。

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2019年06月30日

スープは旨味系こってり乳化豚骨。インスパイアされた二郎関内店より乳化が進んでいて口当たりはまろやか。
豚はやや歯応えを残した大きめのバラロールが2枚。麺は切刃12番手の平打で、指定より大分早い4分半であげたものの食感はゴワゴワというよりポクポクとした感じ。
実店舗ではカタメで頼んだのにヤワ麺が出てきたという知り合いが何人かいましたが、オーション使用ではあるものの麺自体がそういう造りなのかもしれません。
この商品は先日まで種別検索の味別一覧だとインスパイア系はおろか何にも属されていなかったので、二郎系が好きな会員でもラインナップに並んでいる事を知らなかった方は結構いると思います。(現在は修正されたようです)

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2019年06月15日

まずとろみ付けに使われているデンプンは唾液に含まれるアミラーゼで分解する性質がありますので、丼内に箸を何度もつけていく内に溶けてゆき、次第にフュージョンするようになっています。
またこのメニューの楽しみ方として、二郎風のスープと中本風の麻婆餡が徐々に交わり食べ進むにつれ味が変化するという点にありますので、これらの理由からも餡は最初からかけて食される事をお勧めします。
途中から足して一気に溶かしたい、若しくはつけ麺にしたいという方は、大根のおろし汁(非加熱)を少しかけると餡がとろけますのでお試し下さい。
で、こちらのメニューは南越谷店でしか食べた事がないのですが、宅麺(久喜本店)の味は南越よりマイルドで、麺も南越に比べ加水率がやや高くプリプリ感がありました。

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2019年06月13日

麺はつるつるでコシの強い多加水中太縮れ麺。
トッピングは魚粉と細長コリコリメンマと歯応えを残した小角切り軟らかバラチャーシュー。
つけ汁は甘味酸味を程々に効かせたトロミのある濃厚鶏白湯魚介。
風雲児は池袋無敵家の様にもはや観光地化しており、外人客ばかりでいつも並ぶため今回は宅麺を利用してみましたが、やはり風雲児は三宅さんのパフォーマンスも込みで風雲児の味になるのかなと食べながら思いました。
あと評価とは無関係ですが、麺が塊状で冷凍されていたので、全てほぐれるまで5分ほどかかり、外部と内部で茹でムラが出来てしまいました。

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2019年06月08日

麺はうねりのある四角い太麺で強力なコシ。
トッピングは海苔と魚粉とコリコリの細長メンマと拍子木切りにされたトロトロのバラチャーシューが2本。
つけ汁は液体油でトロリと乳化しており、素の状態だと豚と鶏と昆布のバランスが非常に良く旨味も濃厚。この旨味が妙に爆発しているなと思ったら、麺に昆布粉が練り込まれていたのですね。
そして何より麺とつけ汁の相性が抜群で、ここまでの一体感を出している店も滅多にないのではと思うレベル。
ただここに魚粉を加えると、折角丁寧に取られた出汁の風味が一気に崩れ、奥に隠れていた化学的な甘味が顔を出し、瞬く間に只のマタオマ系へと変化します。
六厘舎と大勝軒の猛々しい甘味と魚感が欲しい場合は魚粉有り、素材本来の洗練された旨味をストレートに味わいたい場合は魚粉無しで食されるのがよいかと思います。

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2019年06月02日

何年か前に環七のお店で食べた事はあったけど、味を良く覚えていないので宅麺で再食。
麺は粉の詰まったうねりのある太めの多加水卵麺。調理時間15~17分とあるけど、夏場なら10分強ほどで充分かも。
トッピングは硬めのメンマと横三切サイズの板海苔が1枚と柚子ピールと煮凝りっぽい味がするブリブリのバラブロックチャーシューが4ヶ。
つけ汁は豚骨臭強めで、油は分離しているものの器に移してから箸で軽く攪拌するとボッテボテに乳化します。
今回とみ田・たけ井・池袋頑者などと食べ比べましたが、油分とたんぱく質によるボテボテ度は無鉄砲が圧倒的に高かったです。
最後は実店舗と同じようにゴマと紅生姜と自作の醤油ニンニクを少々トッピングして味変。
とみ田たけ井のような甘味酸味の添加がなくほぼ塩味オンリーなのは好みに合ったけど、リピートはしないかな。
自分的には、無鉄砲の破壊力というか真価が発揮されるのは、やっぱりラーメンだなと思いました。宅麺でつけ麺が気に入った方には実店舗のラーメンもお勧めします。

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2019年06月02日

とみ田&たけ井つけそばとの食べ比べで購入。
麺はうどんのようなリングイネのような、しなやか滑らかな平打ちタイプ。
10分であげたところ、モッチリとした弾力はあれど強い歯応えは残らなかったので、グチっとした食感が好きな方は8分くらいであげたほうがいいかもしれません。コシはとみ田たけ井のほうが明らかに強いです。
トッピングは魚粉と幅広で厚みのないコリコリメンマと軟らか拍子木切りチャーシューが2本。
つけ汁はトロトロの濃厚豚骨魚介で、頑者本店の出汁にゲンコツ豚足モミジを強くしたイメージ。
とみ田たけ井のつけ汁と横に並べて味を比べましたが、粘度と濃度はどれもほぼ変わらなかったです。
とみ田たけ井は口当たりがねっとりで甘味酸味が強く、池袋頑者は口当たりがまろやかで酸味はなく甘味は控え目。
池袋頑者のつけ汁にとみ田の麺を絡めたら1番ハマりましたが、宅麺はこのような実店舗では実現不可能な組み合わせも試したり出来るのがいいですね。

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2019年06月02日

とみ田&池袋頑者つけ麺との食べ比べで購入。
麺はとみ田と同じ四角い極太の全粒粉麺ですが、とみ田より胚乳が多く、そこまで黒みがかってはいません。とみ田同様に詰まった歯応えはあるものの、こちらのほうがもっちりソフトな食感をしています(一般的な麺よりは充分ハードですが)。
トッピングは極太のコリコリメンマ1本と、弾力のあるバラブロックが1つ。イメージ画像の下部にも注意書きされているように、画像のようなグリルパンで焼き目を付けた大判スライス2枚はついてきません。
つけ汁もトロトロザラザラの濃厚豚骨魚介でベースはとみ田や池袋頑者と良く似ていますが、柚子ピールはとみ田ほどの主張もなく、甘味酸味も充分効いてはいるもののとみ田ほどキツくありません。
宅麺で人気のマタオマ系つけ麺で、甘味酸味柑橘香が大好きならとみ田、そこそこ好きならたけ井、苦手なら池袋頑者と使い分けられる感じでしょうか。

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2019年06月02日

つけそばとの食べ比べで購入。
麺の四角い形状とモチモチプリプリの食感はつけそばと同じものの、一回り細い上に水でしめないので芯の強い弾力とブツっとした歯切れ感はありません。
チャーシューはつけそばと同じ軟らかいバラロールスライスが2枚。メンマもコリコリの極太タイプで、こちらもつけそばと同じものが使われています。
スープはつけそばに比べややさらっとしているものの、濃厚な豚骨魚介の風味自体は変わらず。カエシに柚子ピールと甘味酸味が添加されていないので、とみ田のスープの素の姿が味わえますが、麺はつけそばに使っているものの方が完成度は高いので、使い分けが悩ましいところです。

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2019年06月02日

麺は四角い極太タイプ。おそらく胚芽とブラン多めの全粒粉麺で、色が田舎蕎麦のように黒みがかっています。芯の通ったもっちり食感で、風味もよく抜群のクオリティ。
トッピングは歯応えのある極太メンマ2本とトロットロのバラロールスライスが2枚。
つけ汁はコラーゲントロトロ魚粉ザラザラの濃厚豚骨魚介。大勝軒のように甘味酸味を効かせたタイプで、柚子ピールの香りが前面に立っています。
麺に限っては塩だけでも美味しく頂けるハイレベル且つ個性的な逸品ですが、つけ汁に関しては今や世に溢れた味となってしまっており、そのあたり没個性に感じてしまう人もいると思います。

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2019年06月01日

平打の縮れ麺は5分茹ででスープを良く吸い込む茶色がかった旨味たっぷりのゴワ麺になりますが、7~8分茹でてグチっとした食感に仕上げたほうが実店舗の味に近くなります。
ブタは厚さ約5ミリのバラロールが2枚、食感は軟らかく味付けは濃い目なので多めのヤサイと一緒に。
スープは超微乳化で醤油の輪郭がクッキリしたシャープでコクのあるカラメ仕様。また液体油が5ミリ強ほどの層になっているので、ヤサイは実店舗と同じようにキャベツ多めで天地返しをすると味が落ち着きます。
め二郎とコガジ(昨年閉店)という2つの二郎で勤務経験のある店長さんのお店ですが、魔人豚は味のカラーとしてはめ二郎(移転前)のほうが色濃く出ている気がします。
シャキヤサイに付属の白アブラをかけて麺はチョイデロにすると一昔前のめ二郎っぽくなるので、宅麺のインスパしか知らない二郎直系未経験の方でも雰囲気程度は味わえると思います。

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2019年05月30日

麺は平打の中太ストレート。見た感じ加水率が低そうだったので、表記よりやや早めの5分半茹でにしたところ、程よい硬さのプリプリコリコリ食感に。
豚は巻かずにブロックのまま仕込まれ横長2ミリ程度にスライスされたバラ肉で、短めに煮込まれているので厚切りハムのような強い弾力があり、肉の旨味が外に逃げずにしっかりと内包されています。
豚骨スープは無鉄砲のような乳化タイプで、臭みもなく塩味・甘味・旨味の調和がとれた、角のないまろやかな味。
食材の扱いに気を配りながら長時間丁寧に仕込まれているのが分かる、クリーミーで暴力性のない優しい一杯でした。

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2019年05月25日

角ばった平打麺は5分茹ででワシワシとポクポクの中間くらいの食感に。
ブタはバラ肉で厚さ5ミリ強程度のものが1枚、大きさ味軟らかさ共に平均的。
スープは骨粉のざらつきが残る、天一を更に煮詰めたかのような超ボテボテのド乳化タイプで、ツンとした酸味があり、根菜と生姜の香りも強め。ドロついている分塩気を強く感じ、後半はやや単調になってきます。
容姿とスタイルを模しただけのインスパイアらしいインスパイアで、味や中身は二郎とは別物ですが、ボッテボテのド乳化スープが好きな方にはお勧め。
二郎を意識せず他系統のラーメンとして考えたほうが逆に楽しめると思います。

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2019年05月25日

麺は四角く表面ツルツル中ゴワゴワの低加水で、二郎系ではかなり細めの部類ですが、4分茹でで最後までデロつく事なく硬さを維持しました。
スープは微乳化で開封時に漂う香りは二郎というよりラーショっぽく、背脂はがんこスタイルの細かい微粒ですが、味は甘味よりも醤油のキレが強くコクも深みもあり、味はしっかり二郎しています。
トッピングは幅広のコリコリメンマと薄くて軟らかいバラロールチャーシューが1枚で、こちらからは環七っぽい要素が感じられます。
諸々の要素は二郎っぽくないけど、複合したテイストは二郎に近いという良く考えられた一杯で、味も大満足でした。
ただ豚の量と麺の太さに不満を言う人は出てくると思います。

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2019年05月09日

スープは微乳化で強い旨味と深いコクがあります。塩気はやや濃い目なので、茹で野菜と馴染ませると丁度良い塩梅になります。また、液状油はそこまでオーバーな量でもないので、クドさは比較的に抑え目です。
麺は幅3~4ミリ程度の平打で、茹でている時の菜箸の感触からもしっかりとしたワシワシ感が伝わってきます。調理例通り4分であげると、トッピングを終え麺を食べる頃には絶妙な強さの歯応えに仕上がっていました。
豚は味の染みたホロホロに軟らかいウデ肉が1枚と小さい角切りが2ヶ。味付きアブラは野菜にかけても良し、麺をつけても良しと用途は自在。
富士丸ファンなら満足出来るであろう一杯だと思います。

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2019年04月17日

コマG麺が美味しいのでつけ麺とまぜそばが人気のお店ですが、スープは昔と違って鶏油の臭みが強い為、ラーメンだと味にも影響しています。
家系や久留米ラーメンのような豚骨臭とは異なる臭いなので、極端に好みが分かれると思います。

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2019年04月13日

細かい背脂粒と液体油の5mmくらいの層がスープを覆っています。
ただスープ自体はあっさりしており、尖った塩味と甘味が強め。
言うほどこってりしておらず、単に脂を多く浮かべているだけで、ガツンとくるようなコクやパンチはさほど感じられず。
環七土佐っ子の味で育った自分にはもう少し醤油のベタベタ感が欲しかった。
凶暴性やジャンク性を期待していると、意外なお上品さに肩透かしを食うと思います。

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2019年03月18日

麺はツルツルで豚はちっこいのが1枚だけ入っています。
スープ自体は深みがあって美味しいのですが、カラメな上にアブラが相当キツいため、スープを殆ど飲まなかったものの食後しばらく胃にもたれました。アブラカラメが好きな方にお勧めです。

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2019年03月03日

スープは鶏も豚もアゴも臭みのないスッキリとした味わいで、他にはない独特の清涼感がありました。
ムチムチの中太縮れ麺は麺自体に関しては美味しいのですが、このスープに対してはちょっと強く感じました。個人的には細めのストレート麺で頂いてみたかったです。

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2025年06月11日

スープは富士丸特有の微乳化感がない非乳化タイプで、豚肉の旨味は良く出ていますが、富士丸よりも液状アブラが少なく、塩分濃度は約3.4%という海水と同じ超高濃度の反面、
糖分濃度は富士丸よりも抑えられているため、油の少なさと相まって塩味がキレという表現を超える強烈な塩辛さになっています。
 
富士丸は良い意味での濁りもありましたが、こちらは非常にクリアで、コクも薄く、キリッとシャープでライトなタイプとなっています。
ただ、マルジ時代は開店直後やブレの範囲内で、このくらいの非乳化具合と油量の日も普通にありました。
 
麺はオーション使用の平打太縮れで、切刃番手は富士丸と同じ位ですが、ガッツリどころか逆に麺量は少なめで、深堀り状でもないため舌への掛かりがなく、緩くなるのも早い滑らかなツルモチ食感。
富士丸麺の特徴的な熟成感がなく、茹で麺中の膨張と浮上が起こってしまうのも、多分ですが脱気不足なのかなと思います。
インスパ系っぽいワシゴワ麺がお好きな方は2:30くらいの短い茹で時間でもよいかもですが、二郎っぽいデロフワ麺がお好きな方は4分以上しっかり茹でましょう。
 
付属トッピングは腕肉のブタが1塊。約75gの小振りなポーションで、多少筋張っており、やや臭みが残っているのも気になりました。
ただ味付け自体は良く、ポーションのサイズもカットも富士丸とは違いますが、マルジ時代はこんな感じの日もありました。
 
アブラはブタカスアブラではなく、解しブタが入っていないのただの調味料入り豚背脂。トロトロの軟らかさはなく、硬めの煮込みで、崩しではなく細かく刻まれています。
アブラに関しては明確に富士丸と別物です。
 
あとヤサイは実店舗仕様の味付クタヤサイを450gも乗せてみましたが、この味の濃さと油量であれば、ヤサイは味付なしのシャキヤサイのほうが合う気がします。
 
 
こちらは実店舗製でも宅麺CK製でもなく、麺は超一流ブランドの菅野製麺所、スープは日本ハム系食品メーカーなど、其々の具材が大手メーカーの製造委託となっており、美味しさの面では期待できます。
 
ただ、違和感ばかり言ってもどうしようもないのですが、よしぐま時代からの古参客としては、富士丸として売られている以上は富士丸の味かどうかシビアに気付いてしまうので、これもユーザーレビューのひとつとして受け止めてもらいたいという気持ちはあります。
宅麺CK製でさえ諸々感じる部分があったところに、こちらで更に遠ざかってしまった印象があり、富士丸商品としてリリースされるのであれば、もう少し寄せて欲しい、というのが率直な想いです。
 
しかし、宅麺が企画/制作した富士丸監修の冷凍ラーメンとして考えるのであれば、これはこれとして逆に面白味のある商品になっていると思います。
富士丸のジャンク感や凶暴性は影を潜めていますが、そのジャンク感や量が辛いという方にも食べやすくアレンジし、
富士丸を食べてみたいけど実店舗には行けない、という方にも買い求めやすく商品化した富士丸風ラーメンとして評価出来ます。
 
あの頃の富士丸、と言われても、どの頃の富士丸の事を指しているのかは正直よく分かりませんでしたが、
麺の柔さはよしぐま時代のロット後半っぽいかな?液状アブラの感じは◯二要町の下ブレの日かな?などと強引に解釈して無理やり納得するのはちょっと楽しかったです笑

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